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白と黒の学校物語
しおりを挟むある朝、棒人間の白と黒が目を覚ましました。
白は黒に「おはよう、黒。」と言うと、黒も「おはよう、白。」と言い返しました。
二人は仲の良い兄弟なのです。その後歯を磨く時も、
顔を洗う時も必ず一緒。もちろんご飯を食べるときも一緒です。
バッグをしょって学校に行くとき、友達が玄関前で待っていました。
おはようと言って手を上げると、友達もおはようと言って手を上げました。
学校では黒と白の机が隣同士なので、二人で考える事や、
二人で答えたりもすることがあります。
一時間目は国語です。
国語では「ごんぎつね」という話を皆で音読をします。
その中で先生には白と黒の声が一番よく聞こえました。
音読の次は漢字の練習をします。その中で漢字が一番うまいのは
やはり白と黒でした。こうして、一時間目が終わり、休み時間になりました。
号令をかけて、皆は外へ行きました。白と黒もそれについて、
鉄棒に向かいました。黒は鉄棒が苦手で、
前回りも後ろ回りも出来ませんでしたが、
白が簡単に出来る方法を教えてくれたので黒も鉄棒が出来るように
なりました。男子5人が集まってやっているサッカーがなんだか気になった
ので、白と黒はそのサッカーに入ってもいいかと聞いてみました。
すると男子5人はすぐにOKを出してくれて最初から始めました。
それからチャイムがなって、皆が教室に戻り椅子に座ると、
次は算数の授業です。先生に出された問題の答えを言うのです。
そして出された問題は48÷8でした。
その問題を考えている人もいましたが、その中で一番早く手を上げたのは、
白と黒でした。先生は白と黒に「どうぞ、答えてください。」と言うと、
二人は「せーの」と小さな声でいってから、同時に「6です。」と一緒に
答えました。すると先生は「正解です。」と言ってくれました。
三時間目の理科でも白と黒はやはり一緒。一緒に間違え、
一緒に成功させました。もしかしたら学校の中で一番えらいのは、
あの二人なのかもしれませんね。
四時間目は体育です。縄跳びをします。
体育館に集まって皆で縄跳びを始めました。
すると誰よりも数多く飛んだのは白と黒でした。
皆に大人気の白と黒は人間では無いのでしょうか。
二人とも同じ記録を出して、長縄ではかなりすごい記録をだしたのです。
縄跳びで293回長縄は239回。日ノ巳(ヒノミ)ではすごい記録なのです。
こうして、四時間目も終わり、給食の時間がやってきました。
今回の給食はカレーです。白と黒は綺麗に給食を作り上げました。
それでは、皆で「いただきます!」黒は、
最初に米をカレーに足してから食べます。
白はカレーに米を入れてから食べます。皆美味しそうに食べました。
皆が食べ終わり、12時45分になると片付けを始めました。
今日は水曜日なので掃除がありません。だから皆はとても嬉しそうです。
皆が外へ行ったのですが、黒は教室に残っています。
白がどうしたのかと聞いてみると、黒は「僕は教室にいるよ。
皆と遊んできたら?」といいました。白は心配になり、
なぜこうなったのかを聞くと、黒は「休み時間は遊んでばかりいるから、
時には教室でゆっくりするのもいいかなって思ってさ。」と言いました。
白は「それもそうだね。いつも外に行って遊んでばかりだし、たまには教室で
休み時間を過ごすのもいいかもね。」と言って、黒と一緒に折り紙などをして
過ごしました。それから25分後にチャイムが鳴り、ついに掃除です。
掃除なのに遊んでいる人がいましたが、黒と白はそんなことは気にしません。
怒られるのはその遊んでいる人なのですから。黒と白は自分の事を
優先し、黙って静かに掃除をしていました。そのとき、白にほうきが飛んで
来たのです。それをうまく黒がキャッチして、黙ってほうきを返して再び掃除を始めました。
こうして掃除も終わり、5時間目の音楽が始まりました。
皆は音楽室に向かい、音楽を開始しました。すると黒が先生の前へ
行きました。何を話しているのかと白が気にしていると、黒がリコーダーを
借りてきたのです。きっとリコーダーを家に忘れて来てしまったのでしょうと、
白は思いました。「今回練習をするのは『カントリーロード』という曲です。
皆さん、頑張りましょう。」と先生が言うと、皆が大きく返事をしました。
そしてついに練習が始まるとき、白と黒はタイミングよく構えました。
ピアノが鳴り始め、皆も一斉にリコーダーを引き始めました。
でも、なぜか途中で止めてしまったのです。それはなぜか?
一人、ふざけている人がいたのです。ふざけていたのは掃除の時に
ほうきを振り回していた あざめ いくと でした。
やり直しでもう一度合奏を始めると いくと はリコーダーでピーピー変な音を出すなど、
リコーダーを床に叩きつけるなど、危険な行動を発しました。
先生は音楽を止め、いくと を廊下へ連れて行きました。その間、
もう一人の音楽の先生が練習を始めました。今いくとは何をしているのか、
白も黒も気にしていましたが、今そのことを考える時ではないと言って
リコーダーを構えました。ようやく練習が終わって、皆が帰る準備をして、
帰りの会をやっている途中、いくとは「帰りの会とかめんどくせぇ!俺は
先に帰る!じゃあな!」と言って教室を出て行ってしまいました。それを
先生は追い、白と黒達は帰りの会を続けました。帰りの歌も終わり、
そのあといくとの手を掴みながら先生が教室へ戻って来ました。
ついに6時間目の図工が始まりました。図工で今回やることは、
粘土でウサギを作ることです。他の皆はこね始めましたが、白と黒は
見つめ合って同時にうなずいてから始めました。皆はすでに出来ていても、
白と黒が出来ていないので発表が出来ませんでしたが、作り上げて10分後に、
ようやく白と黒が完成させ、最初に発表してもらうことになりました。
そしてみんなに見せたウサギが本物のような大きさで、まるで生きている
ようでした。皆は驚き、大きな拍手をくれました。
表が続いてついに最後のいくとの出番がきました。
いくとの作ったものは下手なウサギでした。
皆は何も言えず、皆の何だかテンションが下がってしまいました。
皆が黙って見ていると、いくとは「どうだ!!俺のウサギの方が誰よりも
上手だろ!!俺以上に上手に作れるものはいねぇ!!」といきなり
怒鳴り上げました。それでなぜか教室がしんとなって、それにいくとは
「おいどうした、俺だけ拍手くれねぇのかよ!!ぶっとばすぞ、お前等!!」と
言い出したので、皆は軽く拍手しました。これを聞いた皆はとても苦しかったのです。
どうしてこんな酷いことを言うのかと思っていることは皆同じです。
そしてようやくチャイムが鳴り、帰りのあいさつをして皆は教室を出ました。
白が黒に「ねぇ、いくとの事で思った事言ってもいい?」と声をかけると、
黒は「何?思った事って。」と言い返しました。
白は「いくとは人が嫌がる事をしてくるよね。一体誰に似たのかな。
それに親はなぜよく言い聞かせないのかな・・・。」と黒に言うと、
黒は「誰に似たかなんて知らないよ。いくとは人の嫌がることをして何が楽しいのだろうね。
人の嫌がることをすると自分が痛い目に会うだけなのにね。
と言いました。家に帰ってきて、二人は
手を洗って宿題をやって、おやつを食べて、トランプなど、ブロックで
遊んだりして過ごしました。だんだん外が暗くなってきたとき、
白が電気を付けました。それからテレビを見たり、ご飯を食べたりして、
お風呂に入って、パジャマに着替えてからグッスリ眠りました。
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