とある騎士の遠い記憶

第3章：生い立ち編2 ～見聞の旅路～

第3章 第2節：ラドフォール騎士団

第3章　第2節

　貴族騎士団1

　～ラドフォール騎士団～

【あらすじ】

セルジオとエリオスはエステール伯爵所領を外へ出て最初に向かった先は、シュタイン王国北西から北方、北東を所領とするラドフォール公爵領だった。

ラドフォール公爵家ラドフォール騎士団はその広大な所領から騎士団城塞を3つに分けて管理していた。

北東を治める第一の城塞、大地の城塞
北方を治める第二の城塞、火焔の城塞
そして、北西を治める第三の城塞、水の城塞。


貴族騎士団巡回の命を受けて初めて訪れる他家騎士団城塞はラドフォール騎士団。

魔導士がその8割を占めるシュタイン王国建国以前からの名家であるラドフォール公爵家騎士団。

様々な出会いを通して、セルジオとエリオスの成長は加速度を上げていく。