不幸な令嬢に転生しましたが修道院には行きません。

しゃーりん

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あとのことはコーネル侯爵に任せ、ミアーナは父とひとまずロングストン公爵家へと帰ることになった。

ミアーナはもう、既婚者ということになっている。

コーネル侯爵の妻。 
そう思うと、顔がにやけてくるので必死に無表情を保とうとしていた。 
 
  
「ミアーナ、コーネル侯爵とは少し歳は離れているが、彼は元騎士団長で真面目な男だ。ネヴィル殿下と婚約解消となった後のお前に私が選んだと言っても周りも納得してくれそうな相手だ。」


貴族の歳の差婚は珍しくもないし、何なら後妻になる令嬢も多い。


「お父様、コーネル侯爵はいつ離婚なさったのでしょうか?」 
 

ミアーナの記憶では既婚者だったはず。
夫人の顔の記憶は、なぜかない。


「五年くらい前だろうか。夫人の浮気が原因だな。騎士団長として忙しいから家庭を顧みることは難しいと再婚の話がこないよう、公にはしなかった。
ブラッドがコーネル侯爵を継げるようになるまでの代理になった時も、再婚は面倒だし代理も数年だけのことだからと隠していたからな。」

 
なるほど。
ミアーナが社交デビューした頃にはすでに離婚していたらしい。


「子供はいなかったということでしょうか?」

「ああ。いない。侯爵はお前の腹の子を自分の子にすると言ってくれたが、お前が嫌でなければ侯爵の子も産んでやってくれ。コーネル侯爵家の血筋のために。」


お腹の子がブラッドの子である確率は1/4。
たとえブラッドの子であったとしても、コーネル侯爵の実子ができれば、その子供を跡継ぎにするべきだろう。

となれば、この子は女の子であった方がいい。

『女神様、女の子でお願いしますね』
 
そう、なんとなくお願いしておいた。叶えてくれそうな気がしたから。 
コーネル侯爵と結婚できることも、満足のいくSEXライフを望む美愛の願いを叶えてくれたのではないかと思っている。
 
なーんてね。


「もちろんです。私を受け入れてくださるコーネル侯爵様のために、精一杯尽くすつもりでいますので。」


特に、夜の夫婦生活においては。

幸いにも、このミアーナの体は曲線美が素晴らしい。
コーネル侯爵がミアーナを抱くことを断ろうとしても、陥落させてみせよう。

一日も早く、コーネル侯爵家で彼の妻として過ごしたいと思った。
 


その後、一旦は牢に入れられたネヴィルたち四人は釈放されたように見せかけた。
牢に入れられていたのも、ちょっとしたイタズラが国王の逆鱗に触れたということになっていたらしい。 

牢から出された彼らは、まず局部を切断される処置が施された。

ネヴィルは国王の温情なのか、刑に服すことなく死亡した。毒殺とみられる。
ブラッドは局部切断後に感染症を起こし、死亡した。 
アレスとテオドールは、それぞれ別の石切り場へと連れられて行った。二度と生きて戻ってはこられない。

記録水晶はネヴィルの部屋から見つかり、確認後に処分された。
証拠として残すことはなかった。

 
公には、四人は離宮に泊まった際に火事で亡くなったということになっている。 
そこには子爵令嬢のレイチェルや娼婦もいて、羽目を外して遊んでいたのだろうと思われている。 

ネヴィル以外の三人の婚約は自動的に解消となり、ネヴィルとミアーナの婚約は二か月前に既に解消されていたことも併せて発表された。
  


 

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