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Preview 致死量の愛と泡沫に
続編予告
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——人魚姫が人間に憧れた、本当の理由を知ってる?
「……かいじょうとし?」
夕食の時間。色取りどりのサラダを食べていたティアのセリフを疑問の声でくり返すと、隣で食していた彼はこちらに顔を向けた。
「そ、海上都市。海の上に作られた人工区域があるんだよ」
手を止めて説明を加えたティアの顔に、彼女は(そんな場所があるのか)と小さく驚いた。
——この崩壊した世界で、ハウス以外にも生活している人がいるらしい。
それもそうかと納得したが、それならば皆どこでどのように生活しているのか。この世界で初めて目が覚めたときや、逃亡したときなど、どちらも他の人間を見かけていない。感染者と呼ばれる病気の人たちなら遭遇しているが……他の人たちはどこにいるのか。
何かの話題から、その疑問を夕食の席でティアへと尋ねていた。そこで返ってきた話によれば、コミュニティと呼ばれる町のような共同体が点在していて、それぞれのコミュニティによって暮らしぶりが異なるらしい。
「この国でハウス並みに余裕あるところなんて、その海上都市くらいじゃないかな?」
ティアの奥には、メルウィンがいつもの端の席に座っていた。ティアが「だよね?」そちらを振り返る。話の内容は聞こえていたようで、メルウィンがうなずいた。
「そうかも。ハウスと違って抱える人数が多いのに、あそこだけで成り立ってるから……エネルギー量もハウスをこえてるのかな?」
「もともと特別な都市なんだよね? なんか目的があったような……なんだっけ、ロキ君」
メルウィン、ティア、彼女に続いてロキが並んでいた。さらに続くとハオロン。
話を振られたロキはティアを振り向くことなく、
「閉鎖生態系生命維持システム」
スラっと述べられた言葉が、翻訳機によって難しいワードに取って代わった。頭に響いた言葉に彼女が困惑する。ティアも困惑している。
「うん? なんて?」
「CELSS、あるいは制御型生態系生命維持システム」
「や、言い換えてくれても分かんない」
「——平たく言えば、人工的な生命維持システム。宇宙ステーションみてェな閉鎖した環境で、生命活動に必要な要素を循環させて維持するためのシステム」
「……うん、そう。そんな感じ」
何かを諦めたティアが、ざっくりと応えた。
代わりにロキが彼女に目を流し、
「海の上にドーム型の都市があって、そんなかで全てのエネルギーが循環してンの。そこだけで生活のすべてが成り立ってる。——ってェのは当初の目的であって、現状は違うだろォけど。日光や空気なんかは足りてるし、生活に必要なもんを優先してるはず」
「……はうすとおなじ、〈じきゅうじそく〉?」
「自給自足? まァ、その解釈でいいんじゃね?」
ハウスも暮らしに必要な物は自給している。菜園ドームに発電システム、水源もある。
彼女が考えていると、ちょうど正面に位置していたサクラが口を開いた。
「こちらは食料を中心に“保存物”に依存している。それらは消費されるのみで新たに生み出されることはない。海上都市はハウスよりも恒久的に生活を維持できるだろうね」
彼女の思考へと補足した。
サクラの説明に、(そうか、物によってはもう二度と食べられない物があるのか)と、知らずしらずの内に最後の食材となっているものがあることを理解した。
これは——だいぶ衝撃的な話では?
悩める彼女に、ロキが軽い感じで、
「加工食あるんだし、マシンでなんでも食べられるじゃん」
「……〈かこうしょく〉は、あまりおいしくない」
「じゃァ合成食品を使った料理? 料理もエネルギー無駄に食うよ?」
ロキの指摘には、メルウィンがそっと眉を下げた。
彼女は変わらずに苦悩の表情を見せている。ロキは呆れて息を吐いた。
「ウサちゃんは食事に執着しすぎ。普通はどこも加工食が主流だろォ? どんな家で育ったワケ?」
「……なにも、おぼえてない」
慣用句として遣われたロキのセリフに、彼女がぽつりと呟き視線をテーブルへと落とした。複数の目がロキへと刺さる。責め立てる瞳にロキは気づいていない。
「記憶、取り戻してェの?」
意外そうな顔で問いかけたロキに、彼女は「できることなら」短く肯定を返した。
「なら、サクラに頼めば?」
「……?」
「脳に蓄積した映像は取り出せるから。——だよなァ?」
最後はサクラに向けて。ロキの悪意が残る声に、サクラは薄い反応で口を開き、
「脳への負担があるから推奨はしないね」
「それは全データを詳細に引き出そうとするからだよなァ? 死者の脳じゃねェんだし、そこまで活性化しなくてい~じゃん。軽く遡ってやれば?」
「本人が望むなら試しても構わないよ」
「——だってさ。やってもらえば?」
唐突な話に、彼女は数秒ぱちりと目を大きく開いたまま停止した。
——記憶を、取り戻す?
まったく頭になかった可能性に、何も反応できずにいた。
固まった彼女の代わり——ではないが、眉間を狭めたセトが間を割る。
「おい、それリスクねぇのか? 生きた人間で臨床試験なんてやってねぇよな? アリアの意見は?」
「そちらはサクラさんの個人的な研究ですから、私はなんとも……」
アリアは困った顔で明言を避けた。
ロキがセトへと目を投げて、
「心配ならオレが先に試してやるけど?」
「お前に何かあっても困るだろ」
セトの素早い切り返しにロキが二の句を継げずにいると、もぐもぐと食べていたハオロンが丸い目をして口の中の物を呑み込み、
「——記憶なんて要らんやろ?」
決まりきった顔で応えた。
会話の流れでセトが「いや、要るだろ」当然のごとく返したが、ハオロンはきょとりとしたまま。
「なんでやぁ?」
「分からねぇことばかりで不便だろ」
「でも、ありすってよくゲームとかにある……自分のことが分からんだけで、日常のことは覚えてるタイプの記憶喪失やろ?」
横にいたロキが「意味記憶はあるけどエピソード記憶がない——にしては変だけどなァ?」ひとり考えるように目を宙へと向けている。
ハオロンは手にしていたフォークを小さく振って、
「どうしてもって言うなら、うちは止めんけどぉ……思い出したら、仲間のとこ帰りたくならんか? 家族とか大事なひととか……映像で見ても、ありすは気にせんとハウスにずっといてくれるんかぁ?」
オレンジブラウンの眼が、彼女に問うた。
責める意図はなく、ただ純粋な気持ちで。
——ずっと。
永遠を示唆する単語に、戸惑う。
自分のできることを見つけていこうと決めてはいたが……それがいつまでか、などは考えていなかった。漠然といつか出ていくような気持ちもあったかも知れない。
いるよ、とすぐに返すことはできなかった。
「……わからない」
肯定も否定もできず、ありのままを伝えると、ハオロンは少しばかり肩を落とした。
「うち、ありすが出てったら淋しいし嫌やわ。せっかくゲーム上手くなってきたのに……」
「………………」
「あっ、海上都市やったらエネルギー余ってるやろしオンラインいけるわ! 一部だけ繋いで一緒にゲームしたらいいんか! ……はっ! うちの夢やったゲーム配信もやろうと思えば……いけるっ?」
落ち込んでいた表情から一変して顔を明るくさせたハオロンに、彼女はわずかに安堵の笑みをこぼした。
「……それは、たのしそう」
「ほやの! ありす、海上都市の出身やったら思い出してもいいわ! こっそり回線解放して遊ぼっさ」
笑顔いっぱいで語りかけるハオロン。イシャンが「回線の解放は認められないと思うのだが……」静かな声で水を差したが、満面の笑みによる鉄壁が受け流した。
「任して! こっちにはサイバーテロのプロがいるでの! ロキがあっちの回線ちゃらっと乗っ取ってくれるわ♪」
「——それ、ガチのやつじゃん。バレたら戦争になるって、冗談じゃなく」
「なに言ってるんやって。ロキがバレるわけないやろ!」
「まァね~……」
反応の悪いロキを、ハオロンが「え? 自信ないんか? いけんの?」無自覚に煽り立てると、「余裕」ロキはきっぱりと一言だけ返した。
話が流れたことでほっとした彼女は、ハオロンとロキを眺めながら海上都市について思いを巡らせていた。
(海……私の記憶にある世界で、そんな海上都市なんてあったかな……海に囲まれた国ではあったけど……)
この頭に遠く残る記憶は、なんだろうか。
言語も文化も違うが、何よりも時代が違う気がする。そんな奇妙なことを口にしたら、本気で頭を心配されそうなので言わないが。
私は、どこから来たのだろう?
自分の抱える問題について考えるばかりで、先ほどの発言はもう頭になかった。
——ハウスにずっといてくれるんかぁ?
——わからない。
その答えが、どれほどの重みをもつのか。
気づいてすらいない。
自分に向けられた瞳にさえも。
※続編【致死量の愛と泡沫に】を新作で投稿しております。
「……かいじょうとし?」
夕食の時間。色取りどりのサラダを食べていたティアのセリフを疑問の声でくり返すと、隣で食していた彼はこちらに顔を向けた。
「そ、海上都市。海の上に作られた人工区域があるんだよ」
手を止めて説明を加えたティアの顔に、彼女は(そんな場所があるのか)と小さく驚いた。
——この崩壊した世界で、ハウス以外にも生活している人がいるらしい。
それもそうかと納得したが、それならば皆どこでどのように生活しているのか。この世界で初めて目が覚めたときや、逃亡したときなど、どちらも他の人間を見かけていない。感染者と呼ばれる病気の人たちなら遭遇しているが……他の人たちはどこにいるのか。
何かの話題から、その疑問を夕食の席でティアへと尋ねていた。そこで返ってきた話によれば、コミュニティと呼ばれる町のような共同体が点在していて、それぞれのコミュニティによって暮らしぶりが異なるらしい。
「この国でハウス並みに余裕あるところなんて、その海上都市くらいじゃないかな?」
ティアの奥には、メルウィンがいつもの端の席に座っていた。ティアが「だよね?」そちらを振り返る。話の内容は聞こえていたようで、メルウィンがうなずいた。
「そうかも。ハウスと違って抱える人数が多いのに、あそこだけで成り立ってるから……エネルギー量もハウスをこえてるのかな?」
「もともと特別な都市なんだよね? なんか目的があったような……なんだっけ、ロキ君」
メルウィン、ティア、彼女に続いてロキが並んでいた。さらに続くとハオロン。
話を振られたロキはティアを振り向くことなく、
「閉鎖生態系生命維持システム」
スラっと述べられた言葉が、翻訳機によって難しいワードに取って代わった。頭に響いた言葉に彼女が困惑する。ティアも困惑している。
「うん? なんて?」
「CELSS、あるいは制御型生態系生命維持システム」
「や、言い換えてくれても分かんない」
「——平たく言えば、人工的な生命維持システム。宇宙ステーションみてェな閉鎖した環境で、生命活動に必要な要素を循環させて維持するためのシステム」
「……うん、そう。そんな感じ」
何かを諦めたティアが、ざっくりと応えた。
代わりにロキが彼女に目を流し、
「海の上にドーム型の都市があって、そんなかで全てのエネルギーが循環してンの。そこだけで生活のすべてが成り立ってる。——ってェのは当初の目的であって、現状は違うだろォけど。日光や空気なんかは足りてるし、生活に必要なもんを優先してるはず」
「……はうすとおなじ、〈じきゅうじそく〉?」
「自給自足? まァ、その解釈でいいんじゃね?」
ハウスも暮らしに必要な物は自給している。菜園ドームに発電システム、水源もある。
彼女が考えていると、ちょうど正面に位置していたサクラが口を開いた。
「こちらは食料を中心に“保存物”に依存している。それらは消費されるのみで新たに生み出されることはない。海上都市はハウスよりも恒久的に生活を維持できるだろうね」
彼女の思考へと補足した。
サクラの説明に、(そうか、物によってはもう二度と食べられない物があるのか)と、知らずしらずの内に最後の食材となっているものがあることを理解した。
これは——だいぶ衝撃的な話では?
悩める彼女に、ロキが軽い感じで、
「加工食あるんだし、マシンでなんでも食べられるじゃん」
「……〈かこうしょく〉は、あまりおいしくない」
「じゃァ合成食品を使った料理? 料理もエネルギー無駄に食うよ?」
ロキの指摘には、メルウィンがそっと眉を下げた。
彼女は変わらずに苦悩の表情を見せている。ロキは呆れて息を吐いた。
「ウサちゃんは食事に執着しすぎ。普通はどこも加工食が主流だろォ? どんな家で育ったワケ?」
「……なにも、おぼえてない」
慣用句として遣われたロキのセリフに、彼女がぽつりと呟き視線をテーブルへと落とした。複数の目がロキへと刺さる。責め立てる瞳にロキは気づいていない。
「記憶、取り戻してェの?」
意外そうな顔で問いかけたロキに、彼女は「できることなら」短く肯定を返した。
「なら、サクラに頼めば?」
「……?」
「脳に蓄積した映像は取り出せるから。——だよなァ?」
最後はサクラに向けて。ロキの悪意が残る声に、サクラは薄い反応で口を開き、
「脳への負担があるから推奨はしないね」
「それは全データを詳細に引き出そうとするからだよなァ? 死者の脳じゃねェんだし、そこまで活性化しなくてい~じゃん。軽く遡ってやれば?」
「本人が望むなら試しても構わないよ」
「——だってさ。やってもらえば?」
唐突な話に、彼女は数秒ぱちりと目を大きく開いたまま停止した。
——記憶を、取り戻す?
まったく頭になかった可能性に、何も反応できずにいた。
固まった彼女の代わり——ではないが、眉間を狭めたセトが間を割る。
「おい、それリスクねぇのか? 生きた人間で臨床試験なんてやってねぇよな? アリアの意見は?」
「そちらはサクラさんの個人的な研究ですから、私はなんとも……」
アリアは困った顔で明言を避けた。
ロキがセトへと目を投げて、
「心配ならオレが先に試してやるけど?」
「お前に何かあっても困るだろ」
セトの素早い切り返しにロキが二の句を継げずにいると、もぐもぐと食べていたハオロンが丸い目をして口の中の物を呑み込み、
「——記憶なんて要らんやろ?」
決まりきった顔で応えた。
会話の流れでセトが「いや、要るだろ」当然のごとく返したが、ハオロンはきょとりとしたまま。
「なんでやぁ?」
「分からねぇことばかりで不便だろ」
「でも、ありすってよくゲームとかにある……自分のことが分からんだけで、日常のことは覚えてるタイプの記憶喪失やろ?」
横にいたロキが「意味記憶はあるけどエピソード記憶がない——にしては変だけどなァ?」ひとり考えるように目を宙へと向けている。
ハオロンは手にしていたフォークを小さく振って、
「どうしてもって言うなら、うちは止めんけどぉ……思い出したら、仲間のとこ帰りたくならんか? 家族とか大事なひととか……映像で見ても、ありすは気にせんとハウスにずっといてくれるんかぁ?」
オレンジブラウンの眼が、彼女に問うた。
責める意図はなく、ただ純粋な気持ちで。
——ずっと。
永遠を示唆する単語に、戸惑う。
自分のできることを見つけていこうと決めてはいたが……それがいつまでか、などは考えていなかった。漠然といつか出ていくような気持ちもあったかも知れない。
いるよ、とすぐに返すことはできなかった。
「……わからない」
肯定も否定もできず、ありのままを伝えると、ハオロンは少しばかり肩を落とした。
「うち、ありすが出てったら淋しいし嫌やわ。せっかくゲーム上手くなってきたのに……」
「………………」
「あっ、海上都市やったらエネルギー余ってるやろしオンラインいけるわ! 一部だけ繋いで一緒にゲームしたらいいんか! ……はっ! うちの夢やったゲーム配信もやろうと思えば……いけるっ?」
落ち込んでいた表情から一変して顔を明るくさせたハオロンに、彼女はわずかに安堵の笑みをこぼした。
「……それは、たのしそう」
「ほやの! ありす、海上都市の出身やったら思い出してもいいわ! こっそり回線解放して遊ぼっさ」
笑顔いっぱいで語りかけるハオロン。イシャンが「回線の解放は認められないと思うのだが……」静かな声で水を差したが、満面の笑みによる鉄壁が受け流した。
「任して! こっちにはサイバーテロのプロがいるでの! ロキがあっちの回線ちゃらっと乗っ取ってくれるわ♪」
「——それ、ガチのやつじゃん。バレたら戦争になるって、冗談じゃなく」
「なに言ってるんやって。ロキがバレるわけないやろ!」
「まァね~……」
反応の悪いロキを、ハオロンが「え? 自信ないんか? いけんの?」無自覚に煽り立てると、「余裕」ロキはきっぱりと一言だけ返した。
話が流れたことでほっとした彼女は、ハオロンとロキを眺めながら海上都市について思いを巡らせていた。
(海……私の記憶にある世界で、そんな海上都市なんてあったかな……海に囲まれた国ではあったけど……)
この頭に遠く残る記憶は、なんだろうか。
言語も文化も違うが、何よりも時代が違う気がする。そんな奇妙なことを口にしたら、本気で頭を心配されそうなので言わないが。
私は、どこから来たのだろう?
自分の抱える問題について考えるばかりで、先ほどの発言はもう頭になかった。
——ハウスにずっといてくれるんかぁ?
——わからない。
その答えが、どれほどの重みをもつのか。
気づいてすらいない。
自分に向けられた瞳にさえも。
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