ヒーローは爆発だ2020

礼二えもん

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吉田松陰&楠木正成VS岡本太郎

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今日の新旧ヒーロー対決は吉田松陰&楠木正成VS岡本太郎だ。
松陰は崇拝する正成が活躍する太平記を読む時、髪を逆立たせ眼を裂けるように開かせ大声で逆賊・足利尊氏を罵ったという。そして高杉晋作ら若い門下生も足利尊氏を憎んで罵った。そして生き残った伊藤博文らの門下生は明治時代の指導者となり教科書にも正成の活躍話を載せ、大東亜戦争において特攻隊の若者たちは若き日の高杉・伊藤らと同じく正成のようであろうとして玉砕していった。
僕も幕末の長州の下級武士の若者として育ったら松陰に感化され楠木正成に憧れたかもしれない。何かワクワクするような心持ちは若き日なら間違いなく持っただろう。だが物事を一面しか見ないことの危険性も理解できただろう。
今のヒーロー岡本太郎はインドをおとずれた時、インドでさえ第二次大戦後の西洋文明の影響を受け画一化された美術を受け入れていることにガッカリした。僕も広い視点を持ちたいものだ。
もっとも松陰の絶体絶命にして無力なのに楠木正成たらんとする心意気は今の自分と重なってきて芸術家として認められている岡本太郎よりはるかに共感できる。太郎は世間の理解など求めておらず、松陰は自分こそが正義だと信じそれを理解しない周囲を憎む独善性はあったが。結果的に松陰の正義が勝利し日本人を戦火へ導くことになったのは間違いない。その中の日本人には岡本太郎もいた。そして太郎は自由を奪われた軍隊生活を生き抜き、僕に夢と自由と希望をもたらした。岡本太郎の勝利だ。
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