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第二章 王都レイザァゴ編
第49話 コムギのミートパイ
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交差したパイ生地の下にちらりと覗くミンチ肉はトマト、玉ねぎ、人参などと混ざり合い、色合いからして美味しそうな雰囲気を醸し出していた。
ざくりと1ピース分を切り出してもらう。
すると白い湯気が立ち上り、パイ生地に包まれていたミンチ肉が露わになった。
俺は手を合わせてからその1ピースに齧りつく。
「……うん、美味い!」
そう心の底からの感想を口にすると、ミートパイの作り手――コムギは満面の笑みを浮かべて「本当ですか!? やった……!」と飛び跳ねて喜んだ。
王都レイザァゴでの事件から半年。
コムギを連れてテーブリア村へと帰った俺はいつも通りの日常を過ごしていた。
といっても完璧に元通りではなく、新しい処罰についての話し合いのため時折王都へ赴いてジェラットたちと要望の擦り合わせをしたり、新しい同居人……コゲとの生活が始まったりと様々な変化があったが。
そしてこれも変化のひとつ。
コムギの料理が格段に上手くなったのだ。
――コゲ曰く、巫女としてコムギとリンクしたのは彼女の寂しい気持ちに同調したからだろうとのことだった。
コムギが料理下手になったのは母親が亡くなってから。
つまり、あの運命づけられたかのように破壊的な下手さは『堕ちて反転した食事の神の巫女になったから』だったわけだ。
そんな堕ちた神であるコゲはどうやら俺と食事を共にしたことで安定し、髪は未だに黒いままだが元の神性を取り戻したらしい。
その結果、コムギも練習を重ねるたび少しずつ上達していった。
今日は初めて俺がコムギに作ってほしいと頼んだのと同じミートパイのリベンジ。
結果は――俺とコゲが舌鼓を打っているミートパイを見れば一目瞭然だろう。
「本当に美味しいよ、まあ俺にとってはコムギが作ってくれた初めてのミートパイも美味しかったけどな?」
「もう、そう言ってくれるのはシロさんだけですよ」
「あはは、でもそれならあの味は俺が独り占めできるわけか」
照れるコムギを眺めながらそう笑っていると――背後の扉が開いてミールが顔を覗かせたので、俺は思わずフォークを止めて肩を跳ねさせた。
ミールには村に戻ってからすぐにコムギと引き合わせ、娘を連れ戻してくれてありがとうございますと大層感謝された。
土下座しそうな勢いだったので止めたくらいだ。
そこで伏せていてもいつかは話すことだ、とコムギとの交際を伝えたんだが――
「ほらほら! シロさんもコゲちゃんもパイに合うポタージュスープは如何ですか? 三時間かけて作った自信作ですよ!」
――反対どころか大歓迎だったのは嬉しいものの、なんだか、こう、めちゃくちゃ甲斐甲斐しい様子で毎日世話を焼いてくれるので少し申し訳なくなっている。
本当、本当に嬉しいんだが彼女の父親に甲斐甲斐しくされるってめちゃくちゃくすぐったいんだ……!
