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~第1話~ 大発明!?ボーイズホルダー!
4.常盤 美鳥
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「おーほっほっほ!!ホラ、テキパキ歩きなさい!!」
突如、曲がり角の方から女子の高笑いが聞こえてきた。
「…なんだ?」
「げ…、この声は…」
その声に私はよく聞き覚えがあった。
「美鳥…!」
曲がり角から現れたのは私のクラスメイト常盤 美鳥
「なっ…、何その子…」
私の前に現れた美鳥は異様な出で立ちだった。
美鳥は上裸姿の男子の背中の上に乗り、その男子を馬のように歩かせ、移動している。
「あら、朱美さんじゃない。ご機嫌麗しゅう。相変わらずニキビに悩んでいそうな顔してるわね」
「いや、ニキビネタ引っ張らないでよ!」
美鳥は私の驚きををよそにいつも通りの雰囲気で話しかけてくる。
「…?朱美くんの知り合いか?」
「常盤美鳥。私と同じ学年の、クラスは違うんだけど…」
「フッ…私と朱美さんは永遠のライバルですわ!」
博士の問いに答える私を遮り、美鳥がこの上なくわかりやすい自己紹介をする。
「…とまぁ、こんな感じの人」
「おおお…なかなか愉快な交友関係だな…」
「そ、そんなことより、その人彼氏か何か?悪目立ちするしやめた方がいいよ?」
ようやく私は美鳥の下で、まるで馬のようにされている男子に目をかけた。
「ッ…!?」
「…どうした?」
「この人…、学園のアイドル!南 怜音!?」
「アラ…ようやくお気付きですの?」
~男の子データ~
南 怜音
性格:ノリが良い
趣味:ダンス、音楽
好きなもの:ファッション選び
そのノリの良い性格とイケメンな容姿から
学園のアイドルと呼ばれている。
芸能界へのあこがれも強く、密かに本当のアイドルも目指している。
「どういうことだ!?学園のアイドルを馬のように…?まさか…!」
「あら、これがそんなに珍しい?」
美鳥は私たちが持っているものと同じ首輪を取り出し、それを見せつけるように人差し指で回す。
「それ…ボーイズホルダー!?」
「バカな…!?なぜ君がそんなものを!?」
「あなた大河内博士ですわよね…?何も覚えてないんですの?」
「へ…?」
博士は一転して語気を弱め、聞きの姿勢に入る
「あなた、自身のウェブサイトに『ボーイズホルダー完成なう』と書き込んだ後、その設計図ともろもろのソフトウェアを全てアップロードして、誰にでも見れる状態にしていたではありませんの」
「へ…?そうだっけ…?」
「………」
「まぁ一般庶民が閲覧しても何の価値も見いだせない代物ですけれども、国内有数の資産家、常盤家の令嬢であるこの私の資金と技術力をもってすれば、一朝一夕でボーイズホルダーを再現することなどお茶の子さいさいですわ!」
「えええええ!!?」
「いやこっちがええええええ!!だわ!なにやってんだ!?」
私もいよいよ我慢できずに博士にツッコミを入れる。
「いやーあの後のことはなんかハシャギすぎちゃって覚えてないんだよね…。お酒も入ってたし…。そういわれてみればやったかも…」
衝動的すぎるだろ…
「はっ!そんなことより権利はどうなるのォ!?」
「知りませんわよ」
「ガビーン!」
博士はそのままフリーズする。
「まあともかくも感謝していますわ。ボーイズホルダーのおかげで、こうして学園のアイドルとやらを下僕として扱えるんですからね」
「はい…マスター」
下にいる怜音が小さい声で美鳥の言葉を肯定する。
「だいたい、男のくせに私よりチヤホヤされるなんて生意気ですわ。男子は女子の所有物がお似合いなのよ」
そういうと美鳥はどこからかハリセンを取り出し怜音のお尻をひっぱたく。
「はんっ!…おっしゃる通りです」
「そ、それは違うよ!!」
「…うん?」
私はなんかとっさに叫んでしまう
「男子にだって心がある!男子と女子はともに絆を築き合えるパートナーなんだ!」
「おお!朱美くん!主人公っぽいぞ!」
「フン、ざれ事ですわ。けど私に文句をつけた度胸は褒めてあげる…。それなら正々堂々と『ボーイズバトル』で勝負ですわ!」
美鳥は私を指さして宣言する。
「へ…?何ソレ…?」
突如、曲がり角の方から女子の高笑いが聞こえてきた。
「…なんだ?」
「げ…、この声は…」
その声に私はよく聞き覚えがあった。
「美鳥…!」
曲がり角から現れたのは私のクラスメイト常盤 美鳥
「なっ…、何その子…」
私の前に現れた美鳥は異様な出で立ちだった。
美鳥は上裸姿の男子の背中の上に乗り、その男子を馬のように歩かせ、移動している。
「あら、朱美さんじゃない。ご機嫌麗しゅう。相変わらずニキビに悩んでいそうな顔してるわね」
「いや、ニキビネタ引っ張らないでよ!」
美鳥は私の驚きををよそにいつも通りの雰囲気で話しかけてくる。
「…?朱美くんの知り合いか?」
「常盤美鳥。私と同じ学年の、クラスは違うんだけど…」
「フッ…私と朱美さんは永遠のライバルですわ!」
博士の問いに答える私を遮り、美鳥がこの上なくわかりやすい自己紹介をする。
「…とまぁ、こんな感じの人」
「おおお…なかなか愉快な交友関係だな…」
「そ、そんなことより、その人彼氏か何か?悪目立ちするしやめた方がいいよ?」
ようやく私は美鳥の下で、まるで馬のようにされている男子に目をかけた。
「ッ…!?」
「…どうした?」
「この人…、学園のアイドル!南 怜音!?」
「アラ…ようやくお気付きですの?」
~男の子データ~
南 怜音
性格:ノリが良い
趣味:ダンス、音楽
好きなもの:ファッション選び
そのノリの良い性格とイケメンな容姿から
学園のアイドルと呼ばれている。
芸能界へのあこがれも強く、密かに本当のアイドルも目指している。
「どういうことだ!?学園のアイドルを馬のように…?まさか…!」
「あら、これがそんなに珍しい?」
美鳥は私たちが持っているものと同じ首輪を取り出し、それを見せつけるように人差し指で回す。
「それ…ボーイズホルダー!?」
「バカな…!?なぜ君がそんなものを!?」
「あなた大河内博士ですわよね…?何も覚えてないんですの?」
「へ…?」
博士は一転して語気を弱め、聞きの姿勢に入る
「あなた、自身のウェブサイトに『ボーイズホルダー完成なう』と書き込んだ後、その設計図ともろもろのソフトウェアを全てアップロードして、誰にでも見れる状態にしていたではありませんの」
「へ…?そうだっけ…?」
「………」
「まぁ一般庶民が閲覧しても何の価値も見いだせない代物ですけれども、国内有数の資産家、常盤家の令嬢であるこの私の資金と技術力をもってすれば、一朝一夕でボーイズホルダーを再現することなどお茶の子さいさいですわ!」
「えええええ!!?」
「いやこっちがええええええ!!だわ!なにやってんだ!?」
私もいよいよ我慢できずに博士にツッコミを入れる。
「いやーあの後のことはなんかハシャギすぎちゃって覚えてないんだよね…。お酒も入ってたし…。そういわれてみればやったかも…」
衝動的すぎるだろ…
「はっ!そんなことより権利はどうなるのォ!?」
「知りませんわよ」
「ガビーン!」
博士はそのままフリーズする。
「まあともかくも感謝していますわ。ボーイズホルダーのおかげで、こうして学園のアイドルとやらを下僕として扱えるんですからね」
「はい…マスター」
下にいる怜音が小さい声で美鳥の言葉を肯定する。
「だいたい、男のくせに私よりチヤホヤされるなんて生意気ですわ。男子は女子の所有物がお似合いなのよ」
そういうと美鳥はどこからかハリセンを取り出し怜音のお尻をひっぱたく。
「はんっ!…おっしゃる通りです」
「そ、それは違うよ!!」
「…うん?」
私はなんかとっさに叫んでしまう
「男子にだって心がある!男子と女子はともに絆を築き合えるパートナーなんだ!」
「おお!朱美くん!主人公っぽいぞ!」
「フン、ざれ事ですわ。けど私に文句をつけた度胸は褒めてあげる…。それなら正々堂々と『ボーイズバトル』で勝負ですわ!」
美鳥は私を指さして宣言する。
「へ…?何ソレ…?」
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