正しい聖女さまのつくりかた

みるくてぃー

文字の大きさ
11 / 119
第一章 スチュワート編(一年)

第11話 実習、ティーパーティー

しおりを挟む
「それでは午後の授業を初めます」
 いつも授業を受けている教室から実習室へと移動した私たち。
 そこで用意されているテーブルに班ごとに分かれ、それぞれ実践形式でお茶会の模擬練習を行う。

「それじゃどうやって二つに分けようか」
 この実習はご令嬢役とメイド役に分かれ二役とも実際に体験しようという内容。普通ならどちらも経験した事がない生徒ばかりなので、両方経験がある私にとっては通常の授業より比較的余裕がある。
「そうですね、まずはアリス様と……パフィオさんに主人役をお願いしてはいかがでしょうか?」
 班の中で一番しっかりしているであろうリリアナさんが、全員を見渡してから簡単に役柄を分けてくれる。どちらにせよ両方の役を演じることになるので、全員リリアナさんの案で問題ないようだ。

「それでは実習用のティーセット取りに行きますので、カトレアさんとココリナさん、お手伝をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「あっ、ティーセットを取りに行くなら私も手伝うよ」
 そういえばマリー先生が隣の部屋からティーセットを取ってくるよう言われたんだった。すっかり忘れてテーブルの席に座っちゃっていたよ。

「アリス様とパフィオさんはご令嬢役なのでそのままお座りください。3人もいれば十分運べますわ」
 ん~、何だか申し訳ない気がするが、リリアナさんのいう通り大勢で行っても邪魔になるだけであろう。片付けは私たちがするという事で、ここはリリアナさん達に任せるとしよう。それにしても……
「あのー、前から気になってたんですが、何故私だけ様付けなんです?」
 他のみんなは私の事をさん付けやちゃん付けで呼んでるのに、リリアナさんにだけ様付けで呼ばれているのがずっと気になっていた。
 これが全員様付けで呼んでいるのなら納得も出来るが、リリアナさんが私以外を呼ぶ時は全員さん付けなので居心地が悪くて仕方がない。

「お気に障ったのなら申し訳ございません。でもアリス様は……いえ、そうですね。次からアリスさんとお呼びさせて頂きますね」
「うん、お願いしますねリリアナさん」
 いきなり呼び捨てはハードルが高いもんね。私だって呼び捨てにしてるのはミリィと数人の幼馴染だけだし、ルテアとリコに関してはちゃん付けですっかり定着してしまっている。


「少しお尋ねしてもいいですか?」
 リリアナさん達が隣の部屋にティーセットを取りに行ってくれている間、同じテーブルに着いたパフィオさんが私に対して訪ねてくる。
「いいですよ、何ですか?」
「何故メイドになろうとされているんですか? 昨日その……偶然お力を見てしまったもので」
 あぁ、パフィオさんもあの場にいたからカトレアさん達と同様不思議に思っているのだろう。私が何故巫女ではなくメイドになろうとしているのかを。

「私の両親って6歳の頃に亡くなってって、身寄りのなかった私はお母さん達がお仕えしていたお屋敷で育ててもらったの。だからご恩返しをしたいっなって……。
 でも本音を言えば一番は離れたくないって思いからかな、メイドになってお仕え出来れば今の様な生活は無理でも、ずっと側にいる事はできるでしょ? 育てていただいている義両親からは、きっと余計な事を考えなくていいって言われるけど、自分の居場所は自分の手で作ろうと思って。
 えへへ、ちょっと偉そうだね」
 血の繋がりがはなくても、私にとっては掛け替えのない家族だから離れたくないって思いが強いんだ。義両親に話したらきっと何馬鹿な事を考えているのと叱られそうだけど、かつてお母さんとお義母様のような関係に、私とミリィがなれたらいいなと考えている。
「……いいえ、大変立派な考えだと思いますよ」

「何の話してるの?」
 パフィオさんとの話に夢中になっていると、ティーセットをキャスターで運んできたココリナちゃんに声が声をかけて来た。
「おかえり皆んな、大したことじゃないよ。どんなお茶が好きなのかを話してただけだよ。ね、パフィオさん」
「ふふふ、はい、そうですね」
 照れ隠しから思わずその場を誤魔化してしまう。

「パフィオさん今のは内緒ね。ミリィ……一番仲がいい友達にも言ってないんだから」
「ふふふ、はい、分かりました。誰にも言いませんから安心してください」
 皆んながティーセットの用意をしてくれている隙にパフィオさんに小声で話しかける。ついつい誰にも言ったことがない話を喋ってしてしまったが、今更ながら恥ずかしくなってくる。



「お待たせしました、それでは始めましょうか」
 ティーセットの準備が出来たのだろう、リリアナさんの一言で気を取り直しお茶会をスタートさせる。

 まずはリリアナさんが的確にココリナちゃんとカトレアさんの指示しながらお茶の用意を進めていく。
 最初は水差しからティーケトルへと水を注ぎ、付属のアルコールランプで水を沸騰させる。
 この国の定番とも言えるティーケトルは、足が長く底からアルコールランプでお湯を沸かすというもの。火の調整をすれば保温することもでき、一般のご家庭でも質の違いはあれど、一家に一台はあると言われている。
 
 リリアナさんはお湯を沸かしている間もテキパキと作業を進め、ティーカップの準備から、お茶請けようのクッキーの準備。ティーポットを温めてから茶葉をスプーンで二杯入れ、そこへ沸いたばかりのお湯を勢い良く注いでいく。
 茶葉の種類にもよるが、紅茶は蒸らす時間によって大きく味が異なると言われている。長く時間をおけばその分苦味と渋みが広がり、逆に時間が短ければ味が薄く紅茶本来の味わいが無くなってしまう。もちろん人の好みによっても異なるが、平均的な蒸らす時間はおよそ2~3分と言われており、紅茶専用の砂時計を使って時間を計ったりもする。

 見れば一応キャスターに砂時計は用意されているようだが、リリアナさんの場合はあえて使わず、茶葉を蒸らしている間にティーカップにお湯を注ぎ、カップを温めてからお湯を捨て、蒸らし終えた紅茶を茶こしを使いながらカップへと注いでいく。

「ライラックでございます」
 そう言って私とパフィオさんの前に出されたのはこの国で一番有名紅茶、ライラック。紅茶は基本その茶葉が取れた地方の名前から付けられる事が多く、このライラックもライラック公爵領で栽培されているからその名が付けられている。

「この香り……ごくん。もしかしてセカンドフラッシュ?」
 勧められるままカップをソーサーごと手に取り、口元に片手でカップのみ近づけ、香りを楽しんでから音を立てずに一口を口にする。
「さすがですね。ご察しの通りライラックのセカンドフラッシュでございます」
 さすがという言葉が何を指しているのかは知らないが、どうやら私の考えで間違ってはいなかったようだ。
 キャスターの上には何種類かの茶葉が小瓶に分けられており、その中から好きなのを使ってよい事になっている。
 別にどのような茶葉が用意されているかを知っていたわけではないが、紅茶好きな私としては有名どころを当てるぐらい造作もない事。リリアナさんの入れ方が絶妙だったといえばそれまでだが、ライラックのセカンドフラッシュは紅茶のシャンパンと言われるほど有名なので、私でなくとも紅茶好きなら当てるのはそう難しくもないだろう。

「何そのセカンドフラッシュって?」
 私たちの会話を聞いたココリナちゃんが、不思議そうにそう尋ねてくる。
 ファーストフラッシュやセカンドフラッシュなんて言葉を聞いても、紅茶好きでなければ馴染みがない言葉なのだろう。見ればカトレアさんも私たちの話を聞きながら何やら必死にメモを取っている。

「セカンドフラッシュというのは早い話が二番摘みという意味ですわ」
「ライラックってね、春・夏・秋と一年間に三回収穫する事が出来るんだよ。その中でも夏に採れるのがセカンドフラッシュ。ライラックはこのセカンドフラッシュが一番美味しいと言われてて、紅茶好きにはその味わいからマスカットフレバーとも言われているんだよ」
「へぇー、知らなかった。アリスちゃんって意外に紅茶の事に詳しいんだね」
「ちょっと意外という言葉が気になるけど、そういう事だよ」
 それにしてもリリアナさんが入れたお茶はおいしいなぁ。紅茶の事には詳しいけど、入れる事にかんしてはまだまだ練習中なんだよねぇ。


 今度は役柄を入れ替えココリナちゃん達がご令嬢役、私とパフィオさんがメイド役となり模擬茶会を進めていく。
 お湯は先ほどリリアナさん達が温めてくれたものを使うとして、まずは茶葉の選定。種類はライラックにストリアータ、ハルジオンにエンジウムとこの国の公爵家の名前から取られた4大銘柄の紅茶に、私の好きなローズヒップと幾つか有名なハーブ、あとはミルクと蜂蜜が用意されている。
 正直私にリリアナさんのような腕はないので、ここは得意のブレンドで楽しんでもらおう。
「パフィオさんカップを温めてもらってていいですか? 私は茶葉の用意をしますので」
「分かりました」
 素早くお茶請けのクッキーを用意し、ティーポットへ二種類の茶葉をブレンドし、その後にリリアナさんと同じよう勢いよくポットへお湯を注ぎ、砂時計を使って蒸らす時間計っていく。

「ねぇ、リリアナさんの時も思ったんだけど、どうしてアリスちゃんもそんなに勢いよくお湯を注いでいくの? そんな事したら飛沫が飛んだり音が立ったりして怒られるんじゃないかなぁ?」
 私がお茶の準備をしているのを見ていたココリナちゃんが、再び疑問を投げかけてくる。疑問を疑問のまま止めておかないのはいい事だからね。別にご令嬢役として姿勢や振る舞いを崩さなければ、メイドさんに話しかけても失礼な行為ではないので、ココリナちゃんの行いは決して間違えではない。
 ただ、姿勢と振る舞いが全然なっていないのは、ある意味仕方がないのかもしれないが。

「ココリナさんそれは違いますわ、もちろん極力飛沫やそそぐ音を抑えるべきなのでしょうが、これは茶葉を踊らすためにあえてやっているんです」
「茶葉を踊らせる?」
 リリアナさんが代わりに答えてくれるも、ココリナちゃんは言葉に心当たりがないのかただ首を傾げるだけ。カトレアさんを見れば、ご令嬢の振る舞い以前にこれまた必死にメモを取り続けている。

「聞いた事がないなかぁ、ジャンピングっていう現象を起こしているんだよ。茶葉は基本乾燥させているから、お湯に空気を含ませることによって茶葉を酸素がもちあげて、何度かジャンピングさせることによって味わいを深くするの」
「へぇー、全然知らなかったよ」
「とは言え、この勢いよくそそぐ行為は意見が分かれているんですけれどね」
 私の言葉にリリアナさんが補足してくれる通り、この入れ方は二つに意見が分かれている。ティーポットは予め丸くデザインされているから、普通に注いでもある程度はジャンピングするので、わざわざ勢いよく注がなくてもいいじゃないという人もいるんだ。

「どうぞ、ローズヒップブレンドです」
 パフィオさんにも手伝ってもらいながら三人の前にカップを差し出す。ココリナちゃんに説明しながらもちゃんと準備は進めてたんだよ。
「ローズヒップブレンド? そんなのあった?」
 出された紅茶には手を出さず、ココリナちゃんが不思議そうに私に向かって訪ねてくる。
 あれ? なんで飲まないの?

「ブレンドされたんですね」
 優雅に両手でソーサーごとカップを持ち、一口飲んでからリリアナさんが説明してくれる。
「そうだよ、ローズヒップとフルーツチップを混ぜて蜂蜜を加えたの」
 ローズヒップのいいところは味わいだけじゃなくその効能だからね。美容効果はもちろんお肌にもいいって言われている。そこに味を整えるように蜂蜜を加えれば、ハーブティー独特の後味がさっぱりとなるんだ。
 ココリナちゃんとカトレアさんは私の話に耳を傾けながらも、優雅に飲むリリアナさんの真似をしながら、優雅とは程遠い振る舞いで必死にお茶を飲んでいく。
 あぁ、そういうことか。ココリナちゃん達ってテーブルマナーを教わっていないんだ。ソーサーの扱い方もぎこちないし、緊張しているのかカチカチとカップをソーサーに置く音がなってしまっている。

「うぅ、アリスちゃんはともかく、なんでリリアナさんもパフィオさんも簡単そうにお茶を飲めるの? もしかして二人とも実は貴族だったとかいわないよね?」
 ココリナちゃんの言葉にリリアナさんは笑顔で返し、パフィオさんは何故か隣で焦っていた。
 ん? なんだろう今の反応……
「って、なんで私はともかくなの?」
「だってねぇ?」
「うん、アリスさんですもん。紅茶の知識には驚いたけど、それ以外は……」
「「ねぇ」」
 いつの間にかココリナちゃんとカトレアさんの間に深い友情が芽生えていた。



「ん~、やっぱりリリアナさんの入れてくれたお茶は美味しいなぁ」
 一通りの実習が終了し、今は全員がテーブルについての反省会。
 私たちの前にはリリアナさんが入れてくれたお茶と、お茶受けのクッキーが置かれている。

「ありがとうございます、ですがアリスさんの知識にも驚かされました。ブレンドなんてお店の人に聞かなくては難しくてとても真似できませんわ」
「えへへ、ありがとう」
 私より凄いリリアナさんに褒められるとなんだか照れてしまう。
「ホントだよ、アリスちゃんに教えられるのは何だか負けた! って気分になっちゃうよね」
「ココリナちゃん、何だか最近私の扱い酷くない?」
 何だか最近ココリナちゃんに酷いことを言われ続けている気がするのは気のせいだろうか?

「気のせいだよアリスちゃん」
「そうなの?」
 多少腑に落ちないが、ココリナちゃんが言うのならきっとそうなのだろう。リリアナさん達がクスクス笑っているが、皆んなが笑顔ならそれでいいか。

「それにしてもあの人は一体何を考えているんでしょうか」
 そう言いながらパフィオさんがある人物を見つめながら独り言のように呟かれる。その視線の先にいるのは男爵令嬢のイリアさん。
「そうですわね。私も先ほどから見ておりましたが二回ともご令嬢役をされておられましたので、一体何を学びにこの学園へと来られたのでしょうか?」
 えっ、二回ともご令嬢役? イリアさんの立場なら当然テーブルマナーやお茶の嗜み方などは教育されているはず。ならばメイド役を二回してもいいぐらいなのに、何故今更ご令嬢役を二回もする必要があるのだろう?

「全くあの方はこの学園に来て一体何を学ぼうとしているのか、ヴィクトリア以外でも学べる学園は他にもあるというのに。
 アリス、もし今後あの方から何か言われましたら私にご相談ください。必ずお力になりますので」
「え、あ、うん。ありがとうパフィオさん」
 あれ? なんだろう今の……一瞬パフィオさんの姿が主に仕える女性騎士に見えてしまった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

老聖女の政略結婚

那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。 六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。 しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。 相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。 子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。 穏やかな余生か、嵐の老後か―― 四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。

SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない? その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。 ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。 せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。 こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。

【完結】どうやら魔森に捨てられていた忌子は聖女だったようです

山葵
ファンタジー
昔、双子は不吉と言われ後に産まれた者は捨てられたり、殺されたり、こっそりと里子に出されていた。 今は、その考えも消えつつある。 けれど貴族の中には昔の迷信に捕らわれ、未だに双子は家系を滅ぼす忌子と信じる者もいる。 今年、ダーウィン侯爵家に双子が産まれた。 ダーウィン侯爵家は迷信を信じ、後から産まれたばかりの子を馭者に指示し魔森へと捨てた。

悪役女王アウラの休日 ~処刑した女王が名君だったかもなんて、もう遅い~

オレンジ方解石
ファンタジー
 恋人に裏切られ、嘘の噂を立てられ、契約も打ち切られた二十七歳の派遣社員、雨井桜子。  世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画『聖なる乙女の祈りの伝説』の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。  アウラは二年後に処刑されるキャラ。  桜子は処刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するが、その時は迫りーーーー

聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!

さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ 祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き! も……もう嫌だぁ! 半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける! 時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ! 大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。 色んなキャラ出しまくりぃ! カクヨムでも掲載チュッ ⚠︎この物語は全てフィクションです。 ⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!

処理中です...