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聖都カレットに到着
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聖都カレットに到着したが、城門の前に大行列ができていた。アテナ様を信仰する人達が世界中から集まっているのだから無理もない。
「いつまで待つにゃ!お腹空いたにゃ!」
「ミーア、もう少しだから我慢してくれ。」
「わかったにゃ。」
それから2時間が経過して、やっと街の中に入れた。ミーアだけでなく、全員が空腹状態だ。オレ達はすぐに食事のできる場所を探した。
「ユリウス様!あっちからいい匂いがしてくるにゃ!」
ミーアの指さした方向に歩いていくと、レストラン街のような場所があった。世界中のいろんな料理の店がある。
「この店がいいにゃ!」
「そうね。私もこの店がいいと思う。ユーリは?」
「カーリー隊長達にも聞かないといけないけど、オレはどこでもいいよ。」
結局ミーアの希望の店に行くことにした。海鮮料理の専門店のようだ。店に入ると大きな生簀があり、その中にカニや貝、それに魚達が泳いでいた。
「私、この豪華三昧がいいにゃ!」
「私はこの定食でいいかな。」
「私もサニー様と同じでいいです。」
それぞれがメニューを決めたところで注文した。
「大司教様。この後どうされますか?」
「そうですね。教皇選挙が行われる大聖堂に行ってみようかと思います。」
「なら、我々も大司教様の護衛としてお供します。ユリウス様達はどうされますか?」
「そうだな~。せっかくなんで聖都の中をぶらぶらと散策しようかな。これを大司教様とカーリー隊長に渡しておきますね。」
オレはポケットの中から小さな水晶玉を取り出して二人に渡した。
「これは何ですか?」
「いざという時に結界を張ってくれます。それに、その水晶玉が作動するとオレにみんなの危険がわかるようになっているんですよ。」
「それはありがたい。」
「我々もユリウス様が来てくれるとなると心強いです。」
そんな話をしていると料理が運ばれてきた。ミーアの前に運ばれてきた料理に全員の目が釘付けだ。大きなカニと魚が乗っている。
「ミー!あなた、食べきれるの?」
「大丈夫にゃ!」
オレ達の料理は、茹でたカニや焼いた魚料理のようだ。定食にしては結構な量だ。全員で食事を始めたが、ミーアの前の料理がみるみるなくなっていく。相当お腹が空いていた様だ。
「さて、食事も終わったし、聖都を散策でもしようか。」
「お腹いっぱい過ぎて動けないにゃー!」
「ミーア!あなた食べすぎよ!」
「ハッハッハッハッ」
レストランを出た後、オレ達は街の中を歩き始めた。大司教はカーリー隊長達と大聖堂に向かった。
「あの鎧の人達は何にゃ?」
ミーアが言った通り聖都のあちこちで鎧を着た兵士達が歩いていた。
「あの人達は聖騎士よ。」
サニー達も感じ取ったのだろう。他の国の兵士達よりも強そうだ。
「意外なんだけど、街の治安は良さそうね。」
「そうでもないと思うよ。あそこを見て見な。」
荒くれ者達が馬車を取り囲んで何やら騒いでいる。
「出て来い!バートン司教!」
「早く降りて来いよ!」
様子を見ていると、荒くれ者達が馬車のドアをこじ開けて中から女性と男性を引きずり出した。
「お前が教皇になるなんてありえないだろう!立候補を取りやめろ!」
「私は国民のために‥‥」
「うるせえんだよ!」
オレ達は急いで駆け寄って、殴りかかろうとしている男達の前に立ちはだかった。
「やめろ!」
「なんだ!お前達は!」
「一方的に暴力を振るうのはよくないと思うわよ。」
「女はすっこんでろ!」
男がサニーに殴りかかろうとしたが、サニーがそれを避けて男の足に足をかけると男は地面に転がった。
ドテッ
「痛てて。やりやがったな。」
男達は腰の剣を抜いた。丁度そこに聖騎士達が通りかかったが見て見ぬふりをしている。どうやら聖騎士達もこの荒くれ男達も同じ穴のムジナのようだ。
「その剣でどうするつもりなんだ?剣を抜いたってことは斬られる覚悟があるってことだよな。」
オレは背中の刀を抜いて少しだけ魔力を解放した。するとオレの身体からあふれ出したオーラが見えたのだろう。男達は急いでその場から逃げて行った。
「ありがとうございました。」
「いいですけど、お怪我はありませんか?」
