最強聖騎士の息子と魔女の器

一ノ清永遠

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第1章 始まりの章

憎悪の鼓動

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 マーガレット婦人が作った料理を平らげた後、親切にも寝床と風呂を貸してもらえた。
 リオナの気持ちのいい食べっぷりに感動したとかで可愛がってもらえたというのもあるが、マーガレット婦人の娘は生きていればリオナくらいの歳くらいらしい。
 この世界では幼い子供が魔物に食われて殺されてしまうなんて事は珍しい話ではない。
 一方でアルフとレイクロスは明日の決着に備え、カードゲームやボードゲームに興じていた。
 子供のいない家庭にこそこういった娯楽物が案外揃っているもので、そこにリオナが混ざりわいわいと騒いで夜を明かした。
  そして、出発の朝——依頼完了証明書をマーガレット婦人から受け取りリオナと出会ったディアの村へ向かい出発した。


◆◆◆◆◆◆◆


「さて、ここがいいかな? アルフレッド」


 郊外の裏道、ディアの村へと続いており人通りは少ないが見晴らしもよく障害物も少ない。
 マーガレット婦人の家にいた時と違い、レイクロスの眼は鋭く光り素人でも分かるほど殺気を発している。


「レイクロス、引く気は無いんだな?」
「引く理由がない。 君を殺して聖母を我らがアジトへと連れて行く、それを躊躇う理由がどこにある?」
「当たり前のように人を殺す——テロリストの集団に、リオナは渡せない!!」
「だったら剣を抜いて、私を殺せばいい」
「——そうさせてもらう!!」
「君が私を殺すことなど、到底不可能だろうがなッ!!」


 悦楽だ、この男は戦いに悦楽を見出している男だ。
 自分に向かってくる時に、レイクロスは笑っていた。
 決して相容れない存在だ、アルフはそう感じた。
 レイクロスは足を強く踏み込み、瞬間移動の如くアルフとのクロスレンジに入る。


「一瞬でこの距離を……!?」
閃光撃フラッシュショットという、技だよ……!!」


 拳を振りかざし、それを撃ち込む。
 アルフは咄嗟に剣を自分の正面に構え、剣闘気を集中させる。
 ありとあらゆる物を薙ぎ倒す暴風のような一撃を、咄嗟の防御で防ぎ切れるわけがなくアルフは無防備に吹き飛ばされる。
 父、ダインに何度も何度も修行をつけてもらい嫌というほど戦闘の経験値は積んできた。
 人類最強の男、ダイン・レオギア・アークブラッドは武器という武器全てを使いこなし使えぬ魔導は無いとされる戦闘のエキスパートだ。
 この程度の攻撃は何度も受けてきた。
 吹き飛ばされながらも何とか身体をコントロールし、回転させて手を地面に触れさせてそこからバック転のように着地する。
 しかし、着地するための動作というのは否が応でも相手に隙を与えてしまう。


「今度は旋風撃ツイスターブロウという技だ」
「アルフさん!!」
「分かってる……!!」


 この一撃に加えて、先程の閃光撃フラッシュショットとかいう技を見てアルフはレイクロスのバトルスタイルについてアルフなりの見解を見出した。
 彼はただの格闘戦士ではなく、魔女の眷属という特性を利用した格闘技に魔導をプラスした距離を選ばないバトルスタイルだ。
 はっきり言って、『ただの剣士』に勝ち目はない。
 しかし、アルフは『ただの剣士』ではないという自覚がある。
 欠点があるとはいえ聖騎士として育てられたのは確かであり、魔女やその眷属との戦い方は父のダインに叩き込まれている。
  旋風撃ツイスターブロウが破壊の風を巻き起こし、アルフの肉体をズタズタに切り刻もうとしたその瞬間にアルフはショートソードを破壊の風に向かって振るった。


「何を……」


 レイクロスがアルフの無意味な行動を嘲笑おうとしたその時、レイクロスの視界に想定外の光景が映った。


「聖剣技・封魔一閃……!!」
「聖剣技とは……!! 聖騎士としての修練を積んだというのは伊達ではなかったか!!」
「レイクロス、お前が魔女の眷属なら何度か目にした事があるだろう。 聖騎士に伝わる奥義の数々の——その一つだ」


 封魔一閃、それは文字通り魔導エネルギーそのものを切り裂く奥義。
 エレメントを操り、それを剣技として繰り出す聖剣技の中でも基礎中の基礎である。
 聖騎士は魔女や魔女の眷属、魔族を相手にするため魔導に対する対策を練る必要があった。 魔導の発動そのものを許してしまえば、部隊が壊滅的な被害を被る可能性がある。
 その対策として生み出された剣術がエレメントを操る魔導の理論を応用した聖剣技だ。
  

「その技は知っている、聖剣技というのは聖剣があって初めて完成するものだ! 封魔一閃は魔導を斬り裂き、聖剣のエネルギーを敵に叩き込み魔導を封じる技のはず……!! 君のそれは、やはり不完全と見える!!」


  ズズッ……という引き込まれる感覚と同時に身体中のあちこちが軋むような感覚がアルフを襲った。


「な……なん……だ!? これっ……!!」
「重力さ、私の魔導を封じられぬ技はこの戦いにおいて価値はないなッ!!」


 アルフが立っている地点を中心に、強い重力が発生しているが傍目から見たら何が起こっているのか分からない。
  

「重力!? 確かに重力というエネルギーは地属性のエレメントが発生させるものだけどそんな事が……!?」
「聖母よ、あなたの力が本格的に覚醒すれば私よりも素晴らしい術を行使する事が出来るだろう」


 地面に、自分が立っている場所よりも低い場所から身体全体を引っ張られているような——いや、それどころではない。
 大地に、空間そのものに身体を押し潰されるような鈍い痛みが身体を覆う。
 しかし苦しくて声を発する事すらままならない。
 だがここで動きを止めれば、レイクロスに殺される。
 自分が殺されれば、リオナは悪の手先にされてしまう。
 それだけは避けなくてはならない。


「天へ願い奉る、慈悲を盾に・怒りを刃に、剛力招来・マイティチャージ!!」


 まともに声を発する事は出来ないが小声で詠唱し、指先を動かしなんとか魔導の詠唱を完了させる。
 マイティチャージは数秒だけ身体能力を向上させる魔導術、数秒だけという制約の割に長めの詠唱が必要なため使い勝手が悪いとされているが——身体能力を向上させるのが聖騎士だとしたら?


「ぐぬうぅぅぅぅ……おおおぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」


 身体がバラバラになりそうなほどの痛みだが、一時的に発達した筋力で重力地帯を抜ける。


「ほう? 重力の牢を破ったか」
「聖剣技・海刃連破ッ!!」


 ショートソードを横に薙ぐように振り、剣闘気を剣圧に乗せて衝撃波を生み出す。
 この技は敵を直接切り裂くための技ではない、あくまで『当てるため』の技だ。
 剣圧そのものの破壊力は弱いが、飛ばした斬撃は波のように広がっていく。


「なんだ……!?」


 斬撃は目に見えるものではないが、レイクロスは咄嗟にその斬撃を腰に下げていた短刀で受け止める。
 だがその短刀で受け止めるというのはアルフが想定した行動だ、むしろ受け止めさせる事自体がアルフの目的だ。


「聖剣技・砕牙烈斬!!」


 一瞬で距離を詰める。
 トドメを刺すための斬撃を喰らわせるために、火と地の魔導エネルギーを込めたショートソードを振りかぶる。
 だが、斬撃を放つまでにほんの2秒ほどタイムラグが発生した。
 それは無意識に、アルフの心の底にある「何か」に対する恐怖心から来るものだった。


「……!!」


 レイクロスがそれを躊躇いだと気付くまで、ほんの一瞬だった。
 この男が甘い男だとは知っていた、少し話しただけでそういう男だと薄々理解していた。


間隙かんげきッ!!」
 「しまっ……!!」
  

 至近距離の旋風撃ツイスターブロウは防ぎようが無く、ハーフプレートもインナーウェアも破壊され、肉をズタズタに切り裂いていく。
  

「あ……あぁ……!!」


 決着がつくまで、手出しは無用だと出発前にアルフはリオナに言い聞かせていた。
 2対1が卑怯だからとか、そういう話ではなく「あいつは本気だ、聖女とやらに必死にすがっている。 そこで頼りの聖女が味方じゃなかったら、辛いだろ」と……アルフはそう語っていた。
 アルフは少し変わったところもあるし不器用だが優しい人だ、ほんの1日しか一緒に行動をしていない。


「それに、本気の殺し合いにリオナみたいな子を巻き込みたくはない。この戦いが終わった時——どちらかが死ぬだろう。そこに介入して欲しくない」


  旋風撃ツイスターブロウの直撃を受け、吹き飛ばされたアルフはそれでも必死に意識を保っていた。
 筋の切れた脚でもなんとか腕で支えながら立ち上がり、ヨロヨロと血で滲む視界に映る人影に向かい歩いていく。


「フン……まるでリビングデッドだな」


 掌に火のエレメントを収束させ、それを放とうとする  レイクロス。

「渡さ……ない、お前達に……リオナは……巻き込ませ……ない……!!」
「得物もなしに向かってくるか、理解できないな。だが——」


 レイクロスはヨロヨロと歩いてくるアルフを見て、少しだけ口角を上げ、エレメントを離散させて手を下ろす。


「リオナを……傷つけ……るな……」


 レイクロスの至近距離まで迫ったところで、アルフは地面に伏す。
 アルフの倒れた場所を中心に、血溜まりが生まれる。
 その出血量を見るとレイクロスは、このままでは助からないだろう事を悟る。


「人を傷つける事を躊躇った君の負けだ……失礼だが、君自身の事はそう嫌いじゃない。アルフレッド、約束しよう」


 辺りが急に静かになる、アルフの呼吸の音も鼓動も完全に静止した。


「どうして……?」
「この世界は昔からそうでしょう、正しい志を持った人間から死んでいくものだ。 死んでいく……というのは正しくないな、淘汰されていく。 だから我々が正すのです」
「淘汰されていく? 違う……」


 空気が変わった。 レイクロスは直感した、これは自分が愛した者が放つ波動だ。
 レイクロスは自分の気付かぬ内に笑みを浮かべていた。
 高揚、昂り、興奮、レイクロスは思わず「歓喜の悲鳴」をあげる。


「あぁ……ああぁぁぁぁぁぁぁ!! 会いたかった!! あなたとの出会いは何度目でしたか!? 何百年ぶりか!? 貴女様に巡り合うのは!!」
「アルフさんは優しい人だった、人を傷つけられない人だった」
「聖母よ、我らに再び希望を!! 腐った世界に天誅を!! 敬虔なる信徒に慈愛を!!」


 互いに言葉を発している。 しかしそれは会話ではない。
 ただ、想いをぶつけているだけでどちらもそれを受け止めてはいないし聞いてもいない。


「……一緒にいたかった、これからも一緒にいてくださいって……村に帰ったら、伝えるつもりだった……もっと早く、言えばよかった」
「さあ、我らと共に新たな旅を始めましょう。 我らが聖母よ!!」


 リオナの心を支配する感情が尊敬する人を喪った悲しみから、目の前で興奮しケタケタと笑う男への憎悪に塗り潰されていくまでそう時間はかからなかった。
  

「淘汰されたんじゃない。 レイクロスさん、あなたが殺したんだ。 この世界が間違ってるんじゃない、あなたが間違ってるんだよ。 アルフさんは間違っても、死んでいい人間なんかじゃなかった……だから——」




「お前が死ねえええええええええッ!!」




 その空間にいた野生の動物や、魔物たち——全ての生物が命の危険を感じた。
 剥き出しの殺意を向けられたレイクロスも歓喜に対する酔いも醒め、目の前にいる少女が尋常ではない状態になっているとようやく気付いた。


「あれは……!?」


 ビリビリとした剥き出しの殺意に
 辺りのエレメントが死んでいく。そういう解釈でいいのだろうか? レイクロスは少なくとも、エレメントが死んでいくという感覚を味わった。
 本来ならば、精霊にエレメント素子を提供する事でエレメント・コードに記された命令文を行使する。
 しかしこれは精霊から強引にエレメントエネルギーを抽出している。


「黎明よりも眩く、終焉よりも昏き双極の霊光。 万象を滅する煌めきよ、殲滅せよ——カタストロフィパニッシャー!!」


 これは虚無だ、虚無に呑まれる——!!
 魔女の放つ魔導術はいつでも規格外だ、しかしこんな魔導術は見たことも聞いたこともない。
 地水火風に光と闇に精神属性、どれもこれも何かしら「意味のある魔導術」だ。
 しかし今回のカタストロフィパニッシャーとやらは抹殺のみを目的とした純粋な破壊の魔導術だ。


「吸魔結界・ドレインフィールド!!」


 魔導の心得がある人間ならば、発動した術の特性を見抜くスキルを持つが先ほどの魔導術は空間すら破壊しかねない魔導術だという事以外全くわからない。
 ならば魔導結界を発動し、無効化するしかない。


「無駄だぁ!!」
「何!?」


 カタストロフィパニッシャーの破壊エネルギーが、ドレインフィールドの結界を破壊していく。
 ドレインフィールドは他の魔導エネルギーを吸収する結界だ。
 そのため、このドレインフィールドが発動している間は他の魔導術がうまく作用しないのだが——そうはいかなかった。


「カタストロフィパニッシャーは他の攻撃系魔導術を遥かに凌駕する!! ドレインフィールドのような姑息な魔導術で防げるものか!!」
「フッ……嬉しいな、口調までかつての聖母のようだ」


 ドレインシールドが破壊される直前、レイクロスは大地を蹴り宙を舞った。
 カタストロフィパニッシャーは範囲そのものはそこまで広くない、ドレインシールドを破壊するまで数秒の隙が生まれるのなら回避は容易い。


「喜んでいられるのも、今のうちだ!!」


 突然あたりが闇に包まれた。
 まだ昼にもなっていない、最も明るい時間帯のはずだった。
 これは夜の暗さや洞窟のような暗さではない。
 太陽が何かに隠された時のような薄暗さだ。
 レイクロスは空を見上げる、するとそこには信じられないものが視界に写り込む。


「これは、まさか!? 聖母よッ!!」
「光より出でし天翔ける旅人よ、終焉の時が来た。災禍を滅する破滅の使徒となれ!! メテオディスティネーション!!」


 原罪魔導と呼ばれる術が発動された。
 魔女のみが扱える属性『星』の魔導術であり、創造と破壊という魔導の原点たる高度な術のみがそれに位置する。
 メテオディスティネーションは大陸を破壊し、地図上から消しかねない凄まじい破壊力を誇る、魔女を象徴する最強の魔導の一つだ。
  

「お、おやめください聖母よ!! どうか、今一度考えていただきたいッ!! どうか——」
「うるさいッ!! お前は——死ねええええぇぇぇぇぇ!!」
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