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大聖堂での戦い(1)
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オレ達が到着すると、すでに兵士達が倒れていた。そして、剣を持った聖騎士達がグレゴリー大司教とバートン司教に襲い掛かっている。それを必死でカーリー隊長が防いでいた。
「ユーリの結界があるのにどうして?」
オレが結界の水晶を渡したのは大司教とカーリー隊長だけだ。こんなことなら全員に渡しておけばよかった。そう思うと怒りが込み上げてきた。自然とオレの身体から真っ赤なオーラが溢れ出た。
「お前らは絶対に許さない!」
「貴様達は何者だ!」
「お前達に名乗る必要はないさ。」
オレの勢いに聖騎士達が後ずさりした。
「サニー。ソフィア。ミーア。倒れている兵士達を頼む。こいつらはオレが始末する。」
「我ら聖騎士を相手に貴様一人で立ち向かうだと~!我らをなめるのもいい加減にしろ!」
聖騎士達が剣に魔法を付与して向かってくる。
ガキン バチン カキン
やはり聖騎士だけのことはある。どうやらそれなりに強い様だ。それよりも気になることがある。彼らの目に生気がないのだ。もしかすると、彼らはミカエリに操られているのかもしれない。そんな不安が頭をよぎった。
“洗脳を解く魔法なんてあるのかな~?”
頭の中の魔法知識を探してみた。すると洗脳だけでなく魅了や呪いまで解除できる魔法があった。オレはその魔法を聖騎士達に向けて放った。
『リムーヴ』
すると、聖騎士達の身体が光り始め、身体の中から黒い靄のようなものが出てきた。そしてその靄は粒子となって消えてしまった。聖騎士達は意識を失ってバタバタと倒れ込んだ。やはり、ミカエリに操られていた様だ。
「兵士の皆はどう?」
「ギリギリ間に合ったわ!」
「よかった~!」
そこにカーリー隊長達がやってきた。
「ユリウス様、ありがとうございました。お陰で兵士達も無事のようです。」
「それより、大司教様と司教様に伝えないといけないことがあるんです。」
すると後ろから大司教達がやってきた。
「大司教様、司教様、落ち着いて聞いてください。教会にも子ども達の建物にも誰もいませんでした。この紙が1枚あっただけです。」
オレは紙を見せた。すると、大司教様が真っ赤な顔で怒り始めた。
「許せない!何の罪もない女性と子どもを人質にするとは!」
「考えたくはありませんが、やはり犯人はミカエリ大司教ですか?」
「司教様、正直に言います。大司教ミカエリは悪魔族で間違いありません。ここに来る途中でも、大司教様が何度も襲われましたから。」
「そうだったんですか。それで、カノンや子ども達がどこに連れていかれたかわかりますか?」
「ええ、恐らく大聖堂にいると思います。これからオレ達が救出に行ってきます。」
「ちょっと待ってください。私も一緒に連れて行っていただけませんか?」
「心配なのはわかりますが、これから向かう場所は敵の本拠地なんです。物凄く危険な場所なんですよ。」
「承知しています。」
どうやらバートン司教も覚悟を決めたようだ。
「ユリウス殿、私も一緒に行こう。」
「大司教様もですか?」
「もしミカエリ大司教に騙されている者がいれば、私が行った方が説得しやすいでしょう。」
確かにそうだ。中にはミカエリ大司教を信じている人達もいるかもしれない。カーリー隊長と兵士の皆には、聖騎士が目覚めたら事情を説明して、ペーターと一緒に郊外の教会で待機してもらうことにした。
「悪魔退治に行こうか。みんな。」
「一刻も早くみんなを助けないとね。」
「大司教様と司教様の護衛は私がします。ユリウス様。」
「頼んだよ。ソフィア。」
「はい。」
「なら、私とサニー様は悪魔族達の討伐をするにゃ!」
オレ達は大聖堂へと急いだ。大聖堂の中には信者らしき人達が大勢いる。ここで戦いになれば巻き込んでしまう。
「サニー、ソフィア、ミーアは大司教様達と攫われた子ども達を探して!オレはミカエリのところに行くから!」
「わかったわ。」
「了解にゃ!」
「ユリウス様、お気を付けください。」
オレは魔力感知を発動しながらミカエリの居場所を探した。そして、サニー達も大聖堂の中を探し回っていた。
「サニー様、地下から反応があります。」
するとバートン司教が言った。
「確か大聖堂の地下には大きな倉庫があったと思います。」
「そこに間違いないにゃ!」
「急ぎましょ!」
サニー達が地下に降りて行こうとすると、警護に当たっている兵士に止められた。
「ここになんの用だ!」
「子ども達を探しに来たに決まってるでしょ!」
すると兵士達の姿が変化していく。どうやら悪魔族が化けていた様だ。悪魔達が鋭い爪で攻撃してきた。
シュッ
「ソフィー、ミー!ここは任せて!大司教様達と先に行って!」
「はい!」
一人残ったサニーが2体の悪魔族と対峙している。サニーも腰から剣を抜いて悪魔族の攻撃を防いでいる。
カキン シュッ ガキン
「仕方ないわね。『シャイニングアロー』」
サニーの頭上に現れた光の矢が悪魔族に向かって飛んでいった。同時にサニーが剣に魔法を付与して斬りかかった。
スパッ シュッ スパッ
光の矢を避けようとした瞬間、サニーが剣で悪魔族を斬った。悪魔族達は光の粒子となって消えていった。
「急がないと!」
サニーが後を追いかけて階段を下りていくと、そこは倉庫ではなく鉄格子の牢屋が並んでいた。その中に子ども達とカノンがいた。グレゴリー大司教とバートン司教が必死に鍵を開けようとしている。ソフィアとミーアはカーリー隊長達と悪魔達と戦闘中だ。
「大司教様。私が鍵を開けます。」
「おお、サニー殿。無事だったか。」
ガッキン
サニーが剣で鍵を破壊した。そして、中からカノンと子ども達が出てきた。
「ワ~ン!司教様~!怖かったよ~!」
「よく頑張ったな。みんな。」
「大司教様、司教様。みんなを連れて脱出しましょう。ついてきてください。」
サニーが全員を連れて城外へと向かった。
「ミーア!全員脱出したようよ。もう遠慮はいらないわ!」
「了解にゃ!」
「カーリー隊長達は大司教様達の護衛をお願いします。」
「わかった!」
カーリー隊長達は大司教達の後を追って行った。残ったのは悪魔達とソフィアとミーアだけだ。
「ここからは本気でやらせてもらうわよ!」
「ほざくな!たった二人で何ができる!」
悪魔族達が闇魔法で攻撃してきた。どす黒い影が槍となって飛んでくる。それを剣に魔法を付与したソフィアがすべて叩き落した。
「小賢しい!」
「ミーア!つむじ風をお願い!」
「了解にゃ!」
ミーアが剣を振るとつむじ風が巻き起こった。そこにソフィアが炎の魔法を放つ。すると、炎の巨大なつむじ風に変化した。悪魔達がどんどんと飲み込まれていく。
「お、お、おのれ————」
つむじ風が収まると、辺り一帯が焼け焦げて壁や天井が崩れていた。
「人質を逃がしておいてよかったにゃ!」
「そうね。それより、ユリウス様のところに行きましょう!」
「行くにゃ!」
「ユーリの結界があるのにどうして?」
オレが結界の水晶を渡したのは大司教とカーリー隊長だけだ。こんなことなら全員に渡しておけばよかった。そう思うと怒りが込み上げてきた。自然とオレの身体から真っ赤なオーラが溢れ出た。
「お前らは絶対に許さない!」
「貴様達は何者だ!」
「お前達に名乗る必要はないさ。」
オレの勢いに聖騎士達が後ずさりした。
「サニー。ソフィア。ミーア。倒れている兵士達を頼む。こいつらはオレが始末する。」
「我ら聖騎士を相手に貴様一人で立ち向かうだと~!我らをなめるのもいい加減にしろ!」
聖騎士達が剣に魔法を付与して向かってくる。
ガキン バチン カキン
やはり聖騎士だけのことはある。どうやらそれなりに強い様だ。それよりも気になることがある。彼らの目に生気がないのだ。もしかすると、彼らはミカエリに操られているのかもしれない。そんな不安が頭をよぎった。
“洗脳を解く魔法なんてあるのかな~?”
頭の中の魔法知識を探してみた。すると洗脳だけでなく魅了や呪いまで解除できる魔法があった。オレはその魔法を聖騎士達に向けて放った。
『リムーヴ』
すると、聖騎士達の身体が光り始め、身体の中から黒い靄のようなものが出てきた。そしてその靄は粒子となって消えてしまった。聖騎士達は意識を失ってバタバタと倒れ込んだ。やはり、ミカエリに操られていた様だ。
「兵士の皆はどう?」
「ギリギリ間に合ったわ!」
「よかった~!」
そこにカーリー隊長達がやってきた。
「ユリウス様、ありがとうございました。お陰で兵士達も無事のようです。」
「それより、大司教様と司教様に伝えないといけないことがあるんです。」
すると後ろから大司教達がやってきた。
「大司教様、司教様、落ち着いて聞いてください。教会にも子ども達の建物にも誰もいませんでした。この紙が1枚あっただけです。」
オレは紙を見せた。すると、大司教様が真っ赤な顔で怒り始めた。
「許せない!何の罪もない女性と子どもを人質にするとは!」
「考えたくはありませんが、やはり犯人はミカエリ大司教ですか?」
「司教様、正直に言います。大司教ミカエリは悪魔族で間違いありません。ここに来る途中でも、大司教様が何度も襲われましたから。」
「そうだったんですか。それで、カノンや子ども達がどこに連れていかれたかわかりますか?」
「ええ、恐らく大聖堂にいると思います。これからオレ達が救出に行ってきます。」
「ちょっと待ってください。私も一緒に連れて行っていただけませんか?」
「心配なのはわかりますが、これから向かう場所は敵の本拠地なんです。物凄く危険な場所なんですよ。」
「承知しています。」
どうやらバートン司教も覚悟を決めたようだ。
「ユリウス殿、私も一緒に行こう。」
「大司教様もですか?」
「もしミカエリ大司教に騙されている者がいれば、私が行った方が説得しやすいでしょう。」
確かにそうだ。中にはミカエリ大司教を信じている人達もいるかもしれない。カーリー隊長と兵士の皆には、聖騎士が目覚めたら事情を説明して、ペーターと一緒に郊外の教会で待機してもらうことにした。
「悪魔退治に行こうか。みんな。」
「一刻も早くみんなを助けないとね。」
「大司教様と司教様の護衛は私がします。ユリウス様。」
「頼んだよ。ソフィア。」
「はい。」
「なら、私とサニー様は悪魔族達の討伐をするにゃ!」
オレ達は大聖堂へと急いだ。大聖堂の中には信者らしき人達が大勢いる。ここで戦いになれば巻き込んでしまう。
「サニー、ソフィア、ミーアは大司教様達と攫われた子ども達を探して!オレはミカエリのところに行くから!」
「わかったわ。」
「了解にゃ!」
「ユリウス様、お気を付けください。」
オレは魔力感知を発動しながらミカエリの居場所を探した。そして、サニー達も大聖堂の中を探し回っていた。
「サニー様、地下から反応があります。」
するとバートン司教が言った。
「確か大聖堂の地下には大きな倉庫があったと思います。」
「そこに間違いないにゃ!」
「急ぎましょ!」
サニー達が地下に降りて行こうとすると、警護に当たっている兵士に止められた。
「ここになんの用だ!」
「子ども達を探しに来たに決まってるでしょ!」
すると兵士達の姿が変化していく。どうやら悪魔族が化けていた様だ。悪魔達が鋭い爪で攻撃してきた。
シュッ
「ソフィー、ミー!ここは任せて!大司教様達と先に行って!」
「はい!」
一人残ったサニーが2体の悪魔族と対峙している。サニーも腰から剣を抜いて悪魔族の攻撃を防いでいる。
カキン シュッ ガキン
「仕方ないわね。『シャイニングアロー』」
サニーの頭上に現れた光の矢が悪魔族に向かって飛んでいった。同時にサニーが剣に魔法を付与して斬りかかった。
スパッ シュッ スパッ
光の矢を避けようとした瞬間、サニーが剣で悪魔族を斬った。悪魔族達は光の粒子となって消えていった。
「急がないと!」
サニーが後を追いかけて階段を下りていくと、そこは倉庫ではなく鉄格子の牢屋が並んでいた。その中に子ども達とカノンがいた。グレゴリー大司教とバートン司教が必死に鍵を開けようとしている。ソフィアとミーアはカーリー隊長達と悪魔達と戦闘中だ。
「大司教様。私が鍵を開けます。」
「おお、サニー殿。無事だったか。」
ガッキン
サニーが剣で鍵を破壊した。そして、中からカノンと子ども達が出てきた。
「ワ~ン!司教様~!怖かったよ~!」
「よく頑張ったな。みんな。」
「大司教様、司教様。みんなを連れて脱出しましょう。ついてきてください。」
サニーが全員を連れて城外へと向かった。
「ミーア!全員脱出したようよ。もう遠慮はいらないわ!」
「了解にゃ!」
「カーリー隊長達は大司教様達の護衛をお願いします。」
「わかった!」
カーリー隊長達は大司教達の後を追って行った。残ったのは悪魔達とソフィアとミーアだけだ。
「ここからは本気でやらせてもらうわよ!」
「ほざくな!たった二人で何ができる!」
悪魔族達が闇魔法で攻撃してきた。どす黒い影が槍となって飛んでくる。それを剣に魔法を付与したソフィアがすべて叩き落した。
「小賢しい!」
「ミーア!つむじ風をお願い!」
「了解にゃ!」
ミーアが剣を振るとつむじ風が巻き起こった。そこにソフィアが炎の魔法を放つ。すると、炎の巨大なつむじ風に変化した。悪魔達がどんどんと飲み込まれていく。
「お、お、おのれ————」
つむじ風が収まると、辺り一帯が焼け焦げて壁や天井が崩れていた。
「人質を逃がしておいてよかったにゃ!」
「そうね。それより、ユリウス様のところに行きましょう!」
「行くにゃ!」
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