短編集

いちご好き

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詩季と萌琉の14分

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 萌琉、今日も可愛いなぁ。
 はぁ、こんなに可愛くて、優しくていい子が私の彼女なんて…………
 いいんだろうか。 
 あぁ、ピンクが似合うーー!!
 んん?
 はわわわわ、お花に顔を近づけてる!!
 私もあのお花になりたい!!
 「詩季ちゃーん!こっち来てよぉ。みてみて!お花綺麗だよ!!」
 キュン!!!!!とするんですけどぉぉぉぉ?
 「うん、今行くー」
 「早く早くー!」
 「はいはい。」
 ってまじで可愛いんすけど?
 『俺の悠君世界一可愛いー!』
 『う、うるさい!外で何言ってんだ!!』
 はぁ??嫌々、私の萌琉の方が可愛いわ! 
 「あはは、あそこの顔真っ赤にしてる男の子可愛いね!」
 嫌、萌琉の方が可愛い!!
 「うん。可愛いね。」
 「隣の男の子も可愛いし!」
 萌琉の方が可愛いってばぁぁぁぁぁ!! 
 「うん、そうだね。」
 「ハッ!そろそろ映画始まるよ!!早く行こ!!」
 走ったら、転けちゃうよぉぉぉぉ
 「萌琉、ドジなんだから気を付けなきゃ。」
 「詩季ちゃんヒドーイ!私の事ドジって言ったぁ!ってこんな事してる時間
  ないよ!ドジな私が転けない様に手繋いで?」
 うぅっ!!
 私の方が手繋ぎたい!!
 「し、仕方ないなぁ。」
 「えへへ、ありがと」
 「ほ、ほら、行くよ!」
 「うん! 詩季ちゃん、大好き!」
 
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