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坂本竜馬の冒しがたさ
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昭和55年、56年にプレイボーイに連載されていた当時の「岡本太郎のにらめっこ問答」を読んでいる。当時の僕は2、3歳でデンジマンやサンバルカン、ウルトラマン80に夢中だった。40年近くあとの自分のことなど考えたかどうか。
今読んで、僕が特に気に入った岡本太郎の言葉は、
「(自分が潔癖症だと思う点について)それはモラルの面だね
他人に対して感情を傷つけるようなことは絶対にいわない
ぼく自身は、他人に悪口やイヤなことを随分いわれる
しかし、イヤなことをいわれても、決してその相手に対してイヤなことはいわない」
「もちろん、ぼくだって腹を立てることはある
でも、そういうときは逆にニヤッと笑って、相手を見つめてやる
なぜかというと、腹を立てる相手はろくな奴じゃないんだ
ぼくは気の毒なヤツだ、とニヤッと笑ってやるんだよ」
このあたりか。
手元に23年前、大学に入る直前の夢にあふれた時代のヤングサンデーがあった。これは太郎のにらめっこ問答から16年後のものだが同じ週刊誌なので紙の質感が似ている。
当時の僕が特に読んでいたのは坂本竜馬のマンガだ。この時期と重なるのは竜馬が大政奉還を成しとげ新政府を平和裏に成立させるために岩倉具視を説得する話「疾風の如く」になる。小説を書いていた当時、同年の6月には同じ「疾風の如く」というタイトルで坂本竜馬を、もじったような堺竜一を主人公に現代を舞台にしたアクションスパイ小説を書くことになる。
マンガ竜馬の「疾風の如く」の表紙を見て思うが、竜馬は優しそうな顔をした好青年だ。だが勝海舟は竜馬と会った時の印象を「冒しがたい威厳があった」と語っている。これは怖くて近寄りがたい印象といったところか。たしかに竜馬の写真を見るとそんな感じだし、実は大学に入るぐらいの時期で勝のその談話は知っていた。ところが竜馬のマンガでは勝海舟の「冒しがたい威厳があった」の言葉は明らかに意図的に割愛されている。作者としてはマンガの竜馬のイメージを壊したくなかったのだろう。
岡本太郎は冒しがたい威厳などない親しみの持てる雰囲気がある。今度はイメージに惑わされずヒーローを感じとろう。
今読んで、僕が特に気に入った岡本太郎の言葉は、
「(自分が潔癖症だと思う点について)それはモラルの面だね
他人に対して感情を傷つけるようなことは絶対にいわない
ぼく自身は、他人に悪口やイヤなことを随分いわれる
しかし、イヤなことをいわれても、決してその相手に対してイヤなことはいわない」
「もちろん、ぼくだって腹を立てることはある
でも、そういうときは逆にニヤッと笑って、相手を見つめてやる
なぜかというと、腹を立てる相手はろくな奴じゃないんだ
ぼくは気の毒なヤツだ、とニヤッと笑ってやるんだよ」
このあたりか。
手元に23年前、大学に入る直前の夢にあふれた時代のヤングサンデーがあった。これは太郎のにらめっこ問答から16年後のものだが同じ週刊誌なので紙の質感が似ている。
当時の僕が特に読んでいたのは坂本竜馬のマンガだ。この時期と重なるのは竜馬が大政奉還を成しとげ新政府を平和裏に成立させるために岩倉具視を説得する話「疾風の如く」になる。小説を書いていた当時、同年の6月には同じ「疾風の如く」というタイトルで坂本竜馬を、もじったような堺竜一を主人公に現代を舞台にしたアクションスパイ小説を書くことになる。
マンガ竜馬の「疾風の如く」の表紙を見て思うが、竜馬は優しそうな顔をした好青年だ。だが勝海舟は竜馬と会った時の印象を「冒しがたい威厳があった」と語っている。これは怖くて近寄りがたい印象といったところか。たしかに竜馬の写真を見るとそんな感じだし、実は大学に入るぐらいの時期で勝のその談話は知っていた。ところが竜馬のマンガでは勝海舟の「冒しがたい威厳があった」の言葉は明らかに意図的に割愛されている。作者としてはマンガの竜馬のイメージを壊したくなかったのだろう。
岡本太郎は冒しがたい威厳などない親しみの持てる雰囲気がある。今度はイメージに惑わされずヒーローを感じとろう。
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