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第4章 現在編
30.ベアトリスの婚約(ついでに俺様も婚約)
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その日、ベアトリスがソワソワしていた。其れもその筈だ。今日、第一王子アドロフがベアトリスに求婚に来るのだ。俺様の時の反省で、心臓に悪いサプライズは無しだ。もちろん俺様はその場で、ちょっと待ったじゃない・・・それだと俺様ちょー恥ずかしいな。アドロフに自分の気持ち(もちろん嘘んこ)を伝えて、アドロフに承諾してもらう。この世界では滅多にないケースだ。しかし、父ちゃんが反対するとは思えなかった。俺様一度婚約破棄されたばついちだから、もらってもらえるなら、ありがたいんだ。ましてや相手が王子様なら、反対の理由はない。俺様の気持ちが実はアドロフにあったなら、国王もあまり悪い印象を持たないんだろう。カールとアドロフのおかげで振り回された可哀そうな令嬢として扱われる筈だ。
あの時の同じ、そそそろお茶の時間かな? というより、お茶の時間に合わせて来るみたいだ。そう、お茶の時間の少し前に王族の鷲の紋章の入った馬車が来た。そして、第一王子アドロフと従者が降り立った。アドロフは柔和な笑顔で皆に笑顔を振りまいたが、正体を知っている俺様には、その笑顔の底にある眼光が怖かった。
「ベルンハルド・ケーニスマルク殿、今日は正式に婚約のご挨拶に参りました。是非、あなたの姫、ベアトリス穣を私の婚約者として、お認めください」
「殿下、私の娘等を婚約者にと、もったいないお言葉、もちろん、宜しくお願いします」
俺様は以前と同じ様にベアトリスの顔を見た。すると、ベアトリスは愛らしい笑顔を俺様に向けた。あー!!! 可愛えぇぇぇぇーーー 大丈夫だ。ベアトリスは幸せなんだ。でもごめんね。その機会に乗じてしまって。俺様がアドロフに自分の気持ち(嘘んこ)を打ち開ける事は既にベアトリスに伝えてある。偽装な事ももちろんだ。
「では、この婚約、ご了承頂けたという事で、宜しゅうございますかな?」
王族の執事が父ちゃんに聞いた。
「もちろんで、ございます。この様な栄誉を賜り、恐縮する次第です。どうか、娘を宜しくお願いします」
「殿下?」
「うん、ベルンハルド・ケーニスマルク殿、私の求婚に許可を頂き、ありがとうございます。姫は必ず、幸せにします。ここに、女神エリス様の名の元に、私はベアトリス・ケーニスマルク穣を婚約者とし、永遠の愛を誓います」
なんかデジャブだ。あの時は俺様がヒロインだったけど、今回はベアトリスがヒロイン。自分じゃないと、やっぱり幸せな気分になる。ベアトリス、幸せにね。でもこの王子で大丈夫かな? かなりの腹黒だぞ?
「ベアトリス、良かったな。殿下に気に入って頂くとは、父として、鼻が高いぞ! これからは未来の王女様として、相応しい立ち振る舞いに勤しめ。父は嬉しいぞ!」
「はい! 私、未来の王女にふさわしい女性になります」
俺様は少し緊張してきた。もうじき俺様の出番。まず、王子アドロフは席から立ちあがると、つかつかとベアトリスの方に向かって歩いて来た。つまり俺様の隣だ。
「ベアトリス!」
「アドロフ様!」
アドロフ王子はベアトリスの前に跪づいた。ベアトリスは優雅に立ち上がり、自分の右手を差し出した。アドロフは慣れた感じで、素早くベアトリスの手を取る。そして、手の甲へのキス。他人事だとそんなに気色悪くないな。しかし、ごくり、次は俺様の出番だ!
「アドロフ様!」
「どうされました。クリスティナ穣?」
俺様はアドロフに言われた通りのセリフを喋る。
「・・・・何でもありません。ただ、切ないだけ」
「切ない?」
わざとらしい演技、この下り。いるのかな?
