171 / 194
アスタリア王国編
163 気弱な令嬢をデートに連れ出しましょう
しおりを挟む
そしてナディヤ応援計画も進んでいく。エリーナは、鏡に映るナディヤを見てニマリと楽し気な笑みを浮かべた。それを鏡越しに見たナディヤはびくりと肩を震わせる。ナディヤの髪を微調整していたリズは満足げに頷き、パッと笑顔を見せた。
「渾身の出来です!」
「さすがね。可愛くて儚げなヒロインだわ!」
「ド、ドレスにお化粧まで……も、申し訳ありません!」
今日は約束をしてたナディヤとのデートだ。朝から来てもらってドレスを選び、先ほど化粧が終わったところだった。二人の異母姉がいるため、ドレスをもらうのは見つかったら困るとナディヤが漏らしたため、エリーナのところで着替えることにしたのだ。
来た時はいつもの地味なワンピースドレスだったナディヤは、垢ぬけた可憐な令嬢となっている。二人は達成感に浸り、目を合わせて頷き合った。ドレスはエリーナのお古だが、一度しか袖を通していないものであり、流行りに左右されないデザインのものを選んだ。他にも数着夜会でも着られるものを用意してある。
「こんな立派なドレス、何かにひっかけないか怖くて歩けません」
立ち上がったナディヤはフリルがふんだんに使われたスカートの部分を見て、気が引けていた。
「問題ないわよ。それはナディヤさんのだから、破けても汚れてもかまわないわ」
「そ、そんな! わたくしは何もお返しできないのに!」
悲壮な表情を向けられ、エリーナは「う~ん」と頭を悩ませる。先ほどから似たようなやりとりを繰り返しており、どうも心の負担になっているようだ。
「なら、これからもわたくしの友達として、お茶を飲んだり遊びにいったりしてくれる?」
「は、はい! もちろんです!」
素直に頷き返すナディヤの背に手を回し、軽く押して歩き始める。
「わたくしのお友達ということは、わたくしのものだもの。わたくしのものを好きに着飾っても問題ないでしょう?」
「は、はい……?」
「だから気にすることなんてないのよ」
「あ、はい。……ん?」
エリーナは暴論でナディヤを言いくるめる。相手に考える隙を与えないのは詐欺の手口だと、後ろを歩くリズは心の中で突っ込む。そして流されているナディヤがますます心配になった。
おめかしをした二人は王宮の廊下を歩き、画廊へと向かった。常にそこでシルヴィオの絵が展示されているのだが、今回は新作を多数公開しているのだ。ナディヤは図書室に飾られていた絵でシルヴィオの作品を知ったようで、王宮の画廊へ来るのは初めてらしい。
ナディヤは緊張しているようで動きがぎこちない。リズはそんな状態でこの先どうするんだと呆れるが、そこは侍女として顔には出さなかった。
画廊は王宮の入り口に近いところにあり、謁見に来た人や商人がよく立ち寄っていた。その重厚感のあるドアには貸切の札がかかっている。
「え、貸切?」
それを目にしたナディヤが驚けば、エリーナは胸を張って得意げな顔をした。
「当然よ。今日はデートでなんだもの。二人でゆっくり見たいじゃない」
「そ、そんな、わたくし如きが……」
「だから、卑下しないの。それにもともとこの時間は人も少ないし、それほど迷惑はかかっていないわ」
エリーナはすかさずフォローを入れておいた。そうでも言っておかないと気に病むからだ。
そしてリズがドアを開け、一歩部屋に踏み入れたナディヤは目を見開いてぐるりと部屋中を見回した。口を開けて圧倒されている。エリーナも初めて入ったのだが、その絵の数々に感嘆の声が漏れた。
「これはすごいわ」
ざっと見ただけで百は超えるであろう絵画の数々。正面には二人で持ってやっとのぐらい大きな絵が飾られ、王宮から見た夕日に染まる城下町が鮮明に描かれていた。まるで本物を見ているかのようだ。
「どう? ナディヤ……?」
喜んでくれただろうかとナディヤに視線を向けたエリーナは、その顔を見て目を瞬かせた。