「はい。大丈夫です。私はこの国で司教をしていますバートンと言います。皆さんはアリスト聖教国の方ではありませんよね?どちらからお越しになったんですか?」
「オレ達はボルトン王国から来たんです。グレゴリー大司教様の護衛ですよ。」
「そうだったんですか。グレゴリー様の評判はよく耳にしています。私もあの方のような立派な人間になりたいと思っているんです。」
すると隣にいた女性がバートンに言った。
「司教様だって立派ですよ。貧しい人達の助けになっていらっしゃるじゃないですか!」
どうやらこの二人は善人のようだ。
「ユーリ。また襲われるかもしれないわよ。家まで送って行った方がいいんじゃない?」
「そうですね。ユリウス様、私もサニー様の意見に賛成です。」
「賛成にゃ~!」
オレ達はバートン司教とカノンさんを送っていくことにした。しばらく大通りを歩いたのち、城門の外へと出ていった。そして、草原地帯を進んだ場所に古ぼけた教会のような建物があった。その横には少し大きめの建物も見える。
「ありがとうございます。到着しました。ここまで来ればもう大丈夫でしょう。」
建物の周りには畑が広がっていて様々な野菜が育てられ、その先には果物をつけた木々も見えた。
「ここは?」
「ここは我々の城ですよ。親のいない子ども達や食べ物に困っている人達が助けを求めてくる場所なんです。」
すると教会の隣の建物から子ども達が走ってきた。
「司教様~!お帰りなさい!」
「カノン先生もお帰りなさい!」
子ども達が不思議そうにオレ達を見た。どうやらエルフ族のソフィアと獣人族のミーアが気になるようだ。
「みんな。こんにちはにゃ!私はミーアにゃ!仲良くして欲しいにゃ!」
ミーアがおどけたおかげで子ども達の緊張がとれたようだ。ミーアの尻尾に子ども達が群がり始めた。
「ねえ、触っていい?」
「いいにゃ?」
「あ~、モフモフだ~。気持ちいい!」
「僕にも触らせてよ!」
子ども達の微笑ましい様子を大人が全員で見ている。
「ユーリ。大司教様に言ってしばらくここに滞在したらどうかな?」
「でも、迷惑だよ。」
オレとサニーの話が聞こえたのか、バートン司教が言った。
「大丈夫ですよ。私もグレゴリー大司教様のお話をお聞きしたいですから。」
「ありがとうございます。では、大司教様をお連れしますね。」
「いつまで待つにゃ!お腹空いたにゃ!」
「ミーア、もう少しだから我慢してくれ。」
「わかったにゃ。」
それから2時間が経過して、やっと街の中に入れた。ミーアだけでなく、全員が空腹状態だ。オレ達はすぐに食事のできる場所を探した。
「ユリウス様!あっちからいい匂いがしてくるにゃ!」
ミーアの指さした方向に歩いていくと、レストラン街のような場所があった。世界中のいろんな料理の店がある。
「この店がいいにゃ!」
「そうね。私もこの店がいいと思う。ユーリは?」
「カーリー隊長達にも聞かないといけないけど、オレはどこでもいいよ。」
結局ミーアの希望の店に行くことにした。海鮮料理の専門店のようだ。店に入ると大きな生簀があり、その中にカニや貝、それに魚達が泳いでいた。
「私、この豪華三昧がいいにゃ!」
「私はこの定食でいいかな。」
「私もサニー様と同じでいいです。」
それぞれがメニューを決めたところで注文した。
「大司教様。この後どうされますか?」
「そうですね。教皇選挙が行われる大聖堂に行ってみようかと思います。」
「なら、我々も大司教様の護衛としてお供します。ユリウス様達はどうされますか?」
「そうだな~。せっかくなんで聖都の中をぶらぶらと散策しようかな。これを大司教様とカーリー隊長に渡しておきますね。」
オレはポケットの中から小さな水晶玉を取り出して二人に渡した。
「これは何ですか?」
「いざという時に結界を張ってくれます。それに、その水晶玉が作動するとオレにみんなの危険がわかるようになっているんですよ。」
「それはありがたい。」
「我々もユリウス様が来てくれるとなると心強いです。」
そんな話をしていると料理が運ばれてきた。ミーアの前に運ばれてきた料理に全員の目が釘付けだ。大きなカニと魚が乗っている。
「ミー!あなた、食べきれるの?」
「大丈夫にゃ!」
オレ達の料理は、茹でたカニや焼いた魚料理のようだ。定食にしては結構な量だ。全員で食事を始めたが、ミーアの前の料理がみるみるなくなっていく。相当お腹が空いていた様だ。
「さて、食事も終わったし、聖都を散策でもしようか。」
「お腹いっぱい過ぎて動けないにゃー!」
「ミーア!あなた食べすぎよ!」
「ハッハッハッハッ」
レストランを出た後、オレ達は街の中を歩き始めた。大司教はカーリー隊長達と大聖堂に向かった。
「あの鎧の人達は何にゃ?」
ミーアが言った通り聖都のあちこちで鎧を着た兵士達が歩いていた。
「あの人達は聖騎士よ。」
サニー達も感じ取ったのだろう。他の国の兵士達よりも強そうだ。
「意外なんだけど、街の治安は良さそうね。」
「そうでもないと思うよ。あそこを見て見な。」
荒くれ者達が馬車を取り囲んで何やら騒いでいる。
「出て来い!バートン司教!」
「早く降りて来いよ!」
様子を見ていると、荒くれ者達が馬車のドアをこじ開けて中から女性と男性を引きずり出した。
「お前が教皇になるなんてありえないだろう!立候補を取りやめろ!」
「私は国民のために‥‥」
「うるせえんだよ!」
オレ達は急いで駆け寄って、殴りかかろうとしている男達の前に立ちはだかった。
「やめろ!」
「なんだ!お前達は!」
「一方的に暴力を振るうのはよくないと思うわよ。」
「女はすっこんでろ!」
男がサニーに殴りかかろうとしたが、サニーがそれを避けて男の足に足をかけると男は地面に転がった。
ドテッ
「痛てて。やりやがったな。」
男達は腰の剣を抜いた。丁度そこに聖騎士達が通りかかったが見て見ぬふりをしている。どうやら聖騎士達もこの荒くれ男達も同じ穴のムジナのようだ。
「その剣でどうするつもりなんだ?剣を抜いたってことは斬られる覚悟があるってことだよな。」
オレは背中の刀を抜いて少しだけ魔力を解放した。するとオレの身体からあふれ出したオーラが見えたのだろう。男達は急いでその場から逃げて行った。
「ありがとうございました。」
「いいですけど、お怪我はありませんか?」
「はい。大丈夫です。私はこの国で司教をしていますバートンと言います。皆さんはアリスト聖教国の方ではありませんよね?どちらからお越しになったんですか?」
「オレ達はボルトン王国から来たんです。グレゴリー大司教様の護衛ですよ。」
「そうだったんですか。グレゴリー様の評判はよく耳にしています。私もあの方のような立派な人間になりたいと思っているんです。」
すると隣にいた女性がバートンに言った。
「司教様だって立派ですよ。貧しい人達の助けになっていらっしゃるじゃないですか!」
どうやらこの二人は善人のようだ。
「ユーリ。また襲われるかもしれないわよ。家まで送って行った方がいいんじゃない?」
「そうですね。ユリウス様、私もサニー様の意見に賛成です。」
「賛成にゃ~!」
オレ達はバートン司教とカノンさんを送っていくことにした。しばらく大通りを歩いたのち、城門の外へと出ていった。そして、草原地帯を進んだ場所に古ぼけた教会のような建物があった。その横には少し大きめの建物も見える。
「ありがとうございます。到着しました。ここまで来ればもう大丈夫でしょう。」
建物の周りには畑が広がっていて様々な野菜が育てられ、その先には果物をつけた木々も見えた。
「ここは?」
「ここは我々の城ですよ。親のいない子ども達や食べ物に困っている人達が助けを求めてくる場所なんです。」
すると教会の隣の建物から子ども達が走ってきた。
「司教様~!お帰りなさい!」
「カノン先生もお帰りなさい!」
子ども達が不思議そうにオレ達を見た。どうやらエルフ族のソフィアと獣人族のミーアが気になるようだ。
「みんな。こんにちはにゃ!私はミーアにゃ!仲良くして欲しいにゃ!」
ミーアがおどけたおかげで子ども達の緊張がとれたようだ。ミーアの尻尾に子ども達が群がり始めた。
「ねえ、触っていい?」
「いいにゃ?」
「あ~、モフモフだ~。気持ちいい!」
「僕にも触らせてよ!」
子ども達の微笑ましい様子を大人が全員で見ている。
「ユーリ。大司教様に言ってしばらくここに滞在したらどうかな?」
「でも、迷惑だよ。」
オレとサニーの話が聞こえたのか、バートン司教が言った。
「大丈夫ですよ。私もグレゴリー大司教様のお話をお聞きしたいですから。」
「ありがとうございます。では、大司教様をお連れしますね。」
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