あの冬の日に

sherry

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行かない選択

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私たちは中学生になりました。

私は2組、晴人は4組でした。

小学校時代のお友達にもたくさん恵まれ、

良いスタートをきれた、よかった…

それは私だけでした。

晴人はクラスに馴染めず、

休みがちになり

ついには不登校になってしまいました。

施設の人たちも、学校の先生方も

なんとか登校させようとしていましたが

晴人は頑なに、学校へは行きませんでした。

晴人は日中、私の家で過ごしていました。

幼い頃から馴染みのある両親も

晴人に自分の子供のように接し、

私たちは「家族」として過ごすようになりました。

施設の人たちも、ふさぎがちな晴人にとって

私たち家族といることの重要性を感じて

外泊なども許可してくれていました。

私が家に帰ると、

いつも通りの柔らかい笑顔のかわいい顔で

晴人は待ってくれていました。

学校で習った事を晴人に教えて、

自分も授業の復習をするのが日課でした。

それが終わると、

施設の門限まで

ゲームをしたり、

絵を描いたり、お菓子を作ったり

毎日、楽しく過ごしていました。

私と両親は、

晴人が学校へ行きたくないなら、

それでもいいのではないか、

勉強したくなくてサボってるわけでも

ないのだから、今のうちに

やりたい事をやりたいだけやって

人生の生き甲斐を見つければいい

そう思うようになっていました。


私は毎日願っていました。

「こんな日が、ずっと、ずっと、

続けばいいのに。」
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