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小犬のワルツ
Chap.3 Sec.2
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「聞いてちょうだい!」
どこぞの幼なじみよろしく、彼女の屋敷にもまた賑やかな声が響いていた。
「タレラン様のご子息ったら、ひどいのよ! あたしになんて言ったと思うっ? くだらないって! くだらないって言ったのよ!」
ドア越しに届く高い声に、廊下を通りがかったルネは薄い笑みをこぼした。
話の内容を笑ったのではなく、それに対する彼女の反応を想像し、
(そのタレランの息子と逢い引きしていた——とは言えないな)
隠そうにも顔に出やすい彼女が、友人相手にどう欺くのか。
多少の興味はあるが、家長に呼ばれている以上、無駄な立ち寄りはできない。ルネは足を止めることなく通り過ぎた。
——そもそもクール家の令嬢であるエレアノールに、ルネは疎まれている自覚がある。昔から。もし、ルネが場に顔を出そうものなら、追い払うための理由を探し始めるに違いない。
本日も訪問のおりに挨拶を交わしてはいるが、エレアノール嬢はよそよそしい声色で、上っ面だけの対応であった。冷ややかな瞳は使用人と見下しているわけではなく——いつも無言の訴えを含んでいる。
——あなたがいるからダメなの、あなたが彼女の恋を邪魔してるのよ。
ルネはその訴えを、毎度ながら気づかないふりで流している。
屋敷の主人であり、彼女の父親である彼に呼び出された部屋は、書斎のひとつであった。入室の許可を得て入れば、本棚に囲まれたテーブルに手を乗せて、重たげな表情の彼が座っていた。
「何か、ご用でございましょうか」
「うむ……じつは、相談があってね」
ちょいちょいと手招きする彼に、ルネは数歩ほど前に出た。相談と称する話の内容に、ルネはいくつも心当たりがあるはずだが……おくびに出すことなく平然としている。
近づいたルネに、ひっそりとした声色で、
「タレラン様から……うちの娘に、婚約の話が来たのだが……」
「——婚約、でございますか?」
「……うむ」
聞き違いかと思ったルネの復唱に、神妙な顔で彼は肯定した。数秒、予想していなかった話題にルネも困惑したが、ひとまず隠していた情報を開示することにする。
「ご報告が遅れまして、申し訳ございません。首都の舞踏会で、タレラン=ペリゴール様のご令息であるフィリップ様と、ごく短い時間ではございますが交流をされておりました」
「そうか、それでいきなり申し入れが……」
「……正式な申し入れでございますか?」
「いや、まずは親交を深めよう——という、軽い誘いに思う。タレラン様のご夫人が主催する晩餐会——美食会と呼ぶらしいがね——それに誘われたのだよ。ぜひ娘も、と。その席で見定めるつもりなのかは分からないが、婚約と言い出したのはあちらだ。互いの立場を踏まえて、きちんと婚姻前提であるということをアピールしているだけなのか……本気で言っているのか……」
「……急な話ではございますね」
「うむ……」
「この話は、奥様には……?」
「いやいや、話していない。耳に入ったら喜んでしまいそうだからね……」
「ご主人様は、この話を快く思っておられないのでございましょうか……?」
「…………ふむ」
肯定のような独り言のような、あいまいな声をもらして、主人である彼はイスから立ち上がった。背後にあった窓へと寄り、外に目を向ける。二階にある書斎からは、外の緑が目に入る。窓の外から目線を戻し、彼はルネを見やった。
「君は……娘を、どう思っているのだろう?」
「お嬢様は、気品にあふれたお優しい方だと存じ上げております。大変尊敬してございます」
「う~む……」
よどみなく答えたルネの返しが、彼の意図するものではなかったのか。口を山なりに曲げて考える主人の様子に、ルネは先んじて、
「——もし何か疑念がございましたら、解雇していただいても差し支えございません。お嬢様のことが最優先でございます。どうぞお気遣いなく」
毅然とした主張に、問いかけた彼のほうは動揺を浮かべて首を振った。
「いやいや違うのだよ! そういうことではなくてだね!」
「………………」
「——いや、誤解させて悪かった。この話は忘れてくれ」
「ご主人様が、そう仰るのでございましたら……」
「うむ。君が、何よりも娘のことを大切に想ってくれていることは、ちゃんと分かっている。今さらクビにするなど、あるはずがない。……私の質問が悪かった」
ルネは胸中だけで眉を寄せた。想定のどれもが杞憂に終わったらしいが、ならば彼の意は。何をもってして問うたのか分からない。追求したいが、リスクが高すぎる。
沈黙したルネに、彼は話を元へと戻した。
「晩餐会のことなのだがね、」
「はい」
「……私と妻は、参加を見送ろうと思っている。妻の調子が……あまり思わしくないのだ。……もう、今後の外出は……厳しいだろう」
「……ご病状について、お嬢様には」
「話していない。——ただ、分かっているだろう。あの子は聡い子だ。心配かけまいと笑っているが……いかんせん、演技が下手なものでね……」
「お嬢様は……素直でございますから」
ルネの言葉に、彼は困ったような笑みを浮かべた。娘を慈しむ父親の顔つきは、しかし、すぐに真面目な顔へと取って代わる。
「——しかし、だ。タレラン様の晩餐会には、相手の顔を立てるためにも参加する必要がある。妻を理由に断りを入れようかと思い、最初に伝えてみたのだが——どうにも難しい。娘だけでもと、熱望されている。暗にワインの流通について制限をちらつかせてくるくらいだから……よっぽどなのだろう」
ルネの脳裏に、暗い金髪の青年が映し出される。
——あんたにそんな権限があるか?
こちらを、あからさまに蔑む目つき。
気安く彼女に触れていた——あの、生意気そうなガキ。
彼女から目を離した短時間の隙に、どこでどう転べば、婚姻を結ぼうという話になるのか。
ルネはキスしか目にしておらず、それ以降へと及ぶ前に制止したつもりでいた。
しかし、それ以前の経緯について言及しておくべきだっただろうか。
「……だからね、あの子だけでも、晩餐会に参加させなくてはいけないのだ」
ふう、とため息をついて、彼は再びイスへと腰を下ろした。その顔には疲労の隈が刻まれている。
夜間、妻が咳き込むたびに背をさすっている彼は、睡眠が足りていない。それについて家令のゲランが、医師や使用人に任せることを提案しているが、彼は頑として聞き入れていない。このままでは、彼の身体にも影響が出てしまうことだろう。
ゲランから、「娘のためにも自分の身体をいたわる必要がある」と、彼に訴えるよう言われているが——ルネは、まだ一度も口に出せていない。
なぜなら、ルネにも彼と同じ経験があったから。
——ルネ、コンコンが止まらないの。よしよし、して。
涙のたまった幼い瞳に、いくたび請われたことか。寒い冬の夜、深く眠りにつくまでと約束して、背を撫でながら朝まで見守っていたことが、いくたびあったか。
数えきれない。しかし、それを厭わしいと思ったことは、一度たりともない。
——ルネがいいの。ルネじゃなきゃ……だめなの。
すがりつく小さな掌の、しっとりとした温もりは、
——自分にしか、護れない。
そう思わせるに十分で。応えずにはいられない、耐えがたい魔力がある。
「……ルネ君、いいかね?」
過去の幻影から目をそらし、ルネは主人の顔に焦点を合わせた。見上げる顔は、深刻な色を帯びている。疲労感と片付けるには、重すぎる。
「よく聞いてほしいのだが……タレラン様の屋敷では、決してあの子から目を離さないでほしい。何があっても、必ずあの子のそばにいてもらいたい」
「もちろんでございます。……ですが、その理由を、お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「……タレラン様は、あまり良い噂を聞かないのだ」
「タレラン様、とは……ご子息ではなく、お父君でございますか?」
「うむ」
窓を背に、深くうなずく顔は、暗い陰に覆われる。
「……私の娘と知ったうえで……手を出すことは、ないと思うが……万一のためにも、君がそばにいることを、強く言いつけておく。必ず、あの子のそばに。タレラン様に限らず、すべてから、護っておくれ」
——言われなくとも。
胸中の想いを隠して、ルネは誠実な響きで応えた。
「承知いたしました」
その意志には、深紅のバラのごとく棘がある。
(俺のものは、何ひとつ渡す気はない——すべて)
どこぞの幼なじみよろしく、彼女の屋敷にもまた賑やかな声が響いていた。
「タレラン様のご子息ったら、ひどいのよ! あたしになんて言ったと思うっ? くだらないって! くだらないって言ったのよ!」
ドア越しに届く高い声に、廊下を通りがかったルネは薄い笑みをこぼした。
話の内容を笑ったのではなく、それに対する彼女の反応を想像し、
(そのタレランの息子と逢い引きしていた——とは言えないな)
隠そうにも顔に出やすい彼女が、友人相手にどう欺くのか。
多少の興味はあるが、家長に呼ばれている以上、無駄な立ち寄りはできない。ルネは足を止めることなく通り過ぎた。
——そもそもクール家の令嬢であるエレアノールに、ルネは疎まれている自覚がある。昔から。もし、ルネが場に顔を出そうものなら、追い払うための理由を探し始めるに違いない。
本日も訪問のおりに挨拶を交わしてはいるが、エレアノール嬢はよそよそしい声色で、上っ面だけの対応であった。冷ややかな瞳は使用人と見下しているわけではなく——いつも無言の訴えを含んでいる。
——あなたがいるからダメなの、あなたが彼女の恋を邪魔してるのよ。
ルネはその訴えを、毎度ながら気づかないふりで流している。
屋敷の主人であり、彼女の父親である彼に呼び出された部屋は、書斎のひとつであった。入室の許可を得て入れば、本棚に囲まれたテーブルに手を乗せて、重たげな表情の彼が座っていた。
「何か、ご用でございましょうか」
「うむ……じつは、相談があってね」
ちょいちょいと手招きする彼に、ルネは数歩ほど前に出た。相談と称する話の内容に、ルネはいくつも心当たりがあるはずだが……おくびに出すことなく平然としている。
近づいたルネに、ひっそりとした声色で、
「タレラン様から……うちの娘に、婚約の話が来たのだが……」
「——婚約、でございますか?」
「……うむ」
聞き違いかと思ったルネの復唱に、神妙な顔で彼は肯定した。数秒、予想していなかった話題にルネも困惑したが、ひとまず隠していた情報を開示することにする。
「ご報告が遅れまして、申し訳ございません。首都の舞踏会で、タレラン=ペリゴール様のご令息であるフィリップ様と、ごく短い時間ではございますが交流をされておりました」
「そうか、それでいきなり申し入れが……」
「……正式な申し入れでございますか?」
「いや、まずは親交を深めよう——という、軽い誘いに思う。タレラン様のご夫人が主催する晩餐会——美食会と呼ぶらしいがね——それに誘われたのだよ。ぜひ娘も、と。その席で見定めるつもりなのかは分からないが、婚約と言い出したのはあちらだ。互いの立場を踏まえて、きちんと婚姻前提であるということをアピールしているだけなのか……本気で言っているのか……」
「……急な話ではございますね」
「うむ……」
「この話は、奥様には……?」
「いやいや、話していない。耳に入ったら喜んでしまいそうだからね……」
「ご主人様は、この話を快く思っておられないのでございましょうか……?」
「…………ふむ」
肯定のような独り言のような、あいまいな声をもらして、主人である彼はイスから立ち上がった。背後にあった窓へと寄り、外に目を向ける。二階にある書斎からは、外の緑が目に入る。窓の外から目線を戻し、彼はルネを見やった。
「君は……娘を、どう思っているのだろう?」
「お嬢様は、気品にあふれたお優しい方だと存じ上げております。大変尊敬してございます」
「う~む……」
よどみなく答えたルネの返しが、彼の意図するものではなかったのか。口を山なりに曲げて考える主人の様子に、ルネは先んじて、
「——もし何か疑念がございましたら、解雇していただいても差し支えございません。お嬢様のことが最優先でございます。どうぞお気遣いなく」
毅然とした主張に、問いかけた彼のほうは動揺を浮かべて首を振った。
「いやいや違うのだよ! そういうことではなくてだね!」
「………………」
「——いや、誤解させて悪かった。この話は忘れてくれ」
「ご主人様が、そう仰るのでございましたら……」
「うむ。君が、何よりも娘のことを大切に想ってくれていることは、ちゃんと分かっている。今さらクビにするなど、あるはずがない。……私の質問が悪かった」
ルネは胸中だけで眉を寄せた。想定のどれもが杞憂に終わったらしいが、ならば彼の意は。何をもってして問うたのか分からない。追求したいが、リスクが高すぎる。
沈黙したルネに、彼は話を元へと戻した。
「晩餐会のことなのだがね、」
「はい」
「……私と妻は、参加を見送ろうと思っている。妻の調子が……あまり思わしくないのだ。……もう、今後の外出は……厳しいだろう」
「……ご病状について、お嬢様には」
「話していない。——ただ、分かっているだろう。あの子は聡い子だ。心配かけまいと笑っているが……いかんせん、演技が下手なものでね……」
「お嬢様は……素直でございますから」
ルネの言葉に、彼は困ったような笑みを浮かべた。娘を慈しむ父親の顔つきは、しかし、すぐに真面目な顔へと取って代わる。
「——しかし、だ。タレラン様の晩餐会には、相手の顔を立てるためにも参加する必要がある。妻を理由に断りを入れようかと思い、最初に伝えてみたのだが——どうにも難しい。娘だけでもと、熱望されている。暗にワインの流通について制限をちらつかせてくるくらいだから……よっぽどなのだろう」
ルネの脳裏に、暗い金髪の青年が映し出される。
——あんたにそんな権限があるか?
こちらを、あからさまに蔑む目つき。
気安く彼女に触れていた——あの、生意気そうなガキ。
彼女から目を離した短時間の隙に、どこでどう転べば、婚姻を結ぼうという話になるのか。
ルネはキスしか目にしておらず、それ以降へと及ぶ前に制止したつもりでいた。
しかし、それ以前の経緯について言及しておくべきだっただろうか。
「……だからね、あの子だけでも、晩餐会に参加させなくてはいけないのだ」
ふう、とため息をついて、彼は再びイスへと腰を下ろした。その顔には疲労の隈が刻まれている。
夜間、妻が咳き込むたびに背をさすっている彼は、睡眠が足りていない。それについて家令のゲランが、医師や使用人に任せることを提案しているが、彼は頑として聞き入れていない。このままでは、彼の身体にも影響が出てしまうことだろう。
ゲランから、「娘のためにも自分の身体をいたわる必要がある」と、彼に訴えるよう言われているが——ルネは、まだ一度も口に出せていない。
なぜなら、ルネにも彼と同じ経験があったから。
——ルネ、コンコンが止まらないの。よしよし、して。
涙のたまった幼い瞳に、いくたび請われたことか。寒い冬の夜、深く眠りにつくまでと約束して、背を撫でながら朝まで見守っていたことが、いくたびあったか。
数えきれない。しかし、それを厭わしいと思ったことは、一度たりともない。
——ルネがいいの。ルネじゃなきゃ……だめなの。
すがりつく小さな掌の、しっとりとした温もりは、
——自分にしか、護れない。
そう思わせるに十分で。応えずにはいられない、耐えがたい魔力がある。
「……ルネ君、いいかね?」
過去の幻影から目をそらし、ルネは主人の顔に焦点を合わせた。見上げる顔は、深刻な色を帯びている。疲労感と片付けるには、重すぎる。
「よく聞いてほしいのだが……タレラン様の屋敷では、決してあの子から目を離さないでほしい。何があっても、必ずあの子のそばにいてもらいたい」
「もちろんでございます。……ですが、その理由を、お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「……タレラン様は、あまり良い噂を聞かないのだ」
「タレラン様、とは……ご子息ではなく、お父君でございますか?」
「うむ」
窓を背に、深くうなずく顔は、暗い陰に覆われる。
「……私の娘と知ったうえで……手を出すことは、ないと思うが……万一のためにも、君がそばにいることを、強く言いつけておく。必ず、あの子のそばに。タレラン様に限らず、すべてから、護っておくれ」
——言われなくとも。
胸中の想いを隠して、ルネは誠実な響きで応えた。
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