アドロフは手のかかる恋人の我儘を聞くような、そんな慈愛に満ちた目と、声と、柔和な笑顔で俺様を見る。なんかドキドキしてきた。
「アドロフ様に、好きな人がいる事が判ってしまったから......」
言葉を堪えていると言わんばかりの表情で、涙がぽろぽろと落ちる。もちろん、嘘泣きだが、自分でもびっくりの演技だ。結構な量の涙が出た。ちなみにこのアドロフにマジで迫られるのを想像したら、簡単に涙が出た。
アドロフが、優雅にハンカチを取り出す。そして俺様の涙を拭う。
「どうしてそう思うのですか?」
「だって、アドロフ様はこれからベアトリスだけしか見てくれないのでしょう?」
ぎゅっと目頭に力を入れて無理やり涙を増量する。泣いているせいで鼻声となり、まるで甘えている様な声になった。自分で自分の演技が怖い。これ、ホントに俺様?
俺様はちょっと、自身に酔ってしまった。下唇をぎゅっと噛む。嗚咽が、唇の隙間から溢れていた。もう、隠していた愛が溢れているかの様にしか見えないだろう。もちろん嘘です。演技です。
あくまでも穏やかな笑顔浮かべて、アドロフは俺様の涙をハンカチでぬぐった。
「止めて下さい。優しくしないでください。私に期待させないでください」
もう、完全にこれは愛の告白だ。誰もが気が付いただろう。
「僕はベアトリスが好きだ。だけど、クリスの事も好きだ。僕が二人共愛している事を許してくれるだろうか?」
驚いたと言わんばかりに、俺様は顔を上げた。そして、赤くなった俺様の目と頬が露わになると。涙に濡れた瞳は、熱くとろけていただろう。身の内を焦がす恋を閉じ込めた視線をアドロフに送っている。周りの人達は息を呑んだ。
「ほ、んとうですか?」
大きな赤い瞳から、涙がぼろぼろ流れて落ちる。濡れた俺様の目に、アドロフが映っただろう。アドロフがゆっくり、穏やかな笑顔言う。
「そうです。僕のものになってくれますか?」
私、心が乱れてますという演技に酔いながら、なおも涙を頬に伝わせる俺様に向かってアドロフは微笑む。アドロフはハンカチを持っていない方の手で頬を覆っていた。手の平が触れている。気持ち悪い。だけど、今はそんな事を言っている場合じゃない。そして、アドロフの親指が、俺様の目から流れた涙を拭った。いい様のない嫌悪感に襲われる。
「う・・・嬉しいです」
アドロフを見上げて俺様はとろけた笑顔で笑った。
「こんなにも、はしたない娘だと思います。でも、自分の意思ではもう、抑えられないのです」
「・・・・・あなたにも求婚しても、宜しいでしょうか?」
「・・・・・・はい」
俺様は下を向いた。マジ恥ずかしい。アドロフの台本で、ちょっと、俺様もマジな気持ちになってきちゃった。ヤバい、こいつ。
そして、俺様の手を取ると、キ、キスされた。いつもの様に虫唾は走らなかった。逆に怖くなった。俺様大丈夫? メス堕ちは勘弁して!
