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バディになる
一、
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部屋を借りるお礼に、掃除をした。
モップで拭いて、雑巾で磨くと、床の木目模様が少しずつ見えてきた。
一つ綺麗になると嬉しくてドンドン掃除して回った。
窓も床も壁も、天井だってできる限り綺麗にした。
落ちた書類をまとめ部屋の隅っこに積み重ね、最後の仕上げのモップがけをしている時に“ピンポン”とチャイムが鳴った。
思わず返事をしそうになったが、返事をしてはいけないと言っていたのを思い出し、無視して掃除を続けた。
チャイムは“ピンポン”“ピンポン”“ピンポン”とゆっくり数回鳴ったあと、激しく早く連打し続けた。
かと、思ったら、小さなノックと、「開けてください・・・開けてください・・・」と小さなこどもの声が聞こえた。
無視しようと思えば思うほど外の様子が気になり、そっとドアに耳をあてた。
子どもの声は泣き声に変わり、女のすすり泣く声に変わり、呻き声が聞こえてその声は十人、二十人・・・いやもっともっともっと・・・波が押し寄せてくるように声もうなりをあげて大きく聞こえ、背中がぞわぞわっとして後ずさった。
声を出しそうになり、口を押さえてソファにうつ伏せ耳を塞いだが、その無数の声の主がドアをガンガンと激しく叩き、「開けろー」とどなり出し、この古いドアはすぐにでも蹴破られそうで、ベッドに入って布団をかぶり、「どうか夢でありますように」とお祈りした。
「おいおい、悪魔がお祈りかよ。カッコ悪い。」
「ロビン~~怖かったよ~~ぉ」
あまりの恐怖と、ロビンに会えた安心で、思わず抱きついて泣いてしまった。
「メシ 食う?オムライス。」
「食いますー。」
怖くてもおなかは減る。ロビンには何も聞こえないのだろうか?あの恐ろしい音と声が・・・リビングへこいと言うが、とてもじゃなく耳の奥に響く凄まじい音の恐怖は僕の食欲よりも上回る。
「仕方ないなー。」
ロビンが耳当てを貸してくれた。チェックの相変わらず派手でかわいいやつだ。それをつけると不思議と、ロビンの声は聞こえるのにあの恐ろしい声は全く聞こえなかった。
「こんないいのあるなら、早く貸してくださいよ。」
「やだよ。俺のだもん。」
ロビンはテーブルの上にテーブルクロスを引いて、オムライスとサラダとスープを並べ、キッチンにスプーンを探しに行ったが、行った分バックしてきた。
「キレイになってる・・・」
キレイになった事がいいのか悪いのか、ちょっと眉をひそめてあたりを見渡した。
「お礼に掃除しました。」
「何のお礼?」
「ナポリタンとか・・・部屋貸してくれたりとか・・・」
「あ・・・気にすんな。」
ソファにロビン。向かい合わせで僕は床にクッションを置いて座った。
「さっきのアレ、なんだったんスカ。」
「アレ、アレは俺が取り憑いた人の怨念・・・なのかな。」
「怨念!」
「大丈夫。すぐ慣れる。しかも、あいつらは生霊とかいっても所詮は人間、階段かエレベーターでしか上がってコレない。だから、夜は扉を開けなければ大丈夫だ。」
「開けた事あります?」
「ある。アレが始まったばっかりのころ。とっても厄介な事になるぞ。気をつけろ。」
「ところで、今、ロビンはどこから入って来たンスか?」
「窓。」
「ここ13階っしょ。」
「俺、飛べるもん。」
「へーカッコイイっすね~。僕も飛べるようになるんすか?」
「多分・・・いつかはね。明日からチョットづつ教えるよ。まれにまったくダメな奴もいる。跳ぶんだって言ってるのに、ひっくり返ったリ後ろに倒れたリ。まったくセンスなくてイライラする奴もいる。けど、まあ、おまえなら大丈夫だろ。」
「で、僕って今、人間っスか?悪魔になったんスカ?」
「おまえのココだけ、今は悪魔だ」
ロビンはスプーンで僕の胸をついた。
「ここ・・・っすか。」
僕も自分の胸を触った。
「そう、お前はいわゆる、悪魔にタマシイ売った・・・そして、俺が買った。」
「はあ・・・?え?いくらでですか?」
「水道、電気、ガス、スマホ、家賃、友達から借りた金,その他諸々の借金などあわせて三百、五十八万二千、七百六十六円。それだけじゃないぞ、今の彼女から今後付き合うはずだった彼女から結婚相、手子どもまで、すべて人生の清算をしてきた。」
「えーマジっすか?」
「はいマジです。だから、頑張って働いてくれよ。」
「えー悪魔ってなにやるんですか~。」
「それは明日教える。今日は風呂入って寝よう。」
「え、悪魔って、夜活動するんじゃないですか?」
「うん、夜仕事する奴もいるけど、俺は明るいうちにやる派なんだ。夜はテレビ見て風呂入ってゆっくりしたい。それに・・・」
ロビンは僕の耳当てをとった。あのおぞましいうなり声がまだ聞こえる。さっきより増えた感じもした。
「おまえ、あれを振りはらって出て行ける?俺は飛べるけど、おまえはこの部屋から出るには、アッチだよ。」
ロビンの指の刺す方向“アッチ”は、あの声のする玄関だった。僕は全力でクビを振った。
「じゃあ、お風呂あらってお湯入れて。準備出来たら呼んでね。」
ロビンは食い終わった皿にスプーンを投げると、自分の部屋へ入って行った。
僕は机の上の食べ終わったパックたちを片付け風呂場に行った。
ここも汚い・・・
「よくこんな汚い風呂に入ってたなー。」
壁、床、天井、小学生の時、絵の具のパレットを洗い忘れていろいろな色が複雑に混ざって変な色になってカピカピになって・・・いわゆるそんな感じの汚れだ。
思い切り掃除をした。力の限り磨いた。思い切りしてもピカピカにはならなかったが、壁がオレンジで、風呂桶が白だった事がわかっただけでもよかった。
ゴミや洗濯物やよくわからないぬめぬめした何かを取り除くと猫足のかわいいお風呂だった事がわかった。
ようやく湯をはりロビンを呼びに行った。
「お風呂どうぞ。」
「うん。一緒にはいる?」
「いえ、僕はあとで・・・」
「俺もごめんだ。」
そう言って口笛を吹きながら風呂に向かうと即座に走って戻ってきた。
「あの風呂どうした。」
「どうしたって・・・掃除しただけですよ。」
「最初からあんな形だった?」
「そうですよ。自分の部屋でしょ。」
「知ってたよ。ぜーんぶ。最初からああだった。チョット、ウッカリしただけだ。」
ロビンの脱ぎ散らかした服を拾い、ハンガーに掛けて、シャツはキレイにたたんだところで、体も拭かずにびしょ濡れのまま風呂から出てきた。走って部屋へ入り、何かを持って風呂へ走って戻った。
きれいに磨いた床には、ロビンの足跡がくっきり、水たまりになっていた。
「むかつく・・・」
キレイになったらこの部屋は案外広くて、床を拭くのもけっこうたいへんだ。やっとキレイにしたころにバスローブを着て、足元はべちゃべちゃでロビンは出て来た。
「足を拭いてから出て来てくださいよ。」
「ん?足を拭く?」
風呂場からタオルを持ってくると、足元に置いた。置いただけで、拭く様子がなかったから、そのタオルで足の滴を拭った。
「足を拭いて出てこないと床が濡れるでしょ。そしたら何度も床をふくことになるじゃないっスか。」
「え?拭かなくていいんじゃないか?」
「ダメでしょ。汚れるじゃないですか。」
「そうか。君はキレイ好きか。わかった。今度そうする。とにかく君も入れば。」
「だから・・・・英五っス・・・」
くそ・・・話を変えられた・・・と思った。
なかなか名前を覚えない。覚えているが呼びたくないのか・・・まあ、そんなのはどうでもいい。とりあえず、しばらくぶりの風呂だゆっくりつかろう・・・と思ったら、なにをしたのか、あんなに洗った風呂場全体になにか飛び散って、湯船にも変な奇妙な色のモヤモヤしたなにかが浮いていた。
僕は風呂から顔だけ出して聞いた。
「アレなんすか?何かメッチやカラフルな色が飛び散ってますけど。」
「シャンプーじゃない?」
ロビンはパックしてドライヤーを髪に当てながら言った
「はあ?シャンプー?なんであんなに飛び散るんすか?」
「よく振って使うタイプのシャンプーだからかな。そう細かいこと気にするな。湯が冷めるぞ。」
せっかくキレイにして、ゆっくり楽しく入ろうと思っていた風呂だったのに。
少しべそをかきながら奇妙なモヤモヤをスクって出して、体を洗おうとボディーソープらしきもののポンプを押すと、あの奇妙なモヤモヤがブワーと山ほども飛び出し、湯船はまたあのモヤモヤだらけになった。
ここで暮らすには、早くボディソープをうまく出せるこつを掴んで、風呂にはいれるようになろうと思った。
モップで拭いて、雑巾で磨くと、床の木目模様が少しずつ見えてきた。
一つ綺麗になると嬉しくてドンドン掃除して回った。
窓も床も壁も、天井だってできる限り綺麗にした。
落ちた書類をまとめ部屋の隅っこに積み重ね、最後の仕上げのモップがけをしている時に“ピンポン”とチャイムが鳴った。
思わず返事をしそうになったが、返事をしてはいけないと言っていたのを思い出し、無視して掃除を続けた。
チャイムは“ピンポン”“ピンポン”“ピンポン”とゆっくり数回鳴ったあと、激しく早く連打し続けた。
かと、思ったら、小さなノックと、「開けてください・・・開けてください・・・」と小さなこどもの声が聞こえた。
無視しようと思えば思うほど外の様子が気になり、そっとドアに耳をあてた。
子どもの声は泣き声に変わり、女のすすり泣く声に変わり、呻き声が聞こえてその声は十人、二十人・・・いやもっともっともっと・・・波が押し寄せてくるように声もうなりをあげて大きく聞こえ、背中がぞわぞわっとして後ずさった。
声を出しそうになり、口を押さえてソファにうつ伏せ耳を塞いだが、その無数の声の主がドアをガンガンと激しく叩き、「開けろー」とどなり出し、この古いドアはすぐにでも蹴破られそうで、ベッドに入って布団をかぶり、「どうか夢でありますように」とお祈りした。
「おいおい、悪魔がお祈りかよ。カッコ悪い。」
「ロビン~~怖かったよ~~ぉ」
あまりの恐怖と、ロビンに会えた安心で、思わず抱きついて泣いてしまった。
「メシ 食う?オムライス。」
「食いますー。」
怖くてもおなかは減る。ロビンには何も聞こえないのだろうか?あの恐ろしい音と声が・・・リビングへこいと言うが、とてもじゃなく耳の奥に響く凄まじい音の恐怖は僕の食欲よりも上回る。
「仕方ないなー。」
ロビンが耳当てを貸してくれた。チェックの相変わらず派手でかわいいやつだ。それをつけると不思議と、ロビンの声は聞こえるのにあの恐ろしい声は全く聞こえなかった。
「こんないいのあるなら、早く貸してくださいよ。」
「やだよ。俺のだもん。」
ロビンはテーブルの上にテーブルクロスを引いて、オムライスとサラダとスープを並べ、キッチンにスプーンを探しに行ったが、行った分バックしてきた。
「キレイになってる・・・」
キレイになった事がいいのか悪いのか、ちょっと眉をひそめてあたりを見渡した。
「お礼に掃除しました。」
「何のお礼?」
「ナポリタンとか・・・部屋貸してくれたりとか・・・」
「あ・・・気にすんな。」
ソファにロビン。向かい合わせで僕は床にクッションを置いて座った。
「さっきのアレ、なんだったんスカ。」
「アレ、アレは俺が取り憑いた人の怨念・・・なのかな。」
「怨念!」
「大丈夫。すぐ慣れる。しかも、あいつらは生霊とかいっても所詮は人間、階段かエレベーターでしか上がってコレない。だから、夜は扉を開けなければ大丈夫だ。」
「開けた事あります?」
「ある。アレが始まったばっかりのころ。とっても厄介な事になるぞ。気をつけろ。」
「ところで、今、ロビンはどこから入って来たンスか?」
「窓。」
「ここ13階っしょ。」
「俺、飛べるもん。」
「へーカッコイイっすね~。僕も飛べるようになるんすか?」
「多分・・・いつかはね。明日からチョットづつ教えるよ。まれにまったくダメな奴もいる。跳ぶんだって言ってるのに、ひっくり返ったリ後ろに倒れたリ。まったくセンスなくてイライラする奴もいる。けど、まあ、おまえなら大丈夫だろ。」
「で、僕って今、人間っスか?悪魔になったんスカ?」
「おまえのココだけ、今は悪魔だ」
ロビンはスプーンで僕の胸をついた。
「ここ・・・っすか。」
僕も自分の胸を触った。
「そう、お前はいわゆる、悪魔にタマシイ売った・・・そして、俺が買った。」
「はあ・・・?え?いくらでですか?」
「水道、電気、ガス、スマホ、家賃、友達から借りた金,その他諸々の借金などあわせて三百、五十八万二千、七百六十六円。それだけじゃないぞ、今の彼女から今後付き合うはずだった彼女から結婚相、手子どもまで、すべて人生の清算をしてきた。」
