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Chap.2 ちいさなアリス
Chap.2 Sec.9
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カプセル型のベッドは動くらしい。上下で動くのか、それとも浮遊して自由に動くのか知らないが、ティアに案内された彼のカプセルベッドは、昨日のセトと同じ位置にあった。
同じ位置にあったことで最初セトのかと思ったが、内部が違った。セトのベッドには寝具しかなかったのに対して、こちらは側面にあった溝にこまごまとした小物がならんでいる。見たことのない形状の物ばかりだけれど、ひょっとすると化粧品だろうか。ティアの爪はパールの入った水色がつややかに光っている。他の3人は私と同じ普通の爪だったから、マニキュアのような物を使っているのだと思う。
「なに見てるの? なにか面白いもの見つけた?」
するするとした感触のマットは同じ。ベッドのサイズが変化しても、マットは液状なのかスライムのように薄く広がって整う。
その上に座る私の背後で、上半身裸のティアが結んだばかりのワンピースの紐をほどいている。シャワーのあとに綺麗に編んでもらったけれど、こんなに早くほどかれるなら意味がなかったなと、漠然とした頭で思った。
緩んでいく服のすきまから、ティアの指が入り込んで素肌をなぞるように脱がされた。肩のあたりに彼の髪が掛かる。
「……こわい? 大丈夫?」
問いかけに首だけで振り返ると、肩越しに雪像のような顔と、そこにおさまった紫の宝石。おごそかで、非現実的な美しさ。
彼は言葉をかえているだけで、何度も同じことを訊いている気がする。
「……はい」
ここで首を振ったところで、やめてくれるのかどうか。知らない。昨夜のセトから学ぶなら、否定や拒絶は状況の悪化にしかつながらない。ただ、拒絶した私を見限ったように感じたセトでも、暴力はなかった。最後まで気遣われていた気もした。私はまだ、尊重されているほうなのかも知れない。
肯定した私に、ティアはほっとしたように頬をゆるめ、その唇を私の肩口に押し当てた。
「やわらかい肌だね?」
くすぐるようなティアの唇が、なにかを唱えた。吐息が当たる。すこし、熱い。
抱きしめるように回されたティアの腕が、全身をつつむ。重なった指先から体温が低いと感じていたが、こうやって触れ合うとちゃんと温かい。心臓が動いているのもわかる。生きている。あたりまえだけれど。
「震えてはいないね?」
私をそっとつつんだティアに、なにかを確かめられているような気がした。その体勢のまま、私の手を取り、指を絡める。ゆっくりと動くティアの指先を見つめていると、首筋や肩にひとつずつ、かすかなリップ音を鳴らして丁寧なキスが落とされた。
まるで恋人を慈しむかのような優しさに戸惑う。あいまに開く唇からは、配慮するような印象の声。この行為が一方的な消費ではなく、互いの好意のもとで成り立っていると感じてしまいそうで——こわい。いっそセトのように、無言のまま使ってくれたほうが、言い訳が成り立つ。
——私は、こんなこと、望んでいないのに。
「緊張してきた? ……大丈夫、痛いことはしないよ……?」
なめらかなバイオリンのような声音。囁いているだけなのに、脳をゆらして判断力を奪っていく。
細く長い指が私の手から離れたかと思うと、無防備にさらされていた胸にやわらかく重なった。先端に触れるか触れないかのところで、肌の上をそっとなでられる。指先が皮膚をかすめるようになぞるたび、ぞくぞくと未知の感覚が全身にひろがる。アルコールに侵されたときと同じ。脳がしびれていく。
——もどかしい。
心のどこかで、そう思ってしまう。
「ね、アリスちゃん。顔を見たいから、こっちにおいで」
マットの上に横になると、ティアも私の隣に横向きで寝た。向かい合う私たちを照らしていた灯りが少し暗くなり、薄い桃色に変わる。彼の肌が紅潮しているみたいに映る。
「……キスしたいな」
甘やかなティアの声。綺麗な顔が近づいたかと思うと、唇がそっと合わさった。触れるだけのキスが、熱い吐息だけ残して離れる。ビロードのようになめらかなその唇は、重なるだけでも心地よくて、離れがたいと思わせる。もう一度、戻ってきてほしい、と。そんな焦燥感にも似た欲に駆られてしまう。
「……可愛いね」
ふふっと笑みをこぼしたティアが、離れた距離を戻るように、再度キスをした。唇がこすれ合うだけのくちづけから、軽く食むようなくちづけも。浅いキスにまぎれて、私の身体をその指先でまたなぞっていく。
まるで、すこしでも力を入れたら崩れてしまうかのような触れ方。それなのに——いや、だからこそ、身体が熱くうずくのを感じる。
『んっ……』
つう、と。
背筋をつたう感触に、思わず声が出た。指先は、止まることなく、ゆっくりと太ももまで下りていく。
そうして、前に回ってきたかと思うと、そのまま、脚の付け根にそっと入り込んだ。
ぬるりと表面をすべる指に、そこが濡れていると知らされる。
『んっ……ふ、ぁ……んん』
もれる吐息を飲み込むように、くちづけが深くなった。熱い舌が絡まる。
指先が繊細な動きで、濡れたそこを何度も往復する。それが敏感な芽に当たるたび、身体がひくっと、震えた。
溶けるように絡みついていた薄い舌が離れる。ティアの息が荒い。もしかすると、私の呼吸のほうが乱れているのかもしれない。
間近にせまった紫の宝石が、とろりと潤んでいる。
「ね、……僕のも触って」
吐息まじりに、ティアは切なそうな声をこぼした。空いているほうの手で、私の手を彼自身の下半身に引き寄せる。熱いものが、掌に当たる。なにを求められているのか、分からないわけではない。
ためらうよりも前に、ティアが、私を翻弄しているほうの手を止めて、
「……触ってくれないと、やめちゃうよ?」
うるわしい顔が形づくる、魅惑的な微笑み。
魔性とは——こういうことをいうのか。
理性が、あっさりと崩れ落ちていく。
「ん……いいこだね」
掌でつつんだ熱を、どうすればいいのか。本当の正解はわからない。
ただ、自分がされたことと同じように、重ねたままゆるゆると上下に動かした。私と違って潤滑を促すものがないせいか、動きがひどくぎこちない。
誘導するように、上から重なったティアの手に力が入る。
「こうやって……んっ、そう……上手」
日中よくかけられた褒め言葉が、まるで別の言葉のように艶かしい。息も、声も、唇も。すべてが熱を帯びて誘惑する。
このひとは、こんなにも蠱惑的なことを、自覚しているのだろうか。
「……また何か、余計なこと考えてる……? ダメだよ。ほら、僕の指に集中して」
ぬる、と。ティアの指が私のなかに沈んだ。ほんの、わずか。関節ひとつ分ほどの指が、うごめく。
それだけで、思考が奪われる。
「手は、そう……そのまま、止めないでね……」
また、唇が重なった。とろける頭では、舌と指のどちらがどう動いているのか、もう分からない。くちゅ、くちゅ、と。卑猥な音がしつこく鳴っている。掌の中でいっそう大きくなるティアもまた、先端が濡れていた。
キスのあいまに奏でられる嬌声は、どちらのものか。
「はぁ……まずいな。……ね、でちゃいそうなんだけど……だしてもいい?」
離れた唇が、濡れた宝石の下で何かを懇願している。
「……いいよね? ……あとで、君も気持ちよくしてあげるから……」
なだめるように、何かをつぶやいた。
私の掌ごと自身のそれを握ると、力を加えて上下に動かし、ぞくりとするほど美しく切ない顔が——艶やかな欲望に染まる。
その一瞬は、すべてを忘れて見惚れるほどだった。
同じ位置にあったことで最初セトのかと思ったが、内部が違った。セトのベッドには寝具しかなかったのに対して、こちらは側面にあった溝にこまごまとした小物がならんでいる。見たことのない形状の物ばかりだけれど、ひょっとすると化粧品だろうか。ティアの爪はパールの入った水色がつややかに光っている。他の3人は私と同じ普通の爪だったから、マニキュアのような物を使っているのだと思う。
「なに見てるの? なにか面白いもの見つけた?」
するするとした感触のマットは同じ。ベッドのサイズが変化しても、マットは液状なのかスライムのように薄く広がって整う。
その上に座る私の背後で、上半身裸のティアが結んだばかりのワンピースの紐をほどいている。シャワーのあとに綺麗に編んでもらったけれど、こんなに早くほどかれるなら意味がなかったなと、漠然とした頭で思った。
緩んでいく服のすきまから、ティアの指が入り込んで素肌をなぞるように脱がされた。肩のあたりに彼の髪が掛かる。
「……こわい? 大丈夫?」
問いかけに首だけで振り返ると、肩越しに雪像のような顔と、そこにおさまった紫の宝石。おごそかで、非現実的な美しさ。
彼は言葉をかえているだけで、何度も同じことを訊いている気がする。
「……はい」
ここで首を振ったところで、やめてくれるのかどうか。知らない。昨夜のセトから学ぶなら、否定や拒絶は状況の悪化にしかつながらない。ただ、拒絶した私を見限ったように感じたセトでも、暴力はなかった。最後まで気遣われていた気もした。私はまだ、尊重されているほうなのかも知れない。
肯定した私に、ティアはほっとしたように頬をゆるめ、その唇を私の肩口に押し当てた。
「やわらかい肌だね?」
くすぐるようなティアの唇が、なにかを唱えた。吐息が当たる。すこし、熱い。
抱きしめるように回されたティアの腕が、全身をつつむ。重なった指先から体温が低いと感じていたが、こうやって触れ合うとちゃんと温かい。心臓が動いているのもわかる。生きている。あたりまえだけれど。
「震えてはいないね?」
私をそっとつつんだティアに、なにかを確かめられているような気がした。その体勢のまま、私の手を取り、指を絡める。ゆっくりと動くティアの指先を見つめていると、首筋や肩にひとつずつ、かすかなリップ音を鳴らして丁寧なキスが落とされた。
まるで恋人を慈しむかのような優しさに戸惑う。あいまに開く唇からは、配慮するような印象の声。この行為が一方的な消費ではなく、互いの好意のもとで成り立っていると感じてしまいそうで——こわい。いっそセトのように、無言のまま使ってくれたほうが、言い訳が成り立つ。
——私は、こんなこと、望んでいないのに。
「緊張してきた? ……大丈夫、痛いことはしないよ……?」
なめらかなバイオリンのような声音。囁いているだけなのに、脳をゆらして判断力を奪っていく。
細く長い指が私の手から離れたかと思うと、無防備にさらされていた胸にやわらかく重なった。先端に触れるか触れないかのところで、肌の上をそっとなでられる。指先が皮膚をかすめるようになぞるたび、ぞくぞくと未知の感覚が全身にひろがる。アルコールに侵されたときと同じ。脳がしびれていく。
——もどかしい。
心のどこかで、そう思ってしまう。
「ね、アリスちゃん。顔を見たいから、こっちにおいで」
マットの上に横になると、ティアも私の隣に横向きで寝た。向かい合う私たちを照らしていた灯りが少し暗くなり、薄い桃色に変わる。彼の肌が紅潮しているみたいに映る。
「……キスしたいな」
甘やかなティアの声。綺麗な顔が近づいたかと思うと、唇がそっと合わさった。触れるだけのキスが、熱い吐息だけ残して離れる。ビロードのようになめらかなその唇は、重なるだけでも心地よくて、離れがたいと思わせる。もう一度、戻ってきてほしい、と。そんな焦燥感にも似た欲に駆られてしまう。
「……可愛いね」
ふふっと笑みをこぼしたティアが、離れた距離を戻るように、再度キスをした。唇がこすれ合うだけのくちづけから、軽く食むようなくちづけも。浅いキスにまぎれて、私の身体をその指先でまたなぞっていく。
まるで、すこしでも力を入れたら崩れてしまうかのような触れ方。それなのに——いや、だからこそ、身体が熱くうずくのを感じる。
『んっ……』
つう、と。
背筋をつたう感触に、思わず声が出た。指先は、止まることなく、ゆっくりと太ももまで下りていく。
そうして、前に回ってきたかと思うと、そのまま、脚の付け根にそっと入り込んだ。
ぬるりと表面をすべる指に、そこが濡れていると知らされる。
『んっ……ふ、ぁ……んん』
もれる吐息を飲み込むように、くちづけが深くなった。熱い舌が絡まる。
指先が繊細な動きで、濡れたそこを何度も往復する。それが敏感な芽に当たるたび、身体がひくっと、震えた。
溶けるように絡みついていた薄い舌が離れる。ティアの息が荒い。もしかすると、私の呼吸のほうが乱れているのかもしれない。
間近にせまった紫の宝石が、とろりと潤んでいる。
「ね、……僕のも触って」
吐息まじりに、ティアは切なそうな声をこぼした。空いているほうの手で、私の手を彼自身の下半身に引き寄せる。熱いものが、掌に当たる。なにを求められているのか、分からないわけではない。
ためらうよりも前に、ティアが、私を翻弄しているほうの手を止めて、
「……触ってくれないと、やめちゃうよ?」
うるわしい顔が形づくる、魅惑的な微笑み。
魔性とは——こういうことをいうのか。
理性が、あっさりと崩れ落ちていく。
「ん……いいこだね」
掌でつつんだ熱を、どうすればいいのか。本当の正解はわからない。
ただ、自分がされたことと同じように、重ねたままゆるゆると上下に動かした。私と違って潤滑を促すものがないせいか、動きがひどくぎこちない。
誘導するように、上から重なったティアの手に力が入る。
「こうやって……んっ、そう……上手」
日中よくかけられた褒め言葉が、まるで別の言葉のように艶かしい。息も、声も、唇も。すべてが熱を帯びて誘惑する。
このひとは、こんなにも蠱惑的なことを、自覚しているのだろうか。
「……また何か、余計なこと考えてる……? ダメだよ。ほら、僕の指に集中して」
ぬる、と。ティアの指が私のなかに沈んだ。ほんの、わずか。関節ひとつ分ほどの指が、うごめく。
それだけで、思考が奪われる。
「手は、そう……そのまま、止めないでね……」
また、唇が重なった。とろける頭では、舌と指のどちらがどう動いているのか、もう分からない。くちゅ、くちゅ、と。卑猥な音がしつこく鳴っている。掌の中でいっそう大きくなるティアもまた、先端が濡れていた。
キスのあいまに奏でられる嬌声は、どちらのものか。
「はぁ……まずいな。……ね、でちゃいそうなんだけど……だしてもいい?」
離れた唇が、濡れた宝石の下で何かを懇願している。
「……いいよね? ……あとで、君も気持ちよくしてあげるから……」
なだめるように、何かをつぶやいた。
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