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しおりを挟むショコルテ公爵は、自分の騎士と騎士団長を連れて王城の応接室に入った。
「騎士団長は13年前の私の妻の事件を知っているか?」
「はい。極秘で伝え聞いています。」
「4人の男に妻とセラフィーネは連れ去られた。
襲われた御者と護衛から聞いた人相と馬車の特徴、去った方角をもとに虱潰しに捜査した。
途中、慌てて去っていく男たちを追った者は途中で見失い、捕まえられなかった。
男たちがいたと思われた場所には、刺されて死んだ妻と息をしていないセラフィーネがいた。
わかるか?犯人たちは、セラフィーネが死んだと思ったんだ。
あの子は、すぐに息を吹き返した。犯人たちはそれを知らない。
そして、翌日に犯人たちは毒を飲んで死んでいるのを宿で発見された。
自殺か他殺か結局はわからないままだった。
だが、犯人たちは誰かに指示されて妻たちを連れ去ったのだと思う。
トラブルが起こって二人が死んだ。そう報告した相手が宿にいたんだ。
それが先ほどカシュー伯爵が言ったフィルリナとアリシアを買うつもりだった侯爵かもしれない。
もちろん、カシュー伯爵にセラフィーネが死んだと嘘を吹き込んだ不敬罪で捕らえるが証拠がない。
言った、言ってないと水掛け論になるからな。
だから、他の犯罪が立証できないか探りたい。
セラフィーネたちはみんな珍しい髪色だった。そこが狙われた原因かもしれない。
何か他に珍しいものを違法で手にしていないか、そして秘密の屋敷がないか。
手にしたものを保管する場所がいる。人間の場合、自分の屋敷には連れて行けない。
極秘で騎士団を動かして調べてほしい。」
「はっ!かしこまりました。」
ショコルテ公爵は、公爵邸に帰る馬車の中で13年前を思い出していた。
連れ去られたセラフィーネが目を覚ましたことに気づいた男が下半身の自分のモノを扱きながらセラフィーネに向かってきた。セラフィーネは恐怖のあまり、男を叩いた。
逆上した男がナイフを取り出してセラフィーネに襲い掛かったが、妻が前に立ちふさがり代わりに刺された。
妻はおそらく他の男たちに押さえつけられて犯されている最中だった。
ナイフを取り出した男に気を取られて拘束が緩んだ隙に動いたのだろう。
母が刺されて亡くなった姿を見てセラフィーネはショックで息が止まったのだろう。
息を吹き返し、目が覚めた直後に話したのがそのような内容で、その後、暴れた。
次に目を覚ました時には忘れていたが、部屋に閉じこもるようになった。
今は…思い出しているかもしれない。
人嫌い、特に男嫌いになるのは仕方のない出来事だ。
そして、あれから毎日何時間も神に祈っている。
妻とは、男系・女系の家系の話から仲良くなった。
王家は男系で滅多に王女は生まれない。逆に妻の母方の家系は男が滅多に生まれない。
俺たちが結婚したらどうなるか?実際、結婚してから楽しみだった。
一人目は男の子フランツだ。私が勝った。
二人目は女の子セラフィーネだ。妻が勝った。
三人目は…今となっては知ることはできない。
幸せな日々だった。壊した奴を地獄に送ってやる…
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