1 / 1
ことりさんと わたしと ピアノ
しおりを挟む
「ピアノなんてつまんない」
おんなのこは ピアノをひくことを
やめてしまう
「なんで ひくことを
やめちゃうの?」
まどからとんできた ことりが
そっと ピアノにとまる
「だって うまくひけないんだもん
すぐしっぱい しちゃうし
しっぱいすると はずかしいから いや」
「うまくひけなくても いいんだよ」
「どうして?」
「ひけば わかるよ
ちょっとだけ ひいてみて」
ふしぎそうに おんなのこは
ぽん と けんばんを たたく
すると ことりが からだをかたむける
また ぽろん と けんばんを たたく
こんどは ことりが はねをひろげる
おんなのこが クスッと わらう
「おもうように ひいてみて
ぼくが おどるから!」
おんなのこの ピアノのおとに あわせて
ことりがおどる
うまくひけないのに なんだか
おんなのこは えがおになる
「いま、どんなきもち?」
「うきうきして わくわくしてる!」
ことりは うれしそうに
おどりながら うたいだす
おんなのこの わらうこえ
ことりのうたうこえ ピアノのおと
いろんな おとが へやいっぱいにひろがる
「どうだった?」
「すっごく たのしいよ
うまくひけなくても ピアノって
こんなに たのしいんだね!」
おんなのこは にっこり わらう
「またきてくれる?」
「もちろん!」
ことりは ひとつ うなずいて
そらへと かえっていった
おんなのこは ピアノをひくことを
やめてしまう
「なんで ひくことを
やめちゃうの?」
まどからとんできた ことりが
そっと ピアノにとまる
「だって うまくひけないんだもん
すぐしっぱい しちゃうし
しっぱいすると はずかしいから いや」
「うまくひけなくても いいんだよ」
「どうして?」
「ひけば わかるよ
ちょっとだけ ひいてみて」
ふしぎそうに おんなのこは
ぽん と けんばんを たたく
すると ことりが からだをかたむける
また ぽろん と けんばんを たたく
こんどは ことりが はねをひろげる
おんなのこが クスッと わらう
「おもうように ひいてみて
ぼくが おどるから!」
おんなのこの ピアノのおとに あわせて
ことりがおどる
うまくひけないのに なんだか
おんなのこは えがおになる
「いま、どんなきもち?」
「うきうきして わくわくしてる!」
ことりは うれしそうに
おどりながら うたいだす
おんなのこの わらうこえ
ことりのうたうこえ ピアノのおと
いろんな おとが へやいっぱいにひろがる
「どうだった?」
「すっごく たのしいよ
うまくひけなくても ピアノって
こんなに たのしいんだね!」
おんなのこは にっこり わらう
「またきてくれる?」
「もちろん!」
ことりは ひとつ うなずいて
そらへと かえっていった
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる