グフォン

謙虚なカウンター

文字の大きさ
1 / 1

プロローグ

しおりを挟む
「ちょい!ちょい!ちょい!そこのお嬢さん、暇なら少しだけでもいいから今から話す1人の女性の話を聞いていかないかい?おぉぉ!!聞いてくれるかい、ありがたいねぇ。それじゃぁ早速話していこうか、「ヘンリ」と言う名の女の物語を。」

ーーーーローマーーーー

「おい!!物資の補給はまだか!!」

「それが補給所を敵軍に制圧されまして物資の補給が出来ません!!」

「何だと!?」

クソ!!物資の補給ができないだと!物資も底を尽き掛けている今、このままでは我が軍は全滅してしまう!どうする!どうする!何か打開策は!!打開策はないのか!!

「大尉」

「何だ!こんな時に!」

「このままでは我が軍は全滅します。それは大尉もお分かりでしょう」

「あぁ分かっている。だから今必死にこの状況を打開する策を考えているん」

「その必要はありません」

「何だと、それじゃぁ何だこのまま何もせずにただ物資が尽きるのを待って死ねと!!」

「そう言うことではありません」

「ならどう言うことだ」

「私が手榴弾を全身に巻いて敵陣地に特攻します」

「何を言っている!!そんな事許可するはずがないだろ!」

「元より許可を頂こうとは思っておりません、ただこの方法なら確実に敵軍を壊滅できると思い報告したまでです、では行ってまいります」

「待て、そんな事を聞いて行かせると思うか、お前は敵が攻めて来ない後方まで下がれ」

「それは出来ません」

「ならお前を気絶させてでも後方ま」

パシュ

「何だ、体が」

「麻痺弾を撃たせてもらいました、しばらくの間は動けません」

「お前何でそこまでして」

「大尉私にはまだ小さい娘がいるんです娘は本当に可愛くてやっと歩けるようになったんです。毎日毎日妻からの電話で娘の話を聞くのが楽しみで。今日はいつもより多く歩けていたとか、歩いていたら転けそうになって冷や冷やしたとか、そして昨日の電話で娘が言葉を発した事を知ったんです!本当に嬉しくてその場で泣いちゃいましたよ。そしてこの最前線が崩れたら敵は妻と娘が居るクラノス王国へ侵攻します。それだけは絶対に阻止しなければならない。大事な妻と娘を守る為私は行きます」

「待て!!!!」

「それと一つだけ伝言を頼めますか。妻に「お前と娘を置いて先に逝ってしまってすまない」とお願いしますね。それでは大尉生きて下さい」

「 待て!!行くな!!行くなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

バァコオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

「クソ!!クソ!!何で!何で帰りを待ってくれている人がいるのに、何で死なないといけないんだよ……」

この世はなんて残酷で不平等なんだ、何であんなに良い奴が死なないといけないんだ。何で……。

「でもお前の死は無駄じゃ無かっ」

俺は目の前の光景を見て言葉が出なかった。何故なら壊滅している筈の敵軍が無傷だったからだ。理由はすぐに分かった。

「クル…ソン…ハッハッ……」

「おぉ!!敵だぁぁぁぁ!!ねぇねぇ敵いたよー!殺してもいいよねー」

「あなたが殺し始めると周りにも被害が出て嫌なのですが、まぁ敵は満身創痍で物資も底をついている、何より目の前にクラノス王国のゴミがいるので今回だけは特別にいいでしょう」

「本当!!」

「今回だけですよ」

「やったぁぁぁぁ!!それじゃぁおじさんはどっちの方法で殺されたい?足から順番に切り落とされたい?それとも器官を一つ一つ取り出されながら死にたい?おじさんはどっちがいい?」

何言ってんだコイツは、意味が分からない。頭のネジ外れてんのか、こんな!こんな!こんな頭のイかれた奴のせいで!!

「うるせぇ!」

「え!何だって?」

「うるせぇったんだよ!頭のネジが外れた異常者が!!お前らが!お前らがいなければ!!俺の部下は死なずに」

「はぁ!?知るかよそんなこと、部下が死んだぁぁ!それはただ単にお前の部下は力の無い雑魚だったってことだろ、それを私のせいにしてんじゃぁねーよ」

「お前…何言ってんだ……」

「いや!いや!いや!私からすればお前こそ何言ってんだって感じだよ。いいかぁ!ここは戦場だぁぁ!!力無い者は死にぃ、力ある者は生きる、当たり前だろ、分かったなら、死ねや」

頭のネジが外れている異常者はそう言い、持っていた剣を振り落とし大尉を殺そうとしたがそれは叶わなかった。何故ならそれを止める者がいたからだ。

「お前は!!」

「ラス…キル…」


_________________________________________________________________________________________________________

場所を表す書き方あってますか?間違ってたら感想に正しい書き方を書いて下さい、お願いします!!
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

処理中です...