4 / 20
4.
ジュディに手で性処理を手伝ってもらい始めてすぐ、彼女は口での奉仕を言い出した。
「……誰かに教えてもらったのか?」
「ヴェントス様に気持ち良くなってもらいたくて、勉強しようと図書室に行ったの。
閨関係の本を探していたら、侍女長に見つかってしまって。知識として知っておきたいと誤魔化したら、選んでくださったの。その中で、口での奉仕は男性はとても喜ばれると書いてあったから。」
「そうか。他の誰かに実地で学んだわけではないのだな?」
「そんな、とんでもないわ。この公爵家の使用人たちは昔からの知り合いばかりだもの。みんな、娘みたいに思ってくれているから、協力なんてしてくれないわ。」
まぁ、そうだろうな。公爵家の中ではな。だが外は危ない。
「こら。勉強してくれるのは有り難いが、閨事に関しては誰も誘うなよ。使用人の調和を乱して首になるぞ。それに街で男に声をかけられてもついていくなよ。口淫なんてしたら娼館に売られるぞ。
俺のために学ぶなら、俺が判断しないと意味がないだろ?だから、俺以外にはするなよ?」
「わかってるわ。私はヴェントス様の侍女なんだもの。」
侍女長にはジュディに性処理をしてもらっていることがバレたな。
だが、想像はしていただろう。いつかはそうなるだろうことを。
ジュディを愛人にする気はない。侍女だから。
婚約者のアネモナも、愛人がずっとヴェントスの側にいるジュディだったら嫌だろう。
でも性処理は必要だ。
心配しなくても、純潔を奪う気などない。ジュディもいつか誰かと結婚するだろうから。
ただ、性処理のために娼婦を呼んだり、娼館に行ったり、婚期を逃した年上の令嬢や未亡人の中に突っ込むことを思うと、楽しくもないし自分で処理した方が面倒なことにもならない。
ジュディが手伝ってくれることに抵抗がないのは嬉しいことだ。
閨教育を受けた時も、実地で娼婦を呼ぶと言われたが、まずは娼婦と男娼の絡みを見たいと言った。
娼婦に手取り足取り教わりながらの実地は、坊や扱いされているようで嫌だったのだ。
その後、娼館に売られた純潔の女性を相手に実地で抱いた。
気持ちよかったが、ただ穴に突っ込んで擦って出すという作業だ。
スッキリすれば終わり。
正直、今、ジュディが咥えてくれている口の中の方が気持ちいい気がする。
そう思った途端、一気に質量が増して半ば暴発のようにジュディの口の中に子種を放っていた。
「悪いっ!大丈夫か?」
口の中で出す気はなかった。
初めての口での奉仕は、最初はペロペロと舐めた感じでくすぐったくも気持ちよかった。
だが、ジュディの小さな口がヴェントスのモノを咥えこんでいくのは視覚的にも感触的にも最高だった。
あと少し、と思っていたところに初体験と比較したことで耐え切れず、ジュディを引き離すことができずに口の中に放ってしまった。
ジュディは口の中いっぱいどころか溢れる子種をどうすることもできず、飲み込んでいた。
ネバつく白いものを乗せた赤い舌が唇の外に漏れた子種を舐めとり、顎の方に垂れた子種は指で掬ってそれも舐めて飲み込んだ。
衝撃的だった。いつも無邪気でおっとりとしたジュディではないように見えた。
子種は食べ物でも飲み物でもないが、舌を出して舐めとったり零れたものを掬って口に入れることを人前でするなど、マナーを熟知しているジュディにはあり得ないことだ。
だが、閨の作法としてはどんな男も煽られて悦ぶのは間違いない仕草だった。
「不思議な味ね?」
首を傾げたジュディは、いつものジュディだった。
あなたにおすすめの小説
死ぬまでに叶えたい十の願い
木風
恋愛
「あなたを妻として、愛することはない。おそらく、生涯抱くこともないだろう」
三年間の白い結婚——捨て置かれた王太子妃エリアーナに、側妃が『死の呪い』をかけ余命一年を宣告する。
離縁を願うも拒否され、代わりに「死ぬまでに十の願いを叶えて」と契約する——
二人きりの外出、星空、海…ささやかな願いが王太子の心をほどいていく。
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
今さらやり直しは出来ません
mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。
落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。
そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……
殿下の御心のままに。
cyaru
恋愛
王太子アルフレッドは呟くようにアンカソン公爵家の令嬢ツェツィーリアに告げた。
アルフレッドの側近カレドウス(宰相子息)が婚姻の礼を目前に令嬢側から婚約破棄されてしまった。
「運命の出会い」をしたという平民女性に傾倒した挙句、子を成したという。
激怒した宰相はカレドウスを廃嫡。だがカレドウスは「幸せだ」と言った。
身分を棄てることも厭わないと思えるほどの激情はアルフレッドは経験した事がなかった。
その日からアルフレッドは思う事があったのだと告げた。
「恋をしてみたい。運命の出会いと言うのは生涯に一度あるかないかと聞く。だから――」
ツェツィーリアは一瞬、貴族の仮面が取れた。しかし直ぐに微笑んだ。
※後半は騎士がデレますがイラっとする展開もあります。
※シリアスな話っぽいですが気のせいです。
※エグくてゲロいざまぁはないと思いますが作者判断ですのでご留意ください
(基本血は出ないと思いますが鼻血は出るかも知れません)
※作者の勝手な設定の為こうではないか、あぁではないかと言う一般的な物とは似て非なると考えて下さい
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※作者都合のご都合主義、創作の話です。至って真面目に書いています。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
【完結】どうか私を思い出さないで
miniko
恋愛
コーデリアとアルバートは相思相愛の婚約者同士だった。
一年後には学園を卒業し、正式に婚姻を結ぶはずだったのだが……。
ある事件が原因で、二人を取り巻く状況が大きく変化してしまう。
コーデリアはアルバートの足手まといになりたくなくて、身を切る思いで別れを決意した。
「貴方に触れるのは、きっとこれが最後になるのね」
それなのに、運命は二人を再び引き寄せる。
「たとえ記憶を失ったとしても、きっと僕は、何度でも君に恋をする」
上手に騙してくださらなかった伯爵様へ
しきど
恋愛
アイルザート・ルテシオ伯爵は十七歳で家督を継いだ方だ。
文武両道、容姿端麗、人柄も良く領民の誰からも愛される方だった。そんな若き英雄の婚約者に選ばれたメリッサ・オードバーン子爵令嬢は、自身を果報者と信じて疑っていなかった。
彼が屋敷のメイドと関係を持っていると知る事になる、その時までは。
貴族に愛人がいる事など珍しくもない。そんな事は分かっているつもりだった。分かっていてそれでも、許せなかった。
メリッサにとってアイルザートは、本心から愛した人だったから。