ヲタクと腐女子の二人旅

水無月 神楽

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一章

ヲタクと腐女子は、旅をする

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 桜が咲き乱れる春。
 通い慣れた、中学校までの通学路を、今、俺は全力で、走っていた。
 まさか、今日が始業式なんて思ってもいなかた。
 録画したアニメの消化のため、朝から、深夜まで、見ていた。
 今日で、中3となる、俺は、速水 羅宗(はやみ らむね)という。
 ヲタクとしては、校内1位じゃないかくらいのヲタクだ。
 部屋には、何も無いように見せかけて、押入れに大量のアニメビデオ、CD、漫画、フィギュア、グッズなどが、詰め込まれている。
 親からは、まだ見つかっていない。
 このことを、知っているのは、全国、全世界、宇宙全体を探しても、見つけることなどできないだろ。
 そんなことを思っていたら、通学路最後の横断歩道まで来た。
 ちょうど、青になっていたので、渡ろうとしていた。
 が、不意に車が突っ込んできた。
 痛いと、叫ぶより先に、

「まだ、見てないアニメがあるんだ~。」

 体が、宙を舞いった。
 そして、コンクリートに強く、頭を打った。その時、頭を打った痛さは、はっきりとわかった。
 うっすらと、目を開けることは、できた。
 大量の血と、野次馬、救急車などが、ぼやりと見えた。
 俺は、疲れきったので、目を瞑った。目が覚めるまで。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 長い間、深い眠りの中にいた気がする。
 大きく伸びて、周りを見渡す。
 そこは、病院ではなく、温泉だった。
 そして、タオルを巻いて入っていた。
 なかなかいい温度だった。

「いや、君も災難だったね。」

 という、声が聞こえた。
 声がする方を見ると、銀髪の俺のタイプの女性がいた。
 タオルを巻いていたが、胸が大きく、押さえるのが、大変そうだ。

「だ、だ、だ、誰ですか。」

 今にも、鼻血が出そうだが、なんとか堪え、質問した。
 すると、その銀髪の女性は、

「私か、私は、神様みたいなものだ。名は、ハクと言う。」

 へ~、神様で、ハクって言うんだ。
 ん、神様?ってことは、ここは、死後の世界と言うものか。
 死んでしまったのか、まだ、見てないアニメを大量に残し……ん、俺の部屋押入れを開けられるのか。
 そ、そのことがバレれば、俺は、人生最大の恥となるが、もう、どうしようもない。
 崩れ落ち、倒れこむ。

「押入れ、消せないかな。」
「消すことならできるよ。」
「神様さすが、では早速お願いします。」
「いいよ。」

 すると、神様は、何かを唱えた。すると、目の前に俺の部屋の映像が映し出された。
 次の瞬間、押入れだけが、爆発。
 なんと器用な人だ。
 さらば、俺の宝箱。
 涙を出して泣いていた。

「さてと、君はこれからどうするの。」
「どうするって、何が。」

 涙を拭きながら言った。
 神様は、

「転生するか、天国に、行くかの選択よ。」
「転生って、元の俺がいた、世界に帰れること。」
「元の世界ではなく、異世界よ、異世界転生。」

 この時、異世界は、本当にあることが、わかった。
 元の世界で、憧れていた、異世界。行く以外の選択しは、ないだろう。

「異世界へ行きます。」

 元気な声で言った。

「異世界転生ね、スキルとかを……。」

 神様が、もといハクが、スキル説明をする瞬間、眩しく、周りが、は光り出した。
 すると、そこには、同じクラスの、世銀 紅音(せぎ あかね)が、いた。
 腐女子という噂のある女子だった。
 以外に、胸があるんだな、なんて思ってたら、俺に、突っ込んできた。
 胸が俺の手に触れていた。
 鼻血が噴き出した。
 女の子経験がない俺は、鼻血を噴水みたいに引き出した。
 止めるのに、鼻を押さえていた。
 紅音は、目を覚ました。

「ここはどこ。って羅宗が、なんでこんなところにいるの。」

 と、尻もちをついて、座り込んだ。
 あとちょっとのところが見えない。
 そんなことを思っていたら、ハクが、

「君は、転生か天国かどっちがいい。」

 と、質問した瞬間、

「転生。」

 と、言っていた。
 ハクは、

「異世界だけどいいの。」

 と、聞くと

「いい。」

 と、言った。
 ハクは、

「だったら、二人で行ってきたら、異世界、女の子一人異世界は危険だから。」
「俺は、別に構いません。」

 俺は、心の中で、女の子と、一緒に旅だっと、最高じゃねえか。
 なんてことを考えていた。
 紅音は、少し悩んで。

「私も、構わない。」

 と、言った。
 ハクは、

「だったら今からスキルについて説明するよ。」

 俺と、紅音は、

「わかりました。」

 と、元気よく返事をした。
 説明を聞くと、スキルは、異世界とかに行って、バトルして得た、経験値で習得できるらしい。職業なども、スキルと同じような感じらしいが、ハクは、特別にと、職業だけは、与えてくれた。
 俺の職業は、サムライ。
 紅音は、射手。簡単言えば、弓を射る人だ。
 異世界転生が決まった俺たちは、ハクが開いてくれたゲートに入った。
 目を開けると、そこは、緑あふれる森にいた。
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