蟠-ワダカマル-

常盤

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自傷と自嘲

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大体死にたくなるほど気分が沈むと腕を切る。

よくある、取っ手のついたピンクのカミソリで。


深く切る勇気はない。
言っておくが、病んでるおかげで多少痛みは麻痺しているが、痛いものは痛い。
特に、切り付ける痛みは病んでてもめちゃくちゃ痛い。

故に、うっすら血が滲む程度にしか切れない。
私の場合、それを100回近く1回のカットでやる。
深く切れない代わりに回数を増やす。
腕は蚯蚓脹れを起こし、とても醜くなる。

しかし、これは逆に証明なのだ。
私がどれだけ辛かったかの証明なのだ。
自分自身への戒め、そして切る要因になった者への証明なのだ。

心が傷ついていても、笑っていたら気付かれない。
私は、それを可視化しただけだ。
そして、誰かに思いの丈をぶつけるよりは
自分の中でどうにか丸め込んで抑えられたらそれに越したことはないと思うのだ。
ただ、私は弱いから自分を傷つけて可視化させないと抑えることは出来ないのだ。



沢山沢山傷を腕に作って、それを見て私は笑う。
自然と笑顔になる。
頑張って傷つけたんだな、と。
満足気に思うのだ。

綺麗
努力
開放感
達成感
自己顕示欲

全てが1度に満たされる。

服に擦れれば勿論激痛が走る。
何度も顔を歪めるほど痛みはある。
だが、戒めなのだ。
そして、痛くて笑うのだ。


(くっそwいったいwww)


口には出さないが、腕をじわりじわりと撫でながら痛みを抑える。

自業自得、因果応報。

でもこうするしかなかった事実。

深く切らないため、傷は3ヶ月以上経てば完璧に消える。
もう切らなくていい生活を送りたい。
自分で傷つけなくていい生活を送りたい。

ストレスしか貯まらないこの家族生活からなかなか抜け出せない事実に、また自傷し、自嘲するしかないのだ。
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