男子高校生ヒロサダの毎日極楽

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2020年

年越し後の夜中に一体何が?(松野さん編 中編)

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 「じゃあ布団に入りましょっか!」
 「そうするかなぁ~」
 現在時刻は午前1時28分。2人は電灯の明かりを消し、真っ暗な部屋の中で布団に入った。
 常夜灯では眠れない。そんな人もいるのではなかろうか。まさにこの2人がそうなのだ。

 「ねぇねぇ松ミョン、何かお話しましょ!!!」
 「まなりん、分かったかなぁ~!!!どんなお話がいいかなぁ~」
 「じゃあねぇ~………………、恋バナか~、ヒロサダ君について!!!松ミョンはどっちがいい!?」
 「じゃ、じゃあ松野は、恋バナかなぁ~」
 「分かったわ!!!じゃあヒロサダ君のことについて語りましょう!!!」
 眞名井ちゃんにとっては、2つの選択肢はどちらも同じだった。

 「ま、松野はヒロサダ君についてじゃなくて、恋バナを選んだんだけど………………」
 「またまた~!!!松ミョンの好きな人は私と同じヒロサダ君でしょ!!!!」
 言わすもがな、松野さんにとってもどちらの選択肢も同じだった。

 「!!!、ま、松野、ヒロサダ君のことが好きとか言ったかなぁ~」
 「言わなくても分かるわよ!!!私がどれだけヒロサダ君のことばかり考えていると思うの???私と同じようにヒロサダ君のことを好きな女子なんて、すぐに分かるに決まっているじゃない!!」
 「そ、そうだったのかなぁ~。まなりん、このことは誰にも言わないでほしいかなぁ~」
 「もちろん!!!私たちの仲なんだから!!!星の数ほどいるヒロサダ君のことが好きな女子の中で、お泊りに呼ばれた2人なんだから!!!」
 「ま、まなりん~!」
 「松ミョン!!!」
 ここでも2人の友情が、ヒロサダ愛によってさらに深まった。

 「あ、ちなみに松ミョンがヒロサダ君のことを好きになったのは、無糖珈琲ブラックコーヒーのひどい態度について親友のヒロサダ君が松ミョンに謝ったのがきっかけなのよね!!!ヒロサダ君がひかがみ好きってことを知って、自分のあらわになっている膕がヒロサダ君に見られてるかもって思って恥ずかしくなっちゃって~!!!あとはねぇ~、」
 「まままま、まなりん!!!も、もうやめてほしいかなぁ~!!!」
 的確過ぎる眞名井ちゃんの話を食い気味に止めた松野さん。眞名井ちゃんの前では滅多なことはできないと思ったようだ。
 
 
 
 そんなこんなで現在時刻は午前2時13分。2人のヒロサダ談話は更にヒートアップしてきた。
 
 「まなりんは、そういうきっかけでヒロサダ君が好きになったのかぁ~。でも、まなりんのヒロサダ君に対する態度をみると、もっと前からヒロサダ君のことが好きだったんじゃないかって、松野は思うかなぁ~」
 あの“短刀ドスアイスピックチェーンソー刀削麺トウショウメン包丁事件”の話を聞いて、松野さんは不思議に思ったようだ。
 「!!!確かに!!。私はヒロサダ君と小学生からずっと一緒だから、昔から好きだったかもしれないわね!!!気づかせてくれてありがとう松ミョン!!!今度、思い返してみるわね!!!」

 

 時が過ぎ、現在時刻は午前2時48分。ヒロサダに対する想いが更に強くなった2人は、ヒロサダクイズによって、ヒロサダ知識を競い合っている。

 「松ミョン、中々やるわね~!!!。じゃあ次の問題!…………ヒロサダ君が履いている靴のサイズは何センチでしょうか!?!?!?」
 「簡単かなぁ~!!!右が26センチで、左が28.5センチかなぁ~」
 「せ、正解よ!!!」
 
 「じゃあまなりん、どうして左右の靴のサイズが違うのか、分かるかなぁ~!?!?」
 「簡単よ~!!!ヒロサダ君は中学2年生の12月からずっと27センチの靴を履いていたんだけど、つい4日前にキラリンが左の靴をヒロサダ君のと間違えて、3日前にフミタケが右の靴をヒロサダ君のと間違えて、皆そのままだからよ!!」
 「せ、正解!!!さすがまなりんかなぁ~。でも、松野の知らない中学時代の話を入れるなんて、ずるいかなぁ~」
 欲張りなリスの頬袋ほおぶくろのようにほっぺたを膨らませた松野さん。
 「そんなに可愛くふてくされないでよ松ミョン~!!!いつでもヒロサダ君の昔話、してあげるから!!!」
 「ま、まなりん~!」
 ヒロサダクイズによって、2人の友情とヒロサダ愛は更に強固なものになった。

 「…………!!!まなりん!!!松野、気づいちゃったかなぁ~!!!中学2年生の12月のヒロサダ君を鮮明に覚えているってことは、その時はすでにヒロサダ君のこと好きだったんじゃ」
 「それよ!!!!さすが松ミョン!!!」
 食い気味に叫ぶ眞名井ちゃん。眞名井ちゃんがヒロサダのことを好きになったのは、中学2年生の12月以前ということになる。
 
 

 現在時刻は午前3時4分。クイズで盛り上がった2人にも、とうとう睡魔が襲ってきた。
 「松野、いつも早く寝ているから、そろそろ眠気の限界かなぁ~」
 「そうね~。私もヒロサダ君の家を突き止めるために、最近睡眠時間を削ってヒロサダ君の調査や尾行をしていたから、眠いわ~」
 呼ばれていないのにヒロサダの家に来た眞名井ちゃんの影の努力が不意に語られた。
 「!!!!じゃ、じゃあまなりん、おやすみかなぁ~」
 「松ミョン、おやすみなさい!」
 
 そうして2人は眠りについた。
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