「泣いているの?」
静かに涙を流しており、じっと正面の大きな絵に見入っていた。引き寄せられるように近づいて行き、顔を近づけて細かな描き方を見ている。自分の世界に入り込んでおり、エリーナの声は届いていないようだった。
じっくり一つ一つの絵を目に焼き付けるように見ていくナディヤを横目に、エリーナも絵を見ていく。新たにラルフレアに留学していた時の絵が増えたようで、見覚えのある景色や人々が描かれていた。中にはエリーナとクリスを描いたものもある。二人一緒に描いてもらった記憶はないので、肖像画をもとに描いたのだろう。どうしてエリーナの手にプリンがあるのかとつっこみたくなった。
そして一周見終わり、中央に置かれたソファーで休んでいるとナディヤがハッとエリーナの存在を思い出し、血相を変えて近づいて来た。
「あ、その、申し訳ございませんでした。わたくしだけ勝手に見てしまって」
「いいのよ。絵なんて一人で見るものでしょ? どうだった?」
エリーナは立ち上がって微笑みかける。するとナディヤは今までで一番の笑みを浮かべて声を弾ませた。
「素晴らしいです! 画集で見た絵の本物を見られるなんて。もう、わたくしは死んでも後悔しません」
「おおげさよ。なら、少し案内してもらえる?」
以前お茶会をした時に、画集を見ながらいくつか説明をしてもらっていた。ナディヤの絵に関する知識は相当であり、エリーナでは絵を見ても綺麗という感想しか出てこない。
「もちろんです!」
そしてナディヤは喜々としてエリーナを絵の側まで案内して、一つ一つ説明を始める。いつ、どこで、どうやって描かれたのか。その時の国の情勢や王家の事情、また絵に関するエピソードなどを披露してくれる。エリーナは絵一つをとっても裏に様々なストーリーがあるのねと感心していた。
じっくり時間をかけ、熱心に絵について語るナディヤに気弱な令嬢の影はない。自分の好きにまっすぐな、可愛い女の子だった。
絵の世界に入り込み、丁寧に説明をしているナディヤには後ろでドアが開いた音に気付かない。
誰かが近づいていることにも。
「渾身の出来です!」
「さすがね。可愛くて儚げなヒロインだわ!」
「ド、ドレスにお化粧まで……も、申し訳ありません!」
今日は約束をしてたナディヤとのデートだ。朝から来てもらってドレスを選び、先ほど化粧が終わったところだった。二人の異母姉がいるため、ドレスをもらうのは見つかったら困るとナディヤが漏らしたため、エリーナのところで着替えることにしたのだ。
来た時はいつもの地味なワンピースドレスだったナディヤは、垢ぬけた可憐な令嬢となっている。二人は達成感に浸り、目を合わせて頷き合った。ドレスはエリーナのお古だが、一度しか袖を通していないものであり、流行りに左右されないデザインのものを選んだ。他にも数着夜会でも着られるものを用意してある。
「こんな立派なドレス、何かにひっかけないか怖くて歩けません」
立ち上がったナディヤはフリルがふんだんに使われたスカートの部分を見て、気が引けていた。
「問題ないわよ。それはナディヤさんのだから、破けても汚れてもかまわないわ」
「そ、そんな! わたくしは何もお返しできないのに!」
悲壮な表情を向けられ、エリーナは「う~ん」と頭を悩ませる。先ほどから似たようなやりとりを繰り返しており、どうも心の負担になっているようだ。
「なら、これからもわたくしの友達として、お茶を飲んだり遊びにいったりしてくれる?」
「は、はい! もちろんです!」
素直に頷き返すナディヤの背に手を回し、軽く押して歩き始める。
「わたくしのお友達ということは、わたくしのものだもの。わたくしのものを好きに着飾っても問題ないでしょう?」
「は、はい……?」
「だから気にすることなんてないのよ」
「あ、はい。……ん?」
エリーナは暴論でナディヤを言いくるめる。相手に考える隙を与えないのは詐欺の手口だと、後ろを歩くリズは心の中で突っ込む。そして流されているナディヤがますます心配になった。
おめかしをした二人は王宮の廊下を歩き、画廊へと向かった。常にそこでシルヴィオの絵が展示されているのだが、今回は新作を多数公開しているのだ。ナディヤは図書室に飾られていた絵でシルヴィオの作品を知ったようで、王宮の画廊へ来るのは初めてらしい。
ナディヤは緊張しているようで動きがぎこちない。リズはそんな状態でこの先どうするんだと呆れるが、そこは侍女として顔には出さなかった。
画廊は王宮の入り口に近いところにあり、謁見に来た人や商人がよく立ち寄っていた。その重厚感のあるドアには貸切の札がかかっている。
「え、貸切?」
それを目にしたナディヤが驚けば、エリーナは胸を張って得意げな顔をした。
「当然よ。今日はデートでなんだもの。二人でゆっくり見たいじゃない」
「そ、そんな、わたくし如きが……」
「だから、卑下しないの。それにもともとこの時間は人も少ないし、それほど迷惑はかかっていないわ」
エリーナはすかさずフォローを入れておいた。そうでも言っておかないと気に病むからだ。
そしてリズがドアを開け、一歩部屋に踏み入れたナディヤは目を見開いてぐるりと部屋中を見回した。口を開けて圧倒されている。エリーナも初めて入ったのだが、その絵の数々に感嘆の声が漏れた。
「これはすごいわ」
ざっと見ただけで百は超えるであろう絵画の数々。正面には二人で持ってやっとのぐらい大きな絵が飾られ、王宮から見た夕日に染まる城下町が鮮明に描かれていた。まるで本物を見ているかのようだ。
「どう? ナディヤ……?」
喜んでくれただろうかとナディヤに視線を向けたエリーナは、その顔を見て目を瞬かせた。
「泣いているの?」
静かに涙を流しており、じっと正面の大きな絵に見入っていた。引き寄せられるように近づいて行き、顔を近づけて細かな描き方を見ている。自分の世界に入り込んでおり、エリーナの声は届いていないようだった。
じっくり一つ一つの絵を目に焼き付けるように見ていくナディヤを横目に、エリーナも絵を見ていく。新たにラルフレアに留学していた時の絵が増えたようで、見覚えのある景色や人々が描かれていた。中にはエリーナとクリスを描いたものもある。二人一緒に描いてもらった記憶はないので、肖像画をもとに描いたのだろう。どうしてエリーナの手にプリンがあるのかとつっこみたくなった。
そして一周見終わり、中央に置かれたソファーで休んでいるとナディヤがハッとエリーナの存在を思い出し、血相を変えて近づいて来た。
「あ、その、申し訳ございませんでした。わたくしだけ勝手に見てしまって」
「いいのよ。絵なんて一人で見るものでしょ? どうだった?」
エリーナは立ち上がって微笑みかける。するとナディヤは今までで一番の笑みを浮かべて声を弾ませた。
「素晴らしいです! 画集で見た絵の本物を見られるなんて。もう、わたくしは死んでも後悔しません」
「おおげさよ。なら、少し案内してもらえる?」
以前お茶会をした時に、画集を見ながらいくつか説明をしてもらっていた。ナディヤの絵に関する知識は相当であり、エリーナでは絵を見ても綺麗という感想しか出てこない。
「もちろんです!」
そしてナディヤは喜々としてエリーナを絵の側まで案内して、一つ一つ説明を始める。いつ、どこで、どうやって描かれたのか。その時の国の情勢や王家の事情、また絵に関するエピソードなどを披露してくれる。エリーナは絵一つをとっても裏に様々なストーリーがあるのねと感心していた。
じっくり時間をかけ、熱心に絵について語るナディヤに気弱な令嬢の影はない。自分の好きにまっすぐな、可愛い女の子だった。
絵の世界に入り込み、丁寧に説明をしているナディヤには後ろでドアが開いた音に気付かない。
誰かが近づいていることにも。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる