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目覚め
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目を覚ますと、石造りの冷たい天井が目に入った。
ここはどこだろうか?
覚えている直前の記憶を掘り起こす。
住んでいたアパートの下の階が火事になり、もうこの階も火の海になりつつあるので逃げ出そうとしていたら、少女の悲鳴が隣の部屋から聞こえた。
あまりにも幼く、母親を呼ぶ悲痛なその叫びに見捨てる事も出来ず、消防隊員がここに突入するまでこの建物は持たないと判断したので、幸運にも空いていたドアから入り、リビングで泣きじゃくっていた少女をおぶって2人で逃げ出した。
下につながる階段は轟々と焼けて黒い煙が充満していたが、覚悟を決めて飛び込んだ。
酸欠と全身を焼かれる痛みに耐えながら脱出し、アパートの側に来ていた消防隊に少女を託して倒れ込む。
それ以降は何も思い出せなかった。普通であれば、「意識不明の重体、そのまま病院に搬送されるもの死亡」というニュースでよく見るーーと言うと不謹慎だがーー展開が待っていた筈だ。
階段を駆け降りていた時に天井の一部が焼け落ちてきたが、少女をおぶった状態では飛び退く事ができず、右手で無理やり受け止めた。その際視界に入る自分の腕は、表面が焼け焦げてケロイドになっており酷い有様だった。
少女は無事だったろうか。助かってくれていると良いが……。
しかし、ここが病院なら自分は助かったと言う事なのだろうか。
肺が焼かれていたはずだけれど、呼吸は問題なく出来ているし、痛みも皆無だ。
自分の腕を持ち上げて見ると、白くほっそりとした女のような腕があった。
どこを見ても火傷の跡は見当たらない。それどころか、シミやホクロひとつ無い。
現代の医療技術でここまで皮膚を再生し、傷跡やその他諸々を消してしまうなんて不可能ではないだろうか。
しかも、自分は平均的な成人男性の体格をしていたはずが、寝転んだままの視界に入る自分の体格はひと回り以上も細くなってしまっている。
これではまるで別人だ。
つまり、自分はあの火傷が完治するまでの長い期間、昏睡状態にあったのかもしれない。
何年眠っていたかは想像もしたくないが、後遺症無く生き延びれたのだから喜ぶべき……なのだろう。
とにかく、目が覚めたのなら家族に連絡をしないといけない。
そう思い、身体を起こして枕元にあるだろうナースコールを押そうと振り返ると
「…………えっ?」
そこにはナースコールなんて物はなく、
「どうなってる……?」
直径が大人の背丈ほどもある、光り輝く魔法陣が壁に描かれていた。
明らかに物理法則を無視した現象を前に、思考が停止しそうになる。
壁が直接光っているのだからネオン管でもない、しかし蛍光塗料でもここまでの光量を放たないだろう輝きだ。
「よし、一旦落ち着こう、そうしよう」
振り返るのをやめ、精神を落ち着かせる事に集中する。
ここはサプライズに富んだ気風の病院なのかもしれない。目を覚ました時のお祝いに、綺麗なものを見せてあげようという趣旨はどうだろうか。
いや、これは流石に無理があるか……
何にせよ、誰かに自分が目覚めた事を知らせなければ。
そう思い、ベッドから降りて今まで自分が寝ていた所を見ると、それも普通ではない事が分かった。
石でできている。
あたかも大きな石をそのまま長方形に切り出した様な、継ぎ目のない石だった。
先ほどまで寝そべっていた上面には布団と枕があるが、それが無ければ何かの祭壇に使われていそうな雰囲気だ。
見渡してみると、ベッドだけでなくこの部屋の全てが石造りのようだ。
天井も、壁も、床も、暗い灰色で統一されているので寒々しい印象がある。
窓はなく、ホコリっぽい空気が漂っている。
光源はなく、魔法陣の光で部屋が薄暗いが確認できる程度だ。
ここで寝るのは、畳と木造の家が好きな日本人として少し辛いものがあるだろう。
特に目につくような物は、背後の魔法陣しかない。
調べてみる必要があると思い、素足で冷たい床を歩いて近づく。
見れば見るほど不思議な現象だ。
どこからか電気を供給されているようなものは無く、本当に壁が光っているようにしか見えない。
円形の陣に、無数の図形がびっしりと書き込まれている。
イラストとしてなら、中々の出来だろうと思わせる完成度だった。
このまま見ていても何の情報も得られない。
この部屋から出てみるべきだろうと考え、唯一の石でできていない物に向かう。
それは重厚な、両開きの金属製の扉だった。
2メートル以上はあるだろうか。
ドアノブは無く、表面には何かの神話か、羽を持った人間が空に向かって手を伸ばしている彫刻が刻まれていた。
「内開きだったら大変だな」
ドアノブがない以上、僅かな扉の隙間からこじ開けないといけないかもしれない。
ますます、ここが病院ではない事を感じさせる。
患者をこんな不衛生な、冷たい部屋に放置するなんてありえないだろう。
しかもこんな、ゲームの魔王を封印するような重々しい扉までつけて。
押したり、外せないかと蝶番を探してみたが開かず。
結局、扉同士の僅かな隙間に指先を突っ込み、押し広げるようにすると開きそうな感触があった。
幸い爪が剥げるような事もなく、無事に外へ出られそうな隙間が空いた。
そこへ身体を横にして外へ滑り込むと、扉の先からかすかに風が吹き付けてきた。
ということは、この先は外へ繋がっているんだろう。
はやる気持ちを抑えて、途中でつっかからないように外へ出た。
最初に目につくのは、長い長い階段だろうか。
こちらも部屋と同じ石づくりで、100段はあるように思える。
途中で折れ曲がりながら、螺旋構造を描いて上に繋がっているようだ。
やはり、この部屋は地下にあったのだろう。
起き抜けにこの階段を登るのは気が滅入るが、上に誰かいるかもしれない。
とにかく現状を把握しなければならないので、階段を登ろうとした時。
ふと、今まで自分が居た部屋の扉を振り返る。
そこには内面と同じ彫刻、同じ金属でできた扉。
しかし、異なる点が一つある。扉の中央上部分になにやら文字が刻印されていた。
それには、英語の筆記体をより崩したような、謎の言語が書かれていた。
ロシア語でも、フランス語でもない。
もしかしたら地球に存在しない言語かもしれないが、その内容は何故か理解できる。
「廃棄……規格……?」
それが俺が居た部屋の、唯一得られた意味ある言葉だった。
ここはどこだろうか?
覚えている直前の記憶を掘り起こす。
住んでいたアパートの下の階が火事になり、もうこの階も火の海になりつつあるので逃げ出そうとしていたら、少女の悲鳴が隣の部屋から聞こえた。
あまりにも幼く、母親を呼ぶ悲痛なその叫びに見捨てる事も出来ず、消防隊員がここに突入するまでこの建物は持たないと判断したので、幸運にも空いていたドアから入り、リビングで泣きじゃくっていた少女をおぶって2人で逃げ出した。
下につながる階段は轟々と焼けて黒い煙が充満していたが、覚悟を決めて飛び込んだ。
酸欠と全身を焼かれる痛みに耐えながら脱出し、アパートの側に来ていた消防隊に少女を託して倒れ込む。
それ以降は何も思い出せなかった。普通であれば、「意識不明の重体、そのまま病院に搬送されるもの死亡」というニュースでよく見るーーと言うと不謹慎だがーー展開が待っていた筈だ。
階段を駆け降りていた時に天井の一部が焼け落ちてきたが、少女をおぶった状態では飛び退く事ができず、右手で無理やり受け止めた。その際視界に入る自分の腕は、表面が焼け焦げてケロイドになっており酷い有様だった。
少女は無事だったろうか。助かってくれていると良いが……。
しかし、ここが病院なら自分は助かったと言う事なのだろうか。
肺が焼かれていたはずだけれど、呼吸は問題なく出来ているし、痛みも皆無だ。
自分の腕を持ち上げて見ると、白くほっそりとした女のような腕があった。
どこを見ても火傷の跡は見当たらない。それどころか、シミやホクロひとつ無い。
現代の医療技術でここまで皮膚を再生し、傷跡やその他諸々を消してしまうなんて不可能ではないだろうか。
しかも、自分は平均的な成人男性の体格をしていたはずが、寝転んだままの視界に入る自分の体格はひと回り以上も細くなってしまっている。
これではまるで別人だ。
つまり、自分はあの火傷が完治するまでの長い期間、昏睡状態にあったのかもしれない。
何年眠っていたかは想像もしたくないが、後遺症無く生き延びれたのだから喜ぶべき……なのだろう。
とにかく、目が覚めたのなら家族に連絡をしないといけない。
そう思い、身体を起こして枕元にあるだろうナースコールを押そうと振り返ると
「…………えっ?」
そこにはナースコールなんて物はなく、
「どうなってる……?」
直径が大人の背丈ほどもある、光り輝く魔法陣が壁に描かれていた。
明らかに物理法則を無視した現象を前に、思考が停止しそうになる。
壁が直接光っているのだからネオン管でもない、しかし蛍光塗料でもここまでの光量を放たないだろう輝きだ。
「よし、一旦落ち着こう、そうしよう」
振り返るのをやめ、精神を落ち着かせる事に集中する。
ここはサプライズに富んだ気風の病院なのかもしれない。目を覚ました時のお祝いに、綺麗なものを見せてあげようという趣旨はどうだろうか。
いや、これは流石に無理があるか……
何にせよ、誰かに自分が目覚めた事を知らせなければ。
そう思い、ベッドから降りて今まで自分が寝ていた所を見ると、それも普通ではない事が分かった。
石でできている。
あたかも大きな石をそのまま長方形に切り出した様な、継ぎ目のない石だった。
先ほどまで寝そべっていた上面には布団と枕があるが、それが無ければ何かの祭壇に使われていそうな雰囲気だ。
見渡してみると、ベッドだけでなくこの部屋の全てが石造りのようだ。
天井も、壁も、床も、暗い灰色で統一されているので寒々しい印象がある。
窓はなく、ホコリっぽい空気が漂っている。
光源はなく、魔法陣の光で部屋が薄暗いが確認できる程度だ。
ここで寝るのは、畳と木造の家が好きな日本人として少し辛いものがあるだろう。
特に目につくような物は、背後の魔法陣しかない。
調べてみる必要があると思い、素足で冷たい床を歩いて近づく。
見れば見るほど不思議な現象だ。
どこからか電気を供給されているようなものは無く、本当に壁が光っているようにしか見えない。
円形の陣に、無数の図形がびっしりと書き込まれている。
イラストとしてなら、中々の出来だろうと思わせる完成度だった。
このまま見ていても何の情報も得られない。
この部屋から出てみるべきだろうと考え、唯一の石でできていない物に向かう。
それは重厚な、両開きの金属製の扉だった。
2メートル以上はあるだろうか。
ドアノブは無く、表面には何かの神話か、羽を持った人間が空に向かって手を伸ばしている彫刻が刻まれていた。
「内開きだったら大変だな」
ドアノブがない以上、僅かな扉の隙間からこじ開けないといけないかもしれない。
ますます、ここが病院ではない事を感じさせる。
患者をこんな不衛生な、冷たい部屋に放置するなんてありえないだろう。
しかもこんな、ゲームの魔王を封印するような重々しい扉までつけて。
押したり、外せないかと蝶番を探してみたが開かず。
結局、扉同士の僅かな隙間に指先を突っ込み、押し広げるようにすると開きそうな感触があった。
幸い爪が剥げるような事もなく、無事に外へ出られそうな隙間が空いた。
そこへ身体を横にして外へ滑り込むと、扉の先からかすかに風が吹き付けてきた。
ということは、この先は外へ繋がっているんだろう。
はやる気持ちを抑えて、途中でつっかからないように外へ出た。
最初に目につくのは、長い長い階段だろうか。
こちらも部屋と同じ石づくりで、100段はあるように思える。
途中で折れ曲がりながら、螺旋構造を描いて上に繋がっているようだ。
やはり、この部屋は地下にあったのだろう。
起き抜けにこの階段を登るのは気が滅入るが、上に誰かいるかもしれない。
とにかく現状を把握しなければならないので、階段を登ろうとした時。
ふと、今まで自分が居た部屋の扉を振り返る。
そこには内面と同じ彫刻、同じ金属でできた扉。
しかし、異なる点が一つある。扉の中央上部分になにやら文字が刻印されていた。
それには、英語の筆記体をより崩したような、謎の言語が書かれていた。
ロシア語でも、フランス語でもない。
もしかしたら地球に存在しない言語かもしれないが、その内容は何故か理解できる。
「廃棄……規格……?」
それが俺が居た部屋の、唯一得られた意味ある言葉だった。
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