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「家族……?俺が??」
「だって、一つ屋根の下で同じ釜の飯を食ってんだし、もう家族だろ?俺の代わりに、兄さん達の所へ行って助けてくれたし」
あっけらかんとして言う蘭武に、コンラッドは呆れた。
「あのなあ……それは、こいつとの交渉で、お前を守るようにって言われてるからだ」
コンラッドは紅砂を指差しながら言った。
「でも、俺じゃなく、兄さんを助けに行ったじゃん!」
「だから、そうでもしないと、お前は何の策も無しに飛び込むだろう!」
「何の策も無しって!俺はそこまでバカじゃないぞ!!寸前になったら何か思い付くさ!」
「だから、それを策無しって言うんだ!バカ!!」
その場に居るみんなが、コンラッドの言葉を支持するように、頷いた。それを策無しと言わずしてなんというか?
納得のいかない蘭武はさらに食ってかかる。
「あのさー。そもそもお前の論理だと、俺達人間は弱すぎて絶対にお前らには勝てないって、言ってるようなもんじゃん!!」
「事実そうだろう」
「でもさー。自然界って、強ければ生き残るって訳でもないよ。草食動物だって、いつも捕食者にやられっぱなしじゃない。時にはヌーの角でライオンも傷付けられるじゃないか!この世界はさ、いつだって一種の賭けなんだ。0.1%の確率で何かがひっくり返る事だってある。だから、俺は、自分がそうしたいと思ったら、確率が極めてゼロに近くても、それに賭ける!!」
意気揚々と述べる蘭武に、コンラッドは深い溜め息を付いた。
「つまりお前は何があっても……」
「うん!諦めないよ!」
ふんぞり返って言う蘭武にあきれ返ったコンラッドは、隣に居る紅砂を睨み付けた。
「お前……随分と厄介な仕事を俺に押し付けたな……」
「その代わり、ジーナの身の安全は奏閻が保障します。ね、父さん!」
「ええ?!おでぇ!!!」
急に話を振られた奏閻は驚き、嫌だ!と言おうとして、コンラッドに睨まれると不意に口をつぐんだ。
「お、お、お、お、おでに、まか、まか任せろ?」
膝をガクガク言わせながら、何とか口にした奏閻だが、コンラッドに「いいか!ジーナに何かあったら、お前から喰ってやるからな!」と、言われ、奏閻は、ひいいい!!と悲鳴を上げ、尻餅を付いた。そして、ピエーン!と泣き出した。すると、蘭武がコンラッドの頭をボカ!と叩く。
「子供を脅して泣かすんじゃないっ!!」
叩かれたコンラッドは目を点にして、振り返る。
「いや、こいつ……子供じゃないから……」
奏閻は見た目に反して結鬼最年長だ。逆に奏閻より長く生きている生物を探す方が難しい。
「だって、一つ屋根の下で同じ釜の飯を食ってんだし、もう家族だろ?俺の代わりに、兄さん達の所へ行って助けてくれたし」
あっけらかんとして言う蘭武に、コンラッドは呆れた。
「あのなあ……それは、こいつとの交渉で、お前を守るようにって言われてるからだ」
コンラッドは紅砂を指差しながら言った。
「でも、俺じゃなく、兄さんを助けに行ったじゃん!」
「だから、そうでもしないと、お前は何の策も無しに飛び込むだろう!」
「何の策も無しって!俺はそこまでバカじゃないぞ!!寸前になったら何か思い付くさ!」
「だから、それを策無しって言うんだ!バカ!!」
その場に居るみんなが、コンラッドの言葉を支持するように、頷いた。それを策無しと言わずしてなんというか?
納得のいかない蘭武はさらに食ってかかる。
「あのさー。そもそもお前の論理だと、俺達人間は弱すぎて絶対にお前らには勝てないって、言ってるようなもんじゃん!!」
「事実そうだろう」
「でもさー。自然界って、強ければ生き残るって訳でもないよ。草食動物だって、いつも捕食者にやられっぱなしじゃない。時にはヌーの角でライオンも傷付けられるじゃないか!この世界はさ、いつだって一種の賭けなんだ。0.1%の確率で何かがひっくり返る事だってある。だから、俺は、自分がそうしたいと思ったら、確率が極めてゼロに近くても、それに賭ける!!」
意気揚々と述べる蘭武に、コンラッドは深い溜め息を付いた。
「つまりお前は何があっても……」
「うん!諦めないよ!」
ふんぞり返って言う蘭武にあきれ返ったコンラッドは、隣に居る紅砂を睨み付けた。
「お前……随分と厄介な仕事を俺に押し付けたな……」
「その代わり、ジーナの身の安全は奏閻が保障します。ね、父さん!」
「ええ?!おでぇ!!!」
急に話を振られた奏閻は驚き、嫌だ!と言おうとして、コンラッドに睨まれると不意に口をつぐんだ。
「お、お、お、お、おでに、まか、まか任せろ?」
膝をガクガク言わせながら、何とか口にした奏閻だが、コンラッドに「いいか!ジーナに何かあったら、お前から喰ってやるからな!」と、言われ、奏閻は、ひいいい!!と悲鳴を上げ、尻餅を付いた。そして、ピエーン!と泣き出した。すると、蘭武がコンラッドの頭をボカ!と叩く。
「子供を脅して泣かすんじゃないっ!!」
叩かれたコンラッドは目を点にして、振り返る。
「いや、こいつ……子供じゃないから……」
奏閻は見た目に反して結鬼最年長だ。逆に奏閻より長く生きている生物を探す方が難しい。
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