【第二部開始】風変わりな魔塔主と弟子

楓乃めーぷる

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第四章 行動に移す魔塔主と色々認めたくない弟子

87.可愛い子猫※

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「よしよし……今日はにゃんこプレイか?」
「言い方……そういう訳じゃ、ないけど……何となく?」

 腹を舐めてからまた唇に戻ってきたレイヴンにちょっかいをかけて、頭を手のひらで固定して唇を吸い上げる。

「ッぁ……――ぅ……」
「……にゃんこちゃんが可愛いから、つい構っちまった」
「も、俺がするって…言ったのに……」

 不満げに視線を投げてくるレイヴンが、今度は逆襲とばかりに唇に吸い付いて舌で中を探る。

 一心不乱に俺と向き合うレイヴンはグッとくるな。
 自分の方が気持ちよさそうに熱い吐息ごと、俺の口内で混ぜてくる。

 酒の力を借りてなんだろうが、毎度毎度快楽に酔っているレイヴンはイイもんだ。
 ツンツンしていたのに快楽に流されて、俺だけに見せる顔が独占欲を唆る。

「……んぁ…っ…んぅ……」
「気持ち、良さそうだな」
「ぁふ……いい、感じ……?」

 俺が舌を絡みとっても気にせずに、もっと深く、口内も舐めるように満遍なく触れていく。
 チュクチュクと音がするほどに吸い付いて、忙しなく舌を動かす姿が本当に猫のようで、不可視の耳と尻尾が見えてくるようだ。

「ン、ぁ…んん……はぁっ……」
「……息、上がってきたか?」
「テオは……余裕そう?」

 フ、と笑むと、レイヴンが舌を離して顎を軽く喰む。
 片手を下へと滑らせて俺自身を刺激していく。
 その手はまだまだぎこちないが普段より積極的に上下に撫であげて擦ってくるので、擽ったさとやられてることへの興奮とで自身が徐々に硬くなってくる。

 刺激しながら、自分自身も俺の身体に擦りつけてきた。
 俺の腹の腹筋を利用するとは、なかなか考えたじゃねぇか。

 しっかし、酒の力は怖ぇな。
 俺が言うことじゃねぇが、俺の前以外で飲むのはやめさせねぇと。
 やたらとエロくて堪んねぇからな。

 いつも最中は素直なことが多いが、こう積極的に来てくれると見ているだけでも愉しめる。

 おまけに、今にゃんこだからなぁ……。
 今だけでも愉しんでおかねぇとな。

 たっぷり愛でて可愛がってやるか。

「一緒に、気持ち、よく…ぅ……ぁあ…っ……ン、っ…」
「あぁ、イイぜ? 積極的なエロ、ねぇ? コレも、悪くねぇな」

 自然と笑んで、レイヴンが夢中になっている間に服を乱していくと、レイヴンも俺を直に取り出して刺激を与えてくる。

 拙い動きでも積極的なレイヴンを見ているだけでますます興奮してくる。
 俺も結局単純なんだよなァ。

「テオ、も…熱く、なってきた? コッチは……大きくなってきた、から……」
「お前も……服の下も、赤くなってるな。酒のせいか?」
「あっ……も、触っちゃ、やぁ……っ……」

 ペタペタと裸体に触れると、ユラユラと揺れて逃げようとする。
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