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ハロー・マイ・クラスメイツ
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朝、目が覚めた。
鏡で額を見てみたが、とくに異常ないようだ。腕も平気。
《——おはよう、ヒナ》
「おはよー、チェリー」
通常ルーティンで用意を終え、部屋を出る。寮横カフェテリアで朝食をとってから学校へ行く。
いつもと同じ朝。の、はずが。
「おい」
カフェテリアで席に着いたヒナの背後から、低い声が掛かった。
洋風朝食セットを待ち構えて(オムレツオムレツ!)黄色でいっぱいだった頭が、サッと青ざめる。振り返るまでもなく、固まったヒナの前にやって来たのは、
「カミヤハヤト!」
くすんだ金髪。朝から不良な見た目のクラスメイトが、ヒナを見下ろしていた。
「お、おまえ……っダメだ! 今は無しだ! カフェテリアは場外だろ!」
「……は?」
大きな音を立てて跳び上がり、身構える。ファイティングポーズではなく、両腕でバツを作って。
ぴりりと緊張を走らせたヒナとは正反対に、カミヤハヤトは抜けた顔をした。
「……お前、すげぇ元気じゃねぇか」
ぼそりとした声は呆れていた。
バッテンの腕をしたヒナが、ハテナマークを頭上に並べていると、カミヤハヤトは向かいの席に腰掛けた。ヒナの、正面に。
「昨日、悪かった。顔んとこ大丈夫か?」
見上げる目は、ヒナの頬に向いている。ぺったりと貼られた大判のガーゼ。
言葉の意味が分からず、(こいつ、めっちゃ吊り眼)カミヤハヤトの跳ね上がった目尻に気を取られていると、配膳ロボットが暢気なメロディを奏でてやってきた。ほかほかのオムレツ。自然と目がいく。
「顔、擦り傷だって担任からは聞いたけど……」
「………………」
「……俺の話、聞いてねぇな?」
「うん、いったん休戦しよう。おれ、オムレツ食べていい?」
真剣な顔で提案すると、カミヤハヤトは片眉を上げた。
制止されなかったので、朝食プレートを取った。カミヤハヤトと向かい合った状態で「いただきます」
もくもぐと食べ始めたヒナは、向かいで面喰らったようすのカミヤハヤトに目を返した。
「カミヤハヤト、朝食は?」
「……は?」
「ごはん食べないの?」
「……食うけど」
「おれと戦ってる場合じゃないだろ。早くしないと遅刻するぞ」
「………………」
腑に落ちない。カミヤハヤトはそんな不可解な表情をしたが、ヒナの誘導によって朝食をオーダーした。
カフェテリアは普段どおり人がいない。
(恐怖の2Bが占拠してるもんなっ)
ヒナも問題児側でひとくくりにされていることが気に喰わない。寝不足イライラで喧嘩なんかしちゃったし、優等生ストーリーの第一歩が泥まみれ。やけっぱちの気持ちでオムレツを頬ばった。
大きく口を動かしたせいか、頬がピリピリ。
「……ほっぺた痛い」
「お前……そんな大きい口で食うなよ。そら痛ぇよ」
「違うだろ! お前に潰されたせいだろ!」
「っ……いきなりキレんな。びっくりする」
「びっくりはおれだよ。朝からお前に追い詰められてびっくりだし、どう逃げようか必死……」
「………………」
「……いや、逃げない。おれ逃げない。降参してない」
パンは小さくちぎって口に放る。
カミヤハヤトの朝食が運ばれてくる。和食セットだった。セット以外の小鉢もたくさんついてきた。朝からどんだけ食べるんだ。
しかも手を合わせて「いただきます」
不良のくせに言うのか。
「……カミヤハヤト、お前やっぱ実はいいやつ……いや、いい子? だよな? さすが桜統の内部生?」
「いいやつは喧嘩しねぇよ」
「そっか、それもそうだ。クラスメイトを潰したりしないな」
「……それは、ほんとに悪かった。あと……腹に乗って悪かった」
「…………え、謝ってんの?」
「俺はずっと謝ってるだろ」
「なんで急に? 昨日のボスキャラどうした?」
「………………」
「あ、もしかしてサクラ先生に怒られた? カミヤハヤトでもサクラ先生って怖い?」
「さっさと食えよ。遅刻するぞ」
(おれよりもお前のほうが遅いだろ)
言おうとしたが、カミヤハヤトの食べるスピードは速い。一口がでかい。
他に誰もいないカフェテリア。二人きりで黙々と食べていく。
なんだこれ。
「……あのさ、カミヤハヤト」
「あ?」
「……おれ、優等生だから知らないんだけどさ。これがいわゆる、喧嘩したあとの『お前、なかなかやるな。お前もな』的な……ヤンキー漫画であるやつ?」
「なんだそれ」
「え、よくあるだろ?」
「ねぇよ。つか漫画読まねぇ」
「嘘だ……漫画を読まない高校生がいるなんて……」
「文字見てると眠くなる。それに、どうせ見るなら勉強のほうがよくねぇか?」
「いきなり真面目キャラぶっこんでくる……」
「勉強はしてる。俺も特待生だからな。食費無料はでかい」
「分かる…………特待生? うそ、カミヤハヤトも特待生? 成績上位?」
「ああ。5位まではいつもBクラが占めてる」
「1位だれ? 壱正?」
「琉夏」
「……いやいや、そんなしょーもない嘘に騙されないし」
「嘘じゃねぇよ。全教科満点、中学から不動の1位」
「……まじ?」
「まじ」
頭を抱えたくなった。
「嘘だ……いやだ、そんなの。背ぇ高くて性格わるいやつが不動の1位なんて漫画の中しか許せないっ……」
「……ああ、そういや不動じゃねぇな。去年の一時期は壱正だ」
「おぉ、よくやった壱正!」
「お前なに目線だよ……つぅか違うぞ。琉夏が休んでたから。不在のあいだはランキングが繰り上がってただけだ」
「あぁぁぁ……」
上げて落とされた。耐えられずに頭を抱えた。
「……カミヤハヤト、」
「あ?」
「おれ、今からひどいこと言う」
「……は?」
「琉夏みたいに、『小さい』とか『女子に見える』とか……ひとの外見をいじってくるやつ。おれ、消えればいいと思ってる」
「………………」
「……カミヤハヤトとは仲良くれる気がするけど、琉夏とは無理そうだ」
食事は食べきった。会話を終えるために立ち上がろうとしたが、
「……去年、琉夏は入院したんだ」
カミヤハヤトの静かな声に、ごちそうさまの手を合わせたまま、止まる。
瞳だけ送ると、カミヤハヤトも食事の手を止めて、こちらを見ていた。
「さっきの、休んでた話? 病気でもした?」
「病気じゃない。怪我だ。外階段のとこで突き落とされた」
「……え」
「……クラスメイトの、外部生に」
ひやり。背中に走った冷たい戦慄に、身を震わせた。
同時に、脳に理解の閃きがあった。
——おれ、外部生ってだけで嫌われてんのっ?
冗談みたいな理由が、真実だった。
「……普通は、学年上位は外部生が多いんだよ。受験を乗り越えてくるから。エスカレータの内部よりも、試験に得意なやつが多い。……お前も転入で特待ってことは、満点だろ?」
「……うん」
「俺らの学年は珍しいんだ。内部生が上位を占めるなんてことは、開校以来だって言われた。……それで、学年上位から下がったやつが、金銭的に厳しかったみたいで……」
「……琉夏を恨んだ?」
「だろうな」
「…………それ、重大事件だよな? ニュースにならなかった……?」
「事故で済んでる。琉夏が自分で落ちたことになってる」
「……は? なんで?」
「俺らはその場にいなかった。見てたやつらが、口裏あわせて『ふざけた琉夏が自分で落ちた』っつった。琉夏も……落とされたのが、かなり衝撃だったみたいで……反論しなかった」
「………………」
「……嘘じゃねぇよ」
「いや、疑ってないよ」
「……そうか」
ヒナの答えに、カミヤハヤトの視線がテーブルへと落ちる。
「それ以来、琉夏は少し荒れてる。……だからって、ひとに当たっていいわけじゃねぇのも、分かってるけど……」
「………………」
「……いちおう、弁解だけ、しとく」
「……そっか、なるほど。聞けてよかった。むかつく気持ちは変わんないけど、納得はできた。ありがとう、教えてくれて」
「いや、こっちこそ聞いてくれて……ありがとう」
ヒナへと戻ってきた瞳は、まっすぐだった。
鋭い目つきは、こうして見れば、年相応の幼さがあって。昨日とはまるで別人の印象を生んだ。
「なあ、カミヤハヤト」
「……ん?」
「おれに、いい考えがあるんだけど」
きょとんとした顔に向けて、笑いかける。
「降参、してくんない? そうしたら、おれ、琉夏とも仲良くなれるよう頑張ってみるから……」
「………………」
「一緒に、みんなで、青春しようよ」
「……青春ってなんだよ。抽象的すぎて分かんねぇよ」
「なんで分かんないんだよ……漫画読まないからだぞ?」
批判すると、細く睨まれた。
「……よし、じゃあ教室に向かいながら具体例を出すよ。とりあえず、早くごちそうさましよう。評価に関わるから、遅刻は困るだろ? ……おれたち、食費無料を維持したい寮仲間だしな!」
カミヤハヤトに向けてヒナが掲げてみせた拳は、今回ばかりは攻撃の意味はなく。
クラスメイトへの親しみだけが込もっていた。
鏡で額を見てみたが、とくに異常ないようだ。腕も平気。
《——おはよう、ヒナ》
「おはよー、チェリー」
通常ルーティンで用意を終え、部屋を出る。寮横カフェテリアで朝食をとってから学校へ行く。
いつもと同じ朝。の、はずが。
「おい」
カフェテリアで席に着いたヒナの背後から、低い声が掛かった。
洋風朝食セットを待ち構えて(オムレツオムレツ!)黄色でいっぱいだった頭が、サッと青ざめる。振り返るまでもなく、固まったヒナの前にやって来たのは、
「カミヤハヤト!」
くすんだ金髪。朝から不良な見た目のクラスメイトが、ヒナを見下ろしていた。
「お、おまえ……っダメだ! 今は無しだ! カフェテリアは場外だろ!」
「……は?」
大きな音を立てて跳び上がり、身構える。ファイティングポーズではなく、両腕でバツを作って。
ぴりりと緊張を走らせたヒナとは正反対に、カミヤハヤトは抜けた顔をした。
「……お前、すげぇ元気じゃねぇか」
ぼそりとした声は呆れていた。
バッテンの腕をしたヒナが、ハテナマークを頭上に並べていると、カミヤハヤトは向かいの席に腰掛けた。ヒナの、正面に。
「昨日、悪かった。顔んとこ大丈夫か?」
見上げる目は、ヒナの頬に向いている。ぺったりと貼られた大判のガーゼ。
言葉の意味が分からず、(こいつ、めっちゃ吊り眼)カミヤハヤトの跳ね上がった目尻に気を取られていると、配膳ロボットが暢気なメロディを奏でてやってきた。ほかほかのオムレツ。自然と目がいく。
「顔、擦り傷だって担任からは聞いたけど……」
「………………」
「……俺の話、聞いてねぇな?」
「うん、いったん休戦しよう。おれ、オムレツ食べていい?」
真剣な顔で提案すると、カミヤハヤトは片眉を上げた。
制止されなかったので、朝食プレートを取った。カミヤハヤトと向かい合った状態で「いただきます」
もくもぐと食べ始めたヒナは、向かいで面喰らったようすのカミヤハヤトに目を返した。
「カミヤハヤト、朝食は?」
「……は?」
「ごはん食べないの?」
「……食うけど」
「おれと戦ってる場合じゃないだろ。早くしないと遅刻するぞ」
「………………」
腑に落ちない。カミヤハヤトはそんな不可解な表情をしたが、ヒナの誘導によって朝食をオーダーした。
カフェテリアは普段どおり人がいない。
(恐怖の2Bが占拠してるもんなっ)
ヒナも問題児側でひとくくりにされていることが気に喰わない。寝不足イライラで喧嘩なんかしちゃったし、優等生ストーリーの第一歩が泥まみれ。やけっぱちの気持ちでオムレツを頬ばった。
大きく口を動かしたせいか、頬がピリピリ。
「……ほっぺた痛い」
「お前……そんな大きい口で食うなよ。そら痛ぇよ」
「違うだろ! お前に潰されたせいだろ!」
「っ……いきなりキレんな。びっくりする」
「びっくりはおれだよ。朝からお前に追い詰められてびっくりだし、どう逃げようか必死……」
「………………」
「……いや、逃げない。おれ逃げない。降参してない」
パンは小さくちぎって口に放る。
カミヤハヤトの朝食が運ばれてくる。和食セットだった。セット以外の小鉢もたくさんついてきた。朝からどんだけ食べるんだ。
しかも手を合わせて「いただきます」
不良のくせに言うのか。
「……カミヤハヤト、お前やっぱ実はいいやつ……いや、いい子? だよな? さすが桜統の内部生?」
「いいやつは喧嘩しねぇよ」
「そっか、それもそうだ。クラスメイトを潰したりしないな」
「……それは、ほんとに悪かった。あと……腹に乗って悪かった」
「…………え、謝ってんの?」
「俺はずっと謝ってるだろ」
「なんで急に? 昨日のボスキャラどうした?」
「………………」
「あ、もしかしてサクラ先生に怒られた? カミヤハヤトでもサクラ先生って怖い?」
「さっさと食えよ。遅刻するぞ」
(おれよりもお前のほうが遅いだろ)
言おうとしたが、カミヤハヤトの食べるスピードは速い。一口がでかい。
他に誰もいないカフェテリア。二人きりで黙々と食べていく。
なんだこれ。
「……あのさ、カミヤハヤト」
「あ?」
「……おれ、優等生だから知らないんだけどさ。これがいわゆる、喧嘩したあとの『お前、なかなかやるな。お前もな』的な……ヤンキー漫画であるやつ?」
「なんだそれ」
「え、よくあるだろ?」
「ねぇよ。つか漫画読まねぇ」
「嘘だ……漫画を読まない高校生がいるなんて……」
「文字見てると眠くなる。それに、どうせ見るなら勉強のほうがよくねぇか?」
「いきなり真面目キャラぶっこんでくる……」
「勉強はしてる。俺も特待生だからな。食費無料はでかい」
「分かる…………特待生? うそ、カミヤハヤトも特待生? 成績上位?」
「ああ。5位まではいつもBクラが占めてる」
「1位だれ? 壱正?」
「琉夏」
「……いやいや、そんなしょーもない嘘に騙されないし」
「嘘じゃねぇよ。全教科満点、中学から不動の1位」
「……まじ?」
「まじ」
頭を抱えたくなった。
「嘘だ……いやだ、そんなの。背ぇ高くて性格わるいやつが不動の1位なんて漫画の中しか許せないっ……」
「……ああ、そういや不動じゃねぇな。去年の一時期は壱正だ」
「おぉ、よくやった壱正!」
「お前なに目線だよ……つぅか違うぞ。琉夏が休んでたから。不在のあいだはランキングが繰り上がってただけだ」
「あぁぁぁ……」
上げて落とされた。耐えられずに頭を抱えた。
「……カミヤハヤト、」
「あ?」
「おれ、今からひどいこと言う」
「……は?」
「琉夏みたいに、『小さい』とか『女子に見える』とか……ひとの外見をいじってくるやつ。おれ、消えればいいと思ってる」
「………………」
「……カミヤハヤトとは仲良くれる気がするけど、琉夏とは無理そうだ」
食事は食べきった。会話を終えるために立ち上がろうとしたが、
「……去年、琉夏は入院したんだ」
カミヤハヤトの静かな声に、ごちそうさまの手を合わせたまま、止まる。
瞳だけ送ると、カミヤハヤトも食事の手を止めて、こちらを見ていた。
「さっきの、休んでた話? 病気でもした?」
「病気じゃない。怪我だ。外階段のとこで突き落とされた」
「……え」
「……クラスメイトの、外部生に」
ひやり。背中に走った冷たい戦慄に、身を震わせた。
同時に、脳に理解の閃きがあった。
——おれ、外部生ってだけで嫌われてんのっ?
冗談みたいな理由が、真実だった。
「……普通は、学年上位は外部生が多いんだよ。受験を乗り越えてくるから。エスカレータの内部よりも、試験に得意なやつが多い。……お前も転入で特待ってことは、満点だろ?」
「……うん」
「俺らの学年は珍しいんだ。内部生が上位を占めるなんてことは、開校以来だって言われた。……それで、学年上位から下がったやつが、金銭的に厳しかったみたいで……」
「……琉夏を恨んだ?」
「だろうな」
「…………それ、重大事件だよな? ニュースにならなかった……?」
「事故で済んでる。琉夏が自分で落ちたことになってる」
「……は? なんで?」
「俺らはその場にいなかった。見てたやつらが、口裏あわせて『ふざけた琉夏が自分で落ちた』っつった。琉夏も……落とされたのが、かなり衝撃だったみたいで……反論しなかった」
「………………」
「……嘘じゃねぇよ」
「いや、疑ってないよ」
「……そうか」
ヒナの答えに、カミヤハヤトの視線がテーブルへと落ちる。
「それ以来、琉夏は少し荒れてる。……だからって、ひとに当たっていいわけじゃねぇのも、分かってるけど……」
「………………」
「……いちおう、弁解だけ、しとく」
「……そっか、なるほど。聞けてよかった。むかつく気持ちは変わんないけど、納得はできた。ありがとう、教えてくれて」
「いや、こっちこそ聞いてくれて……ありがとう」
ヒナへと戻ってきた瞳は、まっすぐだった。
鋭い目つきは、こうして見れば、年相応の幼さがあって。昨日とはまるで別人の印象を生んだ。
「なあ、カミヤハヤト」
「……ん?」
「おれに、いい考えがあるんだけど」
きょとんとした顔に向けて、笑いかける。
「降参、してくんない? そうしたら、おれ、琉夏とも仲良くなれるよう頑張ってみるから……」
「………………」
「一緒に、みんなで、青春しようよ」
「……青春ってなんだよ。抽象的すぎて分かんねぇよ」
「なんで分かんないんだよ……漫画読まないからだぞ?」
批判すると、細く睨まれた。
「……よし、じゃあ教室に向かいながら具体例を出すよ。とりあえず、早くごちそうさましよう。評価に関わるから、遅刻は困るだろ? ……おれたち、食費無料を維持したい寮仲間だしな!」
カミヤハヤトに向けてヒナが掲げてみせた拳は、今回ばかりは攻撃の意味はなく。
クラスメイトへの親しみだけが込もっていた。
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