愛人契約は終わったはずじゃ?

しゃーりん

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部屋の中はまだ薄明るい。

シグルドが手にしている、彼のモノ、今から私の中に入るモノがハッキリ見えた。


「え……そんなに大きくて長いモノなの?」

「人によって多少違いはあるけどな。見るのは初めてか?」

「弟が小さいときに見ただけよ。あの時は小指ほどに見えたわ。」

「それは10年前くらいだろ?体の成長に合わせてコレも成長する。
 だけど、こんなにギチギチになったのは初めてかも。ユリアの体に興奮しすぎた。」


シグルドは先ほどまで解していた場所に自身のモノを当てた。
少し動かしながら、最後に確認する。


「入れるぞ?いいな。」


今更ダメとは言わせない。そんな問いだった。ユリアは頷いた。

少しずつ、中に入ってくる。力を抜くように言われて、息を吐く。
破瓜の痛みを想像して少し逃げ腰になると、シグルドが腰を抑えてグッと突き入れた。


「あっ!」


破瓜の痛みか圧迫感なのか、思わず声が出た。

その後、また押し込まれた。まだ全部入っていなかったらしい。

これ以上入らないのではないか。というところで、シグルドは止まって息を吐いた。


「痛むか?」


ユリアの下腹をさすりながら聞いてきた。

 
「わからない。痛いのかな。それよりも中がいっぱいで苦しい?」


シグルドは笑って、ユリアに口づける。
そして、少しずつ揺らしながらユリアの反応を確かめていた。


「あまり痛そうではないな。もっと動いていいか?」


ユリアが頷くと、シグルドはゆっくりと出し入れし始めた。

奥まで入れられると苦しい。だけど、ピッタリ嵌まるような感覚がする。

シグルドは段々容赦なく動き始めた。
なんか、もう、スゴイとしか言いようがない。


「ユリア、中で出してもいいか?」


避妊薬を飲んでいると妊娠することはほとんどない。
だけど、万が一に備えて中で出されることを嫌がる女性もいれば、中で出すのは妻にだけという男性もいると聞いたことがある。 

シグルドがどういうつもりで聞いたのかはわからない。
だけど、初めての相手の精を体の奥で受けてみたかった。
ユリアは迷わず頷いた。

シグルドは笑みを浮かべ、ユリアの体を激しく揺さぶる。
そして、動きを止めて中に放った。押し込むように、腰を揺らして。
 
中に温かいものが広がった気がした。『ああ、これがシグルドの……』と、嬉しく思った。



その後、一緒にお風呂に入り、バスローブを借りた。
部屋でその恰好のまま夕食までいただき、体がつらくないのなら、と夜も抱かれた。

え?私はいつ寮に帰るの?

外出届は出してあるらしく、明日は休みのため昼前に帰ればいいと言われた。

シグルドと一緒にそのまま寝て朝食を食べ、洗濯を終えた自分の服に着替えた。
そして通用門まで送ってもらい、ユリアは寮の部屋に帰った。

部屋で改めて、『愛人ってこんな感じだっけ?』と思ったけれど、最初なので体がつらいだろうとこんな形になったのだろうと思った。

だけど、結局毎週同じように泊まって一緒に寝ることになってしまった。

疲れた体で夜道を歩くより朝の方が安心だからかな?
夕食も朝食もさすが公爵家といった感じで美味しいからいいけれど。 

それに、何度別邸に行っても嫌な顔もされないし苦言を言われたこともないので、期間限定の愛人として公爵にも使用人にも認めてもらっているのだと安心した。
 

大丈夫です。卒業までです。

王女様がご不快にならないように、後腐れなくお別れしますからね。 


 
 
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