周りの人が皆、唖然とする中、アドロフは父ちゃんに優雅な声で、伝えた。
「こちらの姫ももらい受けますが、宜しいでしょうか?」
「え、ええ、もちろん、娘がアドロフ様を好きなら、是非お願いします」
「ベアトリス、君もいいかな? こんな僕を許して欲しい」
「はい、お姉様なら、私に異存はありません」
アドルフはマントをばさりとはためかせると、宣言した。
「ベルンハルド・ケーニスマルク殿、僕の求婚に許可を頂き、ありがとうございます。二人の姫は必ず、幸せにします。女神エリス様の名の元に、僕はベアトリス・ケーニスマルク穣、クリスティーナ・ケーニスマルク穣を婚約者とし、永遠の愛を誓います」
嵐の様な出来事だった。家中が大騒ぎになった。それどころではなかった様だ。後であーちゃんに聞いたら、世紀の恋として、貴族社会はおろか、王都の庶民の間にもニュースとして駆け回ったそうだ。聖女クリスの本当の恋が判明して、謎が解けた瞬間だったそうだ。もちろん嘘です。大丈夫かな? 今まで大抵、ドンドン悪い方へ転がったんだよな。
嘘つくと、どんどんドつぼにハマるけど、そろそろ、この悪循環から逃げたい。俺様・・・
あの時の同じ、そそそろお茶の時間かな? というより、お茶の時間に合わせて来るみたいだ。そう、お茶の時間の少し前に王族の鷲の紋章の入った馬車が来た。そして、第一王子アドロフと従者が降り立った。アドロフは柔和な笑顔で皆に笑顔を振りまいたが、正体を知っている俺様には、その笑顔の底にある眼光が怖かった。
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「殿下、私の娘等を婚約者にと、もったいないお言葉、もちろん、宜しくお願いします」
俺様は以前と同じ様にベアトリスの顔を見た。すると、ベアトリスは愛らしい笑顔を俺様に向けた。あー!!! 可愛えぇぇぇぇーーー 大丈夫だ。ベアトリスは幸せなんだ。でもごめんね。その機会に乗じてしまって。俺様がアドロフに自分の気持ち(嘘んこ)を打ち開ける事は既にベアトリスに伝えてある。偽装な事ももちろんだ。
「では、この婚約、ご了承頂けたという事で、宜しゅうございますかな?」
王族の執事が父ちゃんに聞いた。
「もちろんで、ございます。この様な栄誉を賜り、恐縮する次第です。どうか、娘を宜しくお願いします」
「殿下?」
「うん、ベルンハルド・ケーニスマルク殿、私の求婚に許可を頂き、ありがとうございます。姫は必ず、幸せにします。ここに、女神エリス様の名の元に、私はベアトリス・ケーニスマルク穣を婚約者とし、永遠の愛を誓います」
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「はい! 私、未来の王女にふさわしい女性になります」
俺様は少し緊張してきた。もうじき俺様の出番。まず、王子アドロフは席から立ちあがると、つかつかとベアトリスの方に向かって歩いて来た。つまり俺様の隣だ。
「ベアトリス!」
「アドロフ様!」
アドロフ王子はベアトリスの前に跪づいた。ベアトリスは優雅に立ち上がり、自分の右手を差し出した。アドロフは慣れた感じで、素早くベアトリスの手を取る。そして、手の甲へのキス。他人事だとそんなに気色悪くないな。しかし、ごくり、次は俺様の出番だ!
「アドロフ様!」
「どうされました。クリスティナ穣?」
俺様はアドロフに言われた通りのセリフを喋る。
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「アドロフ様に、好きな人がいる事が判ってしまったから......」
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アドロフが、優雅にハンカチを取り出す。そして俺様の涙を拭う。
「どうしてそう思うのですか?」
「だって、アドロフ様はこれからベアトリスだけしか見てくれないのでしょう?」
ぎゅっと目頭に力を入れて無理やり涙を増量する。泣いているせいで鼻声となり、まるで甘えている様な声になった。自分で自分の演技が怖い。これ、ホントに俺様?
俺様はちょっと、自身に酔ってしまった。下唇をぎゅっと噛む。嗚咽が、唇の隙間から溢れていた。もう、隠していた愛が溢れているかの様にしか見えないだろう。もちろん嘘です。演技です。
あくまでも穏やかな笑顔浮かべて、アドロフは俺様の涙をハンカチでぬぐった。
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もう、完全にこれは愛の告白だ。誰もが気が付いただろう。
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驚いたと言わんばかりに、俺様は顔を上げた。そして、赤くなった俺様の目と頬が露わになると。涙に濡れた瞳は、熱くとろけていただろう。身の内を焦がす恋を閉じ込めた視線をアドロフに送っている。周りの人達は息を呑んだ。
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