しかしスープの誘惑にはあっさり負け、俺とコゲはパイと合わせてスープも頂くことにした。
少しまろみのあるスープはミートパイの酸味を中和するような形で別の旨味を引き出してくれる。俺は味変する形で食事を楽しむのが好きだから大変ありがたい。
……彼女の父親に好みまで把握されている気がするが、まあ今は忘れておこう。
村に帰ってからしばらく悩んだが、俺が食事の神であることは村のみんなにも明かしておいた。
コムギを探している時にも痛感したが、正体を明かしておいた方が力を使いやすいので、いざという時のためにも必要なことだろうと判断したのだ。
それに人の多い王都で明かした以上、いつかは耳に入ることだったろうしな。
代わりに態度が変わってしまったり妙なリアクションを取られることも覚悟していたが、幸いにも村のみんなは俺の「今まで通り接してほしい」という願いを聞き入れてくれた。
――若干『村に住む気さくな生き神様』みたいな扱いを受けているが、まあそれはまさしく今までと大差ない。
(ただ、あの時の奇跡を目の当たりにした王都の人や、噂を聞きつけた人が参拝みたいな形で時々来るからそれは勘弁してくれって感じだけれど……)
話し合いのために王都へ出向く時も騒ぎになることがあるので、最近は変装をしている。アイドルかと何度自分自身にツッコミを入れたことか。
ジェラットにどうにかしてくれって頼みたくなるな……。
なお、王都への送り迎えはビズタリートとその愛馬である魔馬が担当していた。
驚くべき人選だが、どうやらあの後ビズタリートがテーブリア村でやらかしたアレコレをジェラットとナイファット王が知ったらしく、その罪を償うために王族から追放されかかったところを俺が止めて「ならこれから俺の送り迎え担当はビズタリートで! それでチャラでいいんで!」と提案した形だ。
本来なら追放するほどではないものの、食事の神にフードファイトで無礼を働いたという点が最も罪深かったらしいので、いや俺のせいでそれは後味悪いからと挙手したわけだ。
それにビズタリートが追放されたって俺もコムギも嬉しくない。
そうなるくらいなら、村に来るたび反省してくれるほうがよっぽどいいだろう。俺が謝ってほしいのは自分じゃなくてコムギだしな。
食事の神への無礼を食事の神直々に許した、ということでビズタリートに関してはこれで手打ちとなった。
ちなみに敷地に侵入したこと、ハーレムで勝手に飲み食いしてしまったことは俺も直接赴いて代金を払って謝罪済みだ。原因となる理由が何であれ、こっちも謝るべきところは謝らないといけない。
……シロちゃん律儀~、とハーレムの美女たちに撫で繰り回されたのは解せないが。
その過程で知ったことがある。
もはや昔話レベルだが、遥か昔に『神が人の罪を償わせるため自分の手伝いをさせた』という逸話があったらしい。ビズタリートの件も人々の間ではそういう扱いを受けているようだ。おかげですぐに受け入れられた。
つまり、ある意味これは過去の判例に近いものだ、ということだ。
一般人が判例を元に「ならそれも有りだ」と納得してくれる。
そして今は神である俺が実在している。
それを組み合わせ、俺はジェラットにあの時保留にした代案を伝えた。
すなわち、極刑の代わりに食事の神を手伝い貢献し、同時に食事について神から学び直すこと。
(いやー……個人的にこういう形で神様ぶるのは好きじゃないけど、効果はあったんだよなこれが)
提案した新しい刑罰は一般人の社会に受け入れられるかどうかが俺にとって重要な点だった。
罪人は罪を働いたから罪人だ。
相応の罰がなければ溜飲の下がらない者もいる。
ビズタリートに関しては俺とコムギが被害者だったが、ロークァットたちに関しては王都全体、企んでいたことを考えるなら世界全体が被害者だった。
そんな人々が納得してくれる方法が間に食事の神を噛ませることだったわけだ。
うーん、神様って存在は良くも悪くも怖いな。
それでもジェラットは渋っていたが、ここまで通用するならばとビズタリートの前例を見ることで納得してくれた。
代わりに極刑級の罪人が現れた際にどういった手伝いをさせて罪滅ぼしさせるか俺がすべて考えることになったが、そう毎日毎日出るものではないため、今のところ平穏だ。
ただ、ジェラット曰くそのうち俺の考えに近い者を神の代弁者に据えてスムーズに回せるようにしてくれるらしい。
ロークァットには王都に残り食事の神の意思を反映させる手伝いを。
タージュには指定の土地で自力で作物を作ったり動物を育ててもらうことにした。
それらを食に困っている人にお裾分けしてほしい。ただし自分たちが食うに困らない範囲で、と付け加えて。
……タージュはロークァットの傍にいた方がいいんじゃないかと思ったけれど、彼から離れることを希望したのは他でもないタージュ本人だった。
きっと何か思うところがあったんだろう。
そう思い返しながらミートパイとスープをすべて食べ終わったところで、店の外から馬の声がした。
顔を上げた俺は窓の外に件のタージュの姿を見つけて目を丸くする。
どうしてここに?
