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断片;旅の途中
誰が為の騎士 -1-
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一世一代の勝負に敗北した男は街の片隅で途方に暮れていた。
その男の名はガイア・ガーラント。かつてはアガスティア王国騎士団の次期団長候補とまで目された名家ガーラント家の嫡男。しかし今や見る影もない。
「……なぜ私が……」
負けたのかとガイアは悔しげにそばの壁を殴った。何も考えずに歩き続けて辿り着いたここは居住区の中でも比較的貧しい人々が集う地区。華やかで賑やかな表通りとはまるで違う別世界のような場所だった。
ガイアが壁を殴ったことでその家の住人が玄関から飛びだしてきた。
「ちょっと! 人の家の壁を殴らないでくれる?」
「も、申し訳ない。苛立っていてつい……」
出てきたのは気の強そうな少女だった。小豆色のくるっとした髪に可愛らしい真ん丸な目。そしてなぜか割烹着を着ていた。
「もしかしてあなた兵隊さん?」
少女はガイアの立派な鎧を見て問うた。
「いや、私は騎士……だったと言うべきか」
「だったってことは、今は違うの?」
「ああ。辞めたんだ」
ガイアは肩を落とした。その声には元気がない。
「ふーん。そうなんだ。じゃあ今は職なしなんだね」
「……ぐう」
痛いところを突かれてガイアは胸を押さえた。
「なら丁度いいかも。私たちのお店手伝ってよ」
「店だと?」
「私の両親、食堂をやってるんだ。それで今人手が足りなくてさ」
「その申し出、申し訳ないが断らせてもらう。今はそれどころではないんだ」
意気消沈したガイアは今何をする気分にもなれなかった。
「でもそこに座ってるだけでしょ?」
「……それはそうだが。今は何もやりたくない気分なんだ」
「じゃあ今日のご飯はどうするの? 寝るところはどうするの? ないでしょ?」
「……ぐぐぐ」
少女はガイアの急所を的確に抉ってきた。
「さあ、ぐずぐずしてないで行きましょ」
少女はガイアの手を取って引っ張った。ガイアはよろよろと立ち上がり少女のなすがままに動いた。
少女の両親が経営する大衆食堂は長年庶民に親しまれている評判の食堂だった。安い早い美味いが売りで数多くの常連客を抱えていた。昼食時になると店はあっという間に満席になり行列ができることもあるという。
2人は食堂の裏口から中に入り小部屋の扉を開けた。そこには仕事で使う布巾や服などが畳んで置いてあり、少女は清潔な新しい割烹着に着替えた。
「はい、これ」
少女はガイアに男性用の割烹着を手渡した。
「その鎧は不潔だし邪魔だから脱いでこっちに着替えて」
「しかし私は……」
「ここまで来てうだうだ言わない。年下の女の子にこんなこと言われてあなたは恥ずかしくないの?」
ガイアは言われるままに鎧を脱いで割烹着を着た。悲しいことにそれは全く似合っていなかった。
「思ったよりは似合ってるじゃない。さあ、行きましょ」
少女はくすくす笑いながらガイアの手を引いて厨房へ向かった。
「お父さん、お母さん。助っ人連れてきたよ」
厨房には少女の両親がいた。父は調理中で母は料理の盛りつけをしていた。ともに忙しそうで暇がなさそうだった。
「助っ人かい。そりゃ助かる」
「カリン。盛りつけと配膳をお願い。私は下拵えに戻るわ」
「分かった。じゃああなたは……何ができる?」
カリンと呼ばれる少女は振り返って聞いた。ガイアはばつの悪い顔をした。
「……私は生まれてこの方料理というものをしたことがない」
貴族であるガイアは身の回りのことを全て使用人に任せていた。なので料理をしたことがないのは当然の話であった。
「包丁を握ったことは?」
「ない」
「盛りつけをしたことは?」
「ない」
「配膳したことは?」
「ない」
「……驚いた。よく今まで生きてこられたわね。じゃあお皿でも洗っといて」
カリンはため息をついてガイアを皿洗いに任命した。
ガイアは渋々と洗い場に行って汚れた大量の皿を洗い始めた。いつもなら剣を握っているはずの手は皿を洗っている。そのことを屈辱に思いながらも手を動かした。皿洗い自体も初めての経験だったが生まれ持った手先の器用さで効率はどんどん上がっていった。
昼の山場が過ぎて客が落ち着くとカリンが声をかけてきた。
「頑張ってるわね。少し休憩しましょ」
「分かった」
ガイアは手を止めてカリンとともに裏口を出てすぐそこの椅子に座って休憩をした。
「お疲れ様。はいこれ、あなたの分」
カリンは小さくて丸い赤の果実をガイアに渡した。
「すまない。いただこう」
ガイアはもらった果実をかじった。それは瑞々しく甘酸っぱい味がした。
「剣術の訓練以外で手が痛くなったのは初めてだ」
「兵隊さんって訓練ばかりで料理とかはしないのね」
「団に所属していれば飯は勝手に出てくる。遠征中であっても手に取るのは常に出来合いのものだ。調理担当がいるからな」
「それでも昔は両親のお手伝いとかしたでしょ?」
「私の家ではその必要はなかった。全て使用人に任せていたからな」
「……もしかしてあなたって貴族?」
「如何にも」
ガイアが答えるとカリンは急に不機嫌になった。
「私、貴族って嫌い。けちで偉そうで意地悪だし、みんなが大変な思いをしているのに自分たちだけ楽をしていて」
「確かに。私もそう思う」
「……? あなたも貴族なんでしょ」
「客観視くらいできるさ。平民の目に貴族がどう映っているかは」
身内を庇わず淡々と話すガイアの横顔を見てカリンは表情を和らげた。
「……ふーん。あなたって変わってるのね。もしかして辞めたんじゃなくて追いだされたんじゃないの?」
「そ、それは断じて違う」
「じゃあどうして?」
興味津々なカリンに迫られてガイアは重い口を開いた。
「……私は大事なものを賭けてある男と決闘をした。だがしかしそれに敗れた。私は大事なものだけでなく今の地位も失った」
「大事なものって何? もしかして好きな人っ?」
恋の三角関係と睨んでカリンは目を輝かせた。
「ひ、姫様と私はそういう関係ではないっ!」
「姫様ってどういうこと?」
「……失礼。姫様というのは比喩であって実在の姫様のことではない。私たちにとっては姫のような存在だったんだ。彼女は」
「ああ、そういうことね」
不思議そうにしていたカリンはそれで納得した。さすがにエスカのことをぺらぺらと話すのは不味いと判断したのだろう。
「それでその人は相手に取られちゃったの?」
「まあ、そうなるな。決闘は一度きり。再戦は認められない」
「つまりその決闘に負けたせいで、ふらふらとこんな場所までやってきて私の家の壁を腹いせで殴ったのね。はあ、情けないわ」
「壁を殴ったことに関しては申し訳ないと思っているが、情けないとはなんだ。君に私の何が分かると言うんだ。まだ小娘ではないか」
「これでも今年で16よ。十分大人だわ」
カレンは両手を腰に胸を張った。けれど胸部は洗濯板のように薄く、みなが理想とする大人の女性には程遠かった。
「ちょっと! 今胸を見て子供だと思ったでしょ!」
顔より下に視線を感じてカリンは慌てて胸を両手で隠した。
「い、いや、そんなことはないが」
「まだ成長途中なの。これからもっと大きくなるわ」
カリンは胸の成長具合に強い劣等感を抱いていた。
「気分を害してしまったのならすまない。だが私は胸の大小を気にする必要はないと思うぞ。真に魅力ある女性というのは内側が美しい。外見だけを気にして磨いていても深い付き合いとなれば互いに内側を晒さざるを得ない。内側なくしては真の人間関係を築くことはできないだろう。まあ、浅い関係がお望みとあらば何も言うことはない。いくらでも外見を磨いてくれとしか」
「…………」
ガイアの力説にカリンはポカンとしていた。
「どうした? 何かおかしなことでも言ったか?」
「……ううん。ありがとう。でもなんかちょっと元気が出たよ」
「礼を言われるようなことをしたつもりはないが。まあ、元気が出たのなら良いことだ」
熱心に肯定してくれたことに対してカリンは感謝していたが、肝心のガイアにその気はなく礼を言われて不思議そうな顔をしていた。
「さあ、休憩はおしまい。お昼ほどじゃないけど夜もお客さんがたくさん来るからお皿洗い頑張ってね」
