愛する人は一人だけと誓ったのに、その愛はどんどん冷めていくことに……

しゃーりん

文字の大きさ
20 / 20

20.

 
 
それから半年後、王太子妃シェリーナは王女を出産した。

王太子アリオスはもちろん、両陛下も、実家も、国中が祝福に包まれていた。


「フリード、お前の妹だ。仲良くするんだぞ。」


まだよく意味がわかっていないだろうフリードは、それでもニコニコして頷いた。
そして妹アレクシアをペチペチッと撫でた。
誰もがアレクシアの大泣きを覚悟したが、泣かずにホッとした。


「フリード、優しくね?」


シェリーナがフリードの手を取って撫で方を教えてやる。
1歳半にもならないフリードは多分、すぐに忘れるだろうけれど。 
それでもいい。毎日教える。
子供たちのそんな可愛い姿は、アリオスの幸せと心の支えになる。

あと5年~10年以内には自分が国王になるのだ。
この子たちの代にも続いていく、平和で安定した国造りを。
再度、新たに心に刻む。




出産後、閨事の許可が出たので、シェリーナを抱けるようになった。

安定期になった時も、何度か抱いた。
それは優しくゆっくり、愛を確かめるような幸せな気持ちで溶け込むようだった。
もちろん、それは気持ちの良い行為ではあったが……中に放つことは禁じられた。

どうしてか、シェリーナには中に子種を放ちたくなる。
しかし、続けて出産しているので、三人目は妊娠まで丸1年は開ける方がいいと言われた。
シェリーナは、あと二人は産みたいという。
彼女との相性の良さなら、狙うとすぐに妊娠することだろう。
なので、それまでは避妊薬を飲むということだ。もちろん、安全が確認されているものを。
 

シェリーナはキスが好きなようだ。もちろん、私も好きだが。
性欲を煽るような、お互いを求めあっている深いキスが続く。

豊かな胸の先端、乳首も固くなり母乳が出てくる。


「ダメ。乳首は触らないで。」

「少しだけ。舐めとるから。」


アリオスは、前から思っていたけれど乳首が好きらしい。
そして、アリオスが吸っていると思うだけで、シェリーナの下半身が疼く。
 

「アリオス様、中が……疼くの。」

「ん。わかった。解そう。」


アリオスはシェリーナの脚を広げ、秘部を指で広げる。
テラテラと濡れて光っているソコを、舌で舐め上げる。
そうすると、シェリーナは高く可愛い声で喘ぐのだ。


「あん!あ……あっあっああっ……そこ吸っちゃ、ダメ。すぐ……イっちゃうからっ!」

「ん。イったら、……いいよ。……イかしたい。もっと……感じて。……ほら。」
 

舐めたり、吸ったりしながら、シェリーナを追い詰める。
中に指を入れて、刺激する。
シェリーナは、高く喘いでイった。相変わらず締め付けがいい。
妊娠中はここまで追い詰めて感じさせられなかった。

もうアリオスのモノは、張りつめている。早く入りたくて仕方がない。
だけど、中を指でもう少し広げないと。
喘ぎ声も聞きたいけれど、キスもしたい。
指を三本出し入れしながら、シェリーナと舌を絡める。
少し唇を離した時、シェリーナが言った。


「中に欲しいの。あなたと一つになりたい。」


すぐさま指を抜き、張りつめて汁が出ているモノをシェリーナの秘部にあてた。
シェリーナの目を見ながら、少しずつ納めていく。
奥まで入った時、シェリーナが自分の下腹部に手を当てた。


「あなたと交わった回数はそんなに多くないのに。
 中がね、コレを欲しがるの。子種も。……私、淫乱なのかしら。」

「私限定で淫乱になるなら、大歓迎だ。私も中に子種を放ちたかった。
 どうしてだろうな。抱きしめているだけでも幸せだけど、一つになったと思えるからかな。」


少しずつ腰を動かしながら、絡みつくような中の具合が気持ちいいと早くなる。
シェリーナを抱くと、一回目は早漏だ。だから二回目が長い。
シェリーナを何度かイかし、そして最後は一緒に果てる。
汗まみれで抱き合ってキスをする。それがすごく幸せだ。

何十年か後に閨事ができなくなっても、シェリーナとなら抱き合うだけで満足する。


愛に温度があるとすれば、シェリーナとの愛は決して冷めることはないだろう。

愛する人は一人だけ。シェリーナへの愛が本物だと信じられる。

今度こそ、間違いない。




<終わり>
 
 

 

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

あの子を好きな旦那様

はるきりょう
恋愛
「クレアが好きなんだ」  目の前の男がそう言うのをただ、黙って聞いていた。目の奥に、熱い何かがあるようで、真剣な想いであることはすぐにわかった。きっと、嬉しかったはずだ。その名前が、自分の名前だったら。そう思いながらローラ・グレイは小さく頷く。 ※小説家になろうサイト様に掲載してあります。

わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑

岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。 もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。 本編終了しました。

死ぬまでに叶えたい十の願い

木風
恋愛
「あなたを妻として、愛することはない。おそらく、生涯抱くこともないだろう」 三年間の白い結婚——捨て置かれた王太子妃エリアーナに、側妃が『死の呪い』をかけ余命一年を宣告する。 離縁を願うも拒否され、代わりに「死ぬまでに十の願いを叶えて」と契約する—— 二人きりの外出、星空、海…ささやかな願いが王太子の心をほどいていく。

初恋のひとに告白を言いふらされて学園中の笑い者にされましたが、大人のつまはじきの方が遥かに恐ろしいことを彼が教えてくれました

3333(トリささみ)
恋愛
「あなたのことが、あの時からずっと好きでした。よろしければわたくしと、お付き合いしていただけませんか?」 男爵令嬢だが何不自由なく平和に暮らしていたアリサの日常は、その告白により崩れ去った。 初恋の相手であるレオナルドは、彼女の告白を陰湿になじるだけでなく、通っていた貴族学園に言いふらした。 その結果、全校生徒の笑い者にされたアリサは悲嘆し、絶望の底に突き落とされた。 しかしそれからすぐ『本物のつまはじき』を知ることになる。 社会的な孤立をメインに書いているので読む人によっては抵抗があるかもしれません。 一人称視点と三人称視点が交じっていて読みにくいところがあります。

不実なあなたに感謝を

黒木メイ
恋愛
王太子妃であるベアトリーチェと踊るのは最初のダンスのみ。落ち人のアンナとは望まれるまま何度も踊るのに。王太子であるマルコが誰に好意を寄せているかははたから見れば一目瞭然だ。けれど、マルコが心から愛しているのはベアトリーチェだけだった。そのことに気づいていながらも受け入れられないベアトリーチェ。そんな時、マルコとアンナがとうとう一線を越えたことを知る。――――不実なあなたを恨んだ回数は数知れず。けれど、今では感謝すらしている。愚かなあなたのおかげで『幸せ』を取り戻すことができたのだから。 ※異世界転移をしている登場人物がいますが主人公ではないためタグを外しています。 ※曖昧設定。 ※一旦完結。 ※性描写は匂わせ程度。 ※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載予定。

もう我慢したくないので自由に生きます~一夫多妻の救済策~

岡暁舟
恋愛
第一王子ヘンデルの妻の一人である、かつての侯爵令嬢マリアは、自分がもはや好かれていないことを悟った。 「これからは自由に生きます」 そう言い張るマリアに対して、ヘンデルは、 「勝手にしろ」 と突き放した。

すれ違う思い、私と貴方の恋の行方…

アズやっこ
恋愛
私には婚約者がいる。 婚約者には役目がある。 例え、私との時間が取れなくても、 例え、一人で夜会に行く事になっても、 例え、貴方が彼女を愛していても、 私は貴方を愛してる。  ❈ 作者独自の世界観です。  ❈ 女性視点、男性視点があります。  ❈ ふんわりとした設定なので温かい目でお願いします。

思い出さなければ良かったのに

田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。 大事なことを忘れたまま。 *本編完結済。不定期で番外編を更新中です。