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美化されていないヒーロー
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吉田松陰の門人の一人、天野御民は松陰のことを「先生が門人に書を読む時は、忠臣・楠木正成が天皇のために死する場面に至ると声を震わし、涙が書にしたたりおちるほどであった。だが逆臣・足利尊氏、北条義時が権力を欲しいままにする場面を読む時は、怒髪天を突き、ゆえに門人も同様に涙し怒った」と語っている。
この逸話は「幕末・英傑たちのヒーロー」を改めて読んで印象に残った。改めてというのは以前、この本は読んだことがあるからだ。時期がいつなのかは思い出せないがこの本は2008年春に出ており、新品の本を読んだのは間違いないのでそのあたりかもしれない。そうだとしたらマイヒーローとしての坂本竜馬の時代が終わろうとしており、藤子・F・不二雄がベストヒーローとして復活しようとしている頃だ。この本で「民主主義を目指していたと漫画を読んで思いこんでいた坂本竜馬が実は天皇崇拝主義者だった」「徳川と長州の戦争は悪の徳川を正義の長州が倒した戦いだと思っていたが、実は天皇VS長州の戦いだった」など、これまでの竜馬教の常識をくつがえす記述が多く見られ、竜馬たち幕末の英雄への熱が冷めるきっかの1つになった。結局、幕末英雄四天王の坂本竜馬、土方歳三、沖田総司、高杉晋作ら、この時点までの英雄は作られ美化されたものに過ぎなかったのだ。
岡本太郎、種田山頭火、藤本箕山、井上井月、平賀源内など今のヒーローは決して美化されたものではない。やっと僕は本物のヒーローにたどりついたようだ。しかしタイトルの「幕末・英傑たちのヒーロー」というのは96年の僕が、リアルな竜馬や志士たちにとって、僕にとっての英雄の竜馬たちに該当する人物は誰かを知りたいという希望にかなったものだと思った。だが、2008年の僕にとって英雄は崇拝するものであり好奇心で追い求めるものではなくなっていた。もしこの好奇心を2008年の僕が今こうして書いてるように創作に活用していたらヒーロー作家になれていた可能性があった。残念だった。
この逸話は「幕末・英傑たちのヒーロー」を改めて読んで印象に残った。改めてというのは以前、この本は読んだことがあるからだ。時期がいつなのかは思い出せないがこの本は2008年春に出ており、新品の本を読んだのは間違いないのでそのあたりかもしれない。そうだとしたらマイヒーローとしての坂本竜馬の時代が終わろうとしており、藤子・F・不二雄がベストヒーローとして復活しようとしている頃だ。この本で「民主主義を目指していたと漫画を読んで思いこんでいた坂本竜馬が実は天皇崇拝主義者だった」「徳川と長州の戦争は悪の徳川を正義の長州が倒した戦いだと思っていたが、実は天皇VS長州の戦いだった」など、これまでの竜馬教の常識をくつがえす記述が多く見られ、竜馬たち幕末の英雄への熱が冷めるきっかの1つになった。結局、幕末英雄四天王の坂本竜馬、土方歳三、沖田総司、高杉晋作ら、この時点までの英雄は作られ美化されたものに過ぎなかったのだ。
岡本太郎、種田山頭火、藤本箕山、井上井月、平賀源内など今のヒーローは決して美化されたものではない。やっと僕は本物のヒーローにたどりついたようだ。しかしタイトルの「幕末・英傑たちのヒーロー」というのは96年の僕が、リアルな竜馬や志士たちにとって、僕にとっての英雄の竜馬たちに該当する人物は誰かを知りたいという希望にかなったものだと思った。だが、2008年の僕にとって英雄は崇拝するものであり好奇心で追い求めるものではなくなっていた。もしこの好奇心を2008年の僕が今こうして書いてるように創作に活用していたらヒーロー作家になれていた可能性があった。残念だった。
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