カリンはパンと手を叩いて立ち上がり、ガイアは果実を急いで食べて厨房に戻った。
その男の名はガイア・ガーラント。かつてはアガスティア王国騎士団の次期団長候補とまで目された名家ガーラント家の嫡男。しかし今や見る影もない。
「……なぜ私が……」
負けたのかとガイアは悔しげにそばの壁を殴った。何も考えずに歩き続けて辿り着いたここは居住区の中でも比較的貧しい人々が集う地区。華やかで賑やかな表通りとはまるで違う別世界のような場所だった。
ガイアが壁を殴ったことでその家の住人が玄関から飛びだしてきた。
「ちょっと! 人の家の壁を殴らないでくれる?」
「も、申し訳ない。苛立っていてつい……」
出てきたのは気の強そうな少女だった。小豆色のくるっとした髪に可愛らしい真ん丸な目。そしてなぜか割烹着を着ていた。
「もしかしてあなた兵隊さん?」
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「いや、私は騎士……だったと言うべきか」
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ガイアは肩を落とした。その声には元気がない。
「ふーん。そうなんだ。じゃあ今は職なしなんだね」
「……ぐう」
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「店だと?」
「私の両親、食堂をやってるんだ。それで今人手が足りなくてさ」
「その申し出、申し訳ないが断らせてもらう。今はそれどころではないんだ」
意気消沈したガイアは今何をする気分にもなれなかった。
「でもそこに座ってるだけでしょ?」
「……それはそうだが。今は何もやりたくない気分なんだ」
「じゃあ今日のご飯はどうするの? 寝るところはどうするの? ないでしょ?」
「……ぐぐぐ」
少女はガイアの急所を的確に抉ってきた。
「さあ、ぐずぐずしてないで行きましょ」
少女はガイアの手を取って引っ張った。ガイアはよろよろと立ち上がり少女のなすがままに動いた。
少女の両親が経営する大衆食堂は長年庶民に親しまれている評判の食堂だった。安い早い美味いが売りで数多くの常連客を抱えていた。昼食時になると店はあっという間に満席になり行列ができることもあるという。
2人は食堂の裏口から中に入り小部屋の扉を開けた。そこには仕事で使う布巾や服などが畳んで置いてあり、少女は清潔な新しい割烹着に着替えた。
「はい、これ」
少女はガイアに男性用の割烹着を手渡した。
「その鎧は不潔だし邪魔だから脱いでこっちに着替えて」
「しかし私は……」
「ここまで来てうだうだ言わない。年下の女の子にこんなこと言われてあなたは恥ずかしくないの?」
ガイアは言われるままに鎧を脱いで割烹着を着た。悲しいことにそれは全く似合っていなかった。
「思ったよりは似合ってるじゃない。さあ、行きましょ」
少女はくすくす笑いながらガイアの手を引いて厨房へ向かった。
「お父さん、お母さん。助っ人連れてきたよ」
厨房には少女の両親がいた。父は調理中で母は料理の盛りつけをしていた。ともに忙しそうで暇がなさそうだった。
「助っ人かい。そりゃ助かる」
「カリン。盛りつけと配膳をお願い。私は下拵えに戻るわ」
「分かった。じゃああなたは……何ができる?」
カリンと呼ばれる少女は振り返って聞いた。ガイアはばつの悪い顔をした。
「……私は生まれてこの方料理というものをしたことがない」
貴族であるガイアは身の回りのことを全て使用人に任せていた。なので料理をしたことがないのは当然の話であった。
「包丁を握ったことは?」
「ない」
「盛りつけをしたことは?」
「ない」
「配膳したことは?」
「ない」
「……驚いた。よく今まで生きてこられたわね。じゃあお皿でも洗っといて」
カリンはため息をついてガイアを皿洗いに任命した。
ガイアは渋々と洗い場に行って汚れた大量の皿を洗い始めた。いつもなら剣を握っているはずの手は皿を洗っている。そのことを屈辱に思いながらも手を動かした。皿洗い自体も初めての経験だったが生まれ持った手先の器用さで効率はどんどん上がっていった。
昼の山場が過ぎて客が落ち着くとカリンが声をかけてきた。
「頑張ってるわね。少し休憩しましょ」
「分かった」
ガイアは手を止めてカリンとともに裏口を出てすぐそこの椅子に座って休憩をした。
「お疲れ様。はいこれ、あなたの分」
カリンは小さくて丸い赤の果実をガイアに渡した。
「すまない。いただこう」
ガイアはもらった果実をかじった。それは瑞々しく甘酸っぱい味がした。
「剣術の訓練以外で手が痛くなったのは初めてだ」
「兵隊さんって訓練ばかりで料理とかはしないのね」
「団に所属していれば飯は勝手に出てくる。遠征中であっても手に取るのは常に出来合いのものだ。調理担当がいるからな」
「それでも昔は両親のお手伝いとかしたでしょ?」
「私の家ではその必要はなかった。全て使用人に任せていたからな」
「……もしかしてあなたって貴族?」
「如何にも」
ガイアが答えるとカリンは急に不機嫌になった。
「私、貴族って嫌い。けちで偉そうで意地悪だし、みんなが大変な思いをしているのに自分たちだけ楽をしていて」
「確かに。私もそう思う」
「……? あなたも貴族なんでしょ」
「客観視くらいできるさ。平民の目に貴族がどう映っているかは」
身内を庇わず淡々と話すガイアの横顔を見てカリンは表情を和らげた。
「……ふーん。あなたって変わってるのね。もしかして辞めたんじゃなくて追いだされたんじゃないの?」
「そ、それは断じて違う」
「じゃあどうして?」
興味津々なカリンに迫られてガイアは重い口を開いた。
「……私は大事なものを賭けてある男と決闘をした。だがしかしそれに敗れた。私は大事なものだけでなく今の地位も失った」
「大事なものって何? もしかして好きな人っ?」
恋の三角関係と睨んでカリンは目を輝かせた。
「ひ、姫様と私はそういう関係ではないっ!」
「姫様ってどういうこと?」
「……失礼。姫様というのは比喩であって実在の姫様のことではない。私たちにとっては姫のような存在だったんだ。彼女は」
「ああ、そういうことね」
不思議そうにしていたカリンはそれで納得した。さすがにエスカのことをぺらぺらと話すのは不味いと判断したのだろう。
「それでその人は相手に取られちゃったの?」
「まあ、そうなるな。決闘は一度きり。再戦は認められない」
「つまりその決闘に負けたせいで、ふらふらとこんな場所までやってきて私の家の壁を腹いせで殴ったのね。はあ、情けないわ」
「壁を殴ったことに関しては申し訳ないと思っているが、情けないとはなんだ。君に私の何が分かると言うんだ。まだ小娘ではないか」
「これでも今年で16よ。十分大人だわ」
カレンは両手を腰に胸を張った。けれど胸部は洗濯板のように薄く、みなが理想とする大人の女性には程遠かった。
「ちょっと! 今胸を見て子供だと思ったでしょ!」
顔より下に視線を感じてカリンは慌てて胸を両手で隠した。
「い、いや、そんなことはないが」
「まだ成長途中なの。これからもっと大きくなるわ」
カリンは胸の成長具合に強い劣等感を抱いていた。
「気分を害してしまったのならすまない。だが私は胸の大小を気にする必要はないと思うぞ。真に魅力ある女性というのは内側が美しい。外見だけを気にして磨いていても深い付き合いとなれば互いに内側を晒さざるを得ない。内側なくしては真の人間関係を築くことはできないだろう。まあ、浅い関係がお望みとあらば何も言うことはない。いくらでも外見を磨いてくれとしか」
「…………」
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「どうした? 何かおかしなことでも言ったか?」
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「礼を言われるようなことをしたつもりはないが。まあ、元気が出たのなら良いことだ」
熱心に肯定してくれたことに対してカリンは感謝していたが、肝心のガイアにその気はなく礼を言われて不思議そうな顔をしていた。
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