2 / 11
てぇてぇな……………(死)
しおりを挟む
「そんなそんな大声出さないでも…」
「ちょちょちょ待って待ってなんでここにいんの先生!」
いかにもこの家に住んでると言わんばかりなその雰囲気に私は驚きと焦りであたふたと騒ぐ。
渡辺先生は困ったように頭をかくと「とりあえず中入ろう?」と笑ってきたものだから、すぐ様靴を脱ぎ散らし中に入った。久しぶりに入った居間はめっっっちゃくちゃ綺麗に掃除されていた。ちょっと古ぼけて汚れてた隅っこなんてキラキラと効果音が聞こえてきそうなぐらい綺麗だ。取れないぐらい汚れも、いつの間にかピッカピカになっている。
「なんなん先生~~~!凄い~~~!」
怒りと感動の混じった複雑な感情のまま叫んだ。自分きっと今めちゃくちゃロバみたいな顔してる、いやロバに悪いな、うんこ以下の地球外生命体みたいな顔してる。
「えへへ、照れるなぁ」
恥ずかしそうに笑う渡辺先生。
そんな渡辺先生を見るとついつい心拍数が上がって顔が赤くなってしまう
「もう笑わんで~~~~~!!好き~~~!!」
「えええ…?ありがとう…?」
笑顔に心臓を撃ち抜かれた。立ってられないような衝撃につい倒れこんで駄々を捏ねる子供ように転がる。やばい。渡辺先生かっこいい。
初めて姿を見た時から一目惚れだった。
可愛さとかっこよさを兼ね備えてる、、
若い、、若さが羨ましい、尊い、、
現実世界で渡辺先生という推しが出来てからも
最高に人生楽しいのに今その頂点に達してる!
転がり回るのに疲れ果て、1度我に返る。
「…はぁ、大変お恥ずかしい所を見せました…面目ありません……」
「あはは、面白いね!」
「もう…好き…」
寝転がる私になるべく視線を合わせようと
ちょこんと座り込んだ先生はとても可愛い。
はっ、とふと気づいた。
(このままじゃ話が終わらない!!2話目なのに
なんも進展してない!!ただ私が先生好きの変態オタクというイメージがついてしまう!!)
そう思い、体を起こすとまっすぐ先生を見た。
「話は戻るとして、なんで先生がここにいるんですか?」
渡辺先生は少し考える素振りをした後、答えた
「うーんとね…話したら長くなるんだけど、おばあちゃんがたまたま重そうな荷物持ってたから、大変そうだなぁって思って俺が家までその荷物持っていったら、お礼にご飯をご馳走して貰ってさ。そうしたらつい「仕事して一人暮らしだと中々作る暇がなくて、久しぶりに人の作ってくれたご飯食べれて嬉しい」って無意識に言ったら「だったらうちにおいで。今はじいちゃんと2人でなんだか寂しいの。ご飯ぐらいなんでも作ったる」っておばあちゃんが言ってくれて…………それで今同居させて頂いてます」
「めちゃくちゃ先生いい人~~~!!」
先生の人柄の良さにまた叫んでしまった。
ほとぼりが冷め、また我に返る。
(そうか、じゃあ渡辺先生は、今ばあちゃん達と一緒に暮らしてるんだ。そうか、私のばあちゃんと、私の学校の先生が……………………)
冷静に考えてみると、意外に結構やばい事なのでは…?だって…生徒の祖父母宅に教員が住むだなんて…………………
推しがすぐ近くにいるって事じゃないか!!
千春はいい意味でも馬鹿だった。
「ちょちょちょ待って待ってなんでここにいんの先生!」
いかにもこの家に住んでると言わんばかりなその雰囲気に私は驚きと焦りであたふたと騒ぐ。
渡辺先生は困ったように頭をかくと「とりあえず中入ろう?」と笑ってきたものだから、すぐ様靴を脱ぎ散らし中に入った。久しぶりに入った居間はめっっっちゃくちゃ綺麗に掃除されていた。ちょっと古ぼけて汚れてた隅っこなんてキラキラと効果音が聞こえてきそうなぐらい綺麗だ。取れないぐらい汚れも、いつの間にかピッカピカになっている。
「なんなん先生~~~!凄い~~~!」
怒りと感動の混じった複雑な感情のまま叫んだ。自分きっと今めちゃくちゃロバみたいな顔してる、いやロバに悪いな、うんこ以下の地球外生命体みたいな顔してる。
「えへへ、照れるなぁ」
恥ずかしそうに笑う渡辺先生。
そんな渡辺先生を見るとついつい心拍数が上がって顔が赤くなってしまう
「もう笑わんで~~~~~!!好き~~~!!」
「えええ…?ありがとう…?」
笑顔に心臓を撃ち抜かれた。立ってられないような衝撃につい倒れこんで駄々を捏ねる子供ように転がる。やばい。渡辺先生かっこいい。
初めて姿を見た時から一目惚れだった。
可愛さとかっこよさを兼ね備えてる、、
若い、、若さが羨ましい、尊い、、
現実世界で渡辺先生という推しが出来てからも
最高に人生楽しいのに今その頂点に達してる!
転がり回るのに疲れ果て、1度我に返る。
「…はぁ、大変お恥ずかしい所を見せました…面目ありません……」
「あはは、面白いね!」
「もう…好き…」
寝転がる私になるべく視線を合わせようと
ちょこんと座り込んだ先生はとても可愛い。
はっ、とふと気づいた。
(このままじゃ話が終わらない!!2話目なのに
なんも進展してない!!ただ私が先生好きの変態オタクというイメージがついてしまう!!)
そう思い、体を起こすとまっすぐ先生を見た。
「話は戻るとして、なんで先生がここにいるんですか?」
渡辺先生は少し考える素振りをした後、答えた
「うーんとね…話したら長くなるんだけど、おばあちゃんがたまたま重そうな荷物持ってたから、大変そうだなぁって思って俺が家までその荷物持っていったら、お礼にご飯をご馳走して貰ってさ。そうしたらつい「仕事して一人暮らしだと中々作る暇がなくて、久しぶりに人の作ってくれたご飯食べれて嬉しい」って無意識に言ったら「だったらうちにおいで。今はじいちゃんと2人でなんだか寂しいの。ご飯ぐらいなんでも作ったる」っておばあちゃんが言ってくれて…………それで今同居させて頂いてます」
「めちゃくちゃ先生いい人~~~!!」
先生の人柄の良さにまた叫んでしまった。
ほとぼりが冷め、また我に返る。
(そうか、じゃあ渡辺先生は、今ばあちゃん達と一緒に暮らしてるんだ。そうか、私のばあちゃんと、私の学校の先生が……………………)
冷静に考えてみると、意外に結構やばい事なのでは…?だって…生徒の祖父母宅に教員が住むだなんて…………………
推しがすぐ近くにいるって事じゃないか!!
千春はいい意味でも馬鹿だった。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる