21 / 33
3-5
しおりを挟む
――夜。
ベッドの上で足を伸ばし、上半身を前に倒していく。
足の筋が伸びる感じがして、気持ちいい。
次は仰向けに寝て、膝を上げ、足を上げて左右に倒すのを何度か繰り返す。
いち、にー、いち、にー。
夜のストレッチ(日課)をこなしていると「今日もやることやったな!」というスッキリ達成感が湧いてくる。
私がひとりで満足していると、窓の外でふわりと何かが揺れた。
「ん……?」
窓に近づいて外を見ると、月明かりの中に幽霊が浮かんでいた。二人いる。
「あっ……!」
フェリックとユーメイだ。
二人とも半透明で、月の光を透かして向こう側の木々が見える。
でも、二人は確かにそこにいて、仲睦まじく手を繋いでいた。
そっと窓を開けると、フェリックが優しく微笑んだ。
「パメラさん……縁結びの聖女様。お礼を言いに来たんだ」
「フェリックさん……! 縁結びの聖女様とは」
「あなたにぴったりだと思って、呼称を考えたんだ」
隣にいるユーメイも、ウンウンと頷いて微笑んでいる。
私は彼らの『縁結びの聖女様』になったらしい。
「無事に彼女が来てくれて、俺たち、50年ぶりに再会できたよ」
「本当によかったです……!」
私の目頭が熱くなる。
「ひとまずお礼を言いに来たんだ。ありがとう。君たちのおかげで、俺たちはやっと会えた」
「わたしからもお礼を言わせてください。ありがとうございました」
ユーメイが初めて口を開いた。
鈴を転がすような、可愛らしい声だ。
「フェリックったら、ずっと待っててくれたんですって。50年も……」
「ユーメイこそ、ずっと俺を探してくれたんだろう」
フェリックがユーメイの手を握りしめる。
「これからたくさん、お互いの気持ちを語り合おうと思うの。50年分の想いを、全部」
二人は見つめ合い、そして私に向き直った。
「本当に、ありがとう」
二人の声が重なる。
月明かりの中で、二人の姿がほんのり光を帯びていた。綺麗だ。
「ちなみに、俺たちは縁結びの木の周辺でまだまだ幽霊ライフをする予定だから」
まだ成仏はしないらしい。
フェリックが茶目っ気たっぷりに笑ってユーメイの肩を抱き、ちゅっと音を立てて頬にキスをした。
幽霊ってリップ音立てられるんだ。
「また遊びにきてね、パメラ。次は肝試しじゃなくて、普通に会いに来てくれたら嬉しいな」
「はい、必ず!」
私が頷くと、二人はふわりと宙に浮き上がった。
「それじゃあ、おやすみなさい」
手を振る二人。
月の光に溶けるように、その姿が薄れていく。
「おやすみなさい……」
私も手を振り返した。
そして、二人の姿が完全に消えるまで見送った。
幽霊に言うのは変な気がするけど、声を大にして言いたい。
「お幸せに」
◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
翌朝の食堂では、ナイトラビット寮の生徒たちが騒いでいた。
「おい、聞いたか! 縁結びの木のところに幽霊が二人いるらしいぞ!」
「しかも、めっちゃラブラブらしいぞ」
ジェラルドを中心に、盛り上がっている。
私は微笑みながら、焼きたてのパンにバターを塗った。
「パメラ、なんか嬉しそうだね」
「うん。いいことがあったの」
思い返すと、いいことがありすぎてどうしよう。
セレスティンに答えながら、私は小さな黒兎のルナル寮長を探した。
食堂の隅で、寮長がとんがり帽子を揺らしながら生徒たちを見守っている。
「ルナル寮長」
私が近づくと、寮長は長い耳をぴこりと立てた。
「どうした、お嬢ちゃん」
「工事についてですけど、お化けの通り道は今まで通り残してほしいんです」
真剣にお願いすると、ルナル寮長はくすくすと笑った。
「工事は建物だけだ。生徒たちはなぜ肝試しスポットの林がなくなると早合点してしまったのかのう」
「えっ……そうなんですか?」
「うむ。あそこは残すつもりだぞ。良い場所だからな」
寮長が優しく微笑む。
「あの木は、学園にとっても大切な場所なのじゃ。昔から、多くの恋人たちが約束を交わしてきた。そして今は、再会した魂たちが愛を語り合う場所でもある」
寮長の言葉に、胸が熱くなった。
「ありがとうございます!」
私は嬉しさのあまり、ルナル寮長を抱き上げてぎゅっと抱きしめた。
「ふむ、撫でられるのは好きだが、抱きしめられるのもなかなか悪くないのう」
寮長が満足そうに鼻を鳴らす。
私は食堂に戻り、みんなに知らせた。
「ねえ、聞いて! お化けの通り道、工事しても残るんだって!」
「やったー!」
生徒たちが歓声を上げる。
「また肝試しできるな!」
「試験後にまたしようぜ!」
ジェラルドが拳を突き上げ、みんなが拍手する。
ナイトラビット寮は、良い寮だ。
ベッドの上で足を伸ばし、上半身を前に倒していく。
足の筋が伸びる感じがして、気持ちいい。
次は仰向けに寝て、膝を上げ、足を上げて左右に倒すのを何度か繰り返す。
いち、にー、いち、にー。
夜のストレッチ(日課)をこなしていると「今日もやることやったな!」というスッキリ達成感が湧いてくる。
私がひとりで満足していると、窓の外でふわりと何かが揺れた。
「ん……?」
窓に近づいて外を見ると、月明かりの中に幽霊が浮かんでいた。二人いる。
「あっ……!」
フェリックとユーメイだ。
二人とも半透明で、月の光を透かして向こう側の木々が見える。
でも、二人は確かにそこにいて、仲睦まじく手を繋いでいた。
そっと窓を開けると、フェリックが優しく微笑んだ。
「パメラさん……縁結びの聖女様。お礼を言いに来たんだ」
「フェリックさん……! 縁結びの聖女様とは」
「あなたにぴったりだと思って、呼称を考えたんだ」
隣にいるユーメイも、ウンウンと頷いて微笑んでいる。
私は彼らの『縁結びの聖女様』になったらしい。
「無事に彼女が来てくれて、俺たち、50年ぶりに再会できたよ」
「本当によかったです……!」
私の目頭が熱くなる。
「ひとまずお礼を言いに来たんだ。ありがとう。君たちのおかげで、俺たちはやっと会えた」
「わたしからもお礼を言わせてください。ありがとうございました」
ユーメイが初めて口を開いた。
鈴を転がすような、可愛らしい声だ。
「フェリックったら、ずっと待っててくれたんですって。50年も……」
「ユーメイこそ、ずっと俺を探してくれたんだろう」
フェリックがユーメイの手を握りしめる。
「これからたくさん、お互いの気持ちを語り合おうと思うの。50年分の想いを、全部」
二人は見つめ合い、そして私に向き直った。
「本当に、ありがとう」
二人の声が重なる。
月明かりの中で、二人の姿がほんのり光を帯びていた。綺麗だ。
「ちなみに、俺たちは縁結びの木の周辺でまだまだ幽霊ライフをする予定だから」
まだ成仏はしないらしい。
フェリックが茶目っ気たっぷりに笑ってユーメイの肩を抱き、ちゅっと音を立てて頬にキスをした。
幽霊ってリップ音立てられるんだ。
「また遊びにきてね、パメラ。次は肝試しじゃなくて、普通に会いに来てくれたら嬉しいな」
「はい、必ず!」
私が頷くと、二人はふわりと宙に浮き上がった。
「それじゃあ、おやすみなさい」
手を振る二人。
月の光に溶けるように、その姿が薄れていく。
「おやすみなさい……」
私も手を振り返した。
そして、二人の姿が完全に消えるまで見送った。
幽霊に言うのは変な気がするけど、声を大にして言いたい。
「お幸せに」
◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
翌朝の食堂では、ナイトラビット寮の生徒たちが騒いでいた。
「おい、聞いたか! 縁結びの木のところに幽霊が二人いるらしいぞ!」
「しかも、めっちゃラブラブらしいぞ」
ジェラルドを中心に、盛り上がっている。
私は微笑みながら、焼きたてのパンにバターを塗った。
「パメラ、なんか嬉しそうだね」
「うん。いいことがあったの」
思い返すと、いいことがありすぎてどうしよう。
セレスティンに答えながら、私は小さな黒兎のルナル寮長を探した。
食堂の隅で、寮長がとんがり帽子を揺らしながら生徒たちを見守っている。
「ルナル寮長」
私が近づくと、寮長は長い耳をぴこりと立てた。
「どうした、お嬢ちゃん」
「工事についてですけど、お化けの通り道は今まで通り残してほしいんです」
真剣にお願いすると、ルナル寮長はくすくすと笑った。
「工事は建物だけだ。生徒たちはなぜ肝試しスポットの林がなくなると早合点してしまったのかのう」
「えっ……そうなんですか?」
「うむ。あそこは残すつもりだぞ。良い場所だからな」
寮長が優しく微笑む。
「あの木は、学園にとっても大切な場所なのじゃ。昔から、多くの恋人たちが約束を交わしてきた。そして今は、再会した魂たちが愛を語り合う場所でもある」
寮長の言葉に、胸が熱くなった。
「ありがとうございます!」
私は嬉しさのあまり、ルナル寮長を抱き上げてぎゅっと抱きしめた。
「ふむ、撫でられるのは好きだが、抱きしめられるのもなかなか悪くないのう」
寮長が満足そうに鼻を鳴らす。
私は食堂に戻り、みんなに知らせた。
「ねえ、聞いて! お化けの通り道、工事しても残るんだって!」
「やったー!」
生徒たちが歓声を上げる。
「また肝試しできるな!」
「試験後にまたしようぜ!」
ジェラルドが拳を突き上げ、みんなが拍手する。
ナイトラビット寮は、良い寮だ。
136
あなたにおすすめの小説
甘党魔女の溺愛ルートは乙女ゲーあるあるでいっぱいです!
朱音ゆうひ@11/5受賞作が発売されます
恋愛
パン屋の娘が殺害された日、魔女のマリンベリーは、「私が乙女ゲームの悪役令嬢で、パン屋の娘は聖女ヒロインだ」と気づいた。
悪役の生存ルートは、大団円ハーレムルートのみ。聖女不在だと世界滅亡END一直線。魔女に聖女の資格はない。
マリンベリーは考えた。
幼馴染で第二王子のパーニスは優秀な兄王子の引き立て役に徹していて民からは「ダメ王子」だと勘違いされているが、実は有能。秘密組織を率いて王国の平和のために暗躍しているいいひとだ。彼には、聖女役をする素質がある。
「俺がいるのに、他の男拾ってきやがって」
「パーニス王子殿下、美男子を攻略してください!」
マリンベリーは決意した。必ず彼をハーレムルートヒロインにしてみせる!
……と思ったら、彼が婚約を申し込んできて、自分が溺愛ルートに!?
「俺はお前に婚約を申し込む」
「えっ?」
一途な王子×明るく引っ張っていく系魔女のラブコメです。
別サイトにも投稿しています(https://ncode.syosetu.com/n9600ix/)
3回目の人生は、悪役令嬢を辞めて引きこもります~一歩も出ずに国を救ったら、なぜか「聖女」として崇められ最強の男たちが部屋を包囲してくる件~
放浪人
恋愛
公爵令嬢エリザベートは、1度目は悪役令嬢として断罪され処刑、2度目は改心して聖女となり国に尽くしたが過労死……という悲惨な最期を遂げた。 記憶を持ったまま3度目の人生が始まった瞬間、彼女は固く決意する。 「もう絶対に働きません! 今世は部屋から一歩も出ず、睡眠と趣味に命をかけます!」
最強の拒絶結界『絶対領域』で部屋に籠城し、婚約破棄イベントも夜会も全て無視して惰眠を貪ろうとするエリザベート。 しかし、彼女の「働きたくない」一心からの行動――適当な農業アドバイスや、安眠妨害への容赦ない迎撃――が、周囲には「国を憂う深慮遠謀」「慈愛に満ちた奇跡」として超好意的に解釈されてしまう!?
ヤンデレ化した元婚約者の王太子、物理で愛を語る脳筋騎士団長、効率厨の隣国王子、さらには古代の引きこもり少年までをも巻き込み、事態は国家規模の大騒動へ。 部屋ごと空を飛んで戦場を浄化し、パジャマ姿で古代兵器を操り、地下牢をスイートルームに変えながら、エリザベートは究極の安眠を手に入れることができるのか? 塩対応すればするほど愛され、逃げれば逃げるほど伝説になる、最強引きこもり令嬢の勘違いドタバタ溺愛ファンタジー、ここに完結!
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
偽聖女として断罪追放された元令嬢は、知らずの森の番人代理として働くことになりました
石河 翠
恋愛
見習い聖女として神殿で働いていた伯爵令嬢リリィは、異母妹に嵌められ偽聖女として断罪される。頼りの大聖女も庇ってくれないまま、リリィは貴族ではなく平民として追放された。
追放途中リリィは、見知らぬ騎士に襲われる。危ないところを美しい狼の加勢で切り抜けた彼女は、眠り続けているという森の番人の代理を務めることに。
定期的に森に現れる客人の悩みを解決するうちに、働きづめだった神殿やひとりぼっちだった実家よりも今の暮らしを心地よく感じ始めるリリィ。そんな彼女の元に婚約破棄したはずの婚約者が復縁を求めてやってきて……。
真面目でちょっとお人好しなヒロインと、訳ありヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
約10万字、2025年6月6日完結予定です。
この作品は他サイトにも投稿しております。
表紙画像は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:1602447)をお借りしております。
お堅い公爵様に求婚されたら、溺愛生活が始まりました
群青みどり
恋愛
国に死ぬまで搾取される聖女になるのが嫌で実力を隠していたアイリスは、周囲から無能だと虐げられてきた。
どれだけ酷い目に遭おうが強い精神力で乗り越えてきたアイリスの安らぎの時間は、若き公爵のセピアが神殿に訪れた時だった。
そんなある日、セピアが敵と対峙した時にたまたま近くにいたアイリスは巻き込まれて怪我を負い、気絶してしまう。目が覚めると、顔に傷痕が残ってしまったということで、セピアと婚約を結ばれていた!
「どうか怪我を負わせた責任をとって君と結婚させてほしい」
こんな怪我、聖女の力ですぐ治せるけれど……本物の聖女だとバレたくない!
このまま正体バレして国に搾取される人生を送るか、他の方法を探して婚約破棄をするか。
婚約破棄に向けて悩むアイリスだったが、罪悪感から求婚してきたはずのセピアの溺愛っぷりがすごくて⁉︎
「ずっと、どうやってこの神殿から君を攫おうかと考えていた」
麗しの公爵様は、今日も聖女にしか見せない笑顔を浮かべる──
※タイトル変更しました
虐げられた聖女は精霊王国で溺愛される~追放されたら、剣聖と大魔導師がついてきた~
星名柚花
恋愛
聖女となって三年、リーリエは人々のために必死で頑張ってきた。
しかし、力の使い過ぎで《聖紋》を失うなり、用済みとばかりに婚約破棄され、国外追放を言い渡されてしまう。
これで私の人生も終わり…かと思いきや。
「ちょっと待った!!」
剣聖(剣の達人)と大魔導師(魔法の達人)が声を上げた。
え、二人とも国を捨ててついてきてくれるんですか?
国防の要である二人がいなくなったら大変だろうけれど、まあそんなこと追放される身としては知ったことではないわけで。
虐げられた日々はもう終わり!
私は二人と精霊たちとハッピーライフを目指します!
虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。
専業プウタ
恋愛
ミリア・カルマンは帝国唯一の公爵家の次女。高貴な皇族の血を引く紫色の瞳を持って生まれたワガママな姉の陰謀で、帝国一裕福でイケメンのレナード・アーデン侯爵と婚約することになる。父親であるカルマン公爵の指示のもと後継者としてアカデミーで必死に勉強してきて首席で卒業した。アカデミー時代からの恋人、サイラスもいる。公爵になる夢も恋人も諦められない。私の人生は私が決めるんだから、イケメンの婚約者になど屈しない。地位も名誉も美しさも備えた婚約者の弱みを握り、婚約を破棄する。そして、大好きな恋人と結婚してみせる。そう決意して婚約者と接しても、この婚約者一筋縄ではいかない。初対面のはずなのに、まるで自分を知っていたかのような振る舞い。ミリアは恋人を裏切りたくない、姉の思い通りになりたくないと思いつつも彼に惹かれてく気持ちが抑えられなくなっていく。
私、魅了魔法なんて使ってません! なのに冷徹魔道士様の視線が熱すぎるんですけど
紗幸
恋愛
社畜女子だったユイは、気づけば異世界に召喚されていた。
慣れない魔法の世界と貴族社会の中で右往左往しながらも、なんとか穏やかに暮らし始めたある日。
なぜか王立魔道士団の団長カイルが、やたらと家に顔を出すようになる。
氷のように冷静で、美しく、周囲の誰もが一目置く男。
そんな彼が、ある日突然ユイの前で言い放った。
「……俺にかけた魅了魔法を解け」
私、そんな魔法かけてないんですけど!?
穏やかなはずの日々に彼の存在が、ユイの心を少しずつ波立たせていく。
まったりとした日常の中に、時折起こる小さな事件。
人との絆、魔法の力、そして胸の奥に芽生え始めた“想い”
異世界で、ユイは少しずつ——この世界で生きる力と、誰かを想う心を知っていく。
※タイトルのシーンは7話辺りからになります。
ゆったりと話が進みますが、よろしければお付き合いください。
※カクヨム様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる