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第八章 真のハッピーエンディングを目指して
77.再び、アイテム屋へ
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目が覚めると、ラウディが側にいて俺のことをずっと撫でていたことに気付く。
いつの間に起きていたんだろう?
「ラウディ……?」
「おはよう、ハル。さっきバードが朝ごはんを運んできた」
「そっか……」
俺が目を擦ろうとすると、その手はラウディに止められて代わりに目尻にキスをされる。
その後、まぶたや鼻。そして頬へ順にキスが降り注いできた。
「ラウディ、くすぐったいって……」
「ハル、眠そう。起きられる?」
「んー……なんとか」
身体を起こすと、改めて唇にキスされた。
ラウディはやたらとキスばっかりしてくるらしい。
「朝ごはんを食べたら、紫の商人のところへ行かないとな。ハルミリオンの妹のことを正式にお願いしなくちゃいけないし」
「ハル……」
「分かってる。俺の事情は伏せて、妹のことをもう少し詳しく調べてもらえるか聞いてみる」
「僕は一旦家へ戻らなくちゃいけないから、ハルも十分気を付けて」
俺が頷いて返すと、ラウディは最後に頬へキスをした。
なんだかキス魔じゃないかと思えるほどにキスをされているのは気のせいか?
半分寝ぼけたままラウディを見送ってから、俺も改めて顔を洗って食事をとる。
ラウディは用事があったのに俺が起きるまで待ってたってことか?
申し訳ない気持ちもあるけど、起きてから隣に人がいるっていうのも悪くないなと思ってしまった。
+++
俺は予定通り、紫の商人のいるアイテム屋ワンダーを目指して歩き出す。
今日は寒くもなく暑くもない程よい天気だ。
すっかりと覚えてしまった道のりを暫く進んでいくと、こぢんまりとした丸太小屋が見えてきた。
「おはようございます」
「おはよう。お、ハルか。ちょうど良かった。倒れたって聞いたから心配してたんやけど……それと同時に伝えたいこともあってな。来てくれるのを待ってたわ」
「ご心配をおかけしてすみませんでした。自宅療養と言われたのですが、俺もお願いしたいことがあったので」
「そうか。役に立てそうなことがあったらなんでも言ってや。まずはコッチの話をしようか」
俺は丸椅子へ座るように勧められたので、座らせてもらった。
すると、商人も向かいへ座って足を組んで俺に視線を合わせてきた。
いつもとは違い少し真剣な表情を浮かべているのを見て、少し緊張してきた。
「緊張させてしまって、すまんな。だけど、確かにあんまりいい話でもないんや。この前言っていたハルの妹の話なんやけど……どうやら妹さんは嫁ぐことになるらしい」
「妹が? 一体誰のところへ?」
俺が食い気味に言うと、紫の商人も苦い顔をしてそれがな……と続きを語りだす。
「俺の調べでは、王族の親戚のところへ嫁ぐらしい。ハルの家は確か男爵家やな。相手は王族の親戚で位で言うと侯爵家やって。ただなあ……その家、いいうわさが一つもない」
「そんな……どんな噂があるって言うんですか?」
「せやな……妹さんはその家の息子の嫁になるらしいけど、息子と来たら女たらしで酒におぼれる遊び人らしいで? 女もとっかえひっかえだとか」
聞いているだけで、ハルミリオンの代わりに腹が立ってくる。
夢で見たあの子は、とても良い子に見えた。ハルミリオンだって可愛がっていたのに……。
「ハル……そこでや。ここで提案があるんやが……聞いてくれるか?」
「え、はい。ぜひ聞かせてください」
「そうか。じゃあ、改めて。わい……いや、俺の本名はモーングレイ・フィッツロス。訳あって、本名は伏せて商人をしとるけどこれでも辺境伯家の次男坊や」
「辺境伯家って……それじゃあ、貴族なんですか?」
せやなーと明るく笑ってるけど、まさかそんな裏設定があったとは。
貴族の位はあんまり詳しくないけど、辺境伯ってそれなりに偉い人だった気がする。
少なくとも、ハルミリオンが男爵家だとしたらモーングレイと名乗った商人の方が格上なはずだ。
「ああ。ハルの妹ちゃんはいい子みたいやな。それでな、ちょうどウチの兄貴が嫁探しをしてるんやけど……」
モーングレイの瞳が悪戯っぽく輝く。なるほど、話が少し見えてきた。
いつの間に起きていたんだろう?
「ラウディ……?」
「おはよう、ハル。さっきバードが朝ごはんを運んできた」
「そっか……」
俺が目を擦ろうとすると、その手はラウディに止められて代わりに目尻にキスをされる。
その後、まぶたや鼻。そして頬へ順にキスが降り注いできた。
「ラウディ、くすぐったいって……」
「ハル、眠そう。起きられる?」
「んー……なんとか」
身体を起こすと、改めて唇にキスされた。
ラウディはやたらとキスばっかりしてくるらしい。
「朝ごはんを食べたら、紫の商人のところへ行かないとな。ハルミリオンの妹のことを正式にお願いしなくちゃいけないし」
「ハル……」
「分かってる。俺の事情は伏せて、妹のことをもう少し詳しく調べてもらえるか聞いてみる」
「僕は一旦家へ戻らなくちゃいけないから、ハルも十分気を付けて」
俺が頷いて返すと、ラウディは最後に頬へキスをした。
なんだかキス魔じゃないかと思えるほどにキスをされているのは気のせいか?
半分寝ぼけたままラウディを見送ってから、俺も改めて顔を洗って食事をとる。
ラウディは用事があったのに俺が起きるまで待ってたってことか?
申し訳ない気持ちもあるけど、起きてから隣に人がいるっていうのも悪くないなと思ってしまった。
+++
俺は予定通り、紫の商人のいるアイテム屋ワンダーを目指して歩き出す。
今日は寒くもなく暑くもない程よい天気だ。
すっかりと覚えてしまった道のりを暫く進んでいくと、こぢんまりとした丸太小屋が見えてきた。
「おはようございます」
「おはよう。お、ハルか。ちょうど良かった。倒れたって聞いたから心配してたんやけど……それと同時に伝えたいこともあってな。来てくれるのを待ってたわ」
「ご心配をおかけしてすみませんでした。自宅療養と言われたのですが、俺もお願いしたいことがあったので」
「そうか。役に立てそうなことがあったらなんでも言ってや。まずはコッチの話をしようか」
俺は丸椅子へ座るように勧められたので、座らせてもらった。
すると、商人も向かいへ座って足を組んで俺に視線を合わせてきた。
いつもとは違い少し真剣な表情を浮かべているのを見て、少し緊張してきた。
「緊張させてしまって、すまんな。だけど、確かにあんまりいい話でもないんや。この前言っていたハルの妹の話なんやけど……どうやら妹さんは嫁ぐことになるらしい」
「妹が? 一体誰のところへ?」
俺が食い気味に言うと、紫の商人も苦い顔をしてそれがな……と続きを語りだす。
「俺の調べでは、王族の親戚のところへ嫁ぐらしい。ハルの家は確か男爵家やな。相手は王族の親戚で位で言うと侯爵家やって。ただなあ……その家、いいうわさが一つもない」
「そんな……どんな噂があるって言うんですか?」
「せやな……妹さんはその家の息子の嫁になるらしいけど、息子と来たら女たらしで酒におぼれる遊び人らしいで? 女もとっかえひっかえだとか」
聞いているだけで、ハルミリオンの代わりに腹が立ってくる。
夢で見たあの子は、とても良い子に見えた。ハルミリオンだって可愛がっていたのに……。
「ハル……そこでや。ここで提案があるんやが……聞いてくれるか?」
「え、はい。ぜひ聞かせてください」
「そうか。じゃあ、改めて。わい……いや、俺の本名はモーングレイ・フィッツロス。訳あって、本名は伏せて商人をしとるけどこれでも辺境伯家の次男坊や」
「辺境伯家って……それじゃあ、貴族なんですか?」
せやなーと明るく笑ってるけど、まさかそんな裏設定があったとは。
貴族の位はあんまり詳しくないけど、辺境伯ってそれなりに偉い人だった気がする。
少なくとも、ハルミリオンが男爵家だとしたらモーングレイと名乗った商人の方が格上なはずだ。
「ああ。ハルの妹ちゃんはいい子みたいやな。それでな、ちょうどウチの兄貴が嫁探しをしてるんやけど……」
モーングレイの瞳が悪戯っぽく輝く。なるほど、話が少し見えてきた。
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