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3.
しおりを挟む僕に覆いかぶさるようにしてキスをしてきたスカーレットに驚いた。
両手で顔を固定されていた。
手は自由だけれど、彼女を突き飛ばすわけにはいかなかった。
協力してくれているのだ。そのことを思い出したから。
一瞬、抵抗しようとしていた体の力が抜けたことで、スカーレットは僕がキスを受け入れたことに気づいた。
啄むようなキスの後、彼女の舌が口の中に入ってきた。
驚いた。
僕は、まだライザと触れ合うキスしかしていなかったから。
こういう深いキスは閨事の際にするものだと思っていたから。
そうだ。
今、まさにその閨事の最中だった。
そんなことを考えている僕の口の中を、スカーレットは舐めて、吸って、夢中になっている。
気持ちいいのかはわからない。だけど、勉強だと僕もたどたどしく動かした。
「どう?今度はあなたが私の口の中で同じようにしてみて。体勢も逆でね。」
言われた通り、僕が上になって彼女の顔に近づいていった。
一瞬だけ止まった僕の頭を、スカーレットは引き寄せて唇が重なった。
彼女がしていたように、彼女の口の中に自分の舌を入れて舐めて、吸ってみた。
唇を離そうとした僕の舌を、彼女が追いかけてきて唇の外で舐め合う。
離れる時に唾液が糸を引く。
そんなキスもあるのだと知った。
「服の脱がせ方は、今はいいわ。
時間があまりないから、自分で全部脱ぐわ。あなたも脱いで。」
テキパキと指示するスカーレットは頼りがいがあった。
僕よりも早く、彼女は全裸になっていた。そう、全裸だった。
初めて生身の女性の全裸を見た。美しいと思った。
その瞬間、僕の下半身が反応し始めた。
「ふふ。ソノ気になってくれた?じゃあ、今からは本格的にいくわよ。」
そう言ったスカーレットは、耳やうなじ、鎖骨、胸、乳首、へそやクビレ、脚に対する触り方や舐めたり吸ったりして感じさせる方法を教えていった。
言われた通りに実践する。
脚に触れると、彼女の秘部から何とも言えない匂いがしていた。
「両足を膝から開かせて。濡れてるソコを見て。」
スカーレットは、僕が彼女を感じさせたから濡れたのだと言った。
彼女はそうやってみられているだけでも感じてしまう、そう言った。
そして、中からトロリとしたものが出てくる。
濡れないと挿入時に痛みを伴うという。
もっと濡れさせるため、そして挿入するための準備を教えてもらう。
秘部を、指で、舌で、言われた通りに動かす。
女性の感じる箇所、中も外も教えてもらう。
「あっ……んん…そう、そこ、舐めて、もっと。あぁ、イクっ!」
ビクビクと体を震わせて彼女が達するのは2度目。
女性の体は気持ちいいとこのようになるらしい。
水みたいな液体を飛ばすこともあるらしい。それを潮を吹くというらしいが。
彼女は入口の少し上にある敏感な豆みたいな粒を舐められるのを好んだ。
イヤ、ダメと言いながら、もっと、と言う。
つまり、どれも感じている時に言ってしまう言葉なのだと思った。
イクたびに、中が柔らかくなって、入れた指がスムーズに動く気がする。
ココに僕のを入れるのか。確かに狭い。キツイ。
こうして感じさせて、体の準備をしてやらないと受け入れる女性が辛いというのがわかる。
もし、経験のない僕が、ライザの体が濡れないままに押し入ってしまえば……
痛がって泣く姿が想像できてしまい、やはり勉強してよかったと思うことにした。
しかし、そう思ったことで、ここで踏みとどまればよかった。
この段階でも十分に浮気だが、挿入まではしていない。
中を時間をかけて解してやる。ここまででも勉強になった。
ここが、踏みとどまる最後のチャンスだったのに。
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