男子高校生ヒロサダの毎日極楽

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2018年下半期〜2019年

腹痛

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 「うう!」
 現在帰りの会の最中。ヒロサダは急に腹が痛くなった。
 「どうしたのヒロサダ君!!!!早く、救急車を!!!!」
 ヒロサダの異変に0.02秒で気がついた眞名井ちゃんが救急車を呼ぶ前に、ヒロサダは弁明した。
 「た、ただの腹痛じゃよ~。弁当のユッケが当たったんかのぉ~。イテテじゃ~」
 それを聞いた顔面蒼白の眞名井ちゃんはなんとか救急車を呼ぶのを思いとどまった。

 無事に帰りの会も終わり下校途中。腹痛で家に帰り着くのが困難だと悟ったヒロサダは、通学路にある病院に駆けつけた。
 「"クリクリクリニック"。ここじゃな。イテテじゃ~」
 腹痛のあまりヒロサダはブリッジをしながら病院へ入った。
 「へいらっしゃい! さっさとこの紙に色々書きやがれこの野郎!」
 威勢のいい受付嬢に圧倒される余裕もないヒロサダは、ブリッジをしているため両手がふさがり鉛筆を持てない。しかしご安心を。ヒロサダはこういう時のために練習していた、鼻の穴に鉛筆を入れて文字を書いた。
 「お、お願いしますじゃ~」
 「ヒロサダさん~。診察室へお入りください~」
 問診票を提出すると同時に呼ばれたヒロサダはそのままブリッジで診察室へ向かった。

 「イテテじゃ~。先生、お願いいたしますじゃ~」
 腹痛が辛いのかブリッジが辛いのか分からないヒロサダが涙目で先生に挨拶した。
 「こんにちは今日はどうされましたかお薬出しておきますねお大事にして下さい~」
 先生はヒロサダにそう告げ、2.6秒の診察が終わった。
 「あ、ありがとうございましたじゃ~」

 診察も終わりヒロサダは受付に向かうと、そこには既にお薬と領収書が置かれてあった。
 「ヒロサダこの野郎~。本日は7,430円ださっさとこの薬飲んで寝な!」
 受付嬢の心遣いをしっかりと受け止めたヒロサダは会計を済ませ薬を持ち家に向かった。

 途中何度も薬を飲もうとしたが、家に帰ってから薬を飲むというヒロサダのこだわりが彼をそうさせなかった。
 
 「た、ただいまじゃ~」
 無事帰宅し、ヒロサダは薬袋を開けた。
 「こ、これは???」
 そこには、ボウリングの球のような塊が、メモと一緒にあった。
 「こ、このメモは!?」
 【効き目数倍!業務用正露丸!】
 サイズまでも業務用な正露丸を、ただただ舐め回すことしかできないヒロサダなのであった。
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