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第十章 変わりモノ乙女ゲームの中で塩対応したのに、超難易度キャラに執着されました
110.変わりモノ乙女ゲームの中で塩対応したのに、超難易度キャラに執着されました
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ラウディとモグに装備を脱ぐのを手伝ってもらってから、俺は風呂へ入ってないことを思い出して慌てて入ろうとしたんだけど……思わぬ提案をされて必死に断っていた。
「いいよ! 風呂ぐらい一人で入れるって!」
「ダメ。もしハルの肌に傷でもついていたら……」
「ラウディ様は身体を洗うのが上手なんですよ? いつもあっしの身体も丁寧に洗ってくださって……」
「モグが洗ってもらうのはいいことだと思うけど、俺は違うから!」
何故かラウディが一緒に風呂へ入ると言って、俺の言うことを聞いてくれない。
俺は全くそんな気はないんだけど……このままだと押し切られそうだ。
「ハルミリオンは寝るって言ってたけど、万が一見られたら困るし……」
「大丈夫。ハルミリオンは気遣いもできる」
「ですねえ。あっしもお二人のお邪魔をしたりしませんよぉー」
「そういう気遣いはいいから! 俺は一人でゆっくり入りたいんだって! 聞いてる?」
あー……全く聞いてくれそうにない。
こういう時の断り方ってどうすればいいんだろう?
「ラウディ、お願いだからー」
「可愛い顔をしてもダメ。ハルの身体も僕のモノ。もちろん心も僕のモノ」
「あぁぁ……それ、どっかで聞いたことあるようなセリフ……って、もうラウディまで服脱いでるし!」
「じゃあ、あっしはハルさんのためのお食事をバードと一緒に作ってきますよー。そうだ、皆さんを呼んで食事会にしましょうか? ハルさんのこと、皆さんも気にしてらっしゃいますしー」
モグの提案はいいと思うけど、ラウディの強引さは何とかならないかな?
ラウディは吹っ切れると執着さと強引さが半端ないのは気のせいじゃないよな?
「俺にも都合ってものがあるんだって! 嫌とかじゃなくて、ちょっと一人になりたいというか……」
「ハルは僕を一人にするの?」
「そういうことじゃなくて……もう、その顔は反則だ! ラウディのその憂いを帯びた瞳ってヤツは俺にとって毒なんだって!」
「瞳? 僕の瞳がどうかした?」
ラウディはすっと俺に顔を寄せてくる。この距離にも慣らされつつあるけど、キレイすぎる暗緑色の瞳にはずっと慣れそうにない。いつも吸い込まれそうになるし、この瞳に弱いからだ。
「ふふ……ハルは僕を見ていつも困ったような顔をしてるけど……じっと見つめてくれる」
「……実際困ってるんだよ。ラウディの瞳が好きだから。だって、俺と違ってキレイだろ?」
「そんなことない。ハルの瞳も黒くて安心するきれいな瞳。いつも色々な表情を見せてくれるし、笑い顔も泣き顔も……」
「あーあー! そこまでっ! それ以上は言わなくていい。なんか、嫌な予感がする……」
ラウディは恥ずかしいことも平気で言うからな。こっちでストップをかけないと聞いてるコッチが恥ずかしくてたまらなくなる。
「仲良しさんですねえー。あっしもお二人を見ているとほっこりしますー」
「モグ、いつでもバードのところへ行っていいからな。俺、ラウディを止められる気がしないから……」
「ラウディ様はお好きな方にはいつも一途だから、ハルさんもいっぱい愛されちゃいますねえ」
「その言い方、なんか恥ずかしいから禁止で」
俺、モグにもからかわれてないよな? あくまで微笑ましいとか思われてるだけだよな……?
このやり取りをしている間にも、着々と服を脱がされてるし!
「だから、一緒に入らないからな?」
「ハルは僕のこと嫌い?」
「嫌いじゃないし、好きだけど! これとそれとは……」
「じゃあ、一緒に入ろう? 僕はハルと一緒がいい」
精霊って基本的に聞く耳持たないとかそういう感じ?
俺は必死にラウディを振り切ろうとしてるのに、全くうまくいかない。
一体どうしたらいいのだろう?
「分かった。俺の態度がはっきりしないからいけないんだよな? ラウディのことは好きだけど、今は少し一人で考えたい気分だ。だからそっとしておいてくれ」
俺がはっきり言えばラウディも分かってくれるはず。
そう思ったのに……。
「分かってないのは、ハルの方。俺はこんなにハルのことが好きなのに……」
無理やり風呂場に押しやられて……って、ココで本気のスイッチ入れるの反則だろ!
今度からラウディが俺って言ったときは、逃げ方を考えないといけないよな。
最初は距離を保つために、なるべく塩対応をしていたつもりだったのに……どうしてこうなったんだか。
今日も変わりモノ乙女ゲームの世界で、超難易度キャラのはずの土の精霊に執着されてるけど……悪くないと思う自分がいる。
俺が辿り着いた真のハッピーエンドのその先は、俺たちが描く新しい物語なのかもしれないな。
このゲームの続編? 発売するのなら……真っ先に予約する未来が見えた。
<BEST HAPPY END>
Look forward to the sequel!
