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side:フェアナンド①
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きっと、一目惚れだったのだと思う。
「本日付で、ご主人様の専属執事となりました。テオと申します。孤児院の出身で、家名はありません。」
僕の目をしっかりと捉えた瞳は、母上の指輪を飾っているエメナルドの宝石のように美しかった。栗色の髪の毛には少し金髪が混じっているようで、風が吹くたびにキラキラと光って見えた。僕よりも少しだけ背が高いようで、本当にほんの少しではあるけれど下から覗き込む形になる。
「初めまして。僕はフェアナンド。ラテラス公爵家の跡取り息子。これからよろしくね、テオ。」
そう言って僕は笑った。妖艶だとか、ミステリアスだとか、なんだとか言われているらしい笑顔を作る。本来、使用人にならそんな顔を作らなくても良いところだけれど、なぜか彼に嫌われたくないと思った。それどころか、好いてほしい、とまで思っていたのかもしれない。
「はい。これから何なりとお申し付けください。」
六月のことで、跪いた彼の後ろには色とりどりの花が咲いていた。
――アルバータアイリス――
数年前に滅んでしまった国が原産の花だった。それらが彼の幻想的な美しさをより一層引き立てていたのは言うまでもない。
あたり一面に咲き誇っていたその花も暑さが本格化していくにつれて枯れ始め、まだ美しさを保っている間にすべて摘み取られて植え替えられた。
テラスでのティータイムの際、庭師たちの作業の様子をじっとテオは眺めていた。
「テオ?」
「っ!も、申し訳ありません!お茶のおかわりでしょうか?」
彼は慌ててポットに手を伸ばした。
「ううん。大丈夫なんだけど。」
「はい?」
それではなんの御用なのか、とでも考えているのだろう。彼自身は気がついていないだろうが、まるで少女のように可愛らしく首をかしげていた。
「テオ、花を見ていたの?」
「……申し訳ありません。」
「あ、怒りたいわけではないんだ!そうじゃなくて、テオは花が好きなのかなーって……。」
男に何を聞いているのだろう。こういった好きな花の話は思いを寄せる女性として自分からの贈り物にするためのものではないのか。
「あはは……。ごめんね、変なこと聞いて。」
「いえ。そうですね……」
――好きですよ、とても――
花畑を見つめながら彼は静かに答えた。
花畑を見つめているはずの目はどこかずっと遠くの何かを捉えているようで、僕と同じ十二歳の少年のものとは思えなかった。微笑の裏に何かとても深いものを隠しているように感じた。
「そっか……。」
僕はそれだけ言って茶をすすった。彼の微笑に隠された何かに踏み込むことができなかった。いや、臆病な僕には踏み込んでいく勇気がなかったのかもしれない。
その日も穏やかすぎる風が吹き、彼の髪を揺らしていた。
十五歳の誕生日の日。僕と彼の間で毎年の恒例行事となっている背比べを今年もしていた。零勝ニ敗、今年こそ三度目の正直といきたい。ゴクリ、とつばを飲んで父上が柱につけてくれた線を振り返ると……。
「勝った……!」
僕の線がテオの線よりも上に来ていた!顔のニヤケを収めることも忘れていた。
「これで一勝ニ敗だね。」
「……来年は負けませんからね。」
……彼の後ろにごおごおと燃える黒い炎が見えた気がした。(しかしながら、テオの身長はそれからもなかなか伸びずに僕ばかりが大きくなり、結局のところ頭二つ分もの身長差になってしまっていた。テオには悪いが、すごい優越感だ。)
身長では勝てても剣術と勉強ではまだやっと追いついた段階だ。剣術の手合わせは引き分けが続き、問題を一緒に解いてみてもどんぐりの背比べである。差があるとすれば僕の方が数学が得意で、テオが並外れて外交的な問題に詳しいことくらいか。向上心を持ってめげずに頑張りたいところだ。彼と一緒ならどこまでも成長できる気がする。
その年の冬、テオが珍しく風邪を引いた。熱が高く上がり、意識が朦朧とするようなとても危険な状況だった。僕はテオが心配でたまらず、じいやの言いつけを破って彼の部屋を夜遅くにこっそりと訪れた。
彼の部屋につき、ランプを灯し、辺りを見渡した。部屋には彼と僕以外誰もいないようだった。
「ふー……。」
起こさないようにゆっくりと彼の眠る寝台へと近づく。歩いている最中、毛布の中で浮き沈みしている胸に目が止まった。普通、寝ているときに人間は腹式呼吸をすると聞いたことがある。胸で呼吸をしている今、とても苦しいに違いない。呼吸は荒く、表情も険しく感じる。
「……テオ」
寝台の横に膝を付き、ランプを消して床に置いた。そして毛布から出た彼の手をそっと握った。
「…ぃて…な、いで……。」
「テオ?」
キレイな顔を歪めてテオが何事かをつぶやいた。悪夢でも、みているのだろうか。
「……大丈夫、僕がついてるからね。」
そう言って僕は昔母上がしてくれたように片方の手で彼の頬を撫で、割れ物を扱うように再び両手で彼の手を優しく包み込む。
僕は、この手を離さないから。だから安心して、しっかり治して。
またともに学び、高め合おう。またテラスでお茶を飲もう。次の春も一緒にアルバータアイリスを見よう。また……。
瞬間、カーテンの隙間から差し込んでいたわずかな月明かりが雲に隠れ、すっと、部屋が暗くなった。
暗闇が、僕に問いかけているように感じた。
――もしこのまま、彼が目を永遠に開くことが無かったら?――
明るい未来を一つ思い描く度に湧いて出てくるような不安を払拭することが、僕にはどうしてもできなかった。視界が滲み、テオがいなくなったらと考えるだけで深い真っ暗闇の洞窟に一人取り残されたような、そんな気分になった。
「テオっ……」
どうしようもない焦燥感にかられ、喉の奥から心臓にかけてギュッと掴まれたように苦しく感じる。僕の裏返った情けない声は行き場もなく、闇の中を彷徨った。
彼の手を僕はギュッと掴む。離れないように。決して離さないように。置いていかれないように。
その時だった。
「……おとうさま」
テオの声にはっと我に返る。
ふっと微笑んだように見え、どこからともなく安堵が押し寄せてきた。
年の同じ人間にお父様と呼ばれるのはなんだか少し変な心地がする。普段から一緒にいるからなおさらだ。
ところで、ここで僕は違和感を覚えてしまった。
彼は孤児院の出身ではなかったか。父のように慕っていた人間がいたことはもちろん想定できることではある。しかしながら、「お父様」なんて呼ぶのだろうか。庶民がそんな風に父のことを呼ぶのはあまり一般的ではないように思う。それでは、彼は一体何者なのか……?
大金持ちの商人の息子?没落貴族?はたまたただの一般庶民?それとも、
――亡国の王族?――
「……。」
ふと、学園で小耳に挟んだ話を思い出した。
******
『ちょっと前に滅んだ国、……そうそう、それ。アルバータ王国。王家の人間は皆殺しだったらしい、かわいそうにな。』
橙と菫が溶け合うような美しくどこか哀しい空をしていた夕暮れ時。僕がテオと校門へと向かっていた時のこと、噂好きで有名な男爵令息が友人と談話していた。盗み聞きとは趣味が悪いが、聞こえてしまっているのだから不可抗力だ。
『王家の人間は王、正妃とその息子三人と娘一人、側妃とその娘二人、の合わせて九人いた。それなのに、だ。』
少し間をあけて男爵令息が言った。
『見つかった王族の遺体は八つ。王女一人の遺体が見つかっていないらしいんだ。その王女の遺体はどこにあるんだろうね。ところでさ、こんな噂知っているかい?』
いつもだが、彼は妙に含みをもたせる話し方をする。それがまた一つの味を出すのだが。
「さあご主人様、急ぎましょう!私はお腹が空きました!」
そう言って、テオが急に駆け出した。
「あ、ちょ、テオ!!」
僕が駆け出したその時、確かに聞こえた。
『その王女はまだ生きている。もしかしたらこの国にいるのかもしれないよ。』
******
「はは……、まさか、ね。」
そうだ、そんなことはあり得ない。テオはどんなに華奢で可愛らしくっても男だ。確かに勘違いされることは多いし、少女に見えなくもないが、男なのだ。
ただ、もし、万が一……そんな考えが僕の頭をかすめ、そのまま小さな淀みを作って留まり離れない。
月の光がまた差し込んできた。テオは時折寝苦しそうにモゾモゾと動いてはまた止まる。
「ほら、しっかり掛けなよ。」
テオの寝相で少しばかりばかり剥げた毛布をかけなおす。
――それは、本当に偶然だった。
ちょうど彼の胸の上を手が通過したころ、手の甲に無いはずの感覚を覚えたのだ。
柔らかで、たゆりとしている、それは、それはまるで……。
無意識に、彼の首のあたりまで持ってきた毛布を再び胸部まで下げていた。寝間着はほんの少し開けていて、差し込んだ月影が青々と柔らかな曲線を照らし出していた。
――整いすぎた容姿、優秀であまりにも外交問題に精通すぎた頭脳、夕暮れ時の帰り道、アルバータアイリスを見つめていたその瞳――
僕の中で、全てが繋がった気がした。
とは言ってもまだ、ただの独りよがりの憶測で正確とは言い難い。でも違ったとしても何か大きな事情があるはずだ。
胸で弱々しい呼吸をする一人の少女を見た。
彼女の抱えているものをもっと知りたい。そして一緒に背負って少しでも楽にしてあげたい。
僕は一つの覚悟を決め、テオの部屋を出た。
「本日付で、ご主人様の専属執事となりました。テオと申します。孤児院の出身で、家名はありません。」
僕の目をしっかりと捉えた瞳は、母上の指輪を飾っているエメナルドの宝石のように美しかった。栗色の髪の毛には少し金髪が混じっているようで、風が吹くたびにキラキラと光って見えた。僕よりも少しだけ背が高いようで、本当にほんの少しではあるけれど下から覗き込む形になる。
「初めまして。僕はフェアナンド。ラテラス公爵家の跡取り息子。これからよろしくね、テオ。」
そう言って僕は笑った。妖艶だとか、ミステリアスだとか、なんだとか言われているらしい笑顔を作る。本来、使用人にならそんな顔を作らなくても良いところだけれど、なぜか彼に嫌われたくないと思った。それどころか、好いてほしい、とまで思っていたのかもしれない。
「はい。これから何なりとお申し付けください。」
六月のことで、跪いた彼の後ろには色とりどりの花が咲いていた。
――アルバータアイリス――
数年前に滅んでしまった国が原産の花だった。それらが彼の幻想的な美しさをより一層引き立てていたのは言うまでもない。
あたり一面に咲き誇っていたその花も暑さが本格化していくにつれて枯れ始め、まだ美しさを保っている間にすべて摘み取られて植え替えられた。
テラスでのティータイムの際、庭師たちの作業の様子をじっとテオは眺めていた。
「テオ?」
「っ!も、申し訳ありません!お茶のおかわりでしょうか?」
彼は慌ててポットに手を伸ばした。
「ううん。大丈夫なんだけど。」
「はい?」
それではなんの御用なのか、とでも考えているのだろう。彼自身は気がついていないだろうが、まるで少女のように可愛らしく首をかしげていた。
「テオ、花を見ていたの?」
「……申し訳ありません。」
「あ、怒りたいわけではないんだ!そうじゃなくて、テオは花が好きなのかなーって……。」
男に何を聞いているのだろう。こういった好きな花の話は思いを寄せる女性として自分からの贈り物にするためのものではないのか。
「あはは……。ごめんね、変なこと聞いて。」
「いえ。そうですね……」
――好きですよ、とても――
花畑を見つめながら彼は静かに答えた。
花畑を見つめているはずの目はどこかずっと遠くの何かを捉えているようで、僕と同じ十二歳の少年のものとは思えなかった。微笑の裏に何かとても深いものを隠しているように感じた。
「そっか……。」
僕はそれだけ言って茶をすすった。彼の微笑に隠された何かに踏み込むことができなかった。いや、臆病な僕には踏み込んでいく勇気がなかったのかもしれない。
その日も穏やかすぎる風が吹き、彼の髪を揺らしていた。
十五歳の誕生日の日。僕と彼の間で毎年の恒例行事となっている背比べを今年もしていた。零勝ニ敗、今年こそ三度目の正直といきたい。ゴクリ、とつばを飲んで父上が柱につけてくれた線を振り返ると……。
「勝った……!」
僕の線がテオの線よりも上に来ていた!顔のニヤケを収めることも忘れていた。
「これで一勝ニ敗だね。」
「……来年は負けませんからね。」
……彼の後ろにごおごおと燃える黒い炎が見えた気がした。(しかしながら、テオの身長はそれからもなかなか伸びずに僕ばかりが大きくなり、結局のところ頭二つ分もの身長差になってしまっていた。テオには悪いが、すごい優越感だ。)
身長では勝てても剣術と勉強ではまだやっと追いついた段階だ。剣術の手合わせは引き分けが続き、問題を一緒に解いてみてもどんぐりの背比べである。差があるとすれば僕の方が数学が得意で、テオが並外れて外交的な問題に詳しいことくらいか。向上心を持ってめげずに頑張りたいところだ。彼と一緒ならどこまでも成長できる気がする。
その年の冬、テオが珍しく風邪を引いた。熱が高く上がり、意識が朦朧とするようなとても危険な状況だった。僕はテオが心配でたまらず、じいやの言いつけを破って彼の部屋を夜遅くにこっそりと訪れた。
彼の部屋につき、ランプを灯し、辺りを見渡した。部屋には彼と僕以外誰もいないようだった。
「ふー……。」
起こさないようにゆっくりと彼の眠る寝台へと近づく。歩いている最中、毛布の中で浮き沈みしている胸に目が止まった。普通、寝ているときに人間は腹式呼吸をすると聞いたことがある。胸で呼吸をしている今、とても苦しいに違いない。呼吸は荒く、表情も険しく感じる。
「……テオ」
寝台の横に膝を付き、ランプを消して床に置いた。そして毛布から出た彼の手をそっと握った。
「…ぃて…な、いで……。」
「テオ?」
キレイな顔を歪めてテオが何事かをつぶやいた。悪夢でも、みているのだろうか。
「……大丈夫、僕がついてるからね。」
そう言って僕は昔母上がしてくれたように片方の手で彼の頬を撫で、割れ物を扱うように再び両手で彼の手を優しく包み込む。
僕は、この手を離さないから。だから安心して、しっかり治して。
またともに学び、高め合おう。またテラスでお茶を飲もう。次の春も一緒にアルバータアイリスを見よう。また……。
瞬間、カーテンの隙間から差し込んでいたわずかな月明かりが雲に隠れ、すっと、部屋が暗くなった。
暗闇が、僕に問いかけているように感じた。
――もしこのまま、彼が目を永遠に開くことが無かったら?――
明るい未来を一つ思い描く度に湧いて出てくるような不安を払拭することが、僕にはどうしてもできなかった。視界が滲み、テオがいなくなったらと考えるだけで深い真っ暗闇の洞窟に一人取り残されたような、そんな気分になった。
「テオっ……」
どうしようもない焦燥感にかられ、喉の奥から心臓にかけてギュッと掴まれたように苦しく感じる。僕の裏返った情けない声は行き場もなく、闇の中を彷徨った。
彼の手を僕はギュッと掴む。離れないように。決して離さないように。置いていかれないように。
その時だった。
「……おとうさま」
テオの声にはっと我に返る。
ふっと微笑んだように見え、どこからともなく安堵が押し寄せてきた。
年の同じ人間にお父様と呼ばれるのはなんだか少し変な心地がする。普段から一緒にいるからなおさらだ。
ところで、ここで僕は違和感を覚えてしまった。
彼は孤児院の出身ではなかったか。父のように慕っていた人間がいたことはもちろん想定できることではある。しかしながら、「お父様」なんて呼ぶのだろうか。庶民がそんな風に父のことを呼ぶのはあまり一般的ではないように思う。それでは、彼は一体何者なのか……?
大金持ちの商人の息子?没落貴族?はたまたただの一般庶民?それとも、
――亡国の王族?――
「……。」
ふと、学園で小耳に挟んだ話を思い出した。
******
『ちょっと前に滅んだ国、……そうそう、それ。アルバータ王国。王家の人間は皆殺しだったらしい、かわいそうにな。』
橙と菫が溶け合うような美しくどこか哀しい空をしていた夕暮れ時。僕がテオと校門へと向かっていた時のこと、噂好きで有名な男爵令息が友人と談話していた。盗み聞きとは趣味が悪いが、聞こえてしまっているのだから不可抗力だ。
『王家の人間は王、正妃とその息子三人と娘一人、側妃とその娘二人、の合わせて九人いた。それなのに、だ。』
少し間をあけて男爵令息が言った。
『見つかった王族の遺体は八つ。王女一人の遺体が見つかっていないらしいんだ。その王女の遺体はどこにあるんだろうね。ところでさ、こんな噂知っているかい?』
いつもだが、彼は妙に含みをもたせる話し方をする。それがまた一つの味を出すのだが。
「さあご主人様、急ぎましょう!私はお腹が空きました!」
そう言って、テオが急に駆け出した。
「あ、ちょ、テオ!!」
僕が駆け出したその時、確かに聞こえた。
『その王女はまだ生きている。もしかしたらこの国にいるのかもしれないよ。』
******
「はは……、まさか、ね。」
そうだ、そんなことはあり得ない。テオはどんなに華奢で可愛らしくっても男だ。確かに勘違いされることは多いし、少女に見えなくもないが、男なのだ。
ただ、もし、万が一……そんな考えが僕の頭をかすめ、そのまま小さな淀みを作って留まり離れない。
月の光がまた差し込んできた。テオは時折寝苦しそうにモゾモゾと動いてはまた止まる。
「ほら、しっかり掛けなよ。」
テオの寝相で少しばかりばかり剥げた毛布をかけなおす。
――それは、本当に偶然だった。
ちょうど彼の胸の上を手が通過したころ、手の甲に無いはずの感覚を覚えたのだ。
柔らかで、たゆりとしている、それは、それはまるで……。
無意識に、彼の首のあたりまで持ってきた毛布を再び胸部まで下げていた。寝間着はほんの少し開けていて、差し込んだ月影が青々と柔らかな曲線を照らし出していた。
――整いすぎた容姿、優秀であまりにも外交問題に精通すぎた頭脳、夕暮れ時の帰り道、アルバータアイリスを見つめていたその瞳――
僕の中で、全てが繋がった気がした。
とは言ってもまだ、ただの独りよがりの憶測で正確とは言い難い。でも違ったとしても何か大きな事情があるはずだ。
胸で弱々しい呼吸をする一人の少女を見た。
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