99 / 119
終 章 ヴィクトリア編
第100話 最強の男
しおりを挟む
「なっ!」
「げっ!」
アストリアとライナスが同時に放った拳を一人の男性により止められる。
まさか当人達もお互いの拳を片手ごとに掴まれ止められるとも思っていなかったのだろう、ライナスは驚愕の声が漏れ、アストリアは驚きと同時に心底嫌そうな表情を浮かべる。
二人が驚くのも無理もない。私もジークもそれぞれ対峙する相手を警戒していたとはいえ、周りの様子を完全に除外していたわけではないのだ。
それなのに近づく気配もなく突然現れ、二人の拳が放たれた後にそれぞれの腕を掴んで止めてしまった。こんなことができる人間が果たしているだろうか?
「そこまでにしとけ」
一言、特に感情を込めた感じでもない一言。だけどそれだけで腕を掴まれた二人……いや、ライナスが僅かに後ずさる。
「な、なんだテメーは!」
去勢と言うべきなのか、ライナスが強引に腕を振り払いながら男性を威嚇する。
まぁ、彼からすれば多少なりとは恐怖を感じるのだろう。彼らにとっては完全にアウェイな場所であり、目の前の男性は明らかに異質な存在。
学園の制服を着ているのだから生徒の一人ではあるのだろうが、それが一体誰なのかが分からないのだ。
「なんだテメーはと来たか。ドゥーべの王族は礼儀も知らないのか? 人に名を訊ねるならば、まずは自分から名乗るべきであろう」
男性も人が悪い。ドゥーべの王族と口にしているだけで目の前の生徒が誰だか知っているはずなのに、敢えて上からの目線で押し返す。
「ちっ、誰がテメーなんかに!」
「ふむ、まぁ別にいいがな」
男性はそれだけ言うとライナスに興味を無くしたのか、今度はアストリアに向かい……ゴツン!
「イテッ!」
そのままアストリアの頭に向けて拳を落とす。
「この馬鹿者が、あれ程騒ぎを起こすなと注意していただろうが」
「いや、あの場合は仕方がないっていうか成り行きでだな……」
流石のアストリアも自分の兄には頭が上がらないのか、両手で頭を押さえながら言い訳を口にする。
男性……レガリアの四大公爵家であるストリアータ家の長男であり、本年度のヴォクトリア学園の生徒会長。そしてアストリアの兄でもあるサージェント・ストリアータ。
9歳の時に素手で熊を倒したとか、ふらっと居なくなったかと思えば1ヶ月間野山に篭っていたとか、昔から色々眉唾ものの噂が絶えないが、私たち女性陣にとってはエリク兄様同様の優しいお兄さん的な存在。
ただその強さは父親であるコンスタンス様でさえ両手をあげ、薙刀を振るう姉様でさえ敵わないという。
アストリア曰く『このレガリアで兄貴に敵う者なんていねーよ』だそうだ。
「とにかくだ、これ以上騒ぎを起こすな」
「だ、だけどこいつらが……」
アストリアが何やら子供のように言い訳を口にするも、サージェントの一睨みで慌てて口を閉ざす。
これは私たちしか知らない事だけど、サージェントは誰よりもアストリアの事を大事にしているし、弟に公爵家を継がせたいともよく口にしている。
とどのつまり、人一倍アストリアに厳しいのは愛情の裏返しと言うわけだ。
「アストリア、生徒会長の言う通りここは引きましょう。他の生徒の迷惑になるわ」
このままではアストリアの面目が立たないと思い、横からすっとフォローに入る。
敢えてサージェントを生徒会長と呼んだのはドゥーベ組に分からせるため。ここで謎の第三者に諌められたと思われるより、生徒の代表でもある生徒会長に止められたという方が、お互い引き下がったとしても名目はつく。
今はまだ騒ぎを起こす時ではない。
「まぁ、ミリィがそう言うなら俺はいいが……」
騒ぎの原因をたどれば私とロベリアの対立。そしてアリスへのあの言葉に繋がるのだが、一番近しい存在である私がいいと言えばアストリアも引き下がってくれるだろう。
そう思ったのだが……
「あら、逃げるんですの?」
この場の空気をまるで読んでいないのか、ロベリアが一人挑発するかのような言葉を口にする。
「お、おい、待てロベリア……」
「お兄様も言ってやってくださいまし、私たちが怖くなって逃げようとしているんですのよ。それに先ほどからジーク様の陰に隠れているそこの女。アリスとかいう者に一言文句を言ってやらないと気がすみませんわ」
この言葉には流石のライナスも焦った様子を見せるが、おバカなロベリアにはサージェントの強さが理解できなかったようで、収まりかけていた私たちの怒りに再び火が灯かかる。
「面白い事を言うわね。アリスがなんですって?」
