突然ねこになった俺

にーにゃ

文字の大きさ
107 / 123

17

しおりを挟む





「そうか、かまわねーぜ
この格好は予想外だったが、仕事以外でカーネリアンを外に出すのは久しぶりだったからなあ
俺も感謝している」


「ピー
(そっかー、また一緒に行きたい)」


「また、一緒に行きたいと」


「おう、そうだな
だがもうこの格好は勘弁してほしいがな」


「なによ、」


ネルはぶつぶつと文句を言いながら、ベルの化粧を落としたり、耳や尻尾をはずしていた。


「ピ?(ダルク、美人だよ?)」


「ははっ、美人だと」


「はっ!?
リュンヌ、本物の美人を見たことねーな!?
ベルン、リュンヌにどういう教育をしてんだ!」


多分、照れているんだろう
顔を真っ赤にして、ベルに文句を言っていた。

そんなダルクの姿を見て、声は低いけど、姿は美人だから少し可愛く思えてきた。


「ピー(なんか可愛い)」


思わず呟いてしまった。


「ははははっ」


それを聞いたベルは爆笑

そんなベルを初めて見た俺は、目を丸くしてベルを見た。


「なんだ、なんだ!?」


「ど、どうしたの!?」


「ふっ、ははっ、ダルクを可愛いだと」


「はあ!?」


「!
うふふっリュンヌちゃん、わかっているじゃない
でも、ダルクは私のなのよ」


そう言って、俺らの方に近づいてきたので、俺は慌ててベルの方に飛んで避難した。


「さあ、ダルク
あちらで着替えましょうか」


有無を言わさない雰囲気でダルクの手を引っ張り、隣の部屋?に引っ張っていった。


その時のダルクは俺らに助けを求めて、叫んだり暴れたりしていたけど、そっと見送った。


バタンと扉が閉まり、静かになった。


「ピー(あの2人って付き合ってたんだ)」


「ああ、結構長いらしい」


「ピピー
(そうなんだ
男同士とか種族も違うけど、偏見とかないんだな)」


「ああ、そうだな
数百年前まではあったらしいが、リビーメンという魔物から採れる種には女の人にある子をつくるための袋に似た作用があるらしい
その種を体内に入れ、交わることでどの種族、同姓でも子を授かることが出来るようになった」


「ピッ(凄いっ、そんなのがあるんだ)」


「ああ
だが、お互いの魔力の相性と種が体内に定着するまで交わらないといけないが」


「ピー(あ、そうなんだ)」


うわあ
さすが異世界
不思議すぎる
でも、男同士でも子どもが産めるんだ
そっかあ


「ピー(そういえば、ネル達遅いな)」


「ああ、そうだな
まあ、そのうち戻ってくるだろう
それより、これからどうするかだな」


ベルが苦笑いをして答えた。


「ピ?(どうするって?)」


明らかに話を逸らされたけど、気になったので聞いてみた。


「リュンの姿についてだ」


「ピッ(あっ、そっか)」


俺、今鳥になっているからこの姿じゃ迂闊に外に出られないのか




しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件

碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。 状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。 「これ…俺、なのか?」 何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。 《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》 ──────────── ~お知らせ~ ※第3話を少し修正しました。 ※第5話を少し修正しました。 ※第6話を少し修正しました。 ※第11話を少し修正しました。 ※第19話を少し修正しました。 ※第22話を少し修正しました。 ※第24話を少し修正しました。 ※第25話を少し修正しました。 ※第26話を少し修正しました。 ※第31話を少し修正しました。 ※第32話を少し修正しました。 ──────────── ※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!! ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

異世界で聖男と呼ばれる僕、助けた小さな君は宰相になっていた

k-ing /きんぐ★商業5作品
BL
 病院に勤めている橘湊は夜勤明けに家へ帰ると、傷ついた少年が玄関で倒れていた。  言葉も話せず、身寄りもわからない少年を一時的に保護することにした。  小さく甘えん坊な少年との穏やかな日々は、湊にとってかけがえのない時間となる。  しかし、ある日突然、少年は「ありがとう」とだけ告げて異世界へ帰ってしまう。  湊の生活は以前のような日に戻った。  一カ月後に少年は再び湊の前に現れた。  ただ、明らかに成長スピードが早い。  どうやら違う世界から来ているようで、時間軸が異なっているらしい。  弟のように可愛がっていたのに、急に成長する少年に戸惑う湊。  お互いに少しずつ気持ちに気づいた途端、少年は遊びに来なくなってしまう。  あの時、気持ちだけでも伝えれば良かった。  後悔した湊は彼が口ずさむ不思議な呪文を口にする。  気づけば少年の住む異世界に来ていた。  二つの世界を越えた、純情な淡い両片思いの恋物語。  序盤は幼い宰相との現実世界での物語、その後異世界への物語と話は続いていきます。

【完結】ここで会ったが、十年目。

N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化) 我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。 (追記5/14 : お互いぶん回してますね。) Special thanks illustration by おのつく 様 X(旧Twitter) @__oc_t ※ご都合主義です。あしからず。 ※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。 ※◎は視点が変わります。

学園ものに転生した悪役の男について

ひいきにみゐる
BL
タイトルの通りにございます。文才を褒められたことはないので、そういうつもりで見ていただけたらなと思います。

美形令息の犬はご主人様を救いたい

BL
シエノークは美しき侯爵令息ルスランの忠実なしもべであり、犬だった。ルスランを盲信し、王家に叛逆するルスランを支え、ルスランが王家の騎士に斬られて命を落とすまで傍にいた。その後、シエノークもまた命を落とし、──ベッドの上で目を覚ました。9歳に戻ったシエノークはご主人様であるルスランの破滅を防ぐことを決意する。/美形令息×美形令息の犬

処理中です...