経験値10000倍~ハズレスキル放置プレイヤーが覚醒したらレベル上限なし! 最強で最速のレベルアップ~

島風

文字の大きさ
39 / 93

39やっぱり性奴隷を買おうと思う

しおりを挟む
俺はアリーと冒険を楽しんだ後、一人路地裏を歩いていた。 

目的はアリーと出会って頓挫していた性奴隷を買うためだ。 

アリーと一発アンドヤリ逃げが出来る気がしない。 

最近アリーと仲良くなって来て、ちょっとだけ抵抗もある。 

それに俺……肝心な時にヘタレになるみたい。 

ならば最初からご奉仕することが義務である性奴隷を購入すればいい。 

女の子をこき使って、夜のご奉仕させるという俺の夢が叶う。 

俺って最低だな。 

でも、俺の中にある衝動は止められなかった。 

女の子への恨み、復讐心。 

その原因は幼馴染のクリスに裏切られたことだろう。 

でも、俺ってこんな鬼畜な人間だっけ? 

そんなことを思っていると、奴隷商の店に行きついてしまった。 

俺はゴクリと唾を呑み込むと、奴隷商の店に入った。 

「これは冒険者のお客様ですかな? 今日はどう言った品をご希望ですかな?」 

「ああ、戦闘力のある強い仲間としての奴隷を探しているんだ」 

性奴隷を探してるんじゃないのか? 

ていうツッコミがあると思うけど、本屋でいきなりエッチな本のコーナーへ行かないよね。 

それと同じだ。 

あくまで偶然を装い、目に止まった可愛い性奴隷を買うんだ。 

「戦闘力ですか? それならお任せ下さい。当店はそちらの方は得意分野です」 

「宜しく頼む」 

そうして俺は全く興味のない戦闘奴隷を見た。 

奴隷にも色々種類がある。 

戦闘奴隷、汎用奴隷、特殊技能奴隷、重労働奴隷、そして性奴隷だ。 

奴隷は人権を剥奪された人や亜人だが、別に罪人という訳ではない。 

主に飢饉の時などに売られた子供が中心だ。 

奴隷商はこれらの子供を育てて販売用の奴隷にする。 

もちろん大人が売られることもあるが、それは珍しいし、大抵が犯罪に巻き込まれて売られた被害者なことが多い。そもそも大人は買い手がつかない。 

俺は師匠のところで本で読んだが、奴隷という制度は必要悪らしい。 

本来ならこんなシステムはいらない。 

単純に金を出せば人は雇える。エッチな方向もそうだ。 

しかし、飢饉の時、飢えた民は食い扶持を減らす必要がある。 

だから労働力として劣る子供を泣く泣く奴隷商に売る。 

このシステムが無いと飢饉の時に親は自らの子を手にかけるか、全員餓死する。 

「う~ん。イマイチこれという奴隷が見つからないなぁ~」 

俺はわざとらしく奴隷商に目星がつかないと言った。 

もちろん、奴隷商に、それなら性奴隷はどうですか? と言わせるためだ。 

奴隷商もわかる筈だ。 

俺は紳士なのだ。奴隷商が紳士への対応がわからない訳がない。 

「そうですか……それは残念です。なら、趣向を変えて性奴隷をご覧になりませんか?」 

「性奴隷か……しかし体裁がな」 

「まあ、そうおっしゃらず、せめて見るだけでも」 

よしゃ! さすが年配の奴隷商。よくわかっている。 

俺は紳士なのだ。紳士は偶然紹介された可哀想な性奴隷を購入しなくてはならないのだ。間違っても、エロい気持ち100パーセント全開で買ったりはしないのだ。 

そして、カーテンで仕切られた部屋へ通される。 

仕組みがレンタル屋のエロビデオコーナーと同じだ。 

俺は目を奪われた。 

みんな可愛い。 

性奴隷は身体が資本だ。だから皆着飾っている。 

お化粧もして、綺麗な服を身につけている。 

布面積が少ないのは言うまでも無い。 

「ご希望の商品がございましたら、身体のチェックのため、裸にすることもできますぞ」 

何? 

それは素晴らしいシステムだ。できるだけたくさん見とこ。 

そんな時、俺は一人の性奴隷に目が止まった。 

いや、すごく可愛いとかじゃなくて逆だ。 

性奴隷なのにみすぼらしい服、化粧もさせてもらっていない。 

奴隷は基本、一生奴隷だが、例外もある。 

例えば主人に認められて平民に戻るとかだ。 

性奴隷と言っても、人間なのだ。 

そういうこともある。 

つまり平民になって主人と結婚するとかだ。 

むしろ、それが意欲増進となって奴隷たちの勤労意欲が上がる。 

他の種類の奴隷についても同じだ。 

主人も人間なのだ。気に入ったら平民に戻してやることもある。 

もちろん、高い金を出して購入した奴隷を簡単に平民にすることは滅多にないが、国も鬼では無いのだ。それに奴隷を平民に戻すと税を軽減するとか主人にもメリットがあるように考えられている。 

だが、この奴隷は変だ。奴隷商にとって性奴隷は早く売った方がいい。 

性奴隷は女性がほとんどだ。従って若いうち、つまり早く売った方がいい。 

いれば食事はするし、購入した費用回収が遅れるのだ。 

だから性奴隷をこんな扱いするのはあり得ないと思う。 

「その性奴隷は?」 

「ああ、この奴隷は……お優しいのですな。こんな奴隷に興味を持つとは。この奴隷は性格が悪すぎて、今日売れなかったら……まあ、おわかりでしょう」 

俺はゾッとした。 

基本、奴隷と言っても最低限の人権がある。 

殺したり、傷つけたりすることは禁止されている。 

発覚すればもちろん処分を受ける。 

殺人とあまり変わらない強い罰だ。 

だが、俺の本で読んだ知識だと、密かに奴隷が処分。 

つまり殺されてしまうことはある。 

奴隷はモノなのだ。だから売れ残ると不良在庫になる。 

だから、リスクを承知で奴隷商が毒などで処分することがある。 

「だが、この子はこんなに痩せて、服だって不公平じゃないか?」 

「当店は奴隷が素直に販売に協力するなら相応の協力はしますが、そうでないモノには」 

そうか、従順な奴隷には良くしてやり、そうでない奴隷には厳しいということか? 

「そろそろ、見せしめが必要な時期でしてな」 

うっ!? 

そうか、従順でないとどうなるのか? 

確かに合理的だ。 

そして。見せしめとはつまり。 

「この子はいくらだ?」 

気が付いたら俺はその性奴隷を買っていた。
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~

あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。 それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。 彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。 シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。 それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。 すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。 〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟 そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。 同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。 ※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました

御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。 でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ! これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

神々に見捨てられし者、自力で最強へ

九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。 「天職なし。最高じゃないか」 しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。 天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

処理中です...