「えーマジっすか?」
「はいマジです。だから、頑張って働いてくれよ。」
「えー悪魔ってなにやるんですか~。」
「それは明日教える。今日は風呂入って寝よう。」
「え、悪魔って、夜活動するんじゃないですか?」
「うん、夜仕事する奴もいるけど、俺は明るいうちにやる派なんだ。夜はテレビ見て風呂入ってゆっくりしたい。それに・・・」
ロビンは僕の耳当てをとった。あのおぞましいうなり声がまだ聞こえる。さっきより増えた感じもした。
「おまえ、あれを振りはらって出て行ける?俺は飛べるけど、おまえはこの部屋から出るには、アッチだよ。」
ロビンの指の刺す方向“アッチ”は、あの声のする玄関だった。僕は全力でクビを振った。
「じゃあ、お風呂あらってお湯入れて。準備出来たら呼んでね。」
ロビンは食い終わった皿にスプーンを投げると、自分の部屋へ入って行った。
僕は机の上の食べ終わったパックたちを片付け風呂場に行った。
ここも汚い・・・
「よくこんな汚い風呂に入ってたなー。」
壁、床、天井、小学生の時、絵の具のパレットを洗い忘れていろいろな色が複雑に混ざって変な色になってカピカピになって・・・いわゆるそんな感じの汚れだ。
思い切り掃除をした。力の限り磨いた。思い切りしてもピカピカにはならなかったが、壁がオレンジで、風呂桶が白だった事がわかっただけでもよかった。
ゴミや洗濯物やよくわからないぬめぬめした何かを取り除くと猫足のかわいいお風呂だった事がわかった。
ようやく湯をはりロビンを呼びに行った。
「お風呂どうぞ。」
「うん。一緒にはいる?」
「いえ、僕はあとで・・・」
「俺もごめんだ。」
そう言って口笛を吹きながら風呂に向かうと即座に走って戻ってきた。
「あの風呂どうした。」
「どうしたって・・・掃除しただけですよ。」
「最初からあんな形だった?」
「そうですよ。自分の部屋でしょ。」
「知ってたよ。ぜーんぶ。最初からああだった。チョット、ウッカリしただけだ。」
ロビンの脱ぎ散らかした服を拾い、ハンガーに掛けて、シャツはキレイにたたんだところで、体も拭かずにびしょ濡れのまま風呂から出てきた。走って部屋へ入り、何かを持って風呂へ走って戻った。
きれいに磨いた床には、ロビンの足跡がくっきり、水たまりになっていた。
「むかつく・・・」
キレイになったらこの部屋は案外広くて、床を拭くのもけっこうたいへんだ。やっとキレイにしたころにバスローブを着て、足元はべちゃべちゃでロビンは出て来た。
「足を拭いてから出て来てくださいよ。」
「ん?足を拭く?」
風呂場からタオルを持ってくると、足元に置いた。置いただけで、拭く様子がなかったから、そのタオルで足の滴を拭った。
「足を拭いて出てこないと床が濡れるでしょ。そしたら何度も床をふくことになるじゃないっスか。」
「え?拭かなくていいんじゃないか?」
「ダメでしょ。汚れるじゃないですか。」
「そうか。君はキレイ好きか。わかった。今度そうする。とにかく君も入れば。」
「だから・・・・英五っス・・・」
くそ・・・話を変えられた・・・と思った。
なかなか名前を覚えない。覚えているが呼びたくないのか・・・まあ、そんなのはどうでもいい。とりあえず、しばらくぶりの風呂だゆっくりつかろう・・・と思ったら、なにをしたのか、あんなに洗った風呂場全体になにか飛び散って、湯船にも変な奇妙な色のモヤモヤしたなにかが浮いていた。
僕は風呂から顔だけ出して聞いた。
「アレなんすか?何かメッチやカラフルな色が飛び散ってますけど。」
「シャンプーじゃない?」
ロビンはパックしてドライヤーを髪に当てながら言った
「はあ?シャンプー?なんであんなに飛び散るんすか?」
「よく振って使うタイプのシャンプーだからかな。そう細かいこと気にするな。湯が冷めるぞ。」
せっかくキレイにして、ゆっくり楽しく入ろうと思っていた風呂だったのに。
少しべそをかきながら奇妙なモヤモヤをスクって出して、体を洗おうとボディーソープらしきもののポンプを押すと、あの奇妙なモヤモヤがブワーと山ほども飛び出し、湯船はまたあのモヤモヤだらけになった。
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