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CASE10 藤川 美宇の場合
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(結菜ちゃん、我慢辛そう……。でも、私もおしっこしたくなってきちゃった……)
結菜ちゃんがもじもじしながら手を股のあたりにあてているのを見て、私は結菜ちゃんのことが心配になった。
(私はまだ我慢できそうだし、結菜ちゃんのおしっこ、ちょっとだけ代わりに我慢してあげたいな……)
できもしないことを考えて自分の尿意を紛らわせながら、私はトイレ休憩を待った。
しばらくして、バスが止まった。先生が「ここでトイレ休憩にするね」と言って、何人かのクラスメイトが慌ててバスを降りていった。
(ここ、公園……なのかな? トイレはありそうだけど……)
トイレ休憩の場所に驚いていた私は、隣で立ち上がろうとしている結菜ちゃんが目に入って、
(そっか、結菜ちゃんのために、早く私が席を立たないと……)
と思って、席を立とうとした。その時、
(えっ⁉ やだっ!? おしっこ、出ちゃうぅっ⁉)
突然、おしっこが出ちゃいそうになって、私はその場にうずくまった。
「んっ……、ふぅっ……」
「……美宇ちゃん?」
おしっこの我慢が辛いはずの結菜ちゃんが、私のことを心配してくれているのが分かった。
「結菜ちゃん、ごめん……。私が動かないと、結菜ちゃん、バス降りれないよね……」
おしっこが漏れそうなのと、結菜ちゃんに迷惑をかけていることで、私は泣きそうになる。
「……もしかして、美宇もおしっこ我慢限界?」
「うん……」
あやちゃんが優しくしてくれて、私はなんとか席から立ち上がることができた。
「結菜ちゃん、おしっこ、漏れちゃいそうなんでしょ? 早く、トイレ行きなよ……」
結菜ちゃんにそう言ったけれど、結菜ちゃんは私のことを心配してくれて、私たちは3人でトイレに向かった。
トイレに並んでいる間、結菜ちゃんとあやちゃんは私を先にトイレに行かせてくれようとしていた。けれど、トイレの目の前まで来たところで、突然結菜ちゃんが悲鳴を上げた。
「……おしっこ、ちょっと出ちゃった……」
泣きそうになってそう言う結菜ちゃんに、
「結菜ちゃん、先にトイレ行っていいよ」
と言うことしか私はできなかった。
結菜ちゃんがトイレに入っていって、個室の中から結菜ちゃんのおしっこの音が聞こえ始めた。ちょっとだけ結菜ちゃんの悲鳴が聞こえたけれど、そんなことを気にしていられないほど、私はおしっこ我慢に必死になっていた。
「あっ、あぁっ‼」
後ろからあやちゃんの声が聞こえて、そのすぐ後、あやちゃんがトイレの建物の反対側に走っていった。
(あやちゃん? どうしてあっちに行っちゃったんだろう……?)
私は不思議に思ったけれど、その直後、あやちゃんが何をしに行ったかが分かった。
しゅいぃぃぃぃぃぃぃっ! びしゃびしゃびしゃっ!
トイレの向こう側から大きな水の音が聞こえて、あやちゃんが我慢できずに外でおしっこしちゃったのが分かるのと同時に、その水音で私の尿意も激しくなった。
(ううぅっ‼ 私も早く、おしっこ、おしっこしたいよおっ‼)
「結菜ちゃん、早くぅっ!」
今にもおしっこが出始めちゃいそうになって、私は思わず大きな声で叫ぶように言った。
結菜ちゃんはちょっと慌てた様子でトイレから出てきて、入れ替わるように私はトイレに駆け込んだ。
(もうダメっ! 出ちゃうっ!)
慌てて鍵を閉めて、フライングして出てきちゃったおしっこで濡れたパンツのクロッチを掴んで横にずらして、おしっこを出し始めた。
(はぁぁぁぁぁぁっ!!! ま、間に合ったぁぁ……)
1分くらいおしっこが出続けて、ようやくおしっこが出終わった頃、私は床におしっこの水たまりができていることに気付いた。
(もしかして、結菜ちゃん、勢い良すぎてはみ出しちゃったのかな? 私も、拭いておいてあげよう……)
私はトイレットペーパーを少し多めにとって、おしっこの出口を拭いたあと、残りの部分で水たまりも拭いてからトイレを出た。
「美宇も、間に合った?」
あやちゃんにそう聞かれて、私は小さくうなずいた。そのときのあやちゃんの顔が少し赤かったのは、結菜ちゃんには秘密にしておくことにした。
結菜ちゃんがもじもじしながら手を股のあたりにあてているのを見て、私は結菜ちゃんのことが心配になった。
(私はまだ我慢できそうだし、結菜ちゃんのおしっこ、ちょっとだけ代わりに我慢してあげたいな……)
できもしないことを考えて自分の尿意を紛らわせながら、私はトイレ休憩を待った。
しばらくして、バスが止まった。先生が「ここでトイレ休憩にするね」と言って、何人かのクラスメイトが慌ててバスを降りていった。
(ここ、公園……なのかな? トイレはありそうだけど……)
トイレ休憩の場所に驚いていた私は、隣で立ち上がろうとしている結菜ちゃんが目に入って、
(そっか、結菜ちゃんのために、早く私が席を立たないと……)
と思って、席を立とうとした。その時、
(えっ⁉ やだっ!? おしっこ、出ちゃうぅっ⁉)
突然、おしっこが出ちゃいそうになって、私はその場にうずくまった。
「んっ……、ふぅっ……」
「……美宇ちゃん?」
おしっこの我慢が辛いはずの結菜ちゃんが、私のことを心配してくれているのが分かった。
「結菜ちゃん、ごめん……。私が動かないと、結菜ちゃん、バス降りれないよね……」
おしっこが漏れそうなのと、結菜ちゃんに迷惑をかけていることで、私は泣きそうになる。
「……もしかして、美宇もおしっこ我慢限界?」
「うん……」
あやちゃんが優しくしてくれて、私はなんとか席から立ち上がることができた。
「結菜ちゃん、おしっこ、漏れちゃいそうなんでしょ? 早く、トイレ行きなよ……」
結菜ちゃんにそう言ったけれど、結菜ちゃんは私のことを心配してくれて、私たちは3人でトイレに向かった。
トイレに並んでいる間、結菜ちゃんとあやちゃんは私を先にトイレに行かせてくれようとしていた。けれど、トイレの目の前まで来たところで、突然結菜ちゃんが悲鳴を上げた。
「……おしっこ、ちょっと出ちゃった……」
泣きそうになってそう言う結菜ちゃんに、
「結菜ちゃん、先にトイレ行っていいよ」
と言うことしか私はできなかった。
結菜ちゃんがトイレに入っていって、個室の中から結菜ちゃんのおしっこの音が聞こえ始めた。ちょっとだけ結菜ちゃんの悲鳴が聞こえたけれど、そんなことを気にしていられないほど、私はおしっこ我慢に必死になっていた。
「あっ、あぁっ‼」
後ろからあやちゃんの声が聞こえて、そのすぐ後、あやちゃんがトイレの建物の反対側に走っていった。
(あやちゃん? どうしてあっちに行っちゃったんだろう……?)
私は不思議に思ったけれど、その直後、あやちゃんが何をしに行ったかが分かった。
しゅいぃぃぃぃぃぃぃっ! びしゃびしゃびしゃっ!
トイレの向こう側から大きな水の音が聞こえて、あやちゃんが我慢できずに外でおしっこしちゃったのが分かるのと同時に、その水音で私の尿意も激しくなった。
(ううぅっ‼ 私も早く、おしっこ、おしっこしたいよおっ‼)
「結菜ちゃん、早くぅっ!」
今にもおしっこが出始めちゃいそうになって、私は思わず大きな声で叫ぶように言った。
結菜ちゃんはちょっと慌てた様子でトイレから出てきて、入れ替わるように私はトイレに駆け込んだ。
(もうダメっ! 出ちゃうっ!)
慌てて鍵を閉めて、フライングして出てきちゃったおしっこで濡れたパンツのクロッチを掴んで横にずらして、おしっこを出し始めた。
(はぁぁぁぁぁぁっ!!! ま、間に合ったぁぁ……)
1分くらいおしっこが出続けて、ようやくおしっこが出終わった頃、私は床におしっこの水たまりができていることに気付いた。
(もしかして、結菜ちゃん、勢い良すぎてはみ出しちゃったのかな? 私も、拭いておいてあげよう……)
私はトイレットペーパーを少し多めにとって、おしっこの出口を拭いたあと、残りの部分で水たまりも拭いてからトイレを出た。
「美宇も、間に合った?」
あやちゃんにそう聞かれて、私は小さくうなずいた。そのときのあやちゃんの顔が少し赤かったのは、結菜ちゃんには秘密にしておくことにした。
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