そう視線を送ると、こちらに気がついたタージュが片手を上げて笑った。
そして店内に足を踏み入れて言う。
「どうも、お久しぶりですシロさん。……お裾分けに来ました」
ざくりと1ピース分を切り出してもらう。
すると白い湯気が立ち上り、パイ生地に包まれていたミンチ肉が露わになった。
俺は手を合わせてからその1ピースに齧りつく。
「……うん、美味い!」
そう心の底からの感想を口にすると、ミートパイの作り手――コムギは満面の笑みを浮かべて「本当ですか!? やった……!」と飛び跳ねて喜んだ。
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コムギを連れてテーブリア村へと帰った俺はいつも通りの日常を過ごしていた。
といっても完璧に元通りではなく、新しい処罰についての話し合いのため時折王都へ赴いてジェラットたちと要望の擦り合わせをしたり、新しい同居人……コゲとの生活が始まったりと様々な変化があったが。
そしてこれも変化のひとつ。
コムギの料理が格段に上手くなったのだ。
――コゲ曰く、巫女としてコムギとリンクしたのは彼女の寂しい気持ちに同調したからだろうとのことだった。
コムギが料理下手になったのは母親が亡くなってから。
つまり、あの運命づけられたかのように破壊的な下手さは『堕ちて反転した食事の神の巫女になったから』だったわけだ。
そんな堕ちた神であるコゲはどうやら俺と食事を共にしたことで安定し、髪は未だに黒いままだが元の神性を取り戻したらしい。
その結果、コムギも練習を重ねるたび少しずつ上達していった。
今日は初めて俺がコムギに作ってほしいと頼んだのと同じミートパイのリベンジ。
結果は――俺とコゲが舌鼓を打っているミートパイを見れば一目瞭然だろう。
「本当に美味しいよ、まあ俺にとってはコムギが作ってくれた初めてのミートパイも美味しかったけどな?」
「もう、そう言ってくれるのはシロさんだけですよ」
「あはは、でもそれならあの味は俺が独り占めできるわけか」
照れるコムギを眺めながらそう笑っていると――背後の扉が開いてミールが顔を覗かせたので、俺は思わずフォークを止めて肩を跳ねさせた。
ミールには村に戻ってからすぐにコムギと引き合わせ、娘を連れ戻してくれてありがとうございますと大層感謝された。
土下座しそうな勢いだったので止めたくらいだ。
そこで伏せていてもいつかは話すことだ、とコムギとの交際を伝えたんだが――
「ほらほら! シロさんもコゲちゃんもパイに合うポタージュスープは如何ですか? 三時間かけて作った自信作ですよ!」
――反対どころか大歓迎だったのは嬉しいものの、なんだか、こう、めちゃくちゃ甲斐甲斐しい様子で毎日世話を焼いてくれるので少し申し訳なくなっている。
本当、本当に嬉しいんだが彼女の父親に甲斐甲斐しくされるってめちゃくちゃくすぐったいんだ……!
しかしスープの誘惑にはあっさり負け、俺とコゲはパイと合わせてスープも頂くことにした。
少しまろみのあるスープはミートパイの酸味を中和するような形で別の旨味を引き出してくれる。俺は味変する形で食事を楽しむのが好きだから大変ありがたい。
……彼女の父親に好みまで把握されている気がするが、まあ今は忘れておこう。
村に帰ってからしばらく悩んだが、俺が食事の神であることは村のみんなにも明かしておいた。
コムギを探している時にも痛感したが、正体を明かしておいた方が力を使いやすいので、いざという時のためにも必要なことだろうと判断したのだ。
それに人の多い王都で明かした以上、いつかは耳に入ることだったろうしな。
代わりに態度が変わってしまったり妙なリアクションを取られることも覚悟していたが、幸いにも村のみんなは俺の「今まで通り接してほしい」という願いを聞き入れてくれた。
――若干『村に住む気さくな生き神様』みたいな扱いを受けているが、まあそれはまさしく今までと大差ない。
(ただ、あの時の奇跡を目の当たりにした王都の人や、噂を聞きつけた人が参拝みたいな形で時々来るからそれは勘弁してくれって感じだけれど……)
話し合いのために王都へ出向く時も騒ぎになることがあるので、最近は変装をしている。アイドルかと何度自分自身にツッコミを入れたことか。
ジェラットにどうにかしてくれって頼みたくなるな……。
なお、王都への送り迎えはビズタリートとその愛馬である魔馬が担当していた。
驚くべき人選だが、どうやらあの後ビズタリートがテーブリア村でやらかしたアレコレをジェラットとナイファット王が知ったらしく、その罪を償うために王族から追放されかかったところを俺が止めて「ならこれから俺の送り迎え担当はビズタリートで! それでチャラでいいんで!」と提案した形だ。
本来なら追放するほどではないものの、食事の神にフードファイトで無礼を働いたという点が最も罪深かったらしいので、いや俺のせいでそれは後味悪いからと挙手したわけだ。
それにビズタリートが追放されたって俺もコムギも嬉しくない。
そうなるくらいなら、村に来るたび反省してくれるほうがよっぽどいいだろう。俺が謝ってほしいのは自分じゃなくてコムギだしな。
食事の神への無礼を食事の神直々に許した、ということでビズタリートに関してはこれで手打ちとなった。
ちなみに敷地に侵入したこと、ハーレムで勝手に飲み食いしてしまったことは俺も直接赴いて代金を払って謝罪済みだ。原因となる理由が何であれ、こっちも謝るべきところは謝らないといけない。
……シロちゃん律儀~、とハーレムの美女たちに撫で繰り回されたのは解せないが。
その過程で知ったことがある。
もはや昔話レベルだが、遥か昔に『神が人の罪を償わせるため自分の手伝いをさせた』という逸話があったらしい。ビズタリートの件も人々の間ではそういう扱いを受けているようだ。おかげですぐに受け入れられた。
つまり、ある意味これは過去の判例に近いものだ、ということだ。
一般人が判例を元に「ならそれも有りだ」と納得してくれる。
そして今は神である俺が実在している。
それを組み合わせ、俺はジェラットにあの時保留にした代案を伝えた。
すなわち、極刑の代わりに食事の神を手伝い貢献し、同時に食事について神から学び直すこと。
(いやー……個人的にこういう形で神様ぶるのは好きじゃないけど、効果はあったんだよなこれが)
提案した新しい刑罰は一般人の社会に受け入れられるかどうかが俺にとって重要な点だった。
罪人は罪を働いたから罪人だ。
相応の罰がなければ溜飲の下がらない者もいる。
ビズタリートに関しては俺とコムギが被害者だったが、ロークァットたちに関しては王都全体、企んでいたことを考えるなら世界全体が被害者だった。
そんな人々が納得してくれる方法が間に食事の神を噛ませることだったわけだ。
うーん、神様って存在は良くも悪くも怖いな。
それでもジェラットは渋っていたが、ここまで通用するならばとビズタリートの前例を見ることで納得してくれた。
代わりに極刑級の罪人が現れた際にどういった手伝いをさせて罪滅ぼしさせるか俺がすべて考えることになったが、そう毎日毎日出るものではないため、今のところ平穏だ。
ただ、ジェラット曰くそのうち俺の考えに近い者を神の代弁者に据えてスムーズに回せるようにしてくれるらしい。
ロークァットには王都に残り食事の神の意思を反映させる手伝いを。
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それらを食に困っている人にお裾分けしてほしい。ただし自分たちが食うに困らない範囲で、と付け加えて。
……タージュはロークァットの傍にいた方がいいんじゃないかと思ったけれど、彼から離れることを希望したのは他でもないタージュ本人だった。
きっと何か思うところがあったんだろう。
そう思い返しながらミートパイとスープをすべて食べ終わったところで、店の外から馬の声がした。
顔を上げた俺は窓の外に件のタージュの姿を見つけて目を丸くする。
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