「あら、気にさわったかしら? 殿方に庇ってもらって気を惹こうなどと考えている小娘に、ジーク様は相応しくないと言ったのよ」
私 VS ロベリアの間で火花が再燃し、再び周りに緊張した雰囲気が広がり始める。
「たくっ、騒ぎを起こすなと言っているだろうが」
サージェントの低い一言でアストリアとライナスは距離をとるが、ロベリアは変わらずペタンコの胸を前に張り出しこちらを威嚇する。
この場で問答無用にひれ伏させる事も出来るのだろうが、先に手を出す行為は後々問題が出てしまう。
それにロベリアへ手を出せば間違いなくライナスとシオンも対立してくるだろし、アストリアとジークも絡んできくる。そうなってしまえばせっかくサージェントが止めに来てくれたといのに、まったく意味が無くなってしまうだろう。
感情と論理が私の中で葛藤していると、ライナスから思わぬ救いの声があがった。
「やめとけロベリア」
「あら、お兄様ともあろう者が引き下がるのですか?」
ライナスからすれば本能的にサージェントの強さを察しているので、ここは素直に引き下がりたいところなのだろう。だけどおバカなロベリアはそれに気づかず未だ暴走状態。
彼女にしてみれば自分の思い通りにいかない事がよほど気に入らないといったところか。
「おいロベリア、ライナスの言う通りここで騒ぎを起こすのはだな……」
二人のやり取りを見かねたシオンが間に入ろうとするが。
「シオンまでそんな弱気な事を……。ならばこう言うのはどうかしら? 私達三人と一対一の決闘というのは」
「……決闘ですって?」
「えぇ、こちらは三人、そちらも三人で決闘ですわ。正式に申し込んだ決闘ならば文句はないでしょ?」
決闘……言葉あれだが、確かに正当な決闘ならば何処からも文句は出ないであろう。あくまで生徒同士の訓練という名目で取り仕切り、木製の武器でしっかり審判を立てて行えば危険も少ない。それに何よりこの怒りを目の前のバカに叩き付けられると考えれば悪くないのかもしれない。
「ちょっと待て、三人って……」
「あぁ、心配するな。兄貴には手ぇ出させねぇよ」
「兄貴? あぁ、そういう事か」
先ほどから警戒していたライナスも、サージェントが出ないと分かれば闘志に火がついたのか何やら不敵な笑みを浮かべる。
ロベリアはどうかは知らないが、アストリアもライナスも剣を扱う者からすれば、強い者と戦って見たいと思うのは当然の事なんだろう。
しかも同年代で強さが拮抗している相手ならば尚更なこと。
まぁ、サージェントは年齢が近いとはいえ、規格外の強さなのだからあえて見逃してあげるくらいは別にいいだろう。
「いいわよ。その勝負受けて立つわ。ただし条件は審判ありで木製の武器を使っての一対一。勝敗はどちらかが負けをみとめるか戦闘続行が不可能と審判が判断するかで、先に二勝した方が勝ちよ」
「えぇ、それで構わないわよ。怪我をしたとしても癒しの奇跡で治せるしね」
あぁ、そういえばロベリアにもドゥーベ側の聖女の血が流れているのだったわね。
どうやら彼方は私が癒しの奇跡を使えると勘違いしているようだが、わざわざ訂正してあげるほど私は間抜けではない。
「お前らなぁ……。まぁ、俺の目が届かない場所で揉められても困るか。……たくっ、仕方ががねぇ、俺が審判をしてやらぁ。間違ってもどちらかを贔屓したりしねぇからその辺は安心しろ」
「……あんたがそう言うなら」
サージェントが審判を名乗り出てくれたおかげで、ライナスとシオンは信頼は出来ずとも納得はしてくれたようで、ロベリアは文句を口にしなかった。
「勝負は明日の放課後、場所は……」
「学園のホールでどうかしら?」
普段はダンスや模擬パーティなどで使用される場所だが、あそこならば剣を振り回すには十分な広さがある。
それに使用許可さえ出せば生徒でも使用できるし、隣で決済をする生徒会長が何も言わないのだから問題はないだろう。
こうして私達対ドゥーベ組の決闘が決まることとなる。
その時不敵な笑みを浮かべるロベリアに私は警戒を深めるのだった。
「げっ!」
アストリアとライナスが同時に放った拳を一人の男性により止められる。
まさか当人達もお互いの拳を片手ごとに掴まれ止められるとも思っていなかったのだろう、ライナスは驚愕の声が漏れ、アストリアは驚きと同時に心底嫌そうな表情を浮かべる。
二人が驚くのも無理もない。私もジークもそれぞれ対峙する相手を警戒していたとはいえ、周りの様子を完全に除外していたわけではないのだ。
それなのに近づく気配もなく突然現れ、二人の拳が放たれた後にそれぞれの腕を掴んで止めてしまった。こんなことができる人間が果たしているだろうか?
「そこまでにしとけ」
一言、特に感情を込めた感じでもない一言。だけどそれだけで腕を掴まれた二人……いや、ライナスが僅かに後ずさる。
「な、なんだテメーは!」
去勢と言うべきなのか、ライナスが強引に腕を振り払いながら男性を威嚇する。
まぁ、彼からすれば多少なりとは恐怖を感じるのだろう。彼らにとっては完全にアウェイな場所であり、目の前の男性は明らかに異質な存在。
学園の制服を着ているのだから生徒の一人ではあるのだろうが、それが一体誰なのかが分からないのだ。
「なんだテメーはと来たか。ドゥーべの王族は礼儀も知らないのか? 人に名を訊ねるならば、まずは自分から名乗るべきであろう」
男性も人が悪い。ドゥーべの王族と口にしているだけで目の前の生徒が誰だか知っているはずなのに、敢えて上からの目線で押し返す。
「ちっ、誰がテメーなんかに!」
「ふむ、まぁ別にいいがな」
男性はそれだけ言うとライナスに興味を無くしたのか、今度はアストリアに向かい……ゴツン!
「イテッ!」
そのままアストリアの頭に向けて拳を落とす。
「この馬鹿者が、あれ程騒ぎを起こすなと注意していただろうが」
「いや、あの場合は仕方がないっていうか成り行きでだな……」
流石のアストリアも自分の兄には頭が上がらないのか、両手で頭を押さえながら言い訳を口にする。
男性……レガリアの四大公爵家であるストリアータ家の長男であり、本年度のヴォクトリア学園の生徒会長。そしてアストリアの兄でもあるサージェント・ストリアータ。
9歳の時に素手で熊を倒したとか、ふらっと居なくなったかと思えば1ヶ月間野山に篭っていたとか、昔から色々眉唾ものの噂が絶えないが、私たち女性陣にとってはエリク兄様同様の優しいお兄さん的な存在。
ただその強さは父親であるコンスタンス様でさえ両手をあげ、薙刀を振るう姉様でさえ敵わないという。
アストリア曰く『このレガリアで兄貴に敵う者なんていねーよ』だそうだ。
「とにかくだ、これ以上騒ぎを起こすな」
「だ、だけどこいつらが……」
アストリアが何やら子供のように言い訳を口にするも、サージェントの一睨みで慌てて口を閉ざす。
これは私たちしか知らない事だけど、サージェントは誰よりもアストリアの事を大事にしているし、弟に公爵家を継がせたいともよく口にしている。
とどのつまり、人一倍アストリアに厳しいのは愛情の裏返しと言うわけだ。
「アストリア、生徒会長の言う通りここは引きましょう。他の生徒の迷惑になるわ」
このままではアストリアの面目が立たないと思い、横からすっとフォローに入る。
敢えてサージェントを生徒会長と呼んだのはドゥーベ組に分からせるため。ここで謎の第三者に諌められたと思われるより、生徒の代表でもある生徒会長に止められたという方が、お互い引き下がったとしても名目はつく。
今はまだ騒ぎを起こす時ではない。
「まぁ、ミリィがそう言うなら俺はいいが……」
騒ぎの原因をたどれば私とロベリアの対立。そしてアリスへのあの言葉に繋がるのだが、一番近しい存在である私がいいと言えばアストリアも引き下がってくれるだろう。
そう思ったのだが……
「あら、逃げるんですの?」
この場の空気をまるで読んでいないのか、ロベリアが一人挑発するかのような言葉を口にする。
「お、おい、待てロベリア……」
「お兄様も言ってやってくださいまし、私たちが怖くなって逃げようとしているんですのよ。それに先ほどからジーク様の陰に隠れているそこの女。アリスとかいう者に一言文句を言ってやらないと気がすみませんわ」
この言葉には流石のライナスも焦った様子を見せるが、おバカなロベリアにはサージェントの強さが理解できなかったようで、収まりかけていた私たちの怒りに再び火が灯かかる。
「面白い事を言うわね。アリスがなんですって?」
「あら、気にさわったかしら? 殿方に庇ってもらって気を惹こうなどと考えている小娘に、ジーク様は相応しくないと言ったのよ」
私 VS ロベリアの間で火花が再燃し、再び周りに緊張した雰囲気が広がり始める。
「たくっ、騒ぎを起こすなと言っているだろうが」
サージェントの低い一言でアストリアとライナスは距離をとるが、ロベリアは変わらずペタンコの胸を前に張り出しこちらを威嚇する。
この場で問答無用にひれ伏させる事も出来るのだろうが、先に手を出す行為は後々問題が出てしまう。
それにロベリアへ手を出せば間違いなくライナスとシオンも対立してくるだろし、アストリアとジークも絡んできくる。そうなってしまえばせっかくサージェントが止めに来てくれたといのに、まったく意味が無くなってしまうだろう。
感情と論理が私の中で葛藤していると、ライナスから思わぬ救いの声があがった。
「やめとけロベリア」
「あら、お兄様ともあろう者が引き下がるのですか?」
ライナスからすれば本能的にサージェントの強さを察しているので、ここは素直に引き下がりたいところなのだろう。だけどおバカなロベリアはそれに気づかず未だ暴走状態。
彼女にしてみれば自分の思い通りにいかない事がよほど気に入らないといったところか。
「おいロベリア、ライナスの言う通りここで騒ぎを起こすのはだな……」
二人のやり取りを見かねたシオンが間に入ろうとするが。
「シオンまでそんな弱気な事を……。ならばこう言うのはどうかしら? 私達三人と一対一の決闘というのは」
「……決闘ですって?」
「えぇ、こちらは三人、そちらも三人で決闘ですわ。正式に申し込んだ決闘ならば文句はないでしょ?」
決闘……言葉あれだが、確かに正当な決闘ならば何処からも文句は出ないであろう。あくまで生徒同士の訓練という名目で取り仕切り、木製の武器でしっかり審判を立てて行えば危険も少ない。それに何よりこの怒りを目の前のバカに叩き付けられると考えれば悪くないのかもしれない。
「ちょっと待て、三人って……」
「あぁ、心配するな。兄貴には手ぇ出させねぇよ」
「兄貴? あぁ、そういう事か」
先ほどから警戒していたライナスも、サージェントが出ないと分かれば闘志に火がついたのか何やら不敵な笑みを浮かべる。
ロベリアはどうかは知らないが、アストリアもライナスも剣を扱う者からすれば、強い者と戦って見たいと思うのは当然の事なんだろう。
しかも同年代で強さが拮抗している相手ならば尚更なこと。
まぁ、サージェントは年齢が近いとはいえ、規格外の強さなのだからあえて見逃してあげるくらいは別にいいだろう。
「いいわよ。その勝負受けて立つわ。ただし条件は審判ありで木製の武器を使っての一対一。勝敗はどちらかが負けをみとめるか戦闘続行が不可能と審判が判断するかで、先に二勝した方が勝ちよ」
「えぇ、それで構わないわよ。怪我をしたとしても癒しの奇跡で治せるしね」
あぁ、そういえばロベリアにもドゥーベ側の聖女の血が流れているのだったわね。
どうやら彼方は私が癒しの奇跡を使えると勘違いしているようだが、わざわざ訂正してあげるほど私は間抜けではない。
「お前らなぁ……。まぁ、俺の目が届かない場所で揉められても困るか。……たくっ、仕方ががねぇ、俺が審判をしてやらぁ。間違ってもどちらかを贔屓したりしねぇからその辺は安心しろ」
「……あんたがそう言うなら」
サージェントが審判を名乗り出てくれたおかげで、ライナスとシオンは信頼は出来ずとも納得はしてくれたようで、ロベリアは文句を口にしなかった。
「勝負は明日の放課後、場所は……」
「学園のホールでどうかしら?」
普段はダンスや模擬パーティなどで使用される場所だが、あそこならば剣を振り回すには十分な広さがある。
それに使用許可さえ出せば生徒でも使用できるし、隣で決済をする生徒会長が何も言わないのだから問題はないだろう。
こうして私達対ドゥーベ組の決闘が決まることとなる。
その時不敵な笑みを浮かべるロベリアに私は警戒を深めるのだった。
1
あなたにおすすめの小説
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
悪役女王アウラの休日 ~処刑した女王が名君だったかもなんて、もう遅い~
オレンジ方解石
ファンタジー
恋人に裏切られ、嘘の噂を立てられ、契約も打ち切られた二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画『聖なる乙女の祈りの伝説』の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは二年後に処刑されるキャラ。
桜子は処刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するが、その時は迫りーーーー
聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!
さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ
祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き!
も……もう嫌だぁ!
半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける!
時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ!
大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。
色んなキャラ出しまくりぃ!
カクヨムでも掲載チュッ
⚠︎この物語は全てフィクションです。
⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる