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学校
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「だから兄さんはダメなんだよ!もう少しちゃんとしてよ!」
「うるせ~お前こそもう少し頭を柔らかく物事を考えろ!」
学校の食堂にセシルとノルンの声が響き、何事かと周りにいる人達が2人を冷ややかに見ている。
あれから皆を連れセシルの弟のノルンに会いに学校に来た。まだ授業中な事もあり、皆で食堂にノルンが来るのを待っていた。
「この食堂も変わらないわね。ここの食事が美味しいのよ」
エスメラルダはこの学校の卒業生で、礼儀作法、ダンス、料理に絵画、なぜか剣術を専攻していた。
「はぁ~、ノルンに会うのは憂鬱だな」
「兄弟なんだから仲良くできないの?私の兄妹は皆、仲良いわよ」
セシルとエスメラルダが兄妹論を話していると、「すみません。お待たせしました」
セシルの弟のノルン・ベルモットが、紺色に銀の刺繍が施された制服を着て現れた。
ノルンは金髪碧眼のいわゆるイケメンで、周りにいる女学生がチラチラノルンを見ている。
「兄さん、お久しぶりです。」
ノルンは綺麗なお辞儀をして挨拶をしたが、セシルは片手を上げ「よっ!」としか言わない。
ノルンが向かえ側に座り、一息ついた。
「それで何しに学校まで来たんですか?」
ノルンにデールズの町に行き、マチルダやビル、兄のトランに会い、王都に来たついでと言っちゃ悪いが、マチルダに頼まれた手前ノルンの顔を見に来た事を告げた。
「お前がちゃんと学校や寮で生活出来ているか確認しに来たんだ!」
「僕は、セシル兄さんとは違うから大丈夫です。それに、時間が空いた時は簡単な仕事をして小遣い稼ぎをしてますのでお金にも困ってはないです」
うわぁ、セシルとは違い出来た子。兄と弟は真面目なのに、セシルときたら……
「それより、セシル兄さんは王宮魔術士の夢を諦めたんですか?」
確かにセシルの夢は王宮魔術士になる事だったな。だけど俺と会ってから諦めたとは聞いてはいないが、俺と一緒に旅をする事にしたんだっけ……俺もどうしたのか気になるな。
「別に諦めたわけじゃないが、今はメルの親族をダイキと探すのが楽しくてな、ダイキは凄いんだぞ!ゴブリンキングなんて一撃……」
大樹はまずいと思い、セシルの口を塞いだ。
「モゴモゴ……」「プファッ~!苦しいだろ!何するんだよ!」
「俺の事はいいんだよ。」
目立ちたくないんだって
ノルンの俺を見る目が何か変だ……
「ダイキさんは、見かけによらずお強いのですね。それに以外に変わった性癖をお持ちみたいで……」
ノルンは隣に座っていたミコと、俺の膝に座っているメルを見ている。
「紹介してなかったね。この子はミコと言って、まぁなんて言ったらいいかわからないが決してやましい関係ではないよ。そしてこの子はメル、ゴブリンに拐われていた所を助けたんだ。それで、この子の父親をセシルと探しているんだ。」
一応説明しとかないと変な目で見られても困るよね。
「それにしても、兎人族とは珍しいですね。普通は貴族の愛玩奴隷になるのが一般的ですよね。ダイキさんの変わった性癖じゃなくてよかったです。そういえば確か、北の方に集落があるとかないとか……」
やっぱり勘違いするよな。まぁ仕方ないよね、一般的に兎人族は愛玩道具として見られているらしく、幼い兎人族が好きな貴族もいるみたいだし。
「お前な~、ダイキをそんな風に見るとか失礼だぞ!ダイキはな……」
いきなりセシルがノルンに怒り出し立ち上がった。
いやいや、今怒るとこあった?
「そんな目でって!普通可愛い女の子を連れて歩いて、しかもその1人は兎人族だったら誰でも変に思いますよ!」
ノルンもセシルに言われてカチンと来たのか、椅子から立ち上がった。
ふむふむ、ノルン君の言う事もわかるよ
膝の上のメルが泣きそうに目に涙を浮かべ出し、ミコは2人を見てワタワタしてるし、エスメラルダはニコニコしながら、腕を組んで見ている。
1番タチが悪いのはエスメラルダだ。2人の喧嘩を楽しんでいる。
「エスメラルダ様、止めなくていいんですか?周りにも迷惑がかかりますし……」
「ん?ダイキが止めたいなら止めたら?私には仲が良く見えるけど」
確かに、喧嘩するほど仲が良いとは言うけど、さすがに白熱してきているから止めるか!
「はいはい、2人ともそこまでにしなさい。メルも泣きそうだし、周りの人もいるんだから!」
2人はメルを見て冷静になり、椅子に座りメルに謝った。
周りでヒヤヒヤしながら観ていた人達もホッと気が抜けた感じがした。
「ダイキさん、メルちゃん、皆さんすいませんでした。騎士を志す者としてあるまじき浅はかな行為でした。」
ノルンは椅子から立ち上がり深々と頭を下げた。
「全然俺は気にしていないが、兎人族が皆奴隷になってるとは思ってほしくはないかなぁ。決して奴隷が悪いとは思わないけどね」
「まぁ、俺も熱くなって悪かったよ。お前が元気にしててよかったよ」
セシルは恥ずかしそうに頭を掻いている。
「セシル兄さん、こちらこそすいませんでした。僕も兄さんに会えてよかったです」
それからは楽しく会話が弾み、また王都に来た際は顔を出す事を約束し、学校を後にした。
「これで王都での用事は済んだから、明後日にでもここを発つか!明日は旅の準備をしなくちゃな!」
北に行くと雪が降っているみたいだらか、防寒具とか用意しないといけないな。
「うるせ~お前こそもう少し頭を柔らかく物事を考えろ!」
学校の食堂にセシルとノルンの声が響き、何事かと周りにいる人達が2人を冷ややかに見ている。
あれから皆を連れセシルの弟のノルンに会いに学校に来た。まだ授業中な事もあり、皆で食堂にノルンが来るのを待っていた。
「この食堂も変わらないわね。ここの食事が美味しいのよ」
エスメラルダはこの学校の卒業生で、礼儀作法、ダンス、料理に絵画、なぜか剣術を専攻していた。
「はぁ~、ノルンに会うのは憂鬱だな」
「兄弟なんだから仲良くできないの?私の兄妹は皆、仲良いわよ」
セシルとエスメラルダが兄妹論を話していると、「すみません。お待たせしました」
セシルの弟のノルン・ベルモットが、紺色に銀の刺繍が施された制服を着て現れた。
ノルンは金髪碧眼のいわゆるイケメンで、周りにいる女学生がチラチラノルンを見ている。
「兄さん、お久しぶりです。」
ノルンは綺麗なお辞儀をして挨拶をしたが、セシルは片手を上げ「よっ!」としか言わない。
ノルンが向かえ側に座り、一息ついた。
「それで何しに学校まで来たんですか?」
ノルンにデールズの町に行き、マチルダやビル、兄のトランに会い、王都に来たついでと言っちゃ悪いが、マチルダに頼まれた手前ノルンの顔を見に来た事を告げた。
「お前がちゃんと学校や寮で生活出来ているか確認しに来たんだ!」
「僕は、セシル兄さんとは違うから大丈夫です。それに、時間が空いた時は簡単な仕事をして小遣い稼ぎをしてますのでお金にも困ってはないです」
うわぁ、セシルとは違い出来た子。兄と弟は真面目なのに、セシルときたら……
「それより、セシル兄さんは王宮魔術士の夢を諦めたんですか?」
確かにセシルの夢は王宮魔術士になる事だったな。だけど俺と会ってから諦めたとは聞いてはいないが、俺と一緒に旅をする事にしたんだっけ……俺もどうしたのか気になるな。
「別に諦めたわけじゃないが、今はメルの親族をダイキと探すのが楽しくてな、ダイキは凄いんだぞ!ゴブリンキングなんて一撃……」
大樹はまずいと思い、セシルの口を塞いだ。
「モゴモゴ……」「プファッ~!苦しいだろ!何するんだよ!」
「俺の事はいいんだよ。」
目立ちたくないんだって
ノルンの俺を見る目が何か変だ……
「ダイキさんは、見かけによらずお強いのですね。それに以外に変わった性癖をお持ちみたいで……」
ノルンは隣に座っていたミコと、俺の膝に座っているメルを見ている。
「紹介してなかったね。この子はミコと言って、まぁなんて言ったらいいかわからないが決してやましい関係ではないよ。そしてこの子はメル、ゴブリンに拐われていた所を助けたんだ。それで、この子の父親をセシルと探しているんだ。」
一応説明しとかないと変な目で見られても困るよね。
「それにしても、兎人族とは珍しいですね。普通は貴族の愛玩奴隷になるのが一般的ですよね。ダイキさんの変わった性癖じゃなくてよかったです。そういえば確か、北の方に集落があるとかないとか……」
やっぱり勘違いするよな。まぁ仕方ないよね、一般的に兎人族は愛玩道具として見られているらしく、幼い兎人族が好きな貴族もいるみたいだし。
「お前な~、ダイキをそんな風に見るとか失礼だぞ!ダイキはな……」
いきなりセシルがノルンに怒り出し立ち上がった。
いやいや、今怒るとこあった?
「そんな目でって!普通可愛い女の子を連れて歩いて、しかもその1人は兎人族だったら誰でも変に思いますよ!」
ノルンもセシルに言われてカチンと来たのか、椅子から立ち上がった。
ふむふむ、ノルン君の言う事もわかるよ
膝の上のメルが泣きそうに目に涙を浮かべ出し、ミコは2人を見てワタワタしてるし、エスメラルダはニコニコしながら、腕を組んで見ている。
1番タチが悪いのはエスメラルダだ。2人の喧嘩を楽しんでいる。
「エスメラルダ様、止めなくていいんですか?周りにも迷惑がかかりますし……」
「ん?ダイキが止めたいなら止めたら?私には仲が良く見えるけど」
確かに、喧嘩するほど仲が良いとは言うけど、さすがに白熱してきているから止めるか!
「はいはい、2人ともそこまでにしなさい。メルも泣きそうだし、周りの人もいるんだから!」
2人はメルを見て冷静になり、椅子に座りメルに謝った。
周りでヒヤヒヤしながら観ていた人達もホッと気が抜けた感じがした。
「ダイキさん、メルちゃん、皆さんすいませんでした。騎士を志す者としてあるまじき浅はかな行為でした。」
ノルンは椅子から立ち上がり深々と頭を下げた。
「全然俺は気にしていないが、兎人族が皆奴隷になってるとは思ってほしくはないかなぁ。決して奴隷が悪いとは思わないけどね」
「まぁ、俺も熱くなって悪かったよ。お前が元気にしててよかったよ」
セシルは恥ずかしそうに頭を掻いている。
「セシル兄さん、こちらこそすいませんでした。僕も兄さんに会えてよかったです」
それからは楽しく会話が弾み、また王都に来た際は顔を出す事を約束し、学校を後にした。
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