「いいよ! 風呂ぐらい一人で入れるって!」
「ダメ。もしハルの肌に傷でもついていたら……」
「ラウディ様は身体を洗うのが上手なんですよ? いつもあっしの身体も丁寧に洗ってくださって……」
「モグが洗ってもらうのはいいことだと思うけど、俺は違うから!」
何故かラウディが一緒に風呂へ入ると言って、俺の言うことを聞いてくれない。
俺は全くそんな気はないんだけど……このままだと押し切られそうだ。
「ハルミリオンは寝るって言ってたけど、万が一見られたら困るし……」
「大丈夫。ハルミリオンは気遣いもできる」
「ですねえ。あっしもお二人のお邪魔をしたりしませんよぉー」
「そういう気遣いはいいから! 俺は一人でゆっくり入りたいんだって! 聞いてる?」
あー……全く聞いてくれそうにない。
こういう時の断り方ってどうすればいいんだろう?
「ラウディ、お願いだからー」
「可愛い顔をしてもダメ。ハルの身体も僕のモノ。もちろん心も僕のモノ」
「あぁぁ……それ、どっかで聞いたことあるようなセリフ……って、もうラウディまで服脱いでるし!」
「じゃあ、あっしはハルさんのためのお食事をバードと一緒に作ってきますよー。そうだ、皆さんを呼んで食事会にしましょうか? ハルさんのこと、皆さんも気にしてらっしゃいますしー」
モグの提案はいいと思うけど、ラウディの強引さは何とかならないかな?
ラウディは吹っ切れると執着さと強引さが半端ないのは気のせいじゃないよな?
「俺にも都合ってものがあるんだって! 嫌とかじゃなくて、ちょっと一人になりたいというか……」
「ハルは僕を一人にするの?」
「そういうことじゃなくて……もう、その顔は反則だ! ラウディのその憂いを帯びた瞳ってヤツは俺にとって毒なんだって!」
「瞳? 僕の瞳がどうかした?」
ラウディはすっと俺に顔を寄せてくる。この距離にも慣らされつつあるけど、キレイすぎる暗緑色の瞳にはずっと慣れそうにない。いつも吸い込まれそうになるし、この瞳に弱いからだ。
「ふふ……ハルは僕を見ていつも困ったような顔をしてるけど……じっと見つめてくれる」
「……実際困ってるんだよ。ラウディの瞳が好きだから。だって、俺と違ってキレイだろ?」
「そんなことない。ハルの瞳も黒くて安心するきれいな瞳。いつも色々な表情を見せてくれるし、笑い顔も泣き顔も……」
「あーあー! そこまでっ! それ以上は言わなくていい。なんか、嫌な予感がする……」
ラウディは恥ずかしいことも平気で言うからな。こっちでストップをかけないと聞いてるコッチが恥ずかしくてたまらなくなる。
「仲良しさんですねえー。あっしもお二人を見ているとほっこりしますー」
「モグ、いつでもバードのところへ行っていいからな。俺、ラウディを止められる気がしないから……」
「ラウディ様はお好きな方にはいつも一途だから、ハルさんもいっぱい愛されちゃいますねえ」
「その言い方、なんか恥ずかしいから禁止で」
俺、モグにもからかわれてないよな? あくまで微笑ましいとか思われてるだけだよな……?
このやり取りをしている間にも、着々と服を脱がされてるし!
「だから、一緒に入らないからな?」
「ハルは僕のこと嫌い?」
「嫌いじゃないし、好きだけど! これとそれとは……」
「じゃあ、一緒に入ろう? 僕はハルと一緒がいい」
精霊って基本的に聞く耳持たないとかそういう感じ?
俺は必死にラウディを振り切ろうとしてるのに、全くうまくいかない。
一体どうしたらいいのだろう?
「分かった。俺の態度がはっきりしないからいけないんだよな? ラウディのことは好きだけど、今は少し一人で考えたい気分だ。だからそっとしておいてくれ」
俺がはっきり言えばラウディも分かってくれるはず。
そう思ったのに……。
「分かってないのは、ハルの方。俺はこんなにハルのことが好きなのに……」
無理やり風呂場に押しやられて……って、ココで本気のスイッチ入れるの反則だろ!
今度からラウディが俺って言ったときは、逃げ方を考えないといけないよな。
最初は距離を保つために、なるべく塩対応をしていたつもりだったのに……どうしてこうなったんだか。
今日も変わりモノ乙女ゲームの世界で、超難易度キャラのはずの土の精霊に執着されてるけど……悪くないと思う自分がいる。
俺が辿り着いた真のハッピーエンドのその先は、俺たちが描く新しい物語なのかもしれないな。
このゲームの続編? 発売するのなら……真っ先に予約する未来が見えた。
<BEST HAPPY END>
Look forward to the sequel!
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