売られた先は潔癖侯爵とその弟でした

しゃーりん

文字の大きさ
6 / 26

6.

しおりを挟む
 
 
「ルビーナ?大丈夫かい?」

「…はい。エド様がいらしたことをすっかり忘れてて…」

そう言って顔を手で覆った。恥ずかしすぎるっ!


「はは。そっか。媚薬は快感を欲するから周りが見えなくても仕方ないよ。
 そろそろ張り形を抜こうと思うんだけど、ルビーナにお願いがあって。
 嫌ならそう言ってくれたらいいんだけど、俺のコレ、精を出さないといけないんだ。
 良ければ、手か股か貸してくれると嬉しい。」 
 
俺のコレ、と股間を指さしているモノを見ると上に向かって反り返っているモノがあった。
さっきまで私の中に入っていたモノだ。
こんなに大きなモノが入ってたの?と衝撃。

「よくわからないけど、どちらでもお貸しします。」

…この時の私は恥ずかしさのあまり、自棄になっていたのかもしれない。

「じゃあ、このままじっとしてて。」

ルビーナの閉じた太腿の間にニコラスのモノを挟み、腰を揺らす。
こちら側から見れば、少し面白い。
太腿が開いていかないように協力し、やがてニコラスは私の上に精を放った。
胸から腹まで白いものが飛んでいる。…生温かい。

「ああ、気持ちよかった。ありがとう。すぐ拭くから待ってて。」

濡れたタオルを何枚も持って戻ってきたニコラスは、まず自分の出したものを拭いた。

「ルビーナ、張り形を抜くよ。」

ようやく抜かれた。まだ入ってる気がする…
ニコラスはルビーナの全身を綺麗に拭いてくれて、ガウンも着せてくれた。
シーツも変えてくれた。

「疲れただろう?話はまた明日にして寝よう。」

そしてニコラスの腕に抱かれて、あれ?どうしてこんなことになったの?これが正しいの?と疑問に思いながら眠りに逃避していった。



翌朝、目が覚めるとニコラスと目が合った。

「おはよう。」

そう言って、額に口づけされた。あれ?

「おはようございます?」

「どうして疑問形?一緒に寝たのを忘れてた?」

いや、そっちじゃない…何故に口づけされた?…聞かないけど…

「寝坊してしましたか?」

「いや?いつもと大して変わらないよ?今日は仕事もないから一緒に部屋で朝食を食べよう。」


でも先に入浴かな?と横抱きにされて私の部屋に行くとモニカがいた。

「おはようございます。入浴準備できてますよ。どうぞ~」

脱衣場でようやく降ろされた。

「一緒に入ろうか?洗ってあげるよ?」

というニコラスを追い出し、一人でゆっくり入った。
そして、やらかした自分のアレコレを思い出して恥ずかしい。…媚薬のせいだ。うん。
吸い跡がいっぱい付いた体を見下ろして目をそらした。
あれ?私の旦那様はエド様。これを付けたのはニック様。
中に入れた子種はエド様の。外に出したのはニック様。
…うん。旦那様はエド様だね。

自己確認終了後、脱衣場にいたモニカが身支度を手伝ってくれた。
…うん。私の体の跡のことには触れないでね?私にもわからないから…


部屋には朝食の用意ができていて、ニコラスが待っていた。

「ルビーナ、ここにおいで。」

…何故に隣?首を傾けて訴えるが笑顔の圧に負けた。

「さあ食べよう。とりあえずこれ飲んで。」

思わずグラスの中をジッと見る。

「大丈夫。ただのジュースだ。喉が渇いてるだろ?」

素直に飲んだ。ゴクゴクと。
あれこれ食べさせたがるニコラスの手腕を何とか7割かわし、朝食を終えた。


ソファでお茶を飲むことになり、モニカは準備を終えると去ってしまったため二人きりだ。
そしてここでも隣に座ってお茶を飲むことになった。

「さてと。何から話そう?何が聞きたい?」

何から?何だろう?とりあえず…

「エド様はあれほど潔癖症なのに、自分の子にこだわって昨日のような形になったのですか?」

「なるほど。そう思ったんだね。じゃあ、そこから説明することにするよ。
 兄上は自分の血筋にこだわったわけじゃない。
 養子を考えてなるべく近い血筋から侯爵家に相応しい者を探した。…数年かけて成長も見てね。
 しかし、由緒正しく財力もあるこの侯爵家を任せられる者がいなかったんだ。」

「ニック様がご結婚されて後継を設けるのではダメなのですか?」


「俺は子供をつくれないんだ…」


衝撃的な言葉が返ってきた………







しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【10話完結】 忘れ薬 〜忘れた筈のあの人は全身全霊をかけて私を取り戻しにきた〜

紬あおい
恋愛
愛する人のことを忘れられる薬。 絶望の中、それを口にしたセナ。 セナが目が覚めた時、愛する皇太子テオベルトのことだけを忘れていた。 記憶は失っても、心はあなたを忘れない、離したくない。 そして、あなたも私を求めていた。

離婚を望む悪女は、冷酷夫の執愛から逃げられない

柴田はつみ
恋愛
目が覚めた瞬間、そこは自分が読み終えたばかりの恋愛小説の世界だった——しかも転生したのは、後に夫カルロスに殺される悪女・アイリス。 バッドエンドを避けるため、アイリスは結婚早々に離婚を申し出る。だが、冷たく突き放すカルロスの真意は読めず、街では彼と寄り添う美貌の令嬢カミラの姿が頻繁に目撃され、噂は瞬く間に広まる。 カミラは男心を弄ぶ意地悪な女。わざと二人の関係を深い仲であるかのように吹聴し、アイリスの心をかき乱す。 そんな中、幼馴染クリスが現れ、アイリスを庇い続ける。だがその優しさは、カルロスの嫉妬と誤解を一層深めていき……。 愛しているのに素直になれない夫と、彼を信じられない妻。三角関係が燃え上がる中、アイリスは自分の運命を書き換えるため、最後の選択を迫られる。

【完結】 愛されない私と隠れ家の妖精

紬あおい
恋愛
初恋は心に秘めたまま叶わず、結婚した人まで妹を愛していた。 誰にも愛されないと悟った私の心の拠りどころは、公爵邸の敷地の片隅にある小さな隠れ家だった。 普段は次期公爵の妻として、隠れ家で過ごす時は一人の人間として。 心のバランスを保つ為に必要だった。 唯一の友達だった妖精が、全てを明かした時、未来が開ける。

【完結】旦那様!単身赴任だけは勘弁して下さい!

たまこ
恋愛
 エミリーの大好きな夫、アランは王宮騎士団の副団長。ある日、栄転の為に辺境へ異動することになり、エミリーはてっきり夫婦で引っ越すものだと思い込み、いそいそと荷造りを始める。  だが、アランの部下に「副団長は単身赴任すると言っていた」と聞き、エミリーは呆然としてしまう。アランが大好きで離れたくないエミリーが取った行動とは。

「離婚しよう」と軽く言われ了承した。わたくしはいいけど、アナタ、どうなると思っていたの?

あとさん♪
恋愛
突然、王都からお戻りになったダンナ様が、午後のお茶を楽しんでいたわたくしの目の前に座って、こう申しましたのよ、『離婚しよう』と。 閣下。こういう理由でわたくしの結婚生活は終わりましたの。 そう、ぶちまけた。 もしかしたら別れた男のあれこれを話すなんて、サイテーな女の所業かもしれない。 でも、もう良妻になる気は無い。どうでもいいとばかりに投げやりになっていた。 そんなヤサぐれモードだったわたくしの話をじっと聞いて下さった侯爵閣下。 わたくし、あなたの後添いになってもいいのでしょうか? ※前・中・後編。番外編は緩やかなR18(4話)。(本編より長い番外編って……orz) ※なんちゃって異世界。 ※「恋愛」と「ざまぁ」の相性が、実は悪いという話をきいて挑戦してみた。ざまぁは後編に。 ※この話は小説家になろうにも掲載しております。

愛しい人、あなたは王女様と幸せになってください

無憂
恋愛
クロエの婚約者は銀の髪の美貌の騎士リュシアン。彼はレティシア王女とは幼馴染で、今は護衛騎士だ。二人は愛し合い、クロエは二人を引き裂くお邪魔虫だと噂されている。王女のそばを離れないリュシアンとは、ここ数年、ろくな会話もない。愛されない日々に疲れたクロエは、婚約を破棄することを決意し、リュシアンに通告したのだが――

唯一の味方だった婚約者に裏切られ失意の底で顔も知らぬ相手に身を任せた結果溺愛されました

ララ
恋愛
侯爵家の嫡女として生まれた私は恵まれていた。優しい両親や信頼できる使用人、領民たちに囲まれて。 けれどその幸せは唐突に終わる。 両親が死んでから何もかもが変わってしまった。 叔父を名乗る家族に騙され、奪われた。 今では使用人以下の生活を強いられている。そんな中で唯一の味方だった婚約者にまで裏切られる。 どうして?ーーどうしてこんなことに‥‥?? もう嫌ーー

最強魔術師の歪んだ初恋

黒瀬るい
恋愛
伯爵家の養子であるアリスは親戚のおじさまが大好きだ。 けれどアリスに妹が産まれ、アリスは虐げれるようになる。そのまま成長したアリスは、男爵家のおじさんの元に嫁ぐことになるが、初夜で破瓜の血が流れず……?

処理中です...