不幸な令嬢に転生しましたが修道院には行きません。

しゃーりん

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フェルナンドに、ミアーナの中身が別人であることを認めたが、彼はどう思っているのだろうか。


「フェルナンド様、中身が本物のミアーナではない私とは離婚したいですか?」

「は!?まさか。そもそも、私は元の彼女を知らない。私にとってミアーナは君なんだが、本当の名前は何というんだ?」

「美愛です。ミアーナと似てますよね。この転生に関係あるのかないのかわかりませんが。」

「ミア、か。では今後はミアと呼ぶことにしよう。いいか?」 
 
「嬉しいです。このまま妻でいていいのですよね?」

「ああ。ミアこそ嫌じゃないか?こんな年上、いや、ミアは何歳なんだ?」

「私、28歳です。なので中身はフェルナンド様の歳と近いので気になりませんよ。」


フェルナンドは33歳だと言っていたから。 
 

「28歳か。ということは、結婚していたのか?」

「いえ、元の世界ではここと違って結婚年齢は遅いんです。平均寿命も全然違いますし。」


平均寿命が80歳台だと言うと驚かれた。
この世界では60歳台である。
 

「婚約者はいましたけど。でもその婚約者に殺されましたね。」

「ミアを落としたのは婚約者なのか!?」

「そうなんです。私の妊娠を知って動揺したんでしょうね。浮気相手にも子供ができたんじゃないかというのが私の予想です。」
 
「妊娠!?浮気?まさか、それが当たり前のところなのか?」

「婚前交渉はほぼ当たり前だと思います。体の相性は大事なことですから。結婚後にSEXレスになるなんて私は耐えられませんね。浮気は離婚の対象になりますよ。」

「その、SEXというのは閨事のことか?」

「そうです。フェルナンド様とミアーナの体の相性がいいといいですね。楽しみです。」


初々しい演技など無理なのでバレてよかったかもしれない。
体は違っても、性感帯の場所など大差ないだろうから、自分からイイトコロを探して動いてしまいそうだし。 

そう思っていると、フェルナンドの顔がどことなく引きつっていた。


「あ、私の性欲に引きました?」

「いや、そうではないのだが。……実は私は経験があまりない。この歳で情けないが。」

「遊び回っている男よりいいと思いますよ。情けないなんて思いません。」

「そう言ってくれるのは有難いが。前の妻はひどく痛がったんだ。その、私のが大きすぎて。」
 

大きすぎて。
それは長さなのか、太さなのか。またはその両方なのか。
長さなら美愛の好みである。

男なら喜んで自慢しそうな立派なモノが、逆に女性を怖がらせるモノだと思い、SEXを避けてきたせいで経験があまりないということらしい。


「大丈夫ですよ。女性の体は大きさに順応できるようになっていますから。受け入れたいと思えば柔らかく馴染んできます。」

「そうなのか。すまない、あまり閨事に関する知識がなくて。」
 
「この世界では実践で学べって感じですよね。女性の体に詳しい書物なんて見かけませんし。」
 

そう。
貴族女性は純潔が当たり前で、初夜では夫に全て任せるというような、元の世界の一昔前の時代と同じようなのがこの世界であるため、知識が得られにくいのも当然である。
 
 
 

 

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