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電話ボックス
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美代と勝也は駅まで一緒に歩きながらも、会話はなかった。
(き、気まずい……。最近、愛華先輩が怖くて、勝也先輩のこと避けてたからなぁ)
「こうして一緒に帰るのって、久しぶりだよね。朝も最近会わないし」
今まさに思っていたことを言われ、美代はビクッと肩を震わせた。勝也は眉尻を下げる。
「ごめん。怒ってるわけじゃないよ。なんとなく理由わかるし」
「え?」
「星宮のせいでしょ?」
美代は黙り込んだ。図星だったからだ。
勝也はフウッとため息をつく。
「やっぱり、マネージャーが入ってこないの、あいつのせいだったんだね。山路ちゃんも、嫌がらせとかされてたりする?」
「い、いえ。直接的なことは……」
「本当? でも部活の片付け、いつも手伝ってくれてるよね? 星宮はやったことないのに」
「それは、私が好きでしてることですから。そんなことよりーー」
勝也にこれ以上の心配はさせまいと、美代は話題を変える。あからさまな行動だったが、勝也は肩を竦めた。
「なにかされたら、ちゃんと言ってな」
そう言って、美代の話題転換にのった。
美代の心は、勝也と一緒に帰れて嬉しいという気持ちと、とにかく早く愛華を消さなければという思いで、いっぱいだった。
(き、気まずい……。最近、愛華先輩が怖くて、勝也先輩のこと避けてたからなぁ)
「こうして一緒に帰るのって、久しぶりだよね。朝も最近会わないし」
今まさに思っていたことを言われ、美代はビクッと肩を震わせた。勝也は眉尻を下げる。
「ごめん。怒ってるわけじゃないよ。なんとなく理由わかるし」
「え?」
「星宮のせいでしょ?」
美代は黙り込んだ。図星だったからだ。
勝也はフウッとため息をつく。
「やっぱり、マネージャーが入ってこないの、あいつのせいだったんだね。山路ちゃんも、嫌がらせとかされてたりする?」
「い、いえ。直接的なことは……」
「本当? でも部活の片付け、いつも手伝ってくれてるよね? 星宮はやったことないのに」
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表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
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