短編集

いちご好き

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湊海君と悠莉君の休日

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 もう10時過ぎた!
まだ湊海起きてない!!
 「湊海!休日だからっていつまでも寝てるなぁぁ!おーきーろーおーおー」
 はぁ。起きないんだけど。
 ((ぎゅっ))
 ぎゅっ?!
 「おはよ、悠君」
 びっくりした。心拍数が狂ったかのように上がっている…………
 「どーしたの?おーい、悠くーん?」
 「あ、ああ。おはよう湊海。ってか、もう10時だぞ。」
 …………今日は一緒に買い物に行こうと思ってたのに。
 「ねぇ悠君、ご飯食べて、着替えて、一緒に買い物に行かない?」
 !!
 「い、行かないことはない。あ、一緒に行ってやるからアイス買って?」
 「えー。じゃあ、可愛くおねだりして?」
 チッ。
 デレたくない。 が、アイスが食べたい。背に腹は変えられない……
 「ねぇ、すぅー君。一緒にお買い物行こ?それで、アイス買って?」
 クッs……
 恥ずい。
 「あはは、悠君照れてるー。可愛ー!いいよ、アイス買ってあげる!」
 「ああ、もう!うるさい、うるさい!ほら、さっさとご飯食べて着替えろ!
   早く一緒に買い物行くz……ハッ!!」
 「うん、うん。悠君も俺と一緒に買い物行きたかったんだね。ぱぱっと準備
   済ませるか待舞っててね!悠君、好きだよ!」
  ダダダ     ガチャン
 カアーーーーーー
 お、俺も好